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第0319話 勲話
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長陽市局の礼堂では、整礼服を着た警察たちが行き交い賑やかだった。
胸に垂れ下がる長いリボンは柔らかな輝きを放ち目立つ存在だが、今日最も眩しいのはやはり胸に勲章をつけた警官たちだ。
江遠の胸には斜め掛けられた三つの賞状があった。
そのうち二等功章が二枚、三等功章が一枚だった。
彼は四回も功績を挙げていたが、もう一つの褒賞は証明書だけあり、外に出すことはできない。
褒賞は警官たちから敬遠されるものだ。
それは特別な日だけに輝かせられる存在だからこそ、勲章がある限り祝賀式で常に身につけることができる。
人生の大切な瞬間を飾るものは何よりも尊い存在なのだ。
他の出席者の胸にある勲章と比べると江遠の数はまだ少ない。
省庁の刑事課には英雄たちが潜んでいる。
かつて無敵の勇猛さや破壊力で名を馳せた人々も、年齢と共に衰え、負傷が増え、家庭の問題や認識の遅れなどによりその勇気を失った者も多い。
しかし勲章はそれらのことを覚えている。
例えば江遠の前に立つ薬物取締課長楚廷江の胸には二十数個もの勲章が輝いていた。
一等功章だけでも三枚もあった。
彼はかつて数千グラム単位で毒を押収し、地元の違法市場を何度も壊滅させた人物だ。
その後十年ほど前に退官した。
山南省の薬物問題が軽微なのは楚課長の存在に一役買ったと言えるかもしれない。
「江遠」大隊長馬紀洋が後ろから追いかけてきた。
「お前はまだ一年目だろうに二等功章を三枚も持っているのか」
江遠が振り返ると、やはり三つの二等功章と三枚の三等功章が調和して見事だった。
「その二等功章の話を聞かせてくれないか」江遠はこの種の人々との会話術に慣れていた。
例えば故郷の老人のように、小学校卒業程度の知識しかない人物でも補償用住宅を十数軒得た後は中央政策について語り理想と追求についても語れるようになる。
馬紀洋の表情が重くなった。
自分の二等功章を見つめながら黙り込んだままだった。
江遠は自分が何か残酷な話をしたのかと思った。
どうにか言い訳を考えようとしたその時、馬紀洋がゆっくり話し始めた。
「この二等功章は私が恋愛中に出たものだ。
功績を挙げて間もなくそれを胸に結婚した」
「この二等功章は私の離婚の原因となったものだ。
それのために妻と毎日喧嘩し、最終的に彼女からられた」
「この二等功章は私たちが別れたきっかけだった。
その年私は外で人を捕まえ、家では妻が裏切り者としていた。
お互いで一生懸命に、良い家庭を壊してしまったんだ」
馬紀洋が話を終えると江遠の胸にある二つの二等功章を見つめながら言った。
「お前の場合は婚前で二個も持っているからさ、それは賢い選択だよ」
江遠が馬次洋大隊長を見つめながら「ありがとうございます」と言った。
馬次洋は笑みを浮かべて「不用客气、貴方も先輩たちと話してみてください。
受賞歴のある警察官というのは、ほぼ例外なく中年の苦悩に打ちひしがれていますよ」と返した。
「まだ中年ではないんですか?」
「私が最初の一等功をもらったときには、まだ中年ではなかったんですよ。
その頃はどれほど意気軒高だったことでしょう。
妻も純粋な愛情で私と結婚してくれた……」馬次洋が嬉しそうに続けたが、途端に表情を引き締め「しかし中年に至るや否や、貴方自身が経験して初めて分かるでしょう。
家族の存在、仕事へのプレッシャー、下の若い者たちの冷ややかな視線……現実の厳しさが精神世界を一撃で崩してしまうのです」
江遠は馬次洋の説明に耳を傾けた。
幼少期から慣れ親しんだ苦悩について語られることに不思議と安堵感を覚えた。
成長してからは逆に耐えられるようになっていた。
「江遠」余温書が主席台の方で手を振って呼びかけた。
そこには長陽市公安局の数名の幹部が並んでいた。
胸に一等功章を掲げて笑顔で応対する江遠は、長陽市刑捜支部での生活を振り返りながらも、受賞式への臨場感を保っていた。
彼の席には同僚たちが集まり、互いに励まし合っていた。
やがて司会者が登壇し本番が始まった。
進行役は隊列の行進ルートと拍手のタイミングを指示した。
その瞬間江遠は自分が一等功章を受賞する確信を持った。
最後尾から登場しCポジションに立つという配置は、資格順位ではあり得ないものだった。
しかし彼が連続で未解決事件と現行犯を解決したことに加え柳景輝捜査での貢献度も考慮されれば、一等功章の対象として十分であった。
軍隊の一等功とは異なり警察組織の一等功は難易度が低い。
戦時下で兵士を育てたという事情もあり、平和期における警官特に刑事の活躍はより容易に評価される傾向があった。
とはいえ一等功章は依然として稀少な栄誉である。
長陽市公安局の同僚で同じ列に並ぶのは江遠を含めて5名程度だった。
翌日大礼堂には各部署から警官が続々と集まった。
彩排に参加しなかった者たちは観客として来ていた。
その中にも幹部クラスの職員が混ざっていた。
ある意味で彼らも舞台の背景板の一つである。
会議のテーマに関係なく出席を義務付けられ、数時間単位で椅子に座り続ける必要があったのだ。
江遠が登壇した瞬間、ステージと客席が光の海となった。
報道陣にとっては若い立場からの物語の方が興味深いものだった。
彼らは事前に江遠に関する記事を構成し、彼の活躍を血肉として組み込んでいた。
警部補江遠は、声を大きく普通語で「警部補江遠。
入庁時は法医として勤務していたが、入庁後一年間、指紋鑑定・現場検証・血痕分析・足跡解析などにより一気に20件以上の殺人事件を解決した。
皆様もご存知の通り、その内半数は未解決案件だった」
会場の観客が少しずつ興味を持ち始めた。
警察官なら誰でも未解決事件の恐ろしさを知っている。
現行犯で解決できなかった殺人事件は責任が問われるものだが、他の警察官が現行犯期間中に解決できなかった案件を未解決状態で解決した場合、相手に実力がないと断言されるのは恥辱だ
しかし20件という数字は明らかに異常だった。
事情を知らない警官たちは下座で質問し始めた。
大ホールがざわめき声で満ちる。
「どうぞお静かに、江遠氏が解決した未解決事件と現行犯事件について説明します」
司会者が手を振るとスクリーンに案件名と映像が次々と表示された
その内の何件かは下座から騒動が起きた。
長陽市警の未解決事件であり、いくつかは有名な難事件だった
例えば513年当時門前刺殺事件など一度も解決されなかった完璧犯罪として話題になったものもある
司会者が公式口調に戻り笑顔で「江遠氏が短い期間に連続して未解決事件と現行犯事件を解決。
不法分子への強い抑止力となり長陽市の殺人事件解決率を大幅に向上させました」
「江遠氏は一等功賞を受章します」
拍手が鳴り響く
現場ディレクターが慌てて撮影機材を構えた
江遠が深呼吸して主席台へ向かうと、余温書が一等功の徽章を胸につけた。
彼の胸には二列目まで埋まっていた。
甲冑装備まではまだ距離があるものの護心鏡一つで十分な可能性があった
同時にシステムから通知が表示された
報酬:個人一等功賞
報酬内容:スキル選択権1回
江遠は意識で透明のシステム画面を閉じた。
彼の計画は次々と発生する事件に応じてスキルを選択することだった
胸に垂れ下がる長いリボンは柔らかな輝きを放ち目立つ存在だが、今日最も眩しいのはやはり胸に勲章をつけた警官たちだ。
江遠の胸には斜め掛けられた三つの賞状があった。
そのうち二等功章が二枚、三等功章が一枚だった。
彼は四回も功績を挙げていたが、もう一つの褒賞は証明書だけあり、外に出すことはできない。
褒賞は警官たちから敬遠されるものだ。
それは特別な日だけに輝かせられる存在だからこそ、勲章がある限り祝賀式で常に身につけることができる。
人生の大切な瞬間を飾るものは何よりも尊い存在なのだ。
他の出席者の胸にある勲章と比べると江遠の数はまだ少ない。
省庁の刑事課には英雄たちが潜んでいる。
かつて無敵の勇猛さや破壊力で名を馳せた人々も、年齢と共に衰え、負傷が増え、家庭の問題や認識の遅れなどによりその勇気を失った者も多い。
しかし勲章はそれらのことを覚えている。
例えば江遠の前に立つ薬物取締課長楚廷江の胸には二十数個もの勲章が輝いていた。
一等功章だけでも三枚もあった。
彼はかつて数千グラム単位で毒を押収し、地元の違法市場を何度も壊滅させた人物だ。
その後十年ほど前に退官した。
山南省の薬物問題が軽微なのは楚課長の存在に一役買ったと言えるかもしれない。
「江遠」大隊長馬紀洋が後ろから追いかけてきた。
「お前はまだ一年目だろうに二等功章を三枚も持っているのか」
江遠が振り返ると、やはり三つの二等功章と三枚の三等功章が調和して見事だった。
「その二等功章の話を聞かせてくれないか」江遠はこの種の人々との会話術に慣れていた。
例えば故郷の老人のように、小学校卒業程度の知識しかない人物でも補償用住宅を十数軒得た後は中央政策について語り理想と追求についても語れるようになる。
馬紀洋の表情が重くなった。
自分の二等功章を見つめながら黙り込んだままだった。
江遠は自分が何か残酷な話をしたのかと思った。
どうにか言い訳を考えようとしたその時、馬紀洋がゆっくり話し始めた。
「この二等功章は私が恋愛中に出たものだ。
功績を挙げて間もなくそれを胸に結婚した」
「この二等功章は私の離婚の原因となったものだ。
それのために妻と毎日喧嘩し、最終的に彼女からられた」
「この二等功章は私たちが別れたきっかけだった。
その年私は外で人を捕まえ、家では妻が裏切り者としていた。
お互いで一生懸命に、良い家庭を壊してしまったんだ」
馬紀洋が話を終えると江遠の胸にある二つの二等功章を見つめながら言った。
「お前の場合は婚前で二個も持っているからさ、それは賢い選択だよ」
江遠が馬次洋大隊長を見つめながら「ありがとうございます」と言った。
馬次洋は笑みを浮かべて「不用客气、貴方も先輩たちと話してみてください。
受賞歴のある警察官というのは、ほぼ例外なく中年の苦悩に打ちひしがれていますよ」と返した。
「まだ中年ではないんですか?」
「私が最初の一等功をもらったときには、まだ中年ではなかったんですよ。
その頃はどれほど意気軒高だったことでしょう。
妻も純粋な愛情で私と結婚してくれた……」馬次洋が嬉しそうに続けたが、途端に表情を引き締め「しかし中年に至るや否や、貴方自身が経験して初めて分かるでしょう。
家族の存在、仕事へのプレッシャー、下の若い者たちの冷ややかな視線……現実の厳しさが精神世界を一撃で崩してしまうのです」
江遠は馬次洋の説明に耳を傾けた。
幼少期から慣れ親しんだ苦悩について語られることに不思議と安堵感を覚えた。
成長してからは逆に耐えられるようになっていた。
「江遠」余温書が主席台の方で手を振って呼びかけた。
そこには長陽市公安局の数名の幹部が並んでいた。
胸に一等功章を掲げて笑顔で応対する江遠は、長陽市刑捜支部での生活を振り返りながらも、受賞式への臨場感を保っていた。
彼の席には同僚たちが集まり、互いに励まし合っていた。
やがて司会者が登壇し本番が始まった。
進行役は隊列の行進ルートと拍手のタイミングを指示した。
その瞬間江遠は自分が一等功章を受賞する確信を持った。
最後尾から登場しCポジションに立つという配置は、資格順位ではあり得ないものだった。
しかし彼が連続で未解決事件と現行犯を解決したことに加え柳景輝捜査での貢献度も考慮されれば、一等功章の対象として十分であった。
軍隊の一等功とは異なり警察組織の一等功は難易度が低い。
戦時下で兵士を育てたという事情もあり、平和期における警官特に刑事の活躍はより容易に評価される傾向があった。
とはいえ一等功章は依然として稀少な栄誉である。
長陽市公安局の同僚で同じ列に並ぶのは江遠を含めて5名程度だった。
翌日大礼堂には各部署から警官が続々と集まった。
彩排に参加しなかった者たちは観客として来ていた。
その中にも幹部クラスの職員が混ざっていた。
ある意味で彼らも舞台の背景板の一つである。
会議のテーマに関係なく出席を義務付けられ、数時間単位で椅子に座り続ける必要があったのだ。
江遠が登壇した瞬間、ステージと客席が光の海となった。
報道陣にとっては若い立場からの物語の方が興味深いものだった。
彼らは事前に江遠に関する記事を構成し、彼の活躍を血肉として組み込んでいた。
警部補江遠は、声を大きく普通語で「警部補江遠。
入庁時は法医として勤務していたが、入庁後一年間、指紋鑑定・現場検証・血痕分析・足跡解析などにより一気に20件以上の殺人事件を解決した。
皆様もご存知の通り、その内半数は未解決案件だった」
会場の観客が少しずつ興味を持ち始めた。
警察官なら誰でも未解決事件の恐ろしさを知っている。
現行犯で解決できなかった殺人事件は責任が問われるものだが、他の警察官が現行犯期間中に解決できなかった案件を未解決状態で解決した場合、相手に実力がないと断言されるのは恥辱だ
しかし20件という数字は明らかに異常だった。
事情を知らない警官たちは下座で質問し始めた。
大ホールがざわめき声で満ちる。
「どうぞお静かに、江遠氏が解決した未解決事件と現行犯事件について説明します」
司会者が手を振るとスクリーンに案件名と映像が次々と表示された
その内の何件かは下座から騒動が起きた。
長陽市警の未解決事件であり、いくつかは有名な難事件だった
例えば513年当時門前刺殺事件など一度も解決されなかった完璧犯罪として話題になったものもある
司会者が公式口調に戻り笑顔で「江遠氏が短い期間に連続して未解決事件と現行犯事件を解決。
不法分子への強い抑止力となり長陽市の殺人事件解決率を大幅に向上させました」
「江遠氏は一等功賞を受章します」
拍手が鳴り響く
現場ディレクターが慌てて撮影機材を構えた
江遠が深呼吸して主席台へ向かうと、余温書が一等功の徽章を胸につけた。
彼の胸には二列目まで埋まっていた。
甲冑装備まではまだ距離があるものの護心鏡一つで十分な可能性があった
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