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第0388話 現場無し
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江遠は無事そうに、周遠強に花肥の腐敗加速に関する説明を続けた。
彼が本当に問題ないのは、騎乗姿勢が苦痛を感じさせても自分自身には関係なかったからだ。
わずかに不満があるなら、先ほど法医二人にその不快感をぶつけた分だけだった。
周遠強は刑事とはいえ、法医学や刑務科の専門家たちにとっては「凡人」同然で、相手が腹立つような存在ではなかった。
しかし周遠強自身は非常に苛立ちを感じていた。
ソファ上で落ち着かなく動いていたり、体を捩ったりする動作からその不満が露わになっていた。
過去数年間、805事件に莫大な時間を費やしてきた周遠強ら刑事たちの努力が、江遠の一言で否定されたことに、彼は強い憤りを感じていた。
彼らが積み重ねてきた全ての作業が無意味になるなど、受け入れ難い現実だった。
長引く会話の末に、周遠強はゆっくりと立ち上がり、笑顔すら浮かべずに言った。
「分かりました。
江法医の説明をありがたく存じます。
状況が大きく変わったので、隊里と相談しなければなりません」
「変化があればすぐに連絡してください」黄強民も立ち上がって言い、周遠強は頷いてから江遠と手を合わせた。
その後、黙って去ろうとしたが、ドアの外でようやく表情が崩れた。
隣にいた曲浩は、政委に怒られるのではないかと恐々とついてきた。
周遠強はそのまま寧台県刑事警察本部を出て、席のある店に入った。
曲浩はその様子を見ながら、わざとらしくソファの端に座った。
「どうして死亡時刻が間違えるんだよ!」
周遠強の声には強い不満が滲んでいた。
曲浩は尻を軽く動かした後、小さく言った。
「もしかしたら時間が経過しすぎたからかもしれません」
「屁でもない!以前三年前の未解決事件だって扱ったことがある。
その時は死亡時刻の判定もそれほど狂わなかったんだぞ」
曲浩は内心で周遠強の意見に反論したが、触媒になるのは嫌だったので小さく言った。
「発見時の環境が特殊だったのかもしれません。
花肥とかそういうものがあるから」
「花肥の屁!」
周遠強が憤りを込めて叫んだ。
「最も理解できないのは、老梅や省庁の翟が自信満々に半年と断言していたのに、今は電話で話すたびに気恥ずかしくなって、はぐらかしているんじゃないかということだ」
「それより……」周遠強が曲浩を睨んだ。
曲浩は怯えてから覚悟を決め、「ずっと捜査しても解決しなかったのは、もしかしたら死亡時刻の誤りかもしれない。
それを修正すれば本当に進展するかも」
「そういうことか……」周遠強は理性で判断したが、この二年間の努力が月余りの死亡時刻修正で覆されるなどあり得ないと考えていた。
ふと周遠強の感情的な欲求は一定程度満たされていたが、この事件が解決すれば失敗をさらけ出すことになるかもしれない。
専門家に頼んだ際も、政委として顔を売るのが当然だった。
「この案件で我々も本当に疲れ果てている。
最近では経費や表彰もないし、功労もない。
いつも叱責されるのは我々だ。
こんな生活はもう嫌だ!」
曲浩は返事をせず。
彼は下級兵だから実質的な損失は少なかったが、少なくとも給与とボーナスは減らない。
しかしより良い福利を求めるなら話は別だった。
周遠強のような幹部の立場では圧力も大きく、局長室で叱責されるのは彼らだ。
曲浩が店員に目配せした。
若い女性店員が近づいて笑った。
「お二人様、何か飲みますか? ティーとコーヒーがありますよ。
」「ビール!」
「了解です。
燕京と百威の常温か冷たいですか?」
曲浩は驚いた。
「どうして警局前のティースタンドにビールがあるんですか?」
店員が笑った。
「我々は警察署前のお茶屋ですよ。
」「焼き肉はどうでしょう?」
「串焼き、羊肉串、チキンウィングがあります。
辛いですか?」
曲浩がポケットを触りながら言った。
「貴方たちのお茶屋もあまり純粋じゃないですね」
江遠がオフィスに戻ると、短く指示して帰宅した。
四年前の未解決事件は一日二日で終わらせないし、案件に進展がないからこそ、農作業の最忙期ではないのに大仕事が必要だという感覚だった。
江遠がバックヤードから数枚写真を業務用スマホにダウンロードしたら、家へ帰った。
後ろには一団の人影がついていた。
積案対策班で長く働くうちに、谷旗市の二人も「江村」の概念を理解した。
たまに江家で食事をする際、気分転換になるなら問題ないという意識は皆同じだった。
江富町は訪客が来るのも喜ぶ。
彼は特に調理中に鍋から湯気が上がる様子が好きだ。
食べること自体より家庭の雰囲気を好む。
特に江遠が大学に通う間、彼は火を絶やさなかった。
家の中に湯気がなければ広い部屋も人気がなくなる。
江遠が同僚を連れて帰ると、村の人々も江家へ食事に来るようになった。
特別な理由はないが、警察が来ると自然と親近感を持つ傾向があった。
今日は二卓用意された。
正月明けで十日間ほど続いた宴席のため、手掴み肉や豚の子宮、ハーブ鴨などの冷たい料理が好まれた。
いくつかの家庭から届けられた野菜は特に人気だった。
江遠と柳景輝たちの一卓には特別な待遇で、魚やエビに加え、豚足・舌・腸など多様な酒類も並んだ。
江村では主に日本酒とビールを飲むが、家庭では米酒も作る。
客用にはワインや黄酒も用意された。
柳景輝たちへのお酌は特にワインや中国酒が選ばれた。
皆が大皿に脂の乗った肉を食べながら、すぐに飽き足りなくなり、申耀偉らの煽動に乗って酒を飲むことに。
女性警官3人も白酒を飲み始め、全員がグラスを掲げて勢いよく口に運ぶ。
「柳課長の言葉から察するに、我々は現場見学や再解剖を希望しているようだが、貴局の準備が不十分だ」と柳景輝が切り出した。
江遠が彼と盃を合わせながら仰向けに酒を流し、辛さで顔をしかめながら「4年前の遺体ならどうせ冷凍保存だろう。
眼球は溶けてるはずだし、解剖回数が多いからもう何の役にも立たないわ。
本当に検死が必要なら骨だけ煮出して人類学的観点で分析する方が効率的だ。
ただ魯陽市局が反対しそうだ」
再解剖からは得られる情報は限られている。
胃内容物を調べる際、胃袋を切開して中身を見る程度の検査しかできないからだ。
3回目の解剖では加害者の傷跡と解剖による損傷を見分ける必要があり、さらに時間が経過すれば腐敗が進み情報が失われる。
一方で骨格分析は新たな情報を得られる可能性がある。
筋肉や内臓を除けば白い骨に病変や骨折の痕跡が残っているからだ。
ただし遺体を煮て骨だけにするのは破壊的な検査であり、不可逆的であるため、魯陽市局が反対するかもしれない。
同席した警官たちはその言葉に頷いた。
「お前の言う通りだ」と申耀偉が不満そうに「我々が彼らの事件を解決すればそれでいいんだ。
彼らが勝手に難色をつけるならやめればいい」
「珍しく建設的な意見だったわね」高玉燕がグラスを掲げて申耀偉と乾杯した。
柳景輝は鼻を鳴らして「単純なことだよ。
805事件は省庁レベルで注目されている大規模案件だから、我々が解決すれば当然表彰される。
魯陽市局の意向など関係ない。
こういう難題こそ警察の腕試しになるんだ。
もし簡単なら早く解決されていただろう」
「柳課長の言う通りだ」と孟成標が賛同した。
「各事件にはそれぞれの苦労があるものよ。
例えば被害者の家族が騒ぐとか、経済的紛争や管轄権の問題、外部からの妨害など、困難に直面しても諦めないことが積案対策班の仕事だわ」
柳景輝はその話題を避けようとして、はははと笑いながら言った。
「私の意見が正しいのではなく、私がこれまで多くの場所を回り、多くの事件に関わってきたからだ。
起こったことにもっと寛容になれるようになったんだ。
それに魯陽市の態度も問題じゃない。
彼らに数日間冷静になる時間を与えれば、私たちが成果を出せば、彼らは必死になって私たちのもとに来るだろう。
805案件は彼らにとっても、私たちよりもずっと重要だ」
「でも遺体や現場がないなら、どうやって進めるんですか?」
唐佳の声にわずかな硬さがあった。
「遺体を見るのは難しいし、現場ももうない。
私は再調査するが……」江遠と柳景輝は目配りをした。
「魯陽市公安局の方向で進めても効果は出ないかもしれない」
「ではどうすればいい?」
柳景輝は「私の二つの提案がある。
一つ目は最初の死者李媛の人間関係を再調査することだ。
死亡時間が変わったため、彼女が受け入れた客や接触した人物も変化している可能性がある。
二つ目は国道沿いに一号と二号発見地の間に捜索犬を使い、さらに人員で調べ直すことを提案する」
「あなたは第三体を発見したいのですか」唐佳の声が変わった。
柳景輝は豚肉の塊を口に入れて平静に言った。
「必ずあるはずだ。
ただ殺人鬼がどう処理したか分からないだけだ。
私たちにチャンスを与えるかどうかだが」
彼が本当に問題ないのは、騎乗姿勢が苦痛を感じさせても自分自身には関係なかったからだ。
わずかに不満があるなら、先ほど法医二人にその不快感をぶつけた分だけだった。
周遠強は刑事とはいえ、法医学や刑務科の専門家たちにとっては「凡人」同然で、相手が腹立つような存在ではなかった。
しかし周遠強自身は非常に苛立ちを感じていた。
ソファ上で落ち着かなく動いていたり、体を捩ったりする動作からその不満が露わになっていた。
過去数年間、805事件に莫大な時間を費やしてきた周遠強ら刑事たちの努力が、江遠の一言で否定されたことに、彼は強い憤りを感じていた。
彼らが積み重ねてきた全ての作業が無意味になるなど、受け入れ難い現実だった。
長引く会話の末に、周遠強はゆっくりと立ち上がり、笑顔すら浮かべずに言った。
「分かりました。
江法医の説明をありがたく存じます。
状況が大きく変わったので、隊里と相談しなければなりません」
「変化があればすぐに連絡してください」黄強民も立ち上がって言い、周遠強は頷いてから江遠と手を合わせた。
その後、黙って去ろうとしたが、ドアの外でようやく表情が崩れた。
隣にいた曲浩は、政委に怒られるのではないかと恐々とついてきた。
周遠強はそのまま寧台県刑事警察本部を出て、席のある店に入った。
曲浩はその様子を見ながら、わざとらしくソファの端に座った。
「どうして死亡時刻が間違えるんだよ!」
周遠強の声には強い不満が滲んでいた。
曲浩は尻を軽く動かした後、小さく言った。
「もしかしたら時間が経過しすぎたからかもしれません」
「屁でもない!以前三年前の未解決事件だって扱ったことがある。
その時は死亡時刻の判定もそれほど狂わなかったんだぞ」
曲浩は内心で周遠強の意見に反論したが、触媒になるのは嫌だったので小さく言った。
「発見時の環境が特殊だったのかもしれません。
花肥とかそういうものがあるから」
「花肥の屁!」
周遠強が憤りを込めて叫んだ。
「最も理解できないのは、老梅や省庁の翟が自信満々に半年と断言していたのに、今は電話で話すたびに気恥ずかしくなって、はぐらかしているんじゃないかということだ」
「それより……」周遠強が曲浩を睨んだ。
曲浩は怯えてから覚悟を決め、「ずっと捜査しても解決しなかったのは、もしかしたら死亡時刻の誤りかもしれない。
それを修正すれば本当に進展するかも」
「そういうことか……」周遠強は理性で判断したが、この二年間の努力が月余りの死亡時刻修正で覆されるなどあり得ないと考えていた。
ふと周遠強の感情的な欲求は一定程度満たされていたが、この事件が解決すれば失敗をさらけ出すことになるかもしれない。
専門家に頼んだ際も、政委として顔を売るのが当然だった。
「この案件で我々も本当に疲れ果てている。
最近では経費や表彰もないし、功労もない。
いつも叱責されるのは我々だ。
こんな生活はもう嫌だ!」
曲浩は返事をせず。
彼は下級兵だから実質的な損失は少なかったが、少なくとも給与とボーナスは減らない。
しかしより良い福利を求めるなら話は別だった。
周遠強のような幹部の立場では圧力も大きく、局長室で叱責されるのは彼らだ。
曲浩が店員に目配せした。
若い女性店員が近づいて笑った。
「お二人様、何か飲みますか? ティーとコーヒーがありますよ。
」「ビール!」
「了解です。
燕京と百威の常温か冷たいですか?」
曲浩は驚いた。
「どうして警局前のティースタンドにビールがあるんですか?」
店員が笑った。
「我々は警察署前のお茶屋ですよ。
」「焼き肉はどうでしょう?」
「串焼き、羊肉串、チキンウィングがあります。
辛いですか?」
曲浩がポケットを触りながら言った。
「貴方たちのお茶屋もあまり純粋じゃないですね」
江遠がオフィスに戻ると、短く指示して帰宅した。
四年前の未解決事件は一日二日で終わらせないし、案件に進展がないからこそ、農作業の最忙期ではないのに大仕事が必要だという感覚だった。
江遠がバックヤードから数枚写真を業務用スマホにダウンロードしたら、家へ帰った。
後ろには一団の人影がついていた。
積案対策班で長く働くうちに、谷旗市の二人も「江村」の概念を理解した。
たまに江家で食事をする際、気分転換になるなら問題ないという意識は皆同じだった。
江富町は訪客が来るのも喜ぶ。
彼は特に調理中に鍋から湯気が上がる様子が好きだ。
食べること自体より家庭の雰囲気を好む。
特に江遠が大学に通う間、彼は火を絶やさなかった。
家の中に湯気がなければ広い部屋も人気がなくなる。
江遠が同僚を連れて帰ると、村の人々も江家へ食事に来るようになった。
特別な理由はないが、警察が来ると自然と親近感を持つ傾向があった。
今日は二卓用意された。
正月明けで十日間ほど続いた宴席のため、手掴み肉や豚の子宮、ハーブ鴨などの冷たい料理が好まれた。
いくつかの家庭から届けられた野菜は特に人気だった。
江遠と柳景輝たちの一卓には特別な待遇で、魚やエビに加え、豚足・舌・腸など多様な酒類も並んだ。
江村では主に日本酒とビールを飲むが、家庭では米酒も作る。
客用にはワインや黄酒も用意された。
柳景輝たちへのお酌は特にワインや中国酒が選ばれた。
皆が大皿に脂の乗った肉を食べながら、すぐに飽き足りなくなり、申耀偉らの煽動に乗って酒を飲むことに。
女性警官3人も白酒を飲み始め、全員がグラスを掲げて勢いよく口に運ぶ。
「柳課長の言葉から察するに、我々は現場見学や再解剖を希望しているようだが、貴局の準備が不十分だ」と柳景輝が切り出した。
江遠が彼と盃を合わせながら仰向けに酒を流し、辛さで顔をしかめながら「4年前の遺体ならどうせ冷凍保存だろう。
眼球は溶けてるはずだし、解剖回数が多いからもう何の役にも立たないわ。
本当に検死が必要なら骨だけ煮出して人類学的観点で分析する方が効率的だ。
ただ魯陽市局が反対しそうだ」
再解剖からは得られる情報は限られている。
胃内容物を調べる際、胃袋を切開して中身を見る程度の検査しかできないからだ。
3回目の解剖では加害者の傷跡と解剖による損傷を見分ける必要があり、さらに時間が経過すれば腐敗が進み情報が失われる。
一方で骨格分析は新たな情報を得られる可能性がある。
筋肉や内臓を除けば白い骨に病変や骨折の痕跡が残っているからだ。
ただし遺体を煮て骨だけにするのは破壊的な検査であり、不可逆的であるため、魯陽市局が反対するかもしれない。
同席した警官たちはその言葉に頷いた。
「お前の言う通りだ」と申耀偉が不満そうに「我々が彼らの事件を解決すればそれでいいんだ。
彼らが勝手に難色をつけるならやめればいい」
「珍しく建設的な意見だったわね」高玉燕がグラスを掲げて申耀偉と乾杯した。
柳景輝は鼻を鳴らして「単純なことだよ。
805事件は省庁レベルで注目されている大規模案件だから、我々が解決すれば当然表彰される。
魯陽市局の意向など関係ない。
こういう難題こそ警察の腕試しになるんだ。
もし簡単なら早く解決されていただろう」
「柳課長の言う通りだ」と孟成標が賛同した。
「各事件にはそれぞれの苦労があるものよ。
例えば被害者の家族が騒ぐとか、経済的紛争や管轄権の問題、外部からの妨害など、困難に直面しても諦めないことが積案対策班の仕事だわ」
柳景輝はその話題を避けようとして、はははと笑いながら言った。
「私の意見が正しいのではなく、私がこれまで多くの場所を回り、多くの事件に関わってきたからだ。
起こったことにもっと寛容になれるようになったんだ。
それに魯陽市の態度も問題じゃない。
彼らに数日間冷静になる時間を与えれば、私たちが成果を出せば、彼らは必死になって私たちのもとに来るだろう。
805案件は彼らにとっても、私たちよりもずっと重要だ」
「でも遺体や現場がないなら、どうやって進めるんですか?」
唐佳の声にわずかな硬さがあった。
「遺体を見るのは難しいし、現場ももうない。
私は再調査するが……」江遠と柳景輝は目配りをした。
「魯陽市公安局の方向で進めても効果は出ないかもしれない」
「ではどうすればいい?」
柳景輝は「私の二つの提案がある。
一つ目は最初の死者李媛の人間関係を再調査することだ。
死亡時間が変わったため、彼女が受け入れた客や接触した人物も変化している可能性がある。
二つ目は国道沿いに一号と二号発見地の間に捜索犬を使い、さらに人員で調べ直すことを提案する」
「あなたは第三体を発見したいのですか」唐佳の声が変わった。
柳景輝は豚肉の塊を口に入れて平静に言った。
「必ずあるはずだ。
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私たちにチャンスを与えるかどうかだが」
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