英雄よ!叫べ!

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    序章

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「天皇陛下万歳!、天皇陛下万
歳!、天皇陛下万歳!」

空気感が冷たい、絞首刑執行台が本心では影と光が見える。

 あとは、親愛なる日本国民に判断を任せた!

敗戦の責任は、我々で充分だ!

形がアメリカ指導でも、

日本文化(難しくいうと、国体)に

たいする

畏敬が虚無な状態であれ、

なんとしてでも、

日本の赤化(共産化)だけは防が

なくてはならない。

私は潔く死を受け入れる。

死刑執行者のアメリカ人。

私を執行したことをあとで、

家族に誇り高く自慢するに違いない。

非常に鼻穴を大きくし、

顔面を少し上げて、

見下した顔をしている。

この国が、

これで大東亜戦争の終幕が落ろ

されるのならば、

同じ誇り高き大和民族に、

「戦犯ども、お前らのせいだ!」

貶され、侮辱など、感情に任せ

てそういう仕打ちを受けようとも…。

天皇陛下及び皇族と国民がい

らっしゃれば、立派な日本であ
る。

今は、深夜だが、朝起きれば、

新聞やテレビなどの情報で、
私の死をほとんどが安堵し、
喜ぶだろう、家族、親類よすまない。

不名誉な私のような存在のせいで、背中に十字架を着せてしまう。

これだけは、いわせてほしい!煌めく日光の下に目覚める、
何気ない日常だ。

しかし当たり前だが、平和をおかされないことが、何よりも大切なことだ!

国旗「日の丸」…!

 私は永遠にあの眩しい故郷、

ほのかな太陽の火の粉を宿す未
来ある少年、少女たち、

人々の息吹きが永久に沸き立ち国旗あるいは国家が日没しないことをただ、ただ、藁にしがみつきたいほど、死後も願っている。

 一首を輪にはめた一

辞世の句

今ははや 心にかかる 雲なし
心豊かに 西へぞ急ぐ

他3句
 

敗戦したことは、申し訳ない。

懺悔するばかりである。

我が儘であるが、靖国であおうでないか。

1948年12月23日、午前0時1分死刑執行。
 64さいであった。

指導者として責務を果たし、責任を死ぬ最後まで、懺悔し、国の行く末を案じた。

このかたは、1884年12月30日に長男として、生まれた。英教の息子である。

戦犯とて、一人の人間である。

 家族、親類みな、長男が生まれ、狂喜した。

生まれた瞬間産声をあげ、暖かいほっぺたをみて、かわいさ、生命の新しい歴史に歓喜する医者、看護師たち、大人の利害や罪とは全く関係ない、赤々しく、明るい雰囲気に包まれた。

動物、特に人間は、親から子への愛情、子供とは、愛嬌ある柔軟で細くて長い一途な愛情ある生糸へと変化するのである。成長するごとにこの生糸が、多種多様に絡まり、増え、形成してゆく。もし、この生糸が切られたどんな気持ちだろうか?

 答えは想像に難くない、絶望や壮絶な悲しみが待っているのである。

 それらを回避するには、どうすればよいかを考えたい。
 
性善説を私は信じている。

 左翼が主張する、a級戦犯などの犯罪者(冤罪も含む)、一部の右翼や、差別者。

 中国人であれ、朝鮮人であれ、最初から悪い人物というのではない。結局のところ、見方の問題である。

 よいところはみな平等にあるのである。それらを私は、論じていきたい。
    
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