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第0845話 円環
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清早。
微風が頬を撫でる。
透明な露は揺れ動く柳の枝に残り、青白い路肩は未だ人影もなく孤独に佇んでいた。
老牛の口から奇跡的に助かったばかりの緑色の草が、余温書は冷たいシエンタのシートに座りながら月洋村へ向かっていた。
リスト上の百数十件は彼にとって最後の希望だった。
そのうちの何人かに嫌疑者が見つからない場合、江遠は徐泰寧を動員せざるを得ないだろう。
そんな状況下では、余温書が現場に出張する必要はなかったはずだが、彼はやはり自ら指揮を執って車に乗った。
有無を問わず同じ結果が出せるかもしれないが、真剣さと丁寧さの違いは決定的だった。
そして捜査の段階では、その真剣さと丁寧さこそが最重要事項なのだ。
余温書は新調したシエンタに手を当てて心の中で嗚咽した。
警察が車を持たないというのはあり得ない話だ。
事件さえ起こらなければいいのに、良い車を買った……現在の余温書が高級車を買うわけにはいかなかった。
堂々と支隊長である彼が十数万円の車しか買えないのは、黄強民に目をつけられるからだった。
ただしそれは刑事警察本部が予算を持っているという前提に基づくものだ。
そうでなければ徐泰寧が来たら予算は底をついてしまい、車両維持費すら負担にならないかもしれない。
だが徐泰寧を使わないというのは余温書が絶対に認めない選択だった。
刑事警察本部の役割とは何か?全省の各県警刑事課を支える存在だ。
彼らが解決できず、難解で重大かつ影響力のある事件はすべて刑事警察本部に回される。
つまり刑事警察本部こそが山南省刑事捜査システムの脅威なのだ。
脅威を持たない警察組織はゴミ同然であり、いくら理由を並べても説得力はない。
だから刑事警察本部は戦闘力を維持し続けなければならない。
少なくとも余温書にとってはそれが存在意義そのものだった。
予算が底をついたとしても、車両を全て売却したとしても、彼なら必ず再起できる。
ただ一件の事件も解決できなければ、本当に失意のどん底に落ちるだけだ。
「江遠、体調はどう? 疲れた?」
到着間際、余温書は疲れを感じながら無線で江遠を気遣った。
江遠はぼんやりと目を開け、位置確認後に顔をこすりながら答えた。
「まあまあ。
寝不足のせいかちょっと具合悪いけど……どこから調べ始めようか?」
「君が一・二・三級に分類した中で最も高い危険性の301番からどう?」
余温書は全員を相手に丁寧な口調で提案した。
「お言葉通りです」江遠は規律ある組織の一員らしく返答した。
「では301号から始めよう」余温書も礼儀正しさを装う必要はなく、無線機に向かって短く指示を出した。
車が停まった瞬間、十数名の刑事たちが即座に集まり、余温書と江遠の背後に並んで同行する態勢を取った。
規律ある組織である以上、当然ながら厳粛な態度で行動していた。
ふと、こんなに多くの人員が一斉に出動するというのは無駄というものだ。
通常の訪問は二人一組が基本で、可能な限り多くの訪問を実施するのが目的である。
だが「訪問すべき世帯数が少ない」という指摘があるなら、人員削減による効率化を図るべきではないか。
時間的優位性を活かすのが英雄的な真髄というものだ。
しかし支隊長の出動基準は異なる。
刑事警察部隊は標準的大規模組織であり、余温書の下には多くの機関警備官が配置されている。
彼が外出する際には、その周囲に複数の機関警備官を従えるのが常である。
宣伝すべき局面では写真撮影、相手の台詞を引き出す場面では盛り上げ役、かつて現場で働いていたという自慢話を披露する際は先頭に立つ——彼らの動きは全てが計算されたものだ。
江遠の側近である牧志洋らもまた、各自が任務に従事し、必要ならば盾を構える。
特に牧志洋は即座に胸元に陶器製防弾ベストを装着した。
このアイテムはイラク戦争時の米軍普通兵にも好まれないという話だが、「銃撃を受けた経験のある者だけが真価を知る」というのが現実だ。
ドン、ドン。
地元派出所の警官がインターホンを鳴らす。
数声呼びかけた後、ドアが開き、Tシャツ姿の男が顔を覗かせた。
すると彼は十数人の全員が制服を着ている光景に呆然と固まった。
「これは……」男は笑えなかった。
「李朝新さんですね?」
警官も逮捕する気はないらしく、まずは名前を確認した。
男は連続して頷き、「はい、どうしましたか?」
「先週の夜間、その場所を何度か通過した記憶はありませんか?」
警官は彼の言葉に迎合せず、質問を続けた。
李朝新(番号301)の嫌疑度が三段階に上がった理由には、車両の頻繁な通行と昼夜逆転行動という要素も含まれていた。
特に旧式のハイランダーに乗る際、常に二人乃至三人が同乗している点は、遺体を運ぶ可能性があると判断された根拠となった。
昼間は休止し夜間に活動するというのは、一般視聴者から目を逸らす意図があるという解釈だが、逆に夜間のみ車両を使用するケースも疑念の対象となる。
一方で頻繁な通行への嫌疑度はさらに高い。
警察側の見立てでは、このような行動パターンは犯人が現場を偵察したり監視している場合によく見られるものだ。
画像捜査ソフトが設定された通過回数閾値や時間帯に基づき、自動的に異常と判断する仕組みになっている。
したがって李朝新が最初の訪問対象となった理由は明白だった。
李朝新は少し動揺しながらも平常心を保ち、「7日8日の夜間ですか?友人たちを迎えに行ったんですよ」
「詳細に説明してください」
「一緒に飲んで焼肉パーティを開いていたんです。
前線駅まで迎えに行き、彼らを乗せて……」彼の心理的安定性は高いもので、話すうちに声調も落ち着いてきた。
「駅から近い場所だったんですが、時間帯がバラバラだったので、飲食後は客室で一晩過ごし、翌朝に送り出したんです……」
月洋村は長陽市東駅から30分程度の車で近いが、その繁栄は新幹線駅と関係がある。
沿線に住む労働者は朝出勤し夕方帰宅するため、工場側も人材確保を容易にする。
派出所の警官は李朝新の説明が現地事情に合致すると、隣を見やりながら質問した。
待機していた刑事が数分間引き継いで尋ねた後、一連の指導者たちの視線から退いた。
「最近市外に出ないでください」。
臨別に大隊長馬紀洋は李朝新にそう言い残す。
彼は複数の疑いを抱えている人物であり、リスト上でも最上位に位置する存在だったため、今後の捜査では再び対象となる可能性が高いのだ。
一行は次に番号204へ向かうが、既に302・303番と番号2の容疑者は他の刑事チームが取り扱っていた。
訪問調査は疲労感と閉塞感を伴いながらも、気を引き締めて進めなければならない。
余温書も久しぶりの現場作業だったが、会議よりはまだ楽だと感じていた。
訪問調査は足で回る仕事であり、資料だけでは見過ごされても現地での観察で露呈するケースも多いのだ。
要約すると、訪問調査と排除行動は類似しているものの、排除には明確な目的と方向性があるのに対し、訪問調査は初期段階に位置し、主体的なアプローチが求められる。
江遠もその点を学んだ。
法医はそもそも基礎業務から解放されているが、県警では技術捜査官以外は人員不足で現場作業を強いられるのが常だった。
一方江遠は現場での機会が減りつつあるためか、以前とは異なる心境になっていた。
午後になると調査対象は番号135まで進み、リストの末尾部に到達した。
ドアを開いた老人は頑固そうな印象だった。
警察だと気づくと眉をひそめ、「どうしました?」
と不機嫌に尋ねた。
派出所警官は上司への好印象を保つため笑顔を作りながら、質問を続けた。
「先日農用車を運転していたのをご存知ですか?」
「どの日ですか?」
「8日のことです」
「水曜日ですね」
「その時は堆肥を運んでいたんですよ」老人は鼻を鳴らした。
「今の若い連中は農業のことも知らないんだから、化学肥料で育てた野菜と有機物の違いなんて分からないだろう……」
「頻繁に堆肥を扱うんですか?」
間接的な事実確認が行われる。
「たまにはね」老人は頷いた。
「自家菜園用に発酵させるためです」
「その日車に乗っていたのはあなた一人ですか?もう一人乗っていた人は誰ですか?」
警官はメモを取りながら質問した。
「息子だよ」
「電話番号をお知らせください」
「数字は覚えられないからスマホに入れてる」
「じゃあ探しておいてくれ、連絡先残しておくと後で確認しやすいわ」
「貴方の息子に電話する必要があるのか?」
老人が不満げにスマホを取り出し、画面をスクロールしながら方言でぼやく「捕まえるべきやつがつかまってないのに、毎日小市民を困らせて……」
「誰が捕まるべきだと言うんだ?」
馬季洋はその言葉の意味を理解し、横から尋ねた
老人は鼻で笑い「ふざけんなよ、先に売春やってるやつらはなぜつかまってないんだ?」
「売春…どこだ?」
馬季洋が眉をひそめる
「警察ってのは知らないのか?この野郎」老人は信じられない様子で Continued...
微風が頬を撫でる。
透明な露は揺れ動く柳の枝に残り、青白い路肩は未だ人影もなく孤独に佇んでいた。
老牛の口から奇跡的に助かったばかりの緑色の草が、余温書は冷たいシエンタのシートに座りながら月洋村へ向かっていた。
リスト上の百数十件は彼にとって最後の希望だった。
そのうちの何人かに嫌疑者が見つからない場合、江遠は徐泰寧を動員せざるを得ないだろう。
そんな状況下では、余温書が現場に出張する必要はなかったはずだが、彼はやはり自ら指揮を執って車に乗った。
有無を問わず同じ結果が出せるかもしれないが、真剣さと丁寧さの違いは決定的だった。
そして捜査の段階では、その真剣さと丁寧さこそが最重要事項なのだ。
余温書は新調したシエンタに手を当てて心の中で嗚咽した。
警察が車を持たないというのはあり得ない話だ。
事件さえ起こらなければいいのに、良い車を買った……現在の余温書が高級車を買うわけにはいかなかった。
堂々と支隊長である彼が十数万円の車しか買えないのは、黄強民に目をつけられるからだった。
ただしそれは刑事警察本部が予算を持っているという前提に基づくものだ。
そうでなければ徐泰寧が来たら予算は底をついてしまい、車両維持費すら負担にならないかもしれない。
だが徐泰寧を使わないというのは余温書が絶対に認めない選択だった。
刑事警察本部の役割とは何か?全省の各県警刑事課を支える存在だ。
彼らが解決できず、難解で重大かつ影響力のある事件はすべて刑事警察本部に回される。
つまり刑事警察本部こそが山南省刑事捜査システムの脅威なのだ。
脅威を持たない警察組織はゴミ同然であり、いくら理由を並べても説得力はない。
だから刑事警察本部は戦闘力を維持し続けなければならない。
少なくとも余温書にとってはそれが存在意義そのものだった。
予算が底をついたとしても、車両を全て売却したとしても、彼なら必ず再起できる。
ただ一件の事件も解決できなければ、本当に失意のどん底に落ちるだけだ。
「江遠、体調はどう? 疲れた?」
到着間際、余温書は疲れを感じながら無線で江遠を気遣った。
江遠はぼんやりと目を開け、位置確認後に顔をこすりながら答えた。
「まあまあ。
寝不足のせいかちょっと具合悪いけど……どこから調べ始めようか?」
「君が一・二・三級に分類した中で最も高い危険性の301番からどう?」
余温書は全員を相手に丁寧な口調で提案した。
「お言葉通りです」江遠は規律ある組織の一員らしく返答した。
「では301号から始めよう」余温書も礼儀正しさを装う必要はなく、無線機に向かって短く指示を出した。
車が停まった瞬間、十数名の刑事たちが即座に集まり、余温書と江遠の背後に並んで同行する態勢を取った。
規律ある組織である以上、当然ながら厳粛な態度で行動していた。
ふと、こんなに多くの人員が一斉に出動するというのは無駄というものだ。
通常の訪問は二人一組が基本で、可能な限り多くの訪問を実施するのが目的である。
だが「訪問すべき世帯数が少ない」という指摘があるなら、人員削減による効率化を図るべきではないか。
時間的優位性を活かすのが英雄的な真髄というものだ。
しかし支隊長の出動基準は異なる。
刑事警察部隊は標準的大規模組織であり、余温書の下には多くの機関警備官が配置されている。
彼が外出する際には、その周囲に複数の機関警備官を従えるのが常である。
宣伝すべき局面では写真撮影、相手の台詞を引き出す場面では盛り上げ役、かつて現場で働いていたという自慢話を披露する際は先頭に立つ——彼らの動きは全てが計算されたものだ。
江遠の側近である牧志洋らもまた、各自が任務に従事し、必要ならば盾を構える。
特に牧志洋は即座に胸元に陶器製防弾ベストを装着した。
このアイテムはイラク戦争時の米軍普通兵にも好まれないという話だが、「銃撃を受けた経験のある者だけが真価を知る」というのが現実だ。
ドン、ドン。
地元派出所の警官がインターホンを鳴らす。
数声呼びかけた後、ドアが開き、Tシャツ姿の男が顔を覗かせた。
すると彼は十数人の全員が制服を着ている光景に呆然と固まった。
「これは……」男は笑えなかった。
「李朝新さんですね?」
警官も逮捕する気はないらしく、まずは名前を確認した。
男は連続して頷き、「はい、どうしましたか?」
「先週の夜間、その場所を何度か通過した記憶はありませんか?」
警官は彼の言葉に迎合せず、質問を続けた。
李朝新(番号301)の嫌疑度が三段階に上がった理由には、車両の頻繁な通行と昼夜逆転行動という要素も含まれていた。
特に旧式のハイランダーに乗る際、常に二人乃至三人が同乗している点は、遺体を運ぶ可能性があると判断された根拠となった。
昼間は休止し夜間に活動するというのは、一般視聴者から目を逸らす意図があるという解釈だが、逆に夜間のみ車両を使用するケースも疑念の対象となる。
一方で頻繁な通行への嫌疑度はさらに高い。
警察側の見立てでは、このような行動パターンは犯人が現場を偵察したり監視している場合によく見られるものだ。
画像捜査ソフトが設定された通過回数閾値や時間帯に基づき、自動的に異常と判断する仕組みになっている。
したがって李朝新が最初の訪問対象となった理由は明白だった。
李朝新は少し動揺しながらも平常心を保ち、「7日8日の夜間ですか?友人たちを迎えに行ったんですよ」
「詳細に説明してください」
「一緒に飲んで焼肉パーティを開いていたんです。
前線駅まで迎えに行き、彼らを乗せて……」彼の心理的安定性は高いもので、話すうちに声調も落ち着いてきた。
「駅から近い場所だったんですが、時間帯がバラバラだったので、飲食後は客室で一晩過ごし、翌朝に送り出したんです……」
月洋村は長陽市東駅から30分程度の車で近いが、その繁栄は新幹線駅と関係がある。
沿線に住む労働者は朝出勤し夕方帰宅するため、工場側も人材確保を容易にする。
派出所の警官は李朝新の説明が現地事情に合致すると、隣を見やりながら質問した。
待機していた刑事が数分間引き継いで尋ねた後、一連の指導者たちの視線から退いた。
「最近市外に出ないでください」。
臨別に大隊長馬紀洋は李朝新にそう言い残す。
彼は複数の疑いを抱えている人物であり、リスト上でも最上位に位置する存在だったため、今後の捜査では再び対象となる可能性が高いのだ。
一行は次に番号204へ向かうが、既に302・303番と番号2の容疑者は他の刑事チームが取り扱っていた。
訪問調査は疲労感と閉塞感を伴いながらも、気を引き締めて進めなければならない。
余温書も久しぶりの現場作業だったが、会議よりはまだ楽だと感じていた。
訪問調査は足で回る仕事であり、資料だけでは見過ごされても現地での観察で露呈するケースも多いのだ。
要約すると、訪問調査と排除行動は類似しているものの、排除には明確な目的と方向性があるのに対し、訪問調査は初期段階に位置し、主体的なアプローチが求められる。
江遠もその点を学んだ。
法医はそもそも基礎業務から解放されているが、県警では技術捜査官以外は人員不足で現場作業を強いられるのが常だった。
一方江遠は現場での機会が減りつつあるためか、以前とは異なる心境になっていた。
午後になると調査対象は番号135まで進み、リストの末尾部に到達した。
ドアを開いた老人は頑固そうな印象だった。
警察だと気づくと眉をひそめ、「どうしました?」
と不機嫌に尋ねた。
派出所警官は上司への好印象を保つため笑顔を作りながら、質問を続けた。
「先日農用車を運転していたのをご存知ですか?」
「どの日ですか?」
「8日のことです」
「水曜日ですね」
「その時は堆肥を運んでいたんですよ」老人は鼻を鳴らした。
「今の若い連中は農業のことも知らないんだから、化学肥料で育てた野菜と有機物の違いなんて分からないだろう……」
「頻繁に堆肥を扱うんですか?」
間接的な事実確認が行われる。
「たまにはね」老人は頷いた。
「自家菜園用に発酵させるためです」
「その日車に乗っていたのはあなた一人ですか?もう一人乗っていた人は誰ですか?」
警官はメモを取りながら質問した。
「息子だよ」
「電話番号をお知らせください」
「数字は覚えられないからスマホに入れてる」
「じゃあ探しておいてくれ、連絡先残しておくと後で確認しやすいわ」
「貴方の息子に電話する必要があるのか?」
老人が不満げにスマホを取り出し、画面をスクロールしながら方言でぼやく「捕まえるべきやつがつかまってないのに、毎日小市民を困らせて……」
「誰が捕まるべきだと言うんだ?」
馬季洋はその言葉の意味を理解し、横から尋ねた
老人は鼻で笑い「ふざけんなよ、先に売春やってるやつらはなぜつかまってないんだ?」
「売春…どこだ?」
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