サンタナの奇妙じゃない日常

MC【モンチャック】

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サンタナの奇妙じゃない犬小屋①

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この物語はフィクションであり、登場する人物及び団体は架空であり、実在のものとは関係ありません。

この物語の主人公はイエローのダックスフンドのサンタナ2歳だ。

先祖代々ダックスフンドの家系。

好きなものは親や兄妹や顔馴染みの犬全員。
苦手なものはイジメっこのブルドックの『ひでお』

一人称はシャンちゃん。
趣味は木をかじる事。驚いた時は『いぬぅ!』と言い

焦った時は四足歩行で逃げる。

そのサンタナが繰り広げる奇妙じゃない日常を。。。



天気の良い土曜日の朝、サンタナは母親に言われて、犬小屋の掃除をしていた。
言われた原因は散らかったおもちゃ。

友達から貰った木の枝や、おばあちゃんから貰ったけん玉。
ひいひいおじいちゃんから貰った、『MC【モンチャック】のラップ入門』のDVD。

しぶしぶ自分の犬小屋を掃除するサンタナ。


散らかった自慢のおもちゃを自慢のおもちゃ箱に入れてると
一枚の写真が。

それはサンタナが産まれたての時の写真。

目も開いてなく、マズルも短く今とは別犬。
『シャンちゃんも大きくなったもんだ。』

短い腕を組み、仁王立ちで頷くサンタナ。

一通り片付けが終わり『ママぁ!掃除終わったよ!』

『あら?サンちゃん、早かったのね』母親は優しくサンタナを撫でました。

サンタナは母親も父親も大好き。よくわからない話をしてくる近所の15歳年上のウルトラおじいちゃんチワワのキー坊も大好き。

『ママぁ!お昼まで遊びに行っていい?』
『いいけど、あんまり遠くに行ったらダメよ』とママ。

『大丈夫!ゴロー君と空き地でワンプロするだけだから』

ゴロー君はサンタナの同い年の、友達のピッドブル。

犬種は違えどゴロー君は手加減して遊んでくれる優しい友達です。

『じゃぁ遊びに行ってきまーす!』
『気を付けて行ってらっしゃい!お昼までには帰ってくるのよ』とママ

二足歩行で軽快に空き地に向かうサンタナ。
ピクっ!

嗅いだことない匂いが、道沿いの柵から匂う。
『?何の匂いだろ?』と気にするサンタナ。

しかし、そんな事よりもゴロー君が待ってる空き地へ二足歩行で向かうサンタナ。

『あら?サンちゃん遊びに行くの?』
声を掛けてくれたのはポメラニアンの小雨さん。

サンタナのママの友達でもあり、産まれた時からサンタナを見てくれてる、小雨さん。

『小雨さん、こんにちは。今から空き地でゴロー君とワンプロして遊ぶんだ』

『怪我しないようにしてね』

『ありがとう!小雨さん』二足歩行で再び空き地に向かうサンタナ。


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