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第0411話 桂花
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宋巷派出所。
三中队の小隊長・張奇は、笑みを浮かべながら蔡元に見せたばかり発見した犬を指差す。
「お嬢さん、どの子が貴方のですか?」
彼の体格と声量は、子どもの視点からすればかなり巨大な存在だった。
蔡元は蔡綿の背後に隠れながらも周囲を見回す。
派出所の庭には、壁際の角に並んだ柵の中にハスキー・ゴールデンレトリバー・ラブラドール・デュシェ牧羊犬などの大型犬が収容され、横並びの柵にはチワワ・テディ・京巴などの小型犬が連なっていた。
中央部のいくつかのケージには美容された子犬が陳列されており、その中で最も多く見られたのはバゴ犬(蔡元が失くした種類)だった。
それぞれの犬は悲しげに、あるいは呆けた様子で皮膚をしわしわにしながら人間や他の犬を見上げ、時折舌を出したり馬鹿なポーズを見せたりしていた。
バゴ犬の隣にはトリミングされたテディ・手入れされたボーマン・カット後のビション・整髪したヨーキー・洗い終わったドッベンターなどが並んでいた。
張奇は、その場で蔡元が指差すゴールデンレトリバーを「自分の犬」と言い張ろうとすれば即座に認めるだろうし、あるいは彼の理想像もそんなものだったかもしれない。
十数名規模の人員を犬捜索に動員するなど非効率なのは明らかで、むしろ個人の懐かせたり派出所の予算から回す方が現実的だ。
江遠は後ろを見やる。
そこにはペットショップの店主たちが笑顔で立っていた。
庭には迷子犬もいれば通り過ぎた野良犬もあり、ペットショップによる清掃を施されてはいるものの、明らかに販売中の新入り犬の方が整然と並んでいた。
無論、最も可愛らしいのは店舗が取り扱う品種・年齢のものだ。
江遠は張奇の試みを止めなかった。
彼には彼なりの思惑があったからだ。
最悪、蔡元に一匹余分な犬を持たせればいいだけのこと。
蔡元はまず希望を持って輝く目でバゴ犬のケージへと駆け寄る。
その中には7頭のバゴ犬がおり、見た目は微妙に異なっていたものの、飼い主でない人間ならせいぜい「可愛い順」くらいしか判断できないだろう。
蔡元は一匹ずつ見ていったが最後、「ここにいないわ」と首を横に振る。
「桂花はバゴ犬よ」
張奇の顔色が変わると同時に、彼女は跨性別のような笑みを浮かべて言った。
「じゃあ隣のケージを見てみて。
もしかしたらそこにあるかもしれないわ」
「ないわ。
桂花はバゴ犬なの」蔡元はきっぱりと首を横に振る。
張奇は明らかに見つからない状況を考慮せず、むしろ時間を稼ぐための緩和策を提案した。
「それじゃあ一時的に別の子を連れて帰って、その後捜索を続けましょう。
もし見つかったら、二匹とも飼うか、どちらかにするか決められるわ」
彼は他の中隊が犬チームになることをどうでもいいと思っていたし、むしろその光景を見たら最も笑い上手だ。
7歳の女の子が厳格な目つきで一通り見て回った末、「私は別の子は要らない。
どうしても桂花だけよ」と言い放つ。
「それでは桂馬を探すことにしよう」そう言いながら江遠が立ち上がった時、張奇はさらに抵抗する余地を失っていた。
張奇が咳き込んでみせた。
抗議の意思を示すためだ。
「張隊長、次の二日間、貴方にお願いしたい。
宋巷内の商店街を巡回して桂馬の写真を配布し、怪しい状況があればメモを取ってください」
命令調で言い放った。
実質的に指示を出していたのだ。
張奇は江遠が使える人材だった。
意見が一致すれば積極性も良いものだが、相対する場合は礼儀作法など考慮しなかった。
多数の事件を経験し組織的な捜索や排查に慣れていた江遠にとって、小隊長クラスの警官を指揮するのは心理的ハードルなどなかった。
しかし張奇は驚いていた。
本来は江遠と協議するつもりだったのだ。
だが江遠が命令を下した瞬間、張奇は抗命できない理由を悟った。
自らの大隊長許学武は613事件に熱中している最中だ。
三中隊は明らかに捨て駒として送り込まれた存在。
もし自分が逃げ出せば大隊長の信頼を失う。
さらに許学武が愛車パサートを手に入れるまでには、何夜も徹夜し幾つもの事件を解決したのだ。
その車両を寧台県警に貸し出すなど、明らかに許学武は613命案の解決で戦力ランキング上位を目指すだけのことだった。
宋巷派出所の所長が張奇を引き戻したのは、江遠が若いせいで不適切な発言をさせないようにするためだ。
振り返って江遠は王伝星に指示した。
「報告書の整理は後で頼む。
大壮はもうすぐ来るか」
「あと一時間ほどです」王伝星が答えた。
王伝星は張奇に付け加えるように説明した。
「大壮は寧台県警の警犬ですよ」
寧台県では事件が少ないため、警犬も活躍する機会が少なかった。
貸し出しより引き取りの方が多かったのが現状だ。
しかし警犬を正式に使用するという点だけでも江遠の決意が伺えた。
張奇は笑って二歩後退した。
所長は張奇が腹立たしくなるのを防ぐため、人混みの奥へ引っ張りながら囁いた。
「老張、長い付き合いだ。
一言進言するなら、許大隊長が613事件を貴方に任せるのは可能ですか?」
「もし任せて頂ければ、徹夜勤務でも頑張ります」張奇は牙を剥いて答えた。
「本当に破けると思うか?」
「破けないでしょう」張奇の真剣な表情が格好良かった。
所長も笑った。
「許大隊長も承知しているはずだ」
張奇はため息をつき唇を尖らせた。
「問題は犬を探すのに我々にできるのか、ということです」
所長も大笑いした。
……
三中隊が装備を整え任務に出発する頃、江遠と牧志洋は通りを歩き回っていた。
蔡元が愛犬を連れて遊びに行く場所を全てチェックし、近隣の雑木林や荒地も巡回した後、さらに野良犬たちを追いかけていた…
犬が家を抜けた時間が長すぎるので、単なる迷子問題を超えている。
最近江遠は捜索の方法について調べたところ、普通の人間が失くす犬は生活圏内にいることがほとんどだと分かった。
つまり、犬が本当に迷子になった場合、帰宅する手がかりもなくても周辺をさまようはずだ。
最初の数日間こそが捜索の最適な時期なのだ。
しかし蔡元太小(※推測:「蔡元」は人名か特殊用語)で蔡綿の行動力不足により、桂華が最適な帰還時期を逃した可能性がある。
一方で最初から盗まれたという可能性も。
その場合、二つのパターンが考えられる。
一つは純粋な盗犬犯で肉屋に売り飛ばすケース。
もう一つは誰かの家が気に入ったか、無主だと判断してそのまま飼い始めたケースだ。
江遠は前者の可能性を否定する。
桂華はバゴー種で小型なので窃盗対象にならないし、苗河県周辺ではそのような事件も少ない。
さらに宋巷地区は盗犬犯が出入りしにくい地形だと判断したからだ。
それでも江遠は王伝星らと共にその手がかりを追跡し続けた。
一方で自身は近隣の里子希望者にアピールする方法を考えていた。
最善策は……チラシ配布だった。
里子希望者が目にするか、良心の呵責から返上するという好循環を期待したのだ。
その間江遠は宋巷周辺の侵入強盗事件を中心に捜査を進めた。
特に室内破損型の事件に重点を置いた。
彼には明確な手がかりもなかったが、暇つぶしに捜索より犯人追跡の方が楽しいという理由で進めているだけだ。
指紋・足跡・工具痕などから毎時間一件はヒットするほどだった。
すぐに許学武は新たな中隊を編成して江遠の特定した侵入強盗犯人を逮捕するよう指示した。
苗河県警の留置所には連続窃盗犯が次々と送り込まれた。
容疑者は軽薄な態度で、あるいは無関心そうに振る舞う者もいた。
逆に苗河県警幹部は驚きを隠せない様子で留置所を訪れる者が後を絶たなかった。
一昼夜中ずっと許学武は留置所に縛られていた。
迎え送りの連続だったのだ。
「こんなに多くの人か」
許学武「はい、うちの留置所が小さいからです。
容疑者が多いと個室に入れられないんです」
「苗河県にこんなに多くの犯人がいるんですか?」
許学武「一部は再犯者で、二三年前の事件でも指紋が一致したケースもあります。
ただうちの施設が狭いので、人間が増えると個室確保ができません」
「これだけの人を一犬のために逮捕したんですか?」
許学武「実際は窃盗容疑です。
江遠が桂華を見つけられれば彼らもまだ家に居られますよ。
しかしうちの留置所が狭いから、多くの人が収容できない……」
三中队の小隊長・張奇は、笑みを浮かべながら蔡元に見せたばかり発見した犬を指差す。
「お嬢さん、どの子が貴方のですか?」
彼の体格と声量は、子どもの視点からすればかなり巨大な存在だった。
蔡元は蔡綿の背後に隠れながらも周囲を見回す。
派出所の庭には、壁際の角に並んだ柵の中にハスキー・ゴールデンレトリバー・ラブラドール・デュシェ牧羊犬などの大型犬が収容され、横並びの柵にはチワワ・テディ・京巴などの小型犬が連なっていた。
中央部のいくつかのケージには美容された子犬が陳列されており、その中で最も多く見られたのはバゴ犬(蔡元が失くした種類)だった。
それぞれの犬は悲しげに、あるいは呆けた様子で皮膚をしわしわにしながら人間や他の犬を見上げ、時折舌を出したり馬鹿なポーズを見せたりしていた。
バゴ犬の隣にはトリミングされたテディ・手入れされたボーマン・カット後のビション・整髪したヨーキー・洗い終わったドッベンターなどが並んでいた。
張奇は、その場で蔡元が指差すゴールデンレトリバーを「自分の犬」と言い張ろうとすれば即座に認めるだろうし、あるいは彼の理想像もそんなものだったかもしれない。
十数名規模の人員を犬捜索に動員するなど非効率なのは明らかで、むしろ個人の懐かせたり派出所の予算から回す方が現実的だ。
江遠は後ろを見やる。
そこにはペットショップの店主たちが笑顔で立っていた。
庭には迷子犬もいれば通り過ぎた野良犬もあり、ペットショップによる清掃を施されてはいるものの、明らかに販売中の新入り犬の方が整然と並んでいた。
無論、最も可愛らしいのは店舗が取り扱う品種・年齢のものだ。
江遠は張奇の試みを止めなかった。
彼には彼なりの思惑があったからだ。
最悪、蔡元に一匹余分な犬を持たせればいいだけのこと。
蔡元はまず希望を持って輝く目でバゴ犬のケージへと駆け寄る。
その中には7頭のバゴ犬がおり、見た目は微妙に異なっていたものの、飼い主でない人間ならせいぜい「可愛い順」くらいしか判断できないだろう。
蔡元は一匹ずつ見ていったが最後、「ここにいないわ」と首を横に振る。
「桂花はバゴ犬よ」
張奇の顔色が変わると同時に、彼女は跨性別のような笑みを浮かべて言った。
「じゃあ隣のケージを見てみて。
もしかしたらそこにあるかもしれないわ」
「ないわ。
桂花はバゴ犬なの」蔡元はきっぱりと首を横に振る。
張奇は明らかに見つからない状況を考慮せず、むしろ時間を稼ぐための緩和策を提案した。
「それじゃあ一時的に別の子を連れて帰って、その後捜索を続けましょう。
もし見つかったら、二匹とも飼うか、どちらかにするか決められるわ」
彼は他の中隊が犬チームになることをどうでもいいと思っていたし、むしろその光景を見たら最も笑い上手だ。
7歳の女の子が厳格な目つきで一通り見て回った末、「私は別の子は要らない。
どうしても桂花だけよ」と言い放つ。
「それでは桂馬を探すことにしよう」そう言いながら江遠が立ち上がった時、張奇はさらに抵抗する余地を失っていた。
張奇が咳き込んでみせた。
抗議の意思を示すためだ。
「張隊長、次の二日間、貴方にお願いしたい。
宋巷内の商店街を巡回して桂馬の写真を配布し、怪しい状況があればメモを取ってください」
命令調で言い放った。
実質的に指示を出していたのだ。
張奇は江遠が使える人材だった。
意見が一致すれば積極性も良いものだが、相対する場合は礼儀作法など考慮しなかった。
多数の事件を経験し組織的な捜索や排查に慣れていた江遠にとって、小隊長クラスの警官を指揮するのは心理的ハードルなどなかった。
しかし張奇は驚いていた。
本来は江遠と協議するつもりだったのだ。
だが江遠が命令を下した瞬間、張奇は抗命できない理由を悟った。
自らの大隊長許学武は613事件に熱中している最中だ。
三中隊は明らかに捨て駒として送り込まれた存在。
もし自分が逃げ出せば大隊長の信頼を失う。
さらに許学武が愛車パサートを手に入れるまでには、何夜も徹夜し幾つもの事件を解決したのだ。
その車両を寧台県警に貸し出すなど、明らかに許学武は613命案の解決で戦力ランキング上位を目指すだけのことだった。
宋巷派出所の所長が張奇を引き戻したのは、江遠が若いせいで不適切な発言をさせないようにするためだ。
振り返って江遠は王伝星に指示した。
「報告書の整理は後で頼む。
大壮はもうすぐ来るか」
「あと一時間ほどです」王伝星が答えた。
王伝星は張奇に付け加えるように説明した。
「大壮は寧台県警の警犬ですよ」
寧台県では事件が少ないため、警犬も活躍する機会が少なかった。
貸し出しより引き取りの方が多かったのが現状だ。
しかし警犬を正式に使用するという点だけでも江遠の決意が伺えた。
張奇は笑って二歩後退した。
所長は張奇が腹立たしくなるのを防ぐため、人混みの奥へ引っ張りながら囁いた。
「老張、長い付き合いだ。
一言進言するなら、許大隊長が613事件を貴方に任せるのは可能ですか?」
「もし任せて頂ければ、徹夜勤務でも頑張ります」張奇は牙を剥いて答えた。
「本当に破けると思うか?」
「破けないでしょう」張奇の真剣な表情が格好良かった。
所長も笑った。
「許大隊長も承知しているはずだ」
張奇はため息をつき唇を尖らせた。
「問題は犬を探すのに我々にできるのか、ということです」
所長も大笑いした。
……
三中隊が装備を整え任務に出発する頃、江遠と牧志洋は通りを歩き回っていた。
蔡元が愛犬を連れて遊びに行く場所を全てチェックし、近隣の雑木林や荒地も巡回した後、さらに野良犬たちを追いかけていた…
犬が家を抜けた時間が長すぎるので、単なる迷子問題を超えている。
最近江遠は捜索の方法について調べたところ、普通の人間が失くす犬は生活圏内にいることがほとんどだと分かった。
つまり、犬が本当に迷子になった場合、帰宅する手がかりもなくても周辺をさまようはずだ。
最初の数日間こそが捜索の最適な時期なのだ。
しかし蔡元太小(※推測:「蔡元」は人名か特殊用語)で蔡綿の行動力不足により、桂華が最適な帰還時期を逃した可能性がある。
一方で最初から盗まれたという可能性も。
その場合、二つのパターンが考えられる。
一つは純粋な盗犬犯で肉屋に売り飛ばすケース。
もう一つは誰かの家が気に入ったか、無主だと判断してそのまま飼い始めたケースだ。
江遠は前者の可能性を否定する。
桂華はバゴー種で小型なので窃盗対象にならないし、苗河県周辺ではそのような事件も少ない。
さらに宋巷地区は盗犬犯が出入りしにくい地形だと判断したからだ。
それでも江遠は王伝星らと共にその手がかりを追跡し続けた。
一方で自身は近隣の里子希望者にアピールする方法を考えていた。
最善策は……チラシ配布だった。
里子希望者が目にするか、良心の呵責から返上するという好循環を期待したのだ。
その間江遠は宋巷周辺の侵入強盗事件を中心に捜査を進めた。
特に室内破損型の事件に重点を置いた。
彼には明確な手がかりもなかったが、暇つぶしに捜索より犯人追跡の方が楽しいという理由で進めているだけだ。
指紋・足跡・工具痕などから毎時間一件はヒットするほどだった。
すぐに許学武は新たな中隊を編成して江遠の特定した侵入強盗犯人を逮捕するよう指示した。
苗河県警の留置所には連続窃盗犯が次々と送り込まれた。
容疑者は軽薄な態度で、あるいは無関心そうに振る舞う者もいた。
逆に苗河県警幹部は驚きを隠せない様子で留置所を訪れる者が後を絶たなかった。
一昼夜中ずっと許学武は留置所に縛られていた。
迎え送りの連続だったのだ。
「こんなに多くの人か」
許学武「はい、うちの留置所が小さいからです。
容疑者が多いと個室に入れられないんです」
「苗河県にこんなに多くの犯人がいるんですか?」
許学武「一部は再犯者で、二三年前の事件でも指紋が一致したケースもあります。
ただうちの施設が狭いので、人間が増えると個室確保ができません」
「これだけの人を一犬のために逮捕したんですか?」
許学武「実際は窃盗容疑です。
江遠が桂華を見つけられれば彼らもまだ家に居られますよ。
しかしうちの留置所が狭いから、多くの人が収容できない……」
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