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番外編
兄の寵愛弟の思惑91
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「それは……」
「私には三人の乳母がいて、それぞれに私と同じ年齢の子がいました。つまり乳兄弟も三人います。その中の一人があの者の精神操作魔法に操られたのです」
「操られていたというのは確かなのですか」
私達兄弟にもそれぞれ乳兄弟がいる、兄上には五人私には三人だ。
兄上の乳兄弟はすべて男性だけれど、私の方はすべて女性だから今は母上の宮で侍女見習いをしていて、私がボナクララと結婚後はボナクララ付きとして仕え、ゆくゆくは私達の子共の乳母になる予定だ。
幼い頃から一緒に育った乳兄弟へ私は無条件に信頼しているし、きっと兄上もジョバンニ叔父上もそれは同じだろう。
兄上のところで乳兄弟達は、側近や侍従の様な役割を受けもっている。兄上が執務室で飲食をする場合、彼らがその給仕をする。
厨房から食事を運ぶ場合、執務室近くの部屋で毒見をしそれ以後彼らが兄上のところに食事を運ぶし、兄上に茶を入れるのも彼らの役目だ。
兄上は分からないが、私は疑うことなく彼らが用意したものを口にしている。
彼らが私達を害そうとするなんて、今まで一度も疑ったことなんてないからだ。
「ええ、本当です。あの者自身がそう告白しました」
「なんてこと……」
「私に油断があったのは否定しません。あの晩、私はいつもの様に乳兄弟が用意した眠りの薬湯を飲み眠りについた。その薬湯の中に媚薬が盛られているなんて想像もしなかった」
ジョバンニ叔父上は若い頃から眠りが浅く、入眠しやすくなる薬湯を時々飲んでいるとボナクララから以前聞いた事がある。いつも飲んでいるものを信用している者が用意したら何の疑いもなく飲んでしまうだろう。
「たった一度の行いで、あの者はエマニュエラを授かってしまった。翌朝魔法が解けた乳兄弟は、己の罪を陛下に告白しました。乳兄弟と一緒にあの者も捕らえられた」
「捕らえられた? ではいつ魔法陣を書き変えたのですか」
「捕らえた後です。あれと面会した彼女の母親が牢番を脅し彼女を外に出してしまった」
そう言われてハッとする。そうだ、当然エマニュエラの母親にも家族がいたはずだ。
その家は今どうなっているのだろう。
「あの、叔父上その……彼女の母親は今……」
「操られたとはいえ、罪人を無断で外に出したのです。彼女とその両親は一緒に……二人の遺体は霊廟に納められていますが。家は彼女の兄が継ぎましたが、彼は断種され次に家を継ぐのは養子になりますね」
「それは公には出来ないから?」
王子が王族の令嬢に襲われたなんて醜聞すぎる話だしとても外に出せない話なのは確かだけれど、処刑されたのなら公になっているものとばかり考えていた。
でも、公になっていたのなら私だって知っていて当たり前、大きな事件は家庭教師から習っているし王家と王族に関わる事件なら尚更だ。
当時どうやってそれを隠蔽したのか分からないけれど、相当な手間を掛け隠したのだと思う。
「ええ、彼女とその両親は表向き馬車の事故とされていますが、霊廟に納めた彼女の棺の中に遺体はありません。名も系譜から消されています。遺体は焼かれその骨は王家の森の谷底に落とされました」
王家の森の谷底、王都内に存在する森なのに迷宮だからなのかあの森の中には山も谷も存在するのだと聞いたことはある。だが王都で一番高い王宮の屋根に上っても王家の森のうっそうとした森が見えるだけで山を見ることは出来ないそうだ。
「家を継いだといっても、彼は自分の妹と母親が犯した罪を償う為日々屋敷で祈りを捧げる日々を送っているそうで実際当主の役目は他の家の者が行っているそうです。彼も彼の父も母も王族の誇りをもって王家に忠誠を誓っていた者達ですから、自分の罪ではなくても責任を感じているのでしょう」
「彼女の両親はこの件に関わっていなかった? 牢から出したのも精神を操られて?」
「ええ、そうです。あの頃まだ精神操作耐性の魔道具は出来ておらず、魔法を使えなくするものもなかったので、耐性が無い者は対処できる術が無かった」
精神操作魔法の耐性は、兄上も私も乳兄弟達も幼い頃に習得させられた。
ただ習得に向き不向きがあるらしく、同じく訓練しても習得出来ない者もいるそうだから、ジョバンニ叔父上の乳兄弟は耐性が習得出来なかったのかもしれない。
「牢から脱出した後、彼女は自分の母親を王宮内に見捨て自身は姿を隠しました。私達は知らなかったのですが、闇の魔法というものの中には影の中を移動できるという恐ろしいものがあるそうで、彼女はそれを使い王宮の中で自由に動き母上に近付いた」
「影の中を移動する? そんな魔法聞いた事がありません」
そんな事が出来たら、どんな場所にも入り込めてしまう。
まさか、それで魔法陣の間に侵入したのだろうか。
「私も先程聞いたばかりです。私はあの時使われた薬の後遺症で病の床についていた。母上の命を奪われた時も自分に起きた悲しみに囚われていた」
「叔父上」
「母上の命を奪ってすぐ、彼女は魔法陣の間に向かい魔法陣を書き変えました。第二王子殿下、私は自分の油断で母上の命をあの者に奪われ、守りの魔法陣の書き換えを許してしまった。そして父上はその魔法陣に命を吸われたのです。すべて私の油断が招いた結果です」
油断、そうは言ってもどうやったらそれを阻止出来たというのだろう。
闇魔法がそんなに恐ろしいものだと、私は今の今まで知らなかったというのに。
優秀過ぎる魔法の使い手だったエマニュエラの母親が正しくその力を使っていれば、今頃は母上達の頼もしい味方となっただろうに。
まてよ、母親に闇属性の適性があるなら、エマニュエラはどうなんだろう。
「叔父上、エマニュエラには闇魔法の適性があるのでしょうか」
「……あります。強い闇魔法が使えないよう制御の魔道具の腕輪を着けさせていますが……」
なんとも不安になる答えがジョバンニ叔父上から返って来たけれど、エマニュエラの性格を考えればいつまで大人しく魔道具の腕輪を着けているか心配になっても仕方がないことだった。
「私には三人の乳母がいて、それぞれに私と同じ年齢の子がいました。つまり乳兄弟も三人います。その中の一人があの者の精神操作魔法に操られたのです」
「操られていたというのは確かなのですか」
私達兄弟にもそれぞれ乳兄弟がいる、兄上には五人私には三人だ。
兄上の乳兄弟はすべて男性だけれど、私の方はすべて女性だから今は母上の宮で侍女見習いをしていて、私がボナクララと結婚後はボナクララ付きとして仕え、ゆくゆくは私達の子共の乳母になる予定だ。
幼い頃から一緒に育った乳兄弟へ私は無条件に信頼しているし、きっと兄上もジョバンニ叔父上もそれは同じだろう。
兄上のところで乳兄弟達は、側近や侍従の様な役割を受けもっている。兄上が執務室で飲食をする場合、彼らがその給仕をする。
厨房から食事を運ぶ場合、執務室近くの部屋で毒見をしそれ以後彼らが兄上のところに食事を運ぶし、兄上に茶を入れるのも彼らの役目だ。
兄上は分からないが、私は疑うことなく彼らが用意したものを口にしている。
彼らが私達を害そうとするなんて、今まで一度も疑ったことなんてないからだ。
「ええ、本当です。あの者自身がそう告白しました」
「なんてこと……」
「私に油断があったのは否定しません。あの晩、私はいつもの様に乳兄弟が用意した眠りの薬湯を飲み眠りについた。その薬湯の中に媚薬が盛られているなんて想像もしなかった」
ジョバンニ叔父上は若い頃から眠りが浅く、入眠しやすくなる薬湯を時々飲んでいるとボナクララから以前聞いた事がある。いつも飲んでいるものを信用している者が用意したら何の疑いもなく飲んでしまうだろう。
「たった一度の行いで、あの者はエマニュエラを授かってしまった。翌朝魔法が解けた乳兄弟は、己の罪を陛下に告白しました。乳兄弟と一緒にあの者も捕らえられた」
「捕らえられた? ではいつ魔法陣を書き変えたのですか」
「捕らえた後です。あれと面会した彼女の母親が牢番を脅し彼女を外に出してしまった」
そう言われてハッとする。そうだ、当然エマニュエラの母親にも家族がいたはずだ。
その家は今どうなっているのだろう。
「あの、叔父上その……彼女の母親は今……」
「操られたとはいえ、罪人を無断で外に出したのです。彼女とその両親は一緒に……二人の遺体は霊廟に納められていますが。家は彼女の兄が継ぎましたが、彼は断種され次に家を継ぐのは養子になりますね」
「それは公には出来ないから?」
王子が王族の令嬢に襲われたなんて醜聞すぎる話だしとても外に出せない話なのは確かだけれど、処刑されたのなら公になっているものとばかり考えていた。
でも、公になっていたのなら私だって知っていて当たり前、大きな事件は家庭教師から習っているし王家と王族に関わる事件なら尚更だ。
当時どうやってそれを隠蔽したのか分からないけれど、相当な手間を掛け隠したのだと思う。
「ええ、彼女とその両親は表向き馬車の事故とされていますが、霊廟に納めた彼女の棺の中に遺体はありません。名も系譜から消されています。遺体は焼かれその骨は王家の森の谷底に落とされました」
王家の森の谷底、王都内に存在する森なのに迷宮だからなのかあの森の中には山も谷も存在するのだと聞いたことはある。だが王都で一番高い王宮の屋根に上っても王家の森のうっそうとした森が見えるだけで山を見ることは出来ないそうだ。
「家を継いだといっても、彼は自分の妹と母親が犯した罪を償う為日々屋敷で祈りを捧げる日々を送っているそうで実際当主の役目は他の家の者が行っているそうです。彼も彼の父も母も王族の誇りをもって王家に忠誠を誓っていた者達ですから、自分の罪ではなくても責任を感じているのでしょう」
「彼女の両親はこの件に関わっていなかった? 牢から出したのも精神を操られて?」
「ええ、そうです。あの頃まだ精神操作耐性の魔道具は出来ておらず、魔法を使えなくするものもなかったので、耐性が無い者は対処できる術が無かった」
精神操作魔法の耐性は、兄上も私も乳兄弟達も幼い頃に習得させられた。
ただ習得に向き不向きがあるらしく、同じく訓練しても習得出来ない者もいるそうだから、ジョバンニ叔父上の乳兄弟は耐性が習得出来なかったのかもしれない。
「牢から脱出した後、彼女は自分の母親を王宮内に見捨て自身は姿を隠しました。私達は知らなかったのですが、闇の魔法というものの中には影の中を移動できるという恐ろしいものがあるそうで、彼女はそれを使い王宮の中で自由に動き母上に近付いた」
「影の中を移動する? そんな魔法聞いた事がありません」
そんな事が出来たら、どんな場所にも入り込めてしまう。
まさか、それで魔法陣の間に侵入したのだろうか。
「私も先程聞いたばかりです。私はあの時使われた薬の後遺症で病の床についていた。母上の命を奪われた時も自分に起きた悲しみに囚われていた」
「叔父上」
「母上の命を奪ってすぐ、彼女は魔法陣の間に向かい魔法陣を書き変えました。第二王子殿下、私は自分の油断で母上の命をあの者に奪われ、守りの魔法陣の書き換えを許してしまった。そして父上はその魔法陣に命を吸われたのです。すべて私の油断が招いた結果です」
油断、そうは言ってもどうやったらそれを阻止出来たというのだろう。
闇魔法がそんなに恐ろしいものだと、私は今の今まで知らなかったというのに。
優秀過ぎる魔法の使い手だったエマニュエラの母親が正しくその力を使っていれば、今頃は母上達の頼もしい味方となっただろうに。
まてよ、母親に闇属性の適性があるなら、エマニュエラはどうなんだろう。
「叔父上、エマニュエラには闇魔法の適性があるのでしょうか」
「……あります。強い闇魔法が使えないよう制御の魔道具の腕輪を着けさせていますが……」
なんとも不安になる答えがジョバンニ叔父上から返って来たけれど、エマニュエラの性格を考えればいつまで大人しく魔道具の腕輪を着けているか心配になっても仕方がないことだった。
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