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第0428話 原汁原味
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江遠が初めて顱骨再現術を試みた際、非常に丁寧に手掛けていた。
煮沸する鍋を二度水替えし、骨を肉離れさせるまで徹底的に調理した。
骨と肉の接合部を軽く振ると、瞬時に肉片が剥離される様子に彼は感心していた。
残った骨は特別な扱いではなく、大型鍋で猛火煮込みながら中間漂白を行う。
脂肪除去のため油膜を取り除き、不純物を排除する工程だ。
老葉が鉄製の大鍋を攪拌しながら懐かしそうに語る。
「この作業を思い出すと、故郷で調理した卤湯(はるとう)の情景が浮かぶ」
幼少期から継承された家伝の技術。
毎年正月に鶏・牛・羊の肉を煮込んだ濃厚なスープを各家に配り、その風味は老葉家の名物だった。
王鍾はまだ若いが、法医である葉氏への敬意から補足した。
「あれは家伝の技です」
葉法医は重く頷きながら告げる。
「私が法医になったことで、その伝統は途絶えてしまったのです」
「なぜですか?」
「ある年の調理中に、肉を廃棄してしまったことがありました。
ちょうど年末で死者が多く、私は一週間にわたり遺体の煮沸作業を行っていました。
その際、通常の卤湯とは異なる臭気を放つ鍋が出来上がりました。
村人が嫌悪感を示し、40年にわたる家伝のスープが無駄になったのです」
王鍵は複雑な表情で聞いていた。
「法医の家系が代々継承する卤湯ですか?」
内心では「そんなに惜しいとは思えない」と思ったが、口には出さない。
葉法医はその単純な感傷を重く受け止め、ため息と共に語る。
「貴方たちの指摘で気づかせてくれました。
今年は必ず一鍋作ってみよう」
江遠は他の骨を煮立てる前に、既に顱骨を持ち上げて測定を開始していた。
メジャーで寸法を計りながら詳細な記録を作成する。
後日、この顱骨はスキャンされるが、まずは手測りによる基礎データ収集が必須だ。
顱骨再現術の歴史は古く、1877年にドイツ解剖学者シャフハーゼン(沙夫哈森)が提唱した理論に遡る。
当時は清光緒3年で左宗棠が西征を終えた2年前、第一次世界大戦まで37年余りの時だった。
その理論は単純明快なものだった。
シャフハーゼンは顔面軟部組織の厚みに一定の規律があることに気付き、頭蓋骨所有者の生前容貌を推測する方法を開発した。
この理論が提唱されてから100年以上経過しても、再現術の基本構造は変更されず、技術革新のみが進んだ。
実際には当時と比べれば単純な作業に思えるが、時代を隔てた視点では先端技術のように映る。
初期の顱骨再現術は直接的で、頭面部組織の厚み測定から平均値を導き出し、それを拡大・修正する手順だった。
重要な基盤となるのは人間の軟部組織の厚さが一定であるという事実だ。
直感的に言えば、脂肪蓄積は顔面以外に集中し、鼻梁や眼窩・額頭・耳などにはほとんど蓄積しないという生理的特性を利用した技術だった。
その場合、既存の頭蓋骨が手元にあるため、軟部組織の厚さは被験者の年齢・人種・性別といった制約条件に基づき表を参照し、次に筋肉腺体などの組織を考慮した上で……最後に少しずつ重ね合わせる。
無論ロシア法であろうとアメリカ法であろうと現在最も一般的なイギリス法であろうと、頭蓋骨再現の結果は操作者の審美眼と技術力に大きく左右される。
これが頭蓋骨復元術が最も困難な点である。
さらなる難しさは技術進化によるところだ。
かつて用いられていた金網粘土という手法は次第にコンピュータ技術で置き換えられるようになった。
つまりLV1の頭蓋骨再現には法医学解剖を理解し、一定の芸術的センスと彫刻技術も求められるが、LV2以降ではコンピュータや数学の知識が必要になる。
「六角形戦士」のような存在は婚活市場でも司法解剖室でも極めて希少だ。
江遠が頭蓋骨を測るほどに詳細になると、葉法医は違和感を感じ始めた。
「その頭蓋骨を持ちながら何をしているんだ?そんなに時間をかけるなんて……」葉法医が尋ねた。
江遠は正直に答える。
「頭蓋骨再現のためです」と。
葉法医は笑った。
「冗談でしょう」
江遠は否定する。
「違います」
すると江遠はさらに頭蓋骨を測り続けた。
葉法医はすぐに、彼が冗談など言っているのではないと気付いた。
「江さん、そんなに忙しいのに……冗談ならせいぜい二三回のやり取りくらいでしょう。
あなたのような中年男性と冗談を交わすのは時間も手間もかかるんです」
葉法医は江遠の真剣な態度を見て不快感を覚えた。
まるで自分が頭脳を開発するのに遅れたかのように。
江遠が顔面の測定を終えると、立ち上がって煮えたぎる骨を確認した。
その時ようやく葉法医は気づいたように小声で尋ねた。
「江隊長、いつから頭蓋骨再現を学んだんですか?」
「最近です」と江遠が答えた。
葉法医は眉をひそめる。
「あれ……難しいんじゃないですか?単に習得しただけでは……」
葉法医自身の理解では、頭蓋骨再現技術は生まれつき持っているか持っていないかで決まるものだ。
彼のようなベテラン司法解剖官でも実際に実技を習得している人は見たことがないし、たとえいたとしても公に見せるようなことはなかった。
葉法医自身も研修や会議での説明程度の知識しかない。
江遠は桂を探し求める過程で経験した困難を振り返りながら平然と言い訳する。
「言うなら難しいです、色々と波折がありました」
その言葉に葉法医は少し信じる気になったが、ますます好奇心が掻き立てられた。
「じゃああとで作業しているのを見せてもらえるかな?……別に真剣に学びたいわけじゃないんです。
単に興味があるだけです。
まあ、当分この技術に触れる機会もないでしょうから、もしかしたら自分にも才能があるかもしれない……見てみるだけなら問題ないですよね?」
葉法医はさらに付け加えた。
「ただ……あなたが秘匿しているのを恐れていたんですよ。
公開せずに自分でやっているんじゃないかと」
フ 江遠はその方向性を考慮したことがなかったが、葉法医が見たいと言えば即座に承諾し、煮えたぎる骨を覗き込むままだった。
「この足と身長の比率から考えると山南地方出身の可能性が高い……膝関節部の摩耗は頻繁な登山によるもので、スポーツ愛好家とは異なる。
おそらく山間部に住むか、あるいは坂道作業に従事する職業だろう」
江遠が骨を手早く調べながら、隣の王鍾にメモを取らせた。
高度の法医学人類学は常に頭蓋骨復元術においてその力を発揮する。
人種判定という点では国内は民族単一だが、少数民族や外国人も存在する。
ウルグアイ人がプールで死んだなどというケースもあり得る。
さらに省内の地域差異も顕著だ。
黄河文化圏の人々は肌色が黄みがちで眉が濃く唇が厚い傾向がある。
長江文化圏では平均身長が黄河より低いものの肌色が白く片目が多い。
珠江文化圏は肌が黒く額骨が突出し唇が厚い。
康巴型、アンナム型、東アジア型など細分化された分類もそれぞれ特徴を有する。
こうした分類の目的は軟骨比率の判定にある。
その点でレベル1の人類学基礎では到底不可能だ。
法医学人類学に至ってこそ真価が発揮されるのである。
さらに江遠の足跡分析スキルも活用できる。
細心の分析を続ける江遠と、丁寧にメモする王鍾。
葉法医は骨を煮る作業に没頭し、その香りが部屋中に漂う。
翌日。
葬儀場の鴉が「ゴッポ」と鳴く。
赤い嘴を持つ鳥たちは枝かげや地面で餌を探すが警戒心は皆無だった。
侯楽家は早くも法医解剖室へと駆け込んだ。
入ると江遠が頭蓋骨を抱えながら詳細に観察しているのを見つけ、昨日黄強民から電話を受けた直後ということもあって耳が痛むほどだったが「江法医! 江隊長! どうか伝統的手法でこの事件を捜査していただけませんか?」
「貴方は捜査方針の変更をご希望ですか?」
と江遠は黄強民からの連絡済みだったため全く驚きもせずにわずかに顔を上げた。
侯楽家は明らかに前日の疲れが色濃く、目尻が紫色がかっていた。
睡眠不足の様子だ。
「えーと……捜査方針というより……この骨でいいじゃないですか? それとも積年の未解決事件でも構わないんです」
江遠の白い頭蓋骨を抱えた姿を見た瞬間、侯楽家は一瞬迷ったがすぐに囁くように言った。
「唐佳さん。
」粘着質な声色から判断して朝早くから派遣されたのは彼女だった。
「侯隊長。
積年の未解決事件に切り替えても黄局長の要求レベルは変わらないんですよ」
唐佳は可愛らしい口調で残酷なことを言い放った。
侯楽家がため息をついた。
江遠は動揺しない。
寧台県警の予算ではCTスキャン機器など購入不可能だ。
隆利県も同様に資金不足だが、まだ1月頭だから時間はある。
「よし、とりあえず人手を呼びつけ設置してみよう。
試験運用期間中だし、その後気に入れば決済する」
侯楽家が江遠の抱えた白い頭蓋骨を見つめるように振り返りながら口にしたのは、ついでのように付け加えた言葉だった。
「そうだな……省庁から人が来たら、こちら隆利県警が接待しなければならない。
人数が多いので飲食費は膨大になるだろう」
最後には結局地方機関が全てを背負うことになったのだった。
煮沸する鍋を二度水替えし、骨を肉離れさせるまで徹底的に調理した。
骨と肉の接合部を軽く振ると、瞬時に肉片が剥離される様子に彼は感心していた。
残った骨は特別な扱いではなく、大型鍋で猛火煮込みながら中間漂白を行う。
脂肪除去のため油膜を取り除き、不純物を排除する工程だ。
老葉が鉄製の大鍋を攪拌しながら懐かしそうに語る。
「この作業を思い出すと、故郷で調理した卤湯(はるとう)の情景が浮かぶ」
幼少期から継承された家伝の技術。
毎年正月に鶏・牛・羊の肉を煮込んだ濃厚なスープを各家に配り、その風味は老葉家の名物だった。
王鍾はまだ若いが、法医である葉氏への敬意から補足した。
「あれは家伝の技です」
葉法医は重く頷きながら告げる。
「私が法医になったことで、その伝統は途絶えてしまったのです」
「なぜですか?」
「ある年の調理中に、肉を廃棄してしまったことがありました。
ちょうど年末で死者が多く、私は一週間にわたり遺体の煮沸作業を行っていました。
その際、通常の卤湯とは異なる臭気を放つ鍋が出来上がりました。
村人が嫌悪感を示し、40年にわたる家伝のスープが無駄になったのです」
王鍵は複雑な表情で聞いていた。
「法医の家系が代々継承する卤湯ですか?」
内心では「そんなに惜しいとは思えない」と思ったが、口には出さない。
葉法医はその単純な感傷を重く受け止め、ため息と共に語る。
「貴方たちの指摘で気づかせてくれました。
今年は必ず一鍋作ってみよう」
江遠は他の骨を煮立てる前に、既に顱骨を持ち上げて測定を開始していた。
メジャーで寸法を計りながら詳細な記録を作成する。
後日、この顱骨はスキャンされるが、まずは手測りによる基礎データ収集が必須だ。
顱骨再現術の歴史は古く、1877年にドイツ解剖学者シャフハーゼン(沙夫哈森)が提唱した理論に遡る。
当時は清光緒3年で左宗棠が西征を終えた2年前、第一次世界大戦まで37年余りの時だった。
その理論は単純明快なものだった。
シャフハーゼンは顔面軟部組織の厚みに一定の規律があることに気付き、頭蓋骨所有者の生前容貌を推測する方法を開発した。
この理論が提唱されてから100年以上経過しても、再現術の基本構造は変更されず、技術革新のみが進んだ。
実際には当時と比べれば単純な作業に思えるが、時代を隔てた視点では先端技術のように映る。
初期の顱骨再現術は直接的で、頭面部組織の厚み測定から平均値を導き出し、それを拡大・修正する手順だった。
重要な基盤となるのは人間の軟部組織の厚さが一定であるという事実だ。
直感的に言えば、脂肪蓄積は顔面以外に集中し、鼻梁や眼窩・額頭・耳などにはほとんど蓄積しないという生理的特性を利用した技術だった。
その場合、既存の頭蓋骨が手元にあるため、軟部組織の厚さは被験者の年齢・人種・性別といった制約条件に基づき表を参照し、次に筋肉腺体などの組織を考慮した上で……最後に少しずつ重ね合わせる。
無論ロシア法であろうとアメリカ法であろうと現在最も一般的なイギリス法であろうと、頭蓋骨再現の結果は操作者の審美眼と技術力に大きく左右される。
これが頭蓋骨復元術が最も困難な点である。
さらなる難しさは技術進化によるところだ。
かつて用いられていた金網粘土という手法は次第にコンピュータ技術で置き換えられるようになった。
つまりLV1の頭蓋骨再現には法医学解剖を理解し、一定の芸術的センスと彫刻技術も求められるが、LV2以降ではコンピュータや数学の知識が必要になる。
「六角形戦士」のような存在は婚活市場でも司法解剖室でも極めて希少だ。
江遠が頭蓋骨を測るほどに詳細になると、葉法医は違和感を感じ始めた。
「その頭蓋骨を持ちながら何をしているんだ?そんなに時間をかけるなんて……」葉法医が尋ねた。
江遠は正直に答える。
「頭蓋骨再現のためです」と。
葉法医は笑った。
「冗談でしょう」
江遠は否定する。
「違います」
すると江遠はさらに頭蓋骨を測り続けた。
葉法医はすぐに、彼が冗談など言っているのではないと気付いた。
「江さん、そんなに忙しいのに……冗談ならせいぜい二三回のやり取りくらいでしょう。
あなたのような中年男性と冗談を交わすのは時間も手間もかかるんです」
葉法医は江遠の真剣な態度を見て不快感を覚えた。
まるで自分が頭脳を開発するのに遅れたかのように。
江遠が顔面の測定を終えると、立ち上がって煮えたぎる骨を確認した。
その時ようやく葉法医は気づいたように小声で尋ねた。
「江隊長、いつから頭蓋骨再現を学んだんですか?」
「最近です」と江遠が答えた。
葉法医は眉をひそめる。
「あれ……難しいんじゃないですか?単に習得しただけでは……」
葉法医自身の理解では、頭蓋骨再現技術は生まれつき持っているか持っていないかで決まるものだ。
彼のようなベテラン司法解剖官でも実際に実技を習得している人は見たことがないし、たとえいたとしても公に見せるようなことはなかった。
葉法医自身も研修や会議での説明程度の知識しかない。
江遠は桂を探し求める過程で経験した困難を振り返りながら平然と言い訳する。
「言うなら難しいです、色々と波折がありました」
その言葉に葉法医は少し信じる気になったが、ますます好奇心が掻き立てられた。
「じゃああとで作業しているのを見せてもらえるかな?……別に真剣に学びたいわけじゃないんです。
単に興味があるだけです。
まあ、当分この技術に触れる機会もないでしょうから、もしかしたら自分にも才能があるかもしれない……見てみるだけなら問題ないですよね?」
葉法医はさらに付け加えた。
「ただ……あなたが秘匿しているのを恐れていたんですよ。
公開せずに自分でやっているんじゃないかと」
フ 江遠はその方向性を考慮したことがなかったが、葉法医が見たいと言えば即座に承諾し、煮えたぎる骨を覗き込むままだった。
「この足と身長の比率から考えると山南地方出身の可能性が高い……膝関節部の摩耗は頻繁な登山によるもので、スポーツ愛好家とは異なる。
おそらく山間部に住むか、あるいは坂道作業に従事する職業だろう」
江遠が骨を手早く調べながら、隣の王鍾にメモを取らせた。
高度の法医学人類学は常に頭蓋骨復元術においてその力を発揮する。
人種判定という点では国内は民族単一だが、少数民族や外国人も存在する。
ウルグアイ人がプールで死んだなどというケースもあり得る。
さらに省内の地域差異も顕著だ。
黄河文化圏の人々は肌色が黄みがちで眉が濃く唇が厚い傾向がある。
長江文化圏では平均身長が黄河より低いものの肌色が白く片目が多い。
珠江文化圏は肌が黒く額骨が突出し唇が厚い。
康巴型、アンナム型、東アジア型など細分化された分類もそれぞれ特徴を有する。
こうした分類の目的は軟骨比率の判定にある。
その点でレベル1の人類学基礎では到底不可能だ。
法医学人類学に至ってこそ真価が発揮されるのである。
さらに江遠の足跡分析スキルも活用できる。
細心の分析を続ける江遠と、丁寧にメモする王鍾。
葉法医は骨を煮る作業に没頭し、その香りが部屋中に漂う。
翌日。
葬儀場の鴉が「ゴッポ」と鳴く。
赤い嘴を持つ鳥たちは枝かげや地面で餌を探すが警戒心は皆無だった。
侯楽家は早くも法医解剖室へと駆け込んだ。
入ると江遠が頭蓋骨を抱えながら詳細に観察しているのを見つけ、昨日黄強民から電話を受けた直後ということもあって耳が痛むほどだったが「江法医! 江隊長! どうか伝統的手法でこの事件を捜査していただけませんか?」
「貴方は捜査方針の変更をご希望ですか?」
と江遠は黄強民からの連絡済みだったため全く驚きもせずにわずかに顔を上げた。
侯楽家は明らかに前日の疲れが色濃く、目尻が紫色がかっていた。
睡眠不足の様子だ。
「えーと……捜査方針というより……この骨でいいじゃないですか? それとも積年の未解決事件でも構わないんです」
江遠の白い頭蓋骨を抱えた姿を見た瞬間、侯楽家は一瞬迷ったがすぐに囁くように言った。
「唐佳さん。
」粘着質な声色から判断して朝早くから派遣されたのは彼女だった。
「侯隊長。
積年の未解決事件に切り替えても黄局長の要求レベルは変わらないんですよ」
唐佳は可愛らしい口調で残酷なことを言い放った。
侯楽家がため息をついた。
江遠は動揺しない。
寧台県警の予算ではCTスキャン機器など購入不可能だ。
隆利県も同様に資金不足だが、まだ1月頭だから時間はある。
「よし、とりあえず人手を呼びつけ設置してみよう。
試験運用期間中だし、その後気に入れば決済する」
侯楽家が江遠の抱えた白い頭蓋骨を見つめるように振り返りながら口にしたのは、ついでのように付け加えた言葉だった。
「そうだな……省庁から人が来たら、こちら隆利県警が接待しなければならない。
人数が多いので飲食費は膨大になるだろう」
最後には結局地方機関が全てを背負うことになったのだった。
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(。-人-。)
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