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記録係の誕生
搾乳室清掃の洗礼
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翌日の放課後、僕は担任の先生から手渡された清掃用具一式を抱え、緊張しながら職員室に向かった。
今日の任務は、小学棟の搾乳室の清掃だ。
中等部の記録係としての初仕事。
先生は「まずは慣れるために」と言っていたが、僕の胸には拭いきれない不安が渦巻いていた。
職員室の扉をノックすると、中から「どうぞ」という声が聞こえてきた。
僕は、恐る恐る扉を開け、中に足を踏み入れた。
「日向くん、来たね」
そこにいたのは、僕と同年代くらいの男子生徒だった。
彼は、僕を見てにこやかに微笑んだ。
「僕は、高等部の記録係をしている、日野 聡(ひの さとし)。君が中等部の記録係だと聞いて、挨拶に来たんだ」
「あ、僕は日向 悠太です。よろしくお願いします」
僕は、彼の言葉に少しだけ安堵した。
この学校に、僕と同じ境遇の男子生徒がいる。
それだけで、僕の心は少しだけ軽くなった。
「日向くん、今日は小学棟の搾乳室の清掃だね。僕も以前、その仕事を任されたことがあるんだ。最初は大変だけど、頑張ってね」
彼はそう言って、僕の肩をポンと叩いた。
その言葉は、僕の不安をさらに掻き立てる。
彼の言葉の裏には、「大変」という言葉だけでは言い表せない、何かがある。
僕は、その何かを知るのが怖かった。
「ねえ、莉緒(りお)ちゃん、ちょっと日向くんを案内してあげてくれるかな。こっちは最近転校してきた、日向くん。莉緒ちゃんは、小5の子で、まだ日向くんのクラスの子たちよりは少し小さいけど、それでも十分すぎるほど成長している子だよ。」
日野さんはそう言うと、隣に立っている女の子に、そっと声をかけた。
彼女、莉緒ちゃんは日野さんの後ろから、恥ずかしそうに顔を出す。
その胸は、僕の同級生よりもずっと小さいけど、それでも僕の顔くらいの大きさはある。
小学生とは思えないほど、ふっくらと膨らんだ胸。その胸の重さに、莉緒ちゃんは少し体を傾けている。
「あの、日向くん、こんにちは。わたし、小川 莉緒です。よろしくおねがいします。」
莉緒ちゃんは、そう言って、僕に向かってお辞儀をする。
その拍子に、胸が「プルン」と揺れる。
「搾乳室は、この小学棟の奥だよ。いっしょに行こう?」
莉緒ちゃんは、僕の手を引こうと、小さな手を差し出す。
その手は、まだ子供らしい、小さな手。
でも、その手と、彼女の身体のアンバランスさに、僕は驚いていた。
「えっと…よろしく、莉緒ちゃん」
莉緒ちゃんは僕の手をぎゅっと掴んだ。
その手は、小さくて柔らかい。
でも、その手から伝わる温かさと、小学生とは思えないほどの胸の存在感に、僕は再び圧倒される。
「日向くん、行こう! 私が案内してあげるね」
莉緒ちゃんは、そう言って、僕の手を引いて歩き出した。
小学棟は、中等部棟よりも少し古い建物で、廊下には、まだ子供らしい絵や飾り付けがされている。
でも、廊下を歩く莉緒ちゃんの身体は、すでに子供のそれを遥かに超えている。
彼女が歩くたびに、胸がプルンと揺れる。
その揺れに合わせて、彼女の身体からは、ほんのりと甘い匂いが漂ってくる。
僕は、莉緒ちゃんの少し後ろを歩きながら、彼女の背中をじっと見ていた。
「これが、小5の女の子…」
中学生の身体を見て驚いたばかりなのに、小学生の莉緒ちゃんの身体も、僕にとっては信じられない光景だった。
彼女の背中からは、胸の重さに耐えるように、少し肩が丸まっているのがわかる。
でも、彼女は全然つらそうじゃない。
むしろ、自分の身体を誇らしく思っているみたいに、胸を張って歩いている。
「ここだよ、日向くん」
莉緒ちゃんは、そう言って、ある扉の前で立ち止まった。
扉には、可愛らしい牛の絵が描かれている。
でも、扉の隙間からは、すでに甘く、濃密な匂いが漂ってきていた。
莉緒ちゃんは、躊躇なく扉を開ける。
「わあ、やっぱり! いっぱい搾乳した子がいるみたいだね!」
搾乳室の中は、想像を絶する光景だった。
部屋全体が、薄黄色い母乳の膜で覆われている。
床も、壁も、そして搾乳するための機械も、すべてが薄黄色くベタベタしていた。
莉緒ちゃんは、その光景を見て、嬉しそうに目を輝かせた。
「すごいね! 誰が搾乳したのかな? これ、きっと、小6の桜ちゃんだね。桜ちゃんは、私より少し大きいから、もっといっぱい出るんだよ」
莉緒ちゃんは、そう言って、床に落ちている母乳を指さした。
その母乳は、生クリームみたいにドロッとしていて、床に垂れたまま固まりかけている。
「このベタベタを、日向くんがきれいにするんだね。大変そうだね」
莉緒ちゃんは、悪気なくそう言ったけど、僕は、その言葉に、少しだけショックを受けた。
「うん…頑張って、きれいにしないとね」
僕は、それだけ言って、部屋の中に入っていく。
一歩足を踏み入れただけで、靴底がベタベタと張り付く。
そして、甘く濃い匂いが、鼻腔を容赦なく刺激する。
「うっ…」
僕が顔をしかめると、莉緒ちゃんは、僕の顔を不思議そうに覗き込んだ。
「日向くん、大丈夫? 変な匂い?」
「いや、大丈夫だよ。ちょっと、匂いがきついかな…」
「そうだよね。この匂いは、最初はきついみたい。でも、私たちには、自分の身体から出た匂いだから、あんまり気にならないんだ」
莉緒ちゃんは、そう言って、ニコッと笑った。
その笑顔は、普通の小学生の女の子と全く同じ。
でも、その笑顔の下にある、規格外の身体と、この搾乳室の光景が、僕にとっては、あまりにも非現実的だった。
「ねえ、日向くん。私、ちょっと搾乳するね」
莉緒ちゃんは、そう言って、搾乳機の方へと向かっていく。
僕は、驚いて莉緒の方を見た。
「え? 今から?」
「うん。だって、胸がパンパンなんだもん。我慢してると、成長に良くないって、先生が言ってたから」
莉緒ちゃんは、そう言って、服を脱ぎ始めた。
僕は、慌てて目をそらそうとした。
「あ、あの、莉緒ちゃん…」
「日向くん、いいよ。気にしなくて。どうせ、私たちの身体は、男子に見られるためにあるんだから」
莉緒ちゃんは、そう言って、ブラジャーを外す。
すると、彼女の胸は、ブラジャーのカップから、さらに大きく溢れ出した。
トップバスト105cm、アンダー65cm。
その差は40cm。
Mカップ。
「わあ、日向くん、見て見て! 私の胸、こんなに大きくなったんだよ!」
莉緒ちゃんは、自分の胸を誇らしげに突き出した。
その胸は、僕の顔よりもはるかに大きい。
そして、その表面には、母乳がパンパンに詰まっているのがわかる。
莉緒ちゃんは、僕の隣に立つと、自分の胸を、僕の胸に押し付けた。
「日向くんの胸、私より小さいね。でも、男の子の胸も、いつか大きくなるのかな?」
その無邪気な一言に、僕は、何も答えることができなかった。
莉緒ちゃんは、搾乳機の前に立つと、胸を機械に当てる。
そして、スイッチを入れると、機械が動き出した。
「ブゥゥゥゥ…」という機械の音とともに、莉緒の胸からは、勢いよく母乳が噴き出した。
「わあ、すごい! いっぱい出るよ、日向くん!」
莉緒ちゃんは、そう言って、嬉しそうに笑う。
その笑顔とは裏腹に、彼女の胸からは、まるで蛇口をひねったように、母乳が途切れることなく流れ落ちていく。
莉緒ちゃんの母乳は、中学生の子たちよりも粘度は低いけど、それでも普通の母乳よりははるかに濃い。
それが、搾乳機の周りに飛び散り、床や壁をさらに薄黄色く染めていく。
「日向くん、ごめんね。また、お掃除が大変になっちゃった」
莉緒ちゃんは、そう言って、僕の方を見る。
彼女の胸からは、まだ母乳が止まらない。
「でもね、日向くん。この母乳は、私の成長の証なんだよ。だから、きれいに掃除してね」
莉緒ちゃんは、そう言って、搾乳を続ける。
僕は、その光景を、ただじっと見つめていた。
莉緒ちゃんの無邪気な笑顔。
そして、小学生とは思えないほどの、圧倒的な身体の力。
その二つのギャップが、僕の心を揺さぶる。
莉緒ちゃんは搾乳が終わるとすぐに友達と遊びに行った。
小学生は、清掃員が来ることをあまり意識していない子が多いみたいだ。
「よし、早速清掃にとりかかろう!」
僕は、清掃道具が置いてある場所へと向かった。
そこには、ホースとバケツ、そして何枚かの雑巾が置いてある。
「母乳だし、水で流せばすぐに取れるよね!」
そう思った僕は、ホースの水を出し、床に溜まった母乳を勢いよく流し始めた。
しかし、予想は裏切られた。
ホースから出る水は、母乳の固まりに当たると、まるで油を弾くかのように、母乳の固まりを避けて流れていく。
床に広がった母乳は、水と混ざり合うことなく、ベタベタとした塊のまま、僕の足元へと流れてくる。
「えっ…なんでだ?」
思わず声を漏らした。
床にこびりついた母乳は、水で流せるようなものではなかった。
それは、まるで生クリームが床一面に塗りたくられているかのような状態だった。
水と混ざり合うどころか、水を弾き、粘度が高いため、ホースの水圧ではびくともしない。
ホースの水を止めて、バケツに水を汲み、雑巾を濡らして床を拭き始めた。
しかし、それもまた、僕の予想を裏切るものだった。
雑巾で床を拭くと、母乳は伸びて、さらに広い範囲に広がってしまう。
そして、雑巾はすぐに母乳でベタベタになり、絞っても絞りきれない。
「うわ…なんだこれ…」
僕は、雑巾を捨て、新しい雑巾を手に取るが、それもすぐに同じ状態になってしまう。
部屋の中は、水と母乳が混ざり合って、さらにひどい状態になっていた。
甘ったるい匂いが、部屋の湿気と相まって、呼吸をさらに困難にする。
「う…く…」
僕は、その匂いに耐えきれず、時折、吐き気を催しそうになる。
清掃作業は、僕が想像していたよりも、はるかに手間のかかるものだった。
床にこびりついた母乳を、雑巾で拭き取る。
しかし、拭き取った雑巾は、すぐに母乳でベタベタになり、使い物にならなくなる。
バケツの水も、すぐに母乳で白く濁り、清掃に使えなくなる。
何度も何度も、バケツの水を交換し、新しい雑巾に持ち替える。
その間も、部屋に充満した母乳の甘い匂いは、僕の意識を朦朧とさせていく。
僕は、雑巾で床を拭きながら、そう呟いた。
「これが、莉緒ちゃんたちの…」
この粘り気のある母乳は、小学生の莉緒の身体から出たもの。
それが、こんなにも清掃に手間がかかるほどの「力」を持っている。
清掃を始めてから、もうどれくらいの時間が経っただろうか。
ようやく床の母乳を拭き取ることに成功した。
しかし、壁や搾乳機には、まだ母乳がこびりついている。
「はぁ…はぁ…」
僕は、息を切らしながら、壁にこびりついた母乳を、雑巾で拭き取り始める。
壁の母乳は、床の母乳よりもさらに固まっていて、なかなか取れない。
僕は、力を込めて雑巾で擦るが、母乳はびくともしない。
「くそっ…!」
僕は、苛立ちから、つい声を荒げてしまう。
その時、僕は、雑巾を壁に押し付けている自分の腕が、震えていることに気づいた。
「僕…こんなに疲れてるのか…」
たった一人の小学生が出した母乳を清掃するだけで、こんなにも疲れるなんて。
僕は、自分の力のなさ、そして莉緒ちゃんの身体の力の大きさを、改めて痛感した。
清掃を終える頃には、僕は汗だくになっていた。
部屋の床も壁も、ようやく元の清潔な状態に戻った。
僕は、安堵と達成感に満たされながら、清掃用具を片付けようと、最後の雑巾を絞った。
その時だった。
「日向くん、お掃除ありがとう!でもね、またすぐおっぱいが張ってきちゃったの!」
先ほど搾乳を終えたばかりの莉緒ちゃんが、満面の笑みで再び搾乳室に戻ってきたのだ。
彼女はそう言いながら、僕の隣に立つと、ジャージのファスナーを勢いよく下ろした。
その中から、白いタンクトップが見える。
そして、そのタンクトップを捲り上げると、下着姿の莉緒ちゃんがいた。
小学生とは思えない、あまりにも巨大な胸。
それは、つい3時間前に、僕がその母乳と格闘した、あの胸だった。
「わあ、早く出さないと、胸がはちきれちゃいそうだよ!」
莉緒ちゃんは、そう言って、両手で自分の胸を支える。
その拍子に、胸の表面が、まるで生き物のように「プルン」と震える。
そして、その胸からは、白い母乳が、ほんの少しだけ滲み出ていた。
莉緒ちゃんは、僕の視線など気にも留めずに、搾乳機に胸を当て、スイッチを入れた。
「ブゥゥゥゥ…」
機械の音が、再び部屋の中に響き渡る。
そして、彼女の胸からは、先ほどと同じように、いや、それ以上の勢いで、母乳が噴き出した。
「ブシュウウウウウウウッ!」
白い母乳のシャワーが、さっきまでピカピカだった壁や床に、容赦なく降り注ぐ。
僕の3時間の苦労を嘲笑うかのように、搾乳機の周りに、部屋の隅々に、母乳が飛び散っていく。
僕は、その光景を、ただ呆然と見つめることしかできなかった。
3時間かけて、ようやくきれいにした部屋。
それが、わずか数秒で、また元の状態に戻っていく。
いや、元の状態どころか、さらにひどい状態になっていく。
莉緒ちゃんの身体は、3時間という短い時間の中で、再び大量の母乳を生成していた。
その生産能力は、僕が3時間かけて清掃した労力など、嘲笑うかのように、圧倒的だった。
「わあ、気持ちいい! やっぱり、出した後はスッキリするね!」
莉緒ちゃんは、そう言って、満面の笑みを浮かべる。
彼女にとって、この行為は、ごく自然な生理現象にすぎない。
しかし、僕にとって、それは終わりのない、絶望的な仕事の始まりを意味していた。
僕は、再び手に持った雑巾とバケツ、そして、目の前の母乳の海を見て、ただ立ち尽くすことしかできなかった。
今日の任務は、小学棟の搾乳室の清掃だ。
中等部の記録係としての初仕事。
先生は「まずは慣れるために」と言っていたが、僕の胸には拭いきれない不安が渦巻いていた。
職員室の扉をノックすると、中から「どうぞ」という声が聞こえてきた。
僕は、恐る恐る扉を開け、中に足を踏み入れた。
「日向くん、来たね」
そこにいたのは、僕と同年代くらいの男子生徒だった。
彼は、僕を見てにこやかに微笑んだ。
「僕は、高等部の記録係をしている、日野 聡(ひの さとし)。君が中等部の記録係だと聞いて、挨拶に来たんだ」
「あ、僕は日向 悠太です。よろしくお願いします」
僕は、彼の言葉に少しだけ安堵した。
この学校に、僕と同じ境遇の男子生徒がいる。
それだけで、僕の心は少しだけ軽くなった。
「日向くん、今日は小学棟の搾乳室の清掃だね。僕も以前、その仕事を任されたことがあるんだ。最初は大変だけど、頑張ってね」
彼はそう言って、僕の肩をポンと叩いた。
その言葉は、僕の不安をさらに掻き立てる。
彼の言葉の裏には、「大変」という言葉だけでは言い表せない、何かがある。
僕は、その何かを知るのが怖かった。
「ねえ、莉緒(りお)ちゃん、ちょっと日向くんを案内してあげてくれるかな。こっちは最近転校してきた、日向くん。莉緒ちゃんは、小5の子で、まだ日向くんのクラスの子たちよりは少し小さいけど、それでも十分すぎるほど成長している子だよ。」
日野さんはそう言うと、隣に立っている女の子に、そっと声をかけた。
彼女、莉緒ちゃんは日野さんの後ろから、恥ずかしそうに顔を出す。
その胸は、僕の同級生よりもずっと小さいけど、それでも僕の顔くらいの大きさはある。
小学生とは思えないほど、ふっくらと膨らんだ胸。その胸の重さに、莉緒ちゃんは少し体を傾けている。
「あの、日向くん、こんにちは。わたし、小川 莉緒です。よろしくおねがいします。」
莉緒ちゃんは、そう言って、僕に向かってお辞儀をする。
その拍子に、胸が「プルン」と揺れる。
「搾乳室は、この小学棟の奥だよ。いっしょに行こう?」
莉緒ちゃんは、僕の手を引こうと、小さな手を差し出す。
その手は、まだ子供らしい、小さな手。
でも、その手と、彼女の身体のアンバランスさに、僕は驚いていた。
「えっと…よろしく、莉緒ちゃん」
莉緒ちゃんは僕の手をぎゅっと掴んだ。
その手は、小さくて柔らかい。
でも、その手から伝わる温かさと、小学生とは思えないほどの胸の存在感に、僕は再び圧倒される。
「日向くん、行こう! 私が案内してあげるね」
莉緒ちゃんは、そう言って、僕の手を引いて歩き出した。
小学棟は、中等部棟よりも少し古い建物で、廊下には、まだ子供らしい絵や飾り付けがされている。
でも、廊下を歩く莉緒ちゃんの身体は、すでに子供のそれを遥かに超えている。
彼女が歩くたびに、胸がプルンと揺れる。
その揺れに合わせて、彼女の身体からは、ほんのりと甘い匂いが漂ってくる。
僕は、莉緒ちゃんの少し後ろを歩きながら、彼女の背中をじっと見ていた。
「これが、小5の女の子…」
中学生の身体を見て驚いたばかりなのに、小学生の莉緒ちゃんの身体も、僕にとっては信じられない光景だった。
彼女の背中からは、胸の重さに耐えるように、少し肩が丸まっているのがわかる。
でも、彼女は全然つらそうじゃない。
むしろ、自分の身体を誇らしく思っているみたいに、胸を張って歩いている。
「ここだよ、日向くん」
莉緒ちゃんは、そう言って、ある扉の前で立ち止まった。
扉には、可愛らしい牛の絵が描かれている。
でも、扉の隙間からは、すでに甘く、濃密な匂いが漂ってきていた。
莉緒ちゃんは、躊躇なく扉を開ける。
「わあ、やっぱり! いっぱい搾乳した子がいるみたいだね!」
搾乳室の中は、想像を絶する光景だった。
部屋全体が、薄黄色い母乳の膜で覆われている。
床も、壁も、そして搾乳するための機械も、すべてが薄黄色くベタベタしていた。
莉緒ちゃんは、その光景を見て、嬉しそうに目を輝かせた。
「すごいね! 誰が搾乳したのかな? これ、きっと、小6の桜ちゃんだね。桜ちゃんは、私より少し大きいから、もっといっぱい出るんだよ」
莉緒ちゃんは、そう言って、床に落ちている母乳を指さした。
その母乳は、生クリームみたいにドロッとしていて、床に垂れたまま固まりかけている。
「このベタベタを、日向くんがきれいにするんだね。大変そうだね」
莉緒ちゃんは、悪気なくそう言ったけど、僕は、その言葉に、少しだけショックを受けた。
「うん…頑張って、きれいにしないとね」
僕は、それだけ言って、部屋の中に入っていく。
一歩足を踏み入れただけで、靴底がベタベタと張り付く。
そして、甘く濃い匂いが、鼻腔を容赦なく刺激する。
「うっ…」
僕が顔をしかめると、莉緒ちゃんは、僕の顔を不思議そうに覗き込んだ。
「日向くん、大丈夫? 変な匂い?」
「いや、大丈夫だよ。ちょっと、匂いがきついかな…」
「そうだよね。この匂いは、最初はきついみたい。でも、私たちには、自分の身体から出た匂いだから、あんまり気にならないんだ」
莉緒ちゃんは、そう言って、ニコッと笑った。
その笑顔は、普通の小学生の女の子と全く同じ。
でも、その笑顔の下にある、規格外の身体と、この搾乳室の光景が、僕にとっては、あまりにも非現実的だった。
「ねえ、日向くん。私、ちょっと搾乳するね」
莉緒ちゃんは、そう言って、搾乳機の方へと向かっていく。
僕は、驚いて莉緒の方を見た。
「え? 今から?」
「うん。だって、胸がパンパンなんだもん。我慢してると、成長に良くないって、先生が言ってたから」
莉緒ちゃんは、そう言って、服を脱ぎ始めた。
僕は、慌てて目をそらそうとした。
「あ、あの、莉緒ちゃん…」
「日向くん、いいよ。気にしなくて。どうせ、私たちの身体は、男子に見られるためにあるんだから」
莉緒ちゃんは、そう言って、ブラジャーを外す。
すると、彼女の胸は、ブラジャーのカップから、さらに大きく溢れ出した。
トップバスト105cm、アンダー65cm。
その差は40cm。
Mカップ。
「わあ、日向くん、見て見て! 私の胸、こんなに大きくなったんだよ!」
莉緒ちゃんは、自分の胸を誇らしげに突き出した。
その胸は、僕の顔よりもはるかに大きい。
そして、その表面には、母乳がパンパンに詰まっているのがわかる。
莉緒ちゃんは、僕の隣に立つと、自分の胸を、僕の胸に押し付けた。
「日向くんの胸、私より小さいね。でも、男の子の胸も、いつか大きくなるのかな?」
その無邪気な一言に、僕は、何も答えることができなかった。
莉緒ちゃんは、搾乳機の前に立つと、胸を機械に当てる。
そして、スイッチを入れると、機械が動き出した。
「ブゥゥゥゥ…」という機械の音とともに、莉緒の胸からは、勢いよく母乳が噴き出した。
「わあ、すごい! いっぱい出るよ、日向くん!」
莉緒ちゃんは、そう言って、嬉しそうに笑う。
その笑顔とは裏腹に、彼女の胸からは、まるで蛇口をひねったように、母乳が途切れることなく流れ落ちていく。
莉緒ちゃんの母乳は、中学生の子たちよりも粘度は低いけど、それでも普通の母乳よりははるかに濃い。
それが、搾乳機の周りに飛び散り、床や壁をさらに薄黄色く染めていく。
「日向くん、ごめんね。また、お掃除が大変になっちゃった」
莉緒ちゃんは、そう言って、僕の方を見る。
彼女の胸からは、まだ母乳が止まらない。
「でもね、日向くん。この母乳は、私の成長の証なんだよ。だから、きれいに掃除してね」
莉緒ちゃんは、そう言って、搾乳を続ける。
僕は、その光景を、ただじっと見つめていた。
莉緒ちゃんの無邪気な笑顔。
そして、小学生とは思えないほどの、圧倒的な身体の力。
その二つのギャップが、僕の心を揺さぶる。
莉緒ちゃんは搾乳が終わるとすぐに友達と遊びに行った。
小学生は、清掃員が来ることをあまり意識していない子が多いみたいだ。
「よし、早速清掃にとりかかろう!」
僕は、清掃道具が置いてある場所へと向かった。
そこには、ホースとバケツ、そして何枚かの雑巾が置いてある。
「母乳だし、水で流せばすぐに取れるよね!」
そう思った僕は、ホースの水を出し、床に溜まった母乳を勢いよく流し始めた。
しかし、予想は裏切られた。
ホースから出る水は、母乳の固まりに当たると、まるで油を弾くかのように、母乳の固まりを避けて流れていく。
床に広がった母乳は、水と混ざり合うことなく、ベタベタとした塊のまま、僕の足元へと流れてくる。
「えっ…なんでだ?」
思わず声を漏らした。
床にこびりついた母乳は、水で流せるようなものではなかった。
それは、まるで生クリームが床一面に塗りたくられているかのような状態だった。
水と混ざり合うどころか、水を弾き、粘度が高いため、ホースの水圧ではびくともしない。
ホースの水を止めて、バケツに水を汲み、雑巾を濡らして床を拭き始めた。
しかし、それもまた、僕の予想を裏切るものだった。
雑巾で床を拭くと、母乳は伸びて、さらに広い範囲に広がってしまう。
そして、雑巾はすぐに母乳でベタベタになり、絞っても絞りきれない。
「うわ…なんだこれ…」
僕は、雑巾を捨て、新しい雑巾を手に取るが、それもすぐに同じ状態になってしまう。
部屋の中は、水と母乳が混ざり合って、さらにひどい状態になっていた。
甘ったるい匂いが、部屋の湿気と相まって、呼吸をさらに困難にする。
「う…く…」
僕は、その匂いに耐えきれず、時折、吐き気を催しそうになる。
清掃作業は、僕が想像していたよりも、はるかに手間のかかるものだった。
床にこびりついた母乳を、雑巾で拭き取る。
しかし、拭き取った雑巾は、すぐに母乳でベタベタになり、使い物にならなくなる。
バケツの水も、すぐに母乳で白く濁り、清掃に使えなくなる。
何度も何度も、バケツの水を交換し、新しい雑巾に持ち替える。
その間も、部屋に充満した母乳の甘い匂いは、僕の意識を朦朧とさせていく。
僕は、雑巾で床を拭きながら、そう呟いた。
「これが、莉緒ちゃんたちの…」
この粘り気のある母乳は、小学生の莉緒の身体から出たもの。
それが、こんなにも清掃に手間がかかるほどの「力」を持っている。
清掃を始めてから、もうどれくらいの時間が経っただろうか。
ようやく床の母乳を拭き取ることに成功した。
しかし、壁や搾乳機には、まだ母乳がこびりついている。
「はぁ…はぁ…」
僕は、息を切らしながら、壁にこびりついた母乳を、雑巾で拭き取り始める。
壁の母乳は、床の母乳よりもさらに固まっていて、なかなか取れない。
僕は、力を込めて雑巾で擦るが、母乳はびくともしない。
「くそっ…!」
僕は、苛立ちから、つい声を荒げてしまう。
その時、僕は、雑巾を壁に押し付けている自分の腕が、震えていることに気づいた。
「僕…こんなに疲れてるのか…」
たった一人の小学生が出した母乳を清掃するだけで、こんなにも疲れるなんて。
僕は、自分の力のなさ、そして莉緒ちゃんの身体の力の大きさを、改めて痛感した。
清掃を終える頃には、僕は汗だくになっていた。
部屋の床も壁も、ようやく元の清潔な状態に戻った。
僕は、安堵と達成感に満たされながら、清掃用具を片付けようと、最後の雑巾を絞った。
その時だった。
「日向くん、お掃除ありがとう!でもね、またすぐおっぱいが張ってきちゃったの!」
先ほど搾乳を終えたばかりの莉緒ちゃんが、満面の笑みで再び搾乳室に戻ってきたのだ。
彼女はそう言いながら、僕の隣に立つと、ジャージのファスナーを勢いよく下ろした。
その中から、白いタンクトップが見える。
そして、そのタンクトップを捲り上げると、下着姿の莉緒ちゃんがいた。
小学生とは思えない、あまりにも巨大な胸。
それは、つい3時間前に、僕がその母乳と格闘した、あの胸だった。
「わあ、早く出さないと、胸がはちきれちゃいそうだよ!」
莉緒ちゃんは、そう言って、両手で自分の胸を支える。
その拍子に、胸の表面が、まるで生き物のように「プルン」と震える。
そして、その胸からは、白い母乳が、ほんの少しだけ滲み出ていた。
莉緒ちゃんは、僕の視線など気にも留めずに、搾乳機に胸を当て、スイッチを入れた。
「ブゥゥゥゥ…」
機械の音が、再び部屋の中に響き渡る。
そして、彼女の胸からは、先ほどと同じように、いや、それ以上の勢いで、母乳が噴き出した。
「ブシュウウウウウウウッ!」
白い母乳のシャワーが、さっきまでピカピカだった壁や床に、容赦なく降り注ぐ。
僕の3時間の苦労を嘲笑うかのように、搾乳機の周りに、部屋の隅々に、母乳が飛び散っていく。
僕は、その光景を、ただ呆然と見つめることしかできなかった。
3時間かけて、ようやくきれいにした部屋。
それが、わずか数秒で、また元の状態に戻っていく。
いや、元の状態どころか、さらにひどい状態になっていく。
莉緒ちゃんの身体は、3時間という短い時間の中で、再び大量の母乳を生成していた。
その生産能力は、僕が3時間かけて清掃した労力など、嘲笑うかのように、圧倒的だった。
「わあ、気持ちいい! やっぱり、出した後はスッキリするね!」
莉緒ちゃんは、そう言って、満面の笑みを浮かべる。
彼女にとって、この行為は、ごく自然な生理現象にすぎない。
しかし、僕にとって、それは終わりのない、絶望的な仕事の始まりを意味していた。
僕は、再び手に持った雑巾とバケツ、そして、目の前の母乳の海を見て、ただ立ち尽くすことしかできなかった。
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