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第0558話 疲れた
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「江遠、また来てね」
「江遠、うちの洛晋は自分の家と思ってくれていいよ。
交通も便利だし、一歩出ればすぐそこだ」
「家族を連れて遊びに来たら電話で言えば、きっと立派なもてなしするからあなたにも面子が立つわ。
それに恋人なら特別チームを作り、サポートしてあげるんだよ」
洛晋市公安局の各級幹部が江遠を熱心に送り迎えし、階段まで下まで黄強民の手に渡すと、まだ離れようとしない。
徐田副局長は江遠の手を握りながら言った。
「うちの洛晋はあなたの第二の実家さ。
山南で辛い目に遭ったら連絡して。
電話一本で迎えに行くよ。
他のことはともかく、法医の設備や微量物質鑑定の機材なんでもいいから、あなたが望む通りに揃える。
独立した環境を確保するように」
「徐局長、そんな必要ないわ」黄強民は徐局長の手を離そうとした。
徐局長が目を丸くして言った。
「うちの実験室ほぼ全部持ち去られたんだもの。
新しい実験室を作らなきゃならないでしょう?完成したら待ってて」
「江遠は寧台で生まれ育ったから快適さに慣れてるわ」黄強民は徐局長の手を離し、「次回案件があれば連絡するわよ。
今は焦らなくていいわ」
「うち洛晋市は省都だもの、県庁所在地よりずっと良い環境でしょう?」
徐田がもう片方の手で江遠の腕を掴みながら懇願した。
「暇があったらぜひ来て。
本当になどでもないけど、あなたが来てくれたらみんな嬉しいんだ」
「問題ないわ。
今は連絡手段も便利だし、何かあったら電話か微信で資料送ればいいわ」江遠は洛晋に滞在中、この街の人々の温かさを感じていた。
話し方が優しくて信用でき、やる気も満ち溢れていた。
江遠が外出中の「戦闘」時間帯において、洛晋市は稀な全員が熱心で親切な都市だった。
もちろん、別の視点から見れば、江遠が部委の「指導者」を連れて来られたのは事実だし、彼自身に光環とバフ(ボーナス)が重ねられることで、周囲の人間も自然と向上心を持ち始めたのかもしれない。
現在、江遠の周りには以前より話し方が上手になった人々が増えていた。
ポンキチオは熱心な指導者たちと別れ、江遠に近づき両手を握りながらため息を吐く。
他の人とは違いポンキチオは口数が少ない。
「師匠……」
「大げさだよ。
また会える機会はあるさ」江遠はポンキチオの肩を叩いて感慨深げに言った。
今回の指導も後半戦では単なる任務ではなく、ポンキチオが高齢にもかかわらず昼間は必死で自分についてきて、作業しながら学び、夜は復習や予習をして最良の機会を逃さないようにと頑張っていることが分かる。
現在までにポンキチオがシステム設定の完成ラインに達していないのは、法医学における植物学が難しいからだ。
ポンキチオの問題ではないのだ。
たとえば王鍾も江遠についてしばらく学んだことがあるが、江遠は質問には全て答え、特に傾倒していた時期があった。
しかし王鍵の痕跡鑑定スキルがlv0.9で長く停滞しているのは、単に愚かさでは説明できない現象だった。
「帰宅したらビデオ電話で連絡するから、質問があれば微信で送って」と江遠が言葉を切った。
次にポンキチヨウへと向き直り、「最近は重い案件を請け負まないでくれ。
俺のほうでも植物学関係の案件が出たら呼び出すよ」
「はい、はい」ポンキチヨウが何度も頷いた。
江遠がこうして教えてくれるなら、感謝の言葉も省略するように師匠と呼ぶのが自然だ。
他の同僚たちとの別れを済ませた後、江遠は「白A」マークのオーディオA6に乗り込んだ。
白江省の幹部達が手を振って見送る。
……
寧台県。
新築された総合棟の礼堂は広々と明るく見えた。
このプロジェクトは省公安廳や長陽市警、清河市警と寧台県が共同で建設したプロジェクトだ。
投資額も工期も決して少なくないが、未だに完全竣工には至っていない。
ステージでは柴局が満面の笑みを浮かべていた。
黄強民は表情を崩さずにいた。
このプロジェクトは柴局が主導権を持っていたもので、各方面からも彼の要求は受け入れられていた。
金額に関しては黄強民ほど執拗に値切りをしなかったためだ。
しかし黄強民にとっては不満な点もあった。
まず互いの情報共有が密接ではないこと。
そしてこれは権力闘争そのものだ。
自分が局長になったからといって、部下の売却権を独占できるわけがない。
さらに一度にこんな大量の大規模案件を処理するのは時間的にも非効率だと感じていた。
以前柴局が江遠を魯陽市へと派遣した際は、彼の出世の地であり新任時代だったため黄強民は反論しなかったが、今や……反論する余裕もない。
「江遠さん、『一等功臣』の称号を再び授与されることを心からお祝い申し上げます。
今後の職業人生においてもさらなる活躍を期待しております」
柴局は黄強民の不満を無視して江遠を横取りする計画を固めていたため、彼が不快に思っていることを理由に作業を中断することはなかった。
江遠に対しては笑みを浮かべながらも、資産である彼の規模が増大したことに喜びを感じていたのだ。
警察の一等功はほぼ警察の頂点とされるもので、次いで二級・一級名誉市民賞などは終身栄誉賞に近いものだ。
特に早期のキャリアでは発行されない傾向がある。
江遠にとっては今回が2度目の一等功受賞であり、少なくとも最近数年間では山南省で唯一の存在だった。
「柴局さん、ありがとうございます」江遠は礼儀正しく頭を下げながら笑顔を見せた。
次にカメラや記念撮影に向かう。
柴局は眉と目尻が上向きになり、江遠と共に複数枚の写真を撮影した後、清河市警や省公安廳、中央省庁から来た人々と順番に江遠との記念撮影を行った。
長陽市警の来賓も他の県警同様、最後列で待機させられた。
寧台県の幹部達も全員揃い、江遠と親しげに挨拶を交わした後は各自知り合いを探すように会話が始まった。
式典が長引き、昼食会の時間帯を迎えても江遠は疲労感を感じていた。
連日の移動や柴局の演出による複雑な流れが原因だった。
以前黄強民が主導権を握っていた頃とは異なり、こんなに長いプロセスになることはなかったのだ。
柴通は社交を好む人物で、多くの交流機会を作り出していたが、江遠だけはその場に参加したくない。
彼自身さえも関わりたくないとさえ思っている。
江家父子が外から見られる存在になったのは古くからだ。
当時は江村が外部との交流イベントを開催することが多かったが、後にそれがやめられた理由は来客のほとんどがトラブルを起こすためだった。
彼らは金と土地を目当てにやってきたのだ。
江村の人々にとってそのような社交場は群熊に囲まれたようなものだ。
皆が鼻をくねらせながらも口先だけでは立派な人物ばかりで、実際には役立たない存在ばかりだった。
簡単に言えば、柴通が今日開いたような社交場と同様に、江村の人々にとっては他人のための社交場であり、江遠個人にとっては何の役にも立たないものだった。
「どうだ? 疲れたか?」
柴通は酒杯を手に江遠の腕を引っ張った。
「確かに少し疲れました」江遠はため息をつきながら立ち上がった。
「もう少しだけ頑張ろう。
そうだ、紹介しよう。
こちらは理源県警の馬局長だ」
柴通の旧知である馬局長は理源県が魯陽市に近い経済都市であることからも立派な人物だった。
江遠は礼儀正しく挨拶を返した。
柴通は酒を飲み、顔を赤くして江遠に酒を注ぎながら笑った。
「さっき馬局長と話していたんだ。
我々の強力な刑事県の名前を理源県にも広めようと言ったんだよ。
どうだ、自信があるか?」
江遠は驚いて黄強民の方を見やった。
案件が準備できていれば政通人和だが、そうでない場合はただの作戦に過ぎない。
複雑な案件では省庁ですら苦労するもので、ましてや若い巡査である江遠には手に負えない。
そのため江遠は黄強民と話したことがある事件だけを扱うことにしていた。
自分自身さえもそのような案件に関わるのを避けたいほどだった。
現地の状況が分からないし警民関係も不明確だから、悪い案件に出くわす可能性が高いのだ。
柴通は経験豊富で各地の事情にも詳しかったが、江遠との信頼関係はないため、そのような依頼を簡単に受け入れるわけにはいかなかった。
柴通の顔が曇り、酒杯を持って江遠の酒杯と合わせながら言った。
「理源県では馬局長の一言で全てが決まるんだ。
我々寧台県も負けられない」
黄強民が近づいてきた。
柴通は江遠の腕を放し、黄強民に向き直った。
黄強民の顔には44.4度という体温のような笑みが浮かび、しかし江遠に向かって言った。
「どうだ? 疲れたか?」
「少しはね。
村で宴席を開く予定なんだ」
「早く帰ればいいじゃないか。
江村の宴席は有名だし、一等功をもらったばかりだから参加しないと批判されるかもしれないよ」
「それなら良い」江遠は柴通たちに頭を下げてから言った。
「じゃあ僕は帰るわ」
柴通の表情が変わるのも構わず、江遠は手を振って去った。
「江遠、うちの洛晋は自分の家と思ってくれていいよ。
交通も便利だし、一歩出ればすぐそこだ」
「家族を連れて遊びに来たら電話で言えば、きっと立派なもてなしするからあなたにも面子が立つわ。
それに恋人なら特別チームを作り、サポートしてあげるんだよ」
洛晋市公安局の各級幹部が江遠を熱心に送り迎えし、階段まで下まで黄強民の手に渡すと、まだ離れようとしない。
徐田副局長は江遠の手を握りながら言った。
「うちの洛晋はあなたの第二の実家さ。
山南で辛い目に遭ったら連絡して。
電話一本で迎えに行くよ。
他のことはともかく、法医の設備や微量物質鑑定の機材なんでもいいから、あなたが望む通りに揃える。
独立した環境を確保するように」
「徐局長、そんな必要ないわ」黄強民は徐局長の手を離そうとした。
徐局長が目を丸くして言った。
「うちの実験室ほぼ全部持ち去られたんだもの。
新しい実験室を作らなきゃならないでしょう?完成したら待ってて」
「江遠は寧台で生まれ育ったから快適さに慣れてるわ」黄強民は徐局長の手を離し、「次回案件があれば連絡するわよ。
今は焦らなくていいわ」
「うち洛晋市は省都だもの、県庁所在地よりずっと良い環境でしょう?」
徐田がもう片方の手で江遠の腕を掴みながら懇願した。
「暇があったらぜひ来て。
本当になどでもないけど、あなたが来てくれたらみんな嬉しいんだ」
「問題ないわ。
今は連絡手段も便利だし、何かあったら電話か微信で資料送ればいいわ」江遠は洛晋に滞在中、この街の人々の温かさを感じていた。
話し方が優しくて信用でき、やる気も満ち溢れていた。
江遠が外出中の「戦闘」時間帯において、洛晋市は稀な全員が熱心で親切な都市だった。
もちろん、別の視点から見れば、江遠が部委の「指導者」を連れて来られたのは事実だし、彼自身に光環とバフ(ボーナス)が重ねられることで、周囲の人間も自然と向上心を持ち始めたのかもしれない。
現在、江遠の周りには以前より話し方が上手になった人々が増えていた。
ポンキチオは熱心な指導者たちと別れ、江遠に近づき両手を握りながらため息を吐く。
他の人とは違いポンキチオは口数が少ない。
「師匠……」
「大げさだよ。
また会える機会はあるさ」江遠はポンキチオの肩を叩いて感慨深げに言った。
今回の指導も後半戦では単なる任務ではなく、ポンキチオが高齢にもかかわらず昼間は必死で自分についてきて、作業しながら学び、夜は復習や予習をして最良の機会を逃さないようにと頑張っていることが分かる。
現在までにポンキチオがシステム設定の完成ラインに達していないのは、法医学における植物学が難しいからだ。
ポンキチオの問題ではないのだ。
たとえば王鍾も江遠についてしばらく学んだことがあるが、江遠は質問には全て答え、特に傾倒していた時期があった。
しかし王鍵の痕跡鑑定スキルがlv0.9で長く停滞しているのは、単に愚かさでは説明できない現象だった。
「帰宅したらビデオ電話で連絡するから、質問があれば微信で送って」と江遠が言葉を切った。
次にポンキチヨウへと向き直り、「最近は重い案件を請け負まないでくれ。
俺のほうでも植物学関係の案件が出たら呼び出すよ」
「はい、はい」ポンキチヨウが何度も頷いた。
江遠がこうして教えてくれるなら、感謝の言葉も省略するように師匠と呼ぶのが自然だ。
他の同僚たちとの別れを済ませた後、江遠は「白A」マークのオーディオA6に乗り込んだ。
白江省の幹部達が手を振って見送る。
……
寧台県。
新築された総合棟の礼堂は広々と明るく見えた。
このプロジェクトは省公安廳や長陽市警、清河市警と寧台県が共同で建設したプロジェクトだ。
投資額も工期も決して少なくないが、未だに完全竣工には至っていない。
ステージでは柴局が満面の笑みを浮かべていた。
黄強民は表情を崩さずにいた。
このプロジェクトは柴局が主導権を持っていたもので、各方面からも彼の要求は受け入れられていた。
金額に関しては黄強民ほど執拗に値切りをしなかったためだ。
しかし黄強民にとっては不満な点もあった。
まず互いの情報共有が密接ではないこと。
そしてこれは権力闘争そのものだ。
自分が局長になったからといって、部下の売却権を独占できるわけがない。
さらに一度にこんな大量の大規模案件を処理するのは時間的にも非効率だと感じていた。
以前柴局が江遠を魯陽市へと派遣した際は、彼の出世の地であり新任時代だったため黄強民は反論しなかったが、今や……反論する余裕もない。
「江遠さん、『一等功臣』の称号を再び授与されることを心からお祝い申し上げます。
今後の職業人生においてもさらなる活躍を期待しております」
柴局は黄強民の不満を無視して江遠を横取りする計画を固めていたため、彼が不快に思っていることを理由に作業を中断することはなかった。
江遠に対しては笑みを浮かべながらも、資産である彼の規模が増大したことに喜びを感じていたのだ。
警察の一等功はほぼ警察の頂点とされるもので、次いで二級・一級名誉市民賞などは終身栄誉賞に近いものだ。
特に早期のキャリアでは発行されない傾向がある。
江遠にとっては今回が2度目の一等功受賞であり、少なくとも最近数年間では山南省で唯一の存在だった。
「柴局さん、ありがとうございます」江遠は礼儀正しく頭を下げながら笑顔を見せた。
次にカメラや記念撮影に向かう。
柴局は眉と目尻が上向きになり、江遠と共に複数枚の写真を撮影した後、清河市警や省公安廳、中央省庁から来た人々と順番に江遠との記念撮影を行った。
長陽市警の来賓も他の県警同様、最後列で待機させられた。
寧台県の幹部達も全員揃い、江遠と親しげに挨拶を交わした後は各自知り合いを探すように会話が始まった。
式典が長引き、昼食会の時間帯を迎えても江遠は疲労感を感じていた。
連日の移動や柴局の演出による複雑な流れが原因だった。
以前黄強民が主導権を握っていた頃とは異なり、こんなに長いプロセスになることはなかったのだ。
柴通は社交を好む人物で、多くの交流機会を作り出していたが、江遠だけはその場に参加したくない。
彼自身さえも関わりたくないとさえ思っている。
江家父子が外から見られる存在になったのは古くからだ。
当時は江村が外部との交流イベントを開催することが多かったが、後にそれがやめられた理由は来客のほとんどがトラブルを起こすためだった。
彼らは金と土地を目当てにやってきたのだ。
江村の人々にとってそのような社交場は群熊に囲まれたようなものだ。
皆が鼻をくねらせながらも口先だけでは立派な人物ばかりで、実際には役立たない存在ばかりだった。
簡単に言えば、柴通が今日開いたような社交場と同様に、江村の人々にとっては他人のための社交場であり、江遠個人にとっては何の役にも立たないものだった。
「どうだ? 疲れたか?」
柴通は酒杯を手に江遠の腕を引っ張った。
「確かに少し疲れました」江遠はため息をつきながら立ち上がった。
「もう少しだけ頑張ろう。
そうだ、紹介しよう。
こちらは理源県警の馬局長だ」
柴通の旧知である馬局長は理源県が魯陽市に近い経済都市であることからも立派な人物だった。
江遠は礼儀正しく挨拶を返した。
柴通は酒を飲み、顔を赤くして江遠に酒を注ぎながら笑った。
「さっき馬局長と話していたんだ。
我々の強力な刑事県の名前を理源県にも広めようと言ったんだよ。
どうだ、自信があるか?」
江遠は驚いて黄強民の方を見やった。
案件が準備できていれば政通人和だが、そうでない場合はただの作戦に過ぎない。
複雑な案件では省庁ですら苦労するもので、ましてや若い巡査である江遠には手に負えない。
そのため江遠は黄強民と話したことがある事件だけを扱うことにしていた。
自分自身さえもそのような案件に関わるのを避けたいほどだった。
現地の状況が分からないし警民関係も不明確だから、悪い案件に出くわす可能性が高いのだ。
柴通は経験豊富で各地の事情にも詳しかったが、江遠との信頼関係はないため、そのような依頼を簡単に受け入れるわけにはいかなかった。
柴通の顔が曇り、酒杯を持って江遠の酒杯と合わせながら言った。
「理源県では馬局長の一言で全てが決まるんだ。
我々寧台県も負けられない」
黄強民が近づいてきた。
柴通は江遠の腕を放し、黄強民に向き直った。
黄強民の顔には44.4度という体温のような笑みが浮かび、しかし江遠に向かって言った。
「どうだ? 疲れたか?」
「少しはね。
村で宴席を開く予定なんだ」
「早く帰ればいいじゃないか。
江村の宴席は有名だし、一等功をもらったばかりだから参加しないと批判されるかもしれないよ」
「それなら良い」江遠は柴通たちに頭を下げてから言った。
「じゃあ僕は帰るわ」
柴通の表情が変わるのも構わず、江遠は手を振って去った。
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