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第0329話 刀痕
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太陽が沈むと気温は急激に下がった。
派出所の警官たちは定時で帰宅し、食事を終えた者たちも新たな指示や会議がない限り帰宅していた。
残されたのは余温書からの連絡で「そのまま勤務を続けろ」と告げられた数名のみだった。
その中には申耀国が静かに刑事課へと向かい、余温書と江遠の前に現れた人物も含まれていた。
「進展があったのか?」
申耀国は彼らが何を話し合っているかさえ気にせず尋ねた。
「ええ」江遠が頷いた。
「具体的にはどうなった?犯人を捕まえたのか?」
申耀国が低い声で問うと、余温書は外の様子を見ながら答える代わりに「知らないのか?」
と目線を向けた。
申耀国は笑いながら「自分の兄弟を陥れるはずないだろう。
事件の進捗は他の人から聞いたんだよ」と言い、江遠が「ええ」と頷くと、余温書は彼がどこかから情報を得たのかどうか確認するようにうなずきながらも、最新の状況を要約して申耀国に伝えた。
申耀国は熱心に話を聞き続け、最後に張項という名前が出るまで特に反応しなかった。
しかし「建元製薬の駐車場警備員?」
と驚いたように尋ねた。
「彼らがそんな警備員を必要とする理由は何か?」
江遠が質問した。
「揉み消しや揉み殺し、あるいは自分たちを嫌疑から外すためだな」申耀国は過去の出来事を回想しながら答えた。
「昔は建元製薬が拡張工事で土地収用があった時期にそういう人間を作り出したんだ。
その後は主に物流輸送に使うようになったんだろう」
申耀国がそう言い終えると「まだ食事していないのか?俺が頼んでおいた料理があるから、食べながら話そう」と言い、高級な和風弁当の箱を広げた。
「鮑寿司、牛肉丼、炊き込みご飯、焼き鮎、焼き肉、野菜焼き、生魚刺身とソース類が入っている。
好みに合わせて選んでくれ」
申耀国はまず鮑寿司を手に取り「活きた鮑を二匹使った鮑寿司だよ」と説明した。
「それだけじゃなくて?」
余温書は牛肉丼を取り出して蓋を開けたまま「お前は俺と食事する気がないんだろうな」申耀国がため息をつくと、江遠も「我々警備の手口は色々あるさ」と冗談めかして言った。
余温書は頬を拭きながら「張項さえ捕まえれば問題ない。
捕まらないならこの事件はまた膠着するんだ」
その最後の一言は申耀国を見つめていた。
所謂「また」の部分には、過去に申耀国が手を焼かせた経験があったからだ。
この事件が長期化した理由は、申耀国時代に主要容疑者が逃亡したためだった。
しかし今回は江遠がここまで進めたので、次回問題が発生しても責任は江遠にあるはずだった。
つまり危険を転嫁する術だったのだ。
余温書は牛肉飯の容器を投げ捨てた。
「この事件が解決したならそれでいい、解決しなければ申耀国に江遠への補償を要求する」
「建元製薬って企業力があるな」申耀国が自嘲気味に笑った
王伝星の報告書は驚きを生んだ
「張項の社保は建元製薬で継続中、長陽市支社の倉庫部副課長」
「駐車場代まで養ってやるのか」余温書が舌打ちした
「この企業なら調べ物もできるわ」申耀国が鼻を鳴らす
江遠は黙っていた。
余温書が電話で指示を出す様子を見ながら、なぜか笑みがこぼれた
「捜査方針の変更は日常茶飯事だよ」
馬継洋の部隊が張項を取り囲む準備を進める中、江遠はふと気がついた。
報告書に記載された建元製薬の支社所在地は、かつて自分が捜査した事件現場から10kmも離れていない
「余温書さん、あの企業の経営陣の動向を調べてください」
「わかった」王伝星がメモを取り出した
江遠は窓際に立ち、建元製薬の支社ビルを見つめた。
8年前の自分なら、こんな状況でどう対処したか考えるだけで頭が痛くなるだろう
至さて、報告を嫌がる者や自身の才能が評価されないと嘆く者は、おそらくリーダーから目を向けられることもなかったのだろう。
幸い江遠らは待たずに済んだ。
王伝星がまず戦果を報告してきた。
「江隊、人を捕まえた。
犯人が抵抗したし、彼の3人の仲間も逮捕されました。
今帰るところです」
事務所の全員が同時に安堵の息を吐いた。
1分半ほど経った後、馬次洋が余温書に電話で連絡してきた。
王伝星の報告より詳細で具体的だったが、王伝星が先に出たため、その熱心さは相対的に薄れた。
「この王伝星にはまだ伸びしろがあるわ」申耀国は隙を見て従弟にメッセージを送った。
申耀偉は顔文字を返した。
江遠積案班がまた一件の積案を解決しそうなのは、チーム内の緊張感をさらに高める要因となった。
長陽市刑捜の伝統では、一件の命案積案が功績の窓口を開くものだ。
誰もがその機会を狙っている。
江遠が命案積案班から離れた後、あるいは江遠が長陽市を去った後、同じようなチャンスを得るには3年くらいはかかるだろう。
「王伝星たちに全てのナイフやドライバー類を集めてきて写真も撮って送ってくれ。
」江遠は生魚片を食べ終え、口を拭いてから近づいた。
申耀偉がすぐ隣にいるので電話で指示した。
「あなたは凶器を探しているのか?」
8年経った今でも申耀国は犯人が凶器を持ち続けるとは思えない。
実際、犯人が長陽市に留まっていること自体が彼の興味を引いていた。
江遠は首を横に振って言った。
「私が倉庫に行った時、誰かが私のタイヤをナイフで刺していた」
「それなら…」申耀国も理解できなかった。
「その傷跡から犯人が特定できるのか?」
江遠は自分が見分けられるとは思っていたが、全てを明かすわけではなかった。
ただ「様子を見よう」とだけ言った。
「タイヤの傷と死体の傷は別のものだろう」申耀国はそこで黙った。
相手が調べたいならそれでいいのだ。
すぐに王伝星からの電話があった。
申耀偉が免許を外して叫んだ。
「私は免許にしてますよ…」
王伝星が「おー」と返し、続けて「今画像をバックヤードに送っているところです。
ここにはナイフが20~30本くらいあります」
「どういうことだ?」
江遠は首を傾げた。
「この野郎、冷兵器を集めるのが趣味のようですね。
斧や槍も持っています。
ナイフだけでも20~30本あるので全部持って帰るんですか?」
王伝星が現場で眉をひそめながら言った。
「鑑定するのに量が多いから大変ですよ」
江遠は構わなかった。
「全部持ってきてくれればいい。
暇があれば写真も送ってくれ」
王伝星がすぐ答えて電話を切ると、すぐに写真の整理に取り掛かった。
申耀国は隣で笑った。
30個以上の傷跡を一つずつ丁寧に鑑定するなら夜までかかるだろう。
通常の事件すら処理できないかもしれない。
15分後、江遠が顔を上げて言った。
「彼だ」
申耀国が驚いて訊ねた。
「傷跡を確認したのか?それともタイヤの痕と比較してみるのか?」
「ええ…」江遠は申耀国を見つめていた。
自分はただタイヤの痕と比べればいいだけだった。
そのイメージが頭の中にあり、30本の中から正しい一本を選ぶのは容易だったのだ。
志鳥村
派出所の警官たちは定時で帰宅し、食事を終えた者たちも新たな指示や会議がない限り帰宅していた。
残されたのは余温書からの連絡で「そのまま勤務を続けろ」と告げられた数名のみだった。
その中には申耀国が静かに刑事課へと向かい、余温書と江遠の前に現れた人物も含まれていた。
「進展があったのか?」
申耀国は彼らが何を話し合っているかさえ気にせず尋ねた。
「ええ」江遠が頷いた。
「具体的にはどうなった?犯人を捕まえたのか?」
申耀国が低い声で問うと、余温書は外の様子を見ながら答える代わりに「知らないのか?」
と目線を向けた。
申耀国は笑いながら「自分の兄弟を陥れるはずないだろう。
事件の進捗は他の人から聞いたんだよ」と言い、江遠が「ええ」と頷くと、余温書は彼がどこかから情報を得たのかどうか確認するようにうなずきながらも、最新の状況を要約して申耀国に伝えた。
申耀国は熱心に話を聞き続け、最後に張項という名前が出るまで特に反応しなかった。
しかし「建元製薬の駐車場警備員?」
と驚いたように尋ねた。
「彼らがそんな警備員を必要とする理由は何か?」
江遠が質問した。
「揉み消しや揉み殺し、あるいは自分たちを嫌疑から外すためだな」申耀国は過去の出来事を回想しながら答えた。
「昔は建元製薬が拡張工事で土地収用があった時期にそういう人間を作り出したんだ。
その後は主に物流輸送に使うようになったんだろう」
申耀国がそう言い終えると「まだ食事していないのか?俺が頼んでおいた料理があるから、食べながら話そう」と言い、高級な和風弁当の箱を広げた。
「鮑寿司、牛肉丼、炊き込みご飯、焼き鮎、焼き肉、野菜焼き、生魚刺身とソース類が入っている。
好みに合わせて選んでくれ」
申耀国はまず鮑寿司を手に取り「活きた鮑を二匹使った鮑寿司だよ」と説明した。
「それだけじゃなくて?」
余温書は牛肉丼を取り出して蓋を開けたまま「お前は俺と食事する気がないんだろうな」申耀国がため息をつくと、江遠も「我々警備の手口は色々あるさ」と冗談めかして言った。
余温書は頬を拭きながら「張項さえ捕まえれば問題ない。
捕まらないならこの事件はまた膠着するんだ」
その最後の一言は申耀国を見つめていた。
所謂「また」の部分には、過去に申耀国が手を焼かせた経験があったからだ。
この事件が長期化した理由は、申耀国時代に主要容疑者が逃亡したためだった。
しかし今回は江遠がここまで進めたので、次回問題が発生しても責任は江遠にあるはずだった。
つまり危険を転嫁する術だったのだ。
余温書は牛肉飯の容器を投げ捨てた。
「この事件が解決したならそれでいい、解決しなければ申耀国に江遠への補償を要求する」
「建元製薬って企業力があるな」申耀国が自嘲気味に笑った
王伝星の報告書は驚きを生んだ
「張項の社保は建元製薬で継続中、長陽市支社の倉庫部副課長」
「駐車場代まで養ってやるのか」余温書が舌打ちした
「この企業なら調べ物もできるわ」申耀国が鼻を鳴らす
江遠は黙っていた。
余温書が電話で指示を出す様子を見ながら、なぜか笑みがこぼれた
「捜査方針の変更は日常茶飯事だよ」
馬継洋の部隊が張項を取り囲む準備を進める中、江遠はふと気がついた。
報告書に記載された建元製薬の支社所在地は、かつて自分が捜査した事件現場から10kmも離れていない
「余温書さん、あの企業の経営陣の動向を調べてください」
「わかった」王伝星がメモを取り出した
江遠は窓際に立ち、建元製薬の支社ビルを見つめた。
8年前の自分なら、こんな状況でどう対処したか考えるだけで頭が痛くなるだろう
至さて、報告を嫌がる者や自身の才能が評価されないと嘆く者は、おそらくリーダーから目を向けられることもなかったのだろう。
幸い江遠らは待たずに済んだ。
王伝星がまず戦果を報告してきた。
「江隊、人を捕まえた。
犯人が抵抗したし、彼の3人の仲間も逮捕されました。
今帰るところです」
事務所の全員が同時に安堵の息を吐いた。
1分半ほど経った後、馬次洋が余温書に電話で連絡してきた。
王伝星の報告より詳細で具体的だったが、王伝星が先に出たため、その熱心さは相対的に薄れた。
「この王伝星にはまだ伸びしろがあるわ」申耀国は隙を見て従弟にメッセージを送った。
申耀偉は顔文字を返した。
江遠積案班がまた一件の積案を解決しそうなのは、チーム内の緊張感をさらに高める要因となった。
長陽市刑捜の伝統では、一件の命案積案が功績の窓口を開くものだ。
誰もがその機会を狙っている。
江遠が命案積案班から離れた後、あるいは江遠が長陽市を去った後、同じようなチャンスを得るには3年くらいはかかるだろう。
「王伝星たちに全てのナイフやドライバー類を集めてきて写真も撮って送ってくれ。
」江遠は生魚片を食べ終え、口を拭いてから近づいた。
申耀偉がすぐ隣にいるので電話で指示した。
「あなたは凶器を探しているのか?」
8年経った今でも申耀国は犯人が凶器を持ち続けるとは思えない。
実際、犯人が長陽市に留まっていること自体が彼の興味を引いていた。
江遠は首を横に振って言った。
「私が倉庫に行った時、誰かが私のタイヤをナイフで刺していた」
「それなら…」申耀国も理解できなかった。
「その傷跡から犯人が特定できるのか?」
江遠は自分が見分けられるとは思っていたが、全てを明かすわけではなかった。
ただ「様子を見よう」とだけ言った。
「タイヤの傷と死体の傷は別のものだろう」申耀国はそこで黙った。
相手が調べたいならそれでいいのだ。
すぐに王伝星からの電話があった。
申耀偉が免許を外して叫んだ。
「私は免許にしてますよ…」
王伝星が「おー」と返し、続けて「今画像をバックヤードに送っているところです。
ここにはナイフが20~30本くらいあります」
「どういうことだ?」
江遠は首を傾げた。
「この野郎、冷兵器を集めるのが趣味のようですね。
斧や槍も持っています。
ナイフだけでも20~30本あるので全部持って帰るんですか?」
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江遠は構わなかった。
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暇があれば写真も送ってくれ」
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30個以上の傷跡を一つずつ丁寧に鑑定するなら夜までかかるだろう。
通常の事件すら処理できないかもしれない。
15分後、江遠が顔を上げて言った。
「彼だ」
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「傷跡を確認したのか?それともタイヤの痕と比較してみるのか?」
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