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第0412話 霹靂手段
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正午。
業務終了時間を迎え、許学武は食欲も湧かず、自分で茶を淹れながら窓際に座り込み、深呼吸をしてからタバコに火をつけた。
その瞬間、ようやく焦燥感が和らいできた。
数日間で捜査本部が満員から空室へと転換したことで、許学武は相当なプレッシャーを感じていた。
所謂「情通し」の電話や人質を取られた訪問など、この数日間で頂点に達していた。
幸い各案件が迅速に進展し、容疑者が拘置所へ送られるようになると、許学武は少し楽になった。
「カタカタ」と硬底革靴が床を踏む音が耳に入り、彼の眉根が険しくなった。
「老蒋(おしょう)さん、若い頃のように運動靴履いて走ればいいじゃん。
そうすれば楽だよ」許学武は顔も上げずに知っている。
大隊の指導官・蒋允理(しょう りょうり)だ。
二人は長年チームを組み、基层から昇進してきた仲で、お互いに息が合う関係だった。
ただ蒋允理には一つ欠点があった。
革靴好き、特に硬底革の革靴を好むのだ。
出張時には足臭いと何度も注意されていたが直らない。
この時も蒋允理は許学武と喧嘩する気力すらなく、「お前は今日『苗河日報』を見たか?」
と切り出した。
「え?今でも新聞を読む人がいるの?」
許学武は笑った。
「俺は最近ある駄菓子屋で一昼夜張り込みしたんだ。
結果、ただジュースを売っているだけだったよ。
誰が新聞を買うんだってさ、馬鹿か」
蒋允理の視線が鋭くなった。
「お前は黙って聞いてろ」許学武は小さく縮み込んだ。
この指導官は足臭いだけでなく、口うるさいのも本当に堪らない。
家で聞いている母親の愚痴と比べて、男同士の雑談なんて聞くのが苦痛だったのだ。
蒋允理がポケットからタバコを一本抜き、許学武に手渡した。
火をつけながら続けた。
「今日は多くのメディアが我々が逮捕した強盗や小悪人のことについて報じているんだ。
『苗河日報』と言ったのは、彼らの見出しが良いからだ。
『霹雳手段(ひりっかん)を発動し、朗々とした天空を回復する』と題された記事は一面トップで、警察署名入りで我々刑事部隊の最近の活動を称賛しているんだ。
社会生産活動を守り、人々の安全感と幸福感を向上させたと。
官報ならではの力強い表現だよ」
許学武も笑みがこぼれた。
「その褒め言葉は温かいね」
許学武は半分吸い終わった『利群』を灰皿に押し付け、「詳細を教えてくれ」と言った。
蒋允理が笑って、尻ポケットから新聞の束を取り出し、許学武に渡した。
新聞紙は濡れていた。
「必要なら後ろに回すよ」
「最近手紙を受け取ったばかりで、歩いて来たんだ。
遠いところだよ。
見るか?」
許学武は黙って受け取り、テーブルの上に置き開いた。
蒋允理が言った通り『苗河日報』一面トップには『霹雳手段を発動し、朗々とした天空を回復する』という記事があった。
記者は二ページにわたって刑事部隊が解決した多数の強盗事件について詳細に記載していた。
許学武自身も新聞を見れば驚いた。
江遠がこの数日間で解決した強盗事件は既に237件に達していたのだ。
当然、逮捕したのは主に慣習犯だからこそ、取調べの技術や現場捜査、そして相互牽制という理由で、各容疑者の名前が複数の事件に関連付けられる。
それでもその数字を目にした許学武は驚きを隠せなかった。
「信じられない!200件以上の事件が解決されたのか?確認済みか?」
許学武が蒋允理に尋ねた。
「その数字こそ私が提供したんだよ。
」蒋允理は斜め上を見上げながら答えた。
「君は苗河日報に調査能力があると本気で思っているのか?」
「貴方……」許学武は笑いを堪えながら。
「一件0.1点、逮捕一人0.1点。
200件以上の窃盗事件なら四五十分になるし、未解決重大犯罪の半分に達する。
それだけの成果を三日で上げたんだから」
蒋允理が頷きながら許学武に問いかける。
「貴方最近は動画サイト見てないのか?」
「私はそんな時間があるわけがない。
動画サイトでどうしたっていうんだ?」
「動画サイトでは『安全感爆発!犯人を逮捕する警備力!』と大々的に宣伝してるんだよ」
蒋允理が言い終わろうとした時、突然市局や省庁からの電話があったという話を切り出した。
「貴方も知ってるだろう。
今の幹部は動画サイトを見ているんだから」
「その通りだ。
先月の会議で王局長が動画を観てたじゃないか……」許学武がため息をついた。
「我々の努力が無駄だったのに、一朝一夕に注目を集めるなんて……」
蒋允理は続けた。
「でもシステム内では警備員として見なされるようなことかもしれない。
しかし一般市民や記者からすれば、日常的に遭遇する窃盗こそ最大の懸念点だ。
それだけの大規模逮捕で県内の治安が目に見えるほど改善したのは稀なケースだ」
現在は業界全体が競争状態だが、犯罪そのものも過当競争を繰り返している。
特に難易度の低い窃盗犯などは、例えばバイク用バッテリーを盗むような輩は今日逮捕しても明日には別の者が補充するほどで、都市計画や安全に影響しない。
しかし江遠のように個人が強力な取り締まり体制を作り上げた場合、誰かが穴埋めしようとしても人員不足で到底追いつかない。
その点では全く異なる印象を与える
許学武はスマートフォンを取り出し地元チャンネルを覗いた。
確かに犯人逮捕に関する動画があった。
音量を少し上げると、地元訛りの男が小吃街の変化を詳細に説明し観光客を呼び込もうとしているのが聞こえた。
外見的には許学武はいつものように爽やかで堂々とした男性だった。
しかし蒋允理にはその股間が揺れていることが分かるほどだ。
「苗河県は滅多にメディア露出がないからね、県長や局長クラスも尋ねてくるだろう」
蒋允理が付け足した。
「何と言えばいいのか?」
許学武が驚いて訊いた。
「何でもいいさ。
江遠も協力するはずだ。
ただ貴方の知ってる通り……」
「犬一匹のために?」
「貴方が捜すか?」
許学武は問題を蒋允理に投げかけた。
蒋允理が唇を動かして「ソウカンのあの場所はごちゃごちゃしているんだよ。
この連中、我々が見た聞いたよりも数倍多いぜ」と言った。
許学武の目が光った。
そのアイデアは安上がりで、彼が江遠にさらに二個隊を増強するよりもずっと効率的だった。
夜間。
収容所では新たな噂が広がり始めた。
「今回の厳打は一条の犬が原因だって聞いたぜ」
「いくつかの大物が一条の犬のために逮捕されたって話だ」
「俺の警察官の親戚、それほど親しいわけじゃないけど、この回動員した人間でその犬を探しているんだって。
我々の手がかりは全て外地から来た警官が調べたものらしい」
収容所の環境はそもそも刑務所より乱雑だった。
新たな噂が広がった今日は特に賑やかだ。
「一条の犬?」
「本当に犬の方が人間より価値があるのか?」
「おっちゃん、うちには数十頭の犬を飼っているんだ。
その犬をすぐに送ってこい」
「看守所に犬を飼うのか? お前は自分が犬になりたいんだろうな」
「どうするんだよ?」
「ワン!」
「お互いで聞いてみろ。
犬を見つけたやつは減刑が得られるらしいぜ」
ソウカン。
大壮は久しぶりの犬飯を味わいながら、複雑そうな表情を見せていた。
食べることに没頭したい反面、数口で終わってしまうのが恐ろしい。
同時に前足は興奮してぴょぴょん跳ねていた。
隣の李莉はため息をつく。
こんな光景はよく見ていたが、毎回自分の訓練能力に疑問を感じる。
正直に言って江遠が作った犬飯も何度か食べたことがあるが、大壮の反応には理解できない部分があった。
「食べろよ、満腹になったら仕事だ!」
李莉が犬の頭を叩くとすぐに任務モードに入る。
犬は人間と一緒にいるのは苦難の戦いではないのだ。
食事を終えると少し休んでから捜索隊が集まった。
李莉は大壮と共に車で捜索地に向かった。
ここはソウカンの奥深く、監視カメラなど一切ない。
建物は四十年前のものが多く、計画性に欠け大量の違法建築があり人口も多い。
三中隊はこれまでここでほとんど進展がなかった。
李莉が大壮を降ろすと電柱にはかわらはなの写真と探偵犬のポスターが貼られていた。
下部には懸賞金が1万円に上がっている。
李莉も十年間刑事をしているが、こんな環境と懸賞金を見ても全く手掛かりがないため眉をひそめた。
しかし今はそれ以上言うことはない。
大壮を呼び出して訓話し、準備したバゴ犬かわらはなのマットを嗅がせた。
大壮が嗅いだ後、円を描き始めた。
犬の嗅覚は非常に鋭敏で、空虚な野外では良い猟犬なら数キロ先の獲物の匂いを感じ取れる。
しかし都市環境では人間や犬を正確に特定するのは難しい。
大壮がしばらく回り続けた後も反応がないと李莉は焦らず、さらに進んで行って嗅ぎ、繰り返した……
約一時間後の午前二時頃、突然大壮の尻尾が垂直に跳ね上がった。
かわらはなのマットから離れて地面を嗅ぎ始めたのだ。
李莉は大壮の動きに注意を払いながら周囲を見回すと、道路脇のコンクリートブロックの隙間に何かが隠れていることに気付いた。
業務終了時間を迎え、許学武は食欲も湧かず、自分で茶を淹れながら窓際に座り込み、深呼吸をしてからタバコに火をつけた。
その瞬間、ようやく焦燥感が和らいできた。
数日間で捜査本部が満員から空室へと転換したことで、許学武は相当なプレッシャーを感じていた。
所謂「情通し」の電話や人質を取られた訪問など、この数日間で頂点に達していた。
幸い各案件が迅速に進展し、容疑者が拘置所へ送られるようになると、許学武は少し楽になった。
「カタカタ」と硬底革靴が床を踏む音が耳に入り、彼の眉根が険しくなった。
「老蒋(おしょう)さん、若い頃のように運動靴履いて走ればいいじゃん。
そうすれば楽だよ」許学武は顔も上げずに知っている。
大隊の指導官・蒋允理(しょう りょうり)だ。
二人は長年チームを組み、基层から昇進してきた仲で、お互いに息が合う関係だった。
ただ蒋允理には一つ欠点があった。
革靴好き、特に硬底革の革靴を好むのだ。
出張時には足臭いと何度も注意されていたが直らない。
この時も蒋允理は許学武と喧嘩する気力すらなく、「お前は今日『苗河日報』を見たか?」
と切り出した。
「え?今でも新聞を読む人がいるの?」
許学武は笑った。
「俺は最近ある駄菓子屋で一昼夜張り込みしたんだ。
結果、ただジュースを売っているだけだったよ。
誰が新聞を買うんだってさ、馬鹿か」
蒋允理の視線が鋭くなった。
「お前は黙って聞いてろ」許学武は小さく縮み込んだ。
この指導官は足臭いだけでなく、口うるさいのも本当に堪らない。
家で聞いている母親の愚痴と比べて、男同士の雑談なんて聞くのが苦痛だったのだ。
蒋允理がポケットからタバコを一本抜き、許学武に手渡した。
火をつけながら続けた。
「今日は多くのメディアが我々が逮捕した強盗や小悪人のことについて報じているんだ。
『苗河日報』と言ったのは、彼らの見出しが良いからだ。
『霹雳手段(ひりっかん)を発動し、朗々とした天空を回復する』と題された記事は一面トップで、警察署名入りで我々刑事部隊の最近の活動を称賛しているんだ。
社会生産活動を守り、人々の安全感と幸福感を向上させたと。
官報ならではの力強い表現だよ」
許学武も笑みがこぼれた。
「その褒め言葉は温かいね」
許学武は半分吸い終わった『利群』を灰皿に押し付け、「詳細を教えてくれ」と言った。
蒋允理が笑って、尻ポケットから新聞の束を取り出し、許学武に渡した。
新聞紙は濡れていた。
「必要なら後ろに回すよ」
「最近手紙を受け取ったばかりで、歩いて来たんだ。
遠いところだよ。
見るか?」
許学武は黙って受け取り、テーブルの上に置き開いた。
蒋允理が言った通り『苗河日報』一面トップには『霹雳手段を発動し、朗々とした天空を回復する』という記事があった。
記者は二ページにわたって刑事部隊が解決した多数の強盗事件について詳細に記載していた。
許学武自身も新聞を見れば驚いた。
江遠がこの数日間で解決した強盗事件は既に237件に達していたのだ。
当然、逮捕したのは主に慣習犯だからこそ、取調べの技術や現場捜査、そして相互牽制という理由で、各容疑者の名前が複数の事件に関連付けられる。
それでもその数字を目にした許学武は驚きを隠せなかった。
「信じられない!200件以上の事件が解決されたのか?確認済みか?」
許学武が蒋允理に尋ねた。
「その数字こそ私が提供したんだよ。
」蒋允理は斜め上を見上げながら答えた。
「君は苗河日報に調査能力があると本気で思っているのか?」
「貴方……」許学武は笑いを堪えながら。
「一件0.1点、逮捕一人0.1点。
200件以上の窃盗事件なら四五十分になるし、未解決重大犯罪の半分に達する。
それだけの成果を三日で上げたんだから」
蒋允理が頷きながら許学武に問いかける。
「貴方最近は動画サイト見てないのか?」
「私はそんな時間があるわけがない。
動画サイトでどうしたっていうんだ?」
「動画サイトでは『安全感爆発!犯人を逮捕する警備力!』と大々的に宣伝してるんだよ」
蒋允理が言い終わろうとした時、突然市局や省庁からの電話があったという話を切り出した。
「貴方も知ってるだろう。
今の幹部は動画サイトを見ているんだから」
「その通りだ。
先月の会議で王局長が動画を観てたじゃないか……」許学武がため息をついた。
「我々の努力が無駄だったのに、一朝一夕に注目を集めるなんて……」
蒋允理は続けた。
「でもシステム内では警備員として見なされるようなことかもしれない。
しかし一般市民や記者からすれば、日常的に遭遇する窃盗こそ最大の懸念点だ。
それだけの大規模逮捕で県内の治安が目に見えるほど改善したのは稀なケースだ」
現在は業界全体が競争状態だが、犯罪そのものも過当競争を繰り返している。
特に難易度の低い窃盗犯などは、例えばバイク用バッテリーを盗むような輩は今日逮捕しても明日には別の者が補充するほどで、都市計画や安全に影響しない。
しかし江遠のように個人が強力な取り締まり体制を作り上げた場合、誰かが穴埋めしようとしても人員不足で到底追いつかない。
その点では全く異なる印象を与える
許学武はスマートフォンを取り出し地元チャンネルを覗いた。
確かに犯人逮捕に関する動画があった。
音量を少し上げると、地元訛りの男が小吃街の変化を詳細に説明し観光客を呼び込もうとしているのが聞こえた。
外見的には許学武はいつものように爽やかで堂々とした男性だった。
しかし蒋允理にはその股間が揺れていることが分かるほどだ。
「苗河県は滅多にメディア露出がないからね、県長や局長クラスも尋ねてくるだろう」
蒋允理が付け足した。
「何と言えばいいのか?」
許学武が驚いて訊いた。
「何でもいいさ。
江遠も協力するはずだ。
ただ貴方の知ってる通り……」
「犬一匹のために?」
「貴方が捜すか?」
許学武は問題を蒋允理に投げかけた。
蒋允理が唇を動かして「ソウカンのあの場所はごちゃごちゃしているんだよ。
この連中、我々が見た聞いたよりも数倍多いぜ」と言った。
許学武の目が光った。
そのアイデアは安上がりで、彼が江遠にさらに二個隊を増強するよりもずっと効率的だった。
夜間。
収容所では新たな噂が広がり始めた。
「今回の厳打は一条の犬が原因だって聞いたぜ」
「いくつかの大物が一条の犬のために逮捕されたって話だ」
「俺の警察官の親戚、それほど親しいわけじゃないけど、この回動員した人間でその犬を探しているんだって。
我々の手がかりは全て外地から来た警官が調べたものらしい」
収容所の環境はそもそも刑務所より乱雑だった。
新たな噂が広がった今日は特に賑やかだ。
「一条の犬?」
「本当に犬の方が人間より価値があるのか?」
「おっちゃん、うちには数十頭の犬を飼っているんだ。
その犬をすぐに送ってこい」
「看守所に犬を飼うのか? お前は自分が犬になりたいんだろうな」
「どうするんだよ?」
「ワン!」
「お互いで聞いてみろ。
犬を見つけたやつは減刑が得られるらしいぜ」
ソウカン。
大壮は久しぶりの犬飯を味わいながら、複雑そうな表情を見せていた。
食べることに没頭したい反面、数口で終わってしまうのが恐ろしい。
同時に前足は興奮してぴょぴょん跳ねていた。
隣の李莉はため息をつく。
こんな光景はよく見ていたが、毎回自分の訓練能力に疑問を感じる。
正直に言って江遠が作った犬飯も何度か食べたことがあるが、大壮の反応には理解できない部分があった。
「食べろよ、満腹になったら仕事だ!」
李莉が犬の頭を叩くとすぐに任務モードに入る。
犬は人間と一緒にいるのは苦難の戦いではないのだ。
食事を終えると少し休んでから捜索隊が集まった。
李莉は大壮と共に車で捜索地に向かった。
ここはソウカンの奥深く、監視カメラなど一切ない。
建物は四十年前のものが多く、計画性に欠け大量の違法建築があり人口も多い。
三中隊はこれまでここでほとんど進展がなかった。
李莉が大壮を降ろすと電柱にはかわらはなの写真と探偵犬のポスターが貼られていた。
下部には懸賞金が1万円に上がっている。
李莉も十年間刑事をしているが、こんな環境と懸賞金を見ても全く手掛かりがないため眉をひそめた。
しかし今はそれ以上言うことはない。
大壮を呼び出して訓話し、準備したバゴ犬かわらはなのマットを嗅がせた。
大壮が嗅いだ後、円を描き始めた。
犬の嗅覚は非常に鋭敏で、空虚な野外では良い猟犬なら数キロ先の獲物の匂いを感じ取れる。
しかし都市環境では人間や犬を正確に特定するのは難しい。
大壮がしばらく回り続けた後も反応がないと李莉は焦らず、さらに進んで行って嗅ぎ、繰り返した……
約一時間後の午前二時頃、突然大壮の尻尾が垂直に跳ね上がった。
かわらはなのマットから離れて地面を嗅ぎ始めたのだ。
李莉は大壮の動きに注意を払いながら周囲を見回すと、道路脇のコンクリートブロックの隙間に何かが隠れていることに気付いた。
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