83 / 113
第2章
一緒にしましょう?
しおりを挟む
※ちょっとアレなやり取りがございます。苦手な方は、申し訳ございません。
ルーファさんが立ち去り、残されたのはハンスと私・・・・。正直・・・・気まずいですわ。私の思い込みで、この一週間程・・・・ハンスを避けていましたもの。それに、嫉妬と苛立ちから、ハンスに執事を辞めろとまで言ってしまいましたわ。
ー謝るべきですわよね。
でも、謝りたくない。だって、あの日・・・・ハンスが私と一緒に居てくれたら・・・・こんな思いだって抱かなかったし、しなかった。ルビアナ達と別れてから、私と合流してくれても良かったんじゃ。
あぁ。私ってやっぱり自分本位。ハンスが悪いわけではないのに、ハンスには私を一番に優先して欲しい。私の傍にいるのが当たり前。だなんて思ってしまう。
ぐるぐるしますわ。胸の此所がぐるぐるしてうまく気持ちを整理できない。
「お嬢様。」
ーびくっ!
ハンスの声に、思わず肩が跳ねましたわ。
「何かしら、ハンス。」
「お嬢様は、本日はクラブへ顔は出されるのですか?」
クラブ・・・・そうね。クラブもそうだけれど、レオニダスの鍛錬にも付き合う約束もしていたわ。
「いいえ。今からレオニダスと会うわ。」
「レオニダス?何か約束でもされているのですか?そう言えば最近よくお二人で何処かに行かれてるようですが・・・・」
「ええ。付き合う事にしたから。」
「ーは!?」
目を見開き、固まるハンス。あら?私がレオニダスの魔法のコーチをするのがそんなに驚きかしら?
「えっと・・・・レオニダスと・・・・ですか?」
「レオニダス以外、誰がいるのよ。」
このクラスで、一番デタラメな魔法の使い方するのはレオニダスですわ。苦手な癖に、剣ばかり振っていますもの。筋肉ばかり付いて、頭の中まで筋肉で埋まってしまうんでなくて?ほんと手のかかる駄犬ですわ。
「いつから・・・・」
「アルテに行った日に約束して。それからね。頻繁にやってるから、体がもたないわ。」
武具強化を教えてるのだけれど・・・・レオニダスってば、魔法の調整が苦手なのよね。何でもかんでも大技になるから、やり過ぎな常態になって・・・・それをフォローするのが本当に大変なのですわ。
「・・・・・・」
「・・・・・・?どうしたの?ハンス?」
貴方、顔面蒼白ですわ。ちょっと?息・・・・してるの?ううん!? 気絶してる!?立ったまま気絶しているわ!!
「ちょっと!ハンス!!しっかりして!!ハンス!!!」
ースパパパーーーーーーン!!!
「ハッ!俺は一体!?」
「だっ・・・・大丈夫?ハンス?」
「あっ!お嬢様!・・・・いえ、すみません。あまりの衝撃に魂が抜けそうに・・・・」
「私、そこまで強く叩いてませんわ。」
気絶したハンスを思わずひっぱたきましたけれど、魂を狩る程強くはしていませんわ!私、扇子よりも重たいモノを持った事のない、か弱い令嬢ですのよ!失礼ね!
「いえ、お嬢様に叩かれた事ではなく・・・・お嬢様がレオニダスと付き合っていらっしゃるという事に衝撃を受けまして・・・・。」
「仕方ないじゃない。私がしてあげないとレオニダスはできないままなのよ?体力だけはあるから、私も付き合うのが大変なの。身が持たないわ。」
「・・・・お嬢様。そこまでいってらっしゃるのですか?」
震える声で言うハンス。
「そうね。もう少しすれば上手くなると思うんだけど・・・・。」
あと一息なのよね。
「そうだわ!ハンス!貴方も一緒にしましょう!?貴方が教えれば上手くなると思うの!」
レオニダスとハンスを二人きりにさせるのは、ご法度だけれど・・・・私も一緒なら問題ありませんわ!
「俺もですか!?ええっ!?」
「そうよ。ねっ。お願い。私ひとりじゃレオニダスは手に負えないの。ハンスも一緒にしてくれたら、きっと満足いく結果になると思うのよ。」
必殺!上目遣いと甘えた声のダブルコンボよ!ハンス!お願い!
「おっ・・・・お嬢様っ!そういった事はまだ早すぎです!もっとご自分を大切になさって下さい!あと、付き合って早々にそういう関係を持ってはいけません!!!レオニダス、殴っていいですか?殴ります!やり過ぎても止めないで下さい!!」
ええっと。ハンス?顔が怖いわ。殴るってレオニダスを?スパルタですのね。目が・・・・アレですわ。いつぞやのオズワルド皇子のようよ?
「ハンス・・・・殴らなくても・・・・レオニダスはちゃんと武具強化はできるようになると思うわ。」
「いえ、殴らせて下さい!俺がどんな気持ちでお嬢様を守ってきたと・・・・って武具強化?」
「ええ。武具強化が下手だから、その鍛錬に付き合ってるのだけれど、あと一息でなんとかなりそうなの。だから殴って教える必要は、ないわ。」
ルーファさんが立ち去り、残されたのはハンスと私・・・・。正直・・・・気まずいですわ。私の思い込みで、この一週間程・・・・ハンスを避けていましたもの。それに、嫉妬と苛立ちから、ハンスに執事を辞めろとまで言ってしまいましたわ。
ー謝るべきですわよね。
でも、謝りたくない。だって、あの日・・・・ハンスが私と一緒に居てくれたら・・・・こんな思いだって抱かなかったし、しなかった。ルビアナ達と別れてから、私と合流してくれても良かったんじゃ。
あぁ。私ってやっぱり自分本位。ハンスが悪いわけではないのに、ハンスには私を一番に優先して欲しい。私の傍にいるのが当たり前。だなんて思ってしまう。
ぐるぐるしますわ。胸の此所がぐるぐるしてうまく気持ちを整理できない。
「お嬢様。」
ーびくっ!
ハンスの声に、思わず肩が跳ねましたわ。
「何かしら、ハンス。」
「お嬢様は、本日はクラブへ顔は出されるのですか?」
クラブ・・・・そうね。クラブもそうだけれど、レオニダスの鍛錬にも付き合う約束もしていたわ。
「いいえ。今からレオニダスと会うわ。」
「レオニダス?何か約束でもされているのですか?そう言えば最近よくお二人で何処かに行かれてるようですが・・・・」
「ええ。付き合う事にしたから。」
「ーは!?」
目を見開き、固まるハンス。あら?私がレオニダスの魔法のコーチをするのがそんなに驚きかしら?
「えっと・・・・レオニダスと・・・・ですか?」
「レオニダス以外、誰がいるのよ。」
このクラスで、一番デタラメな魔法の使い方するのはレオニダスですわ。苦手な癖に、剣ばかり振っていますもの。筋肉ばかり付いて、頭の中まで筋肉で埋まってしまうんでなくて?ほんと手のかかる駄犬ですわ。
「いつから・・・・」
「アルテに行った日に約束して。それからね。頻繁にやってるから、体がもたないわ。」
武具強化を教えてるのだけれど・・・・レオニダスってば、魔法の調整が苦手なのよね。何でもかんでも大技になるから、やり過ぎな常態になって・・・・それをフォローするのが本当に大変なのですわ。
「・・・・・・」
「・・・・・・?どうしたの?ハンス?」
貴方、顔面蒼白ですわ。ちょっと?息・・・・してるの?ううん!? 気絶してる!?立ったまま気絶しているわ!!
「ちょっと!ハンス!!しっかりして!!ハンス!!!」
ースパパパーーーーーーン!!!
「ハッ!俺は一体!?」
「だっ・・・・大丈夫?ハンス?」
「あっ!お嬢様!・・・・いえ、すみません。あまりの衝撃に魂が抜けそうに・・・・」
「私、そこまで強く叩いてませんわ。」
気絶したハンスを思わずひっぱたきましたけれど、魂を狩る程強くはしていませんわ!私、扇子よりも重たいモノを持った事のない、か弱い令嬢ですのよ!失礼ね!
「いえ、お嬢様に叩かれた事ではなく・・・・お嬢様がレオニダスと付き合っていらっしゃるという事に衝撃を受けまして・・・・。」
「仕方ないじゃない。私がしてあげないとレオニダスはできないままなのよ?体力だけはあるから、私も付き合うのが大変なの。身が持たないわ。」
「・・・・お嬢様。そこまでいってらっしゃるのですか?」
震える声で言うハンス。
「そうね。もう少しすれば上手くなると思うんだけど・・・・。」
あと一息なのよね。
「そうだわ!ハンス!貴方も一緒にしましょう!?貴方が教えれば上手くなると思うの!」
レオニダスとハンスを二人きりにさせるのは、ご法度だけれど・・・・私も一緒なら問題ありませんわ!
「俺もですか!?ええっ!?」
「そうよ。ねっ。お願い。私ひとりじゃレオニダスは手に負えないの。ハンスも一緒にしてくれたら、きっと満足いく結果になると思うのよ。」
必殺!上目遣いと甘えた声のダブルコンボよ!ハンス!お願い!
「おっ・・・・お嬢様っ!そういった事はまだ早すぎです!もっとご自分を大切になさって下さい!あと、付き合って早々にそういう関係を持ってはいけません!!!レオニダス、殴っていいですか?殴ります!やり過ぎても止めないで下さい!!」
ええっと。ハンス?顔が怖いわ。殴るってレオニダスを?スパルタですのね。目が・・・・アレですわ。いつぞやのオズワルド皇子のようよ?
「ハンス・・・・殴らなくても・・・・レオニダスはちゃんと武具強化はできるようになると思うわ。」
「いえ、殴らせて下さい!俺がどんな気持ちでお嬢様を守ってきたと・・・・って武具強化?」
「ええ。武具強化が下手だから、その鍛錬に付き合ってるのだけれど、あと一息でなんとかなりそうなの。だから殴って教える必要は、ないわ。」
0
あなたにおすすめの小説
【長編版】悪役令嬢は乙女ゲームの強制力から逃れたい
椰子ふみの
恋愛
ヴィオラは『聖女は愛に囚われる』という乙女ゲームの世界に転生した。よりによって悪役令嬢だ。断罪を避けるため、色々、頑張ってきたけど、とうとうゲームの舞台、ハーモニー学園に入学することになった。
ヒロインや攻略対象者には近づかないぞ!
そう思うヴィオラだったが、ヒロインは見当たらない。攻略対象者との距離はどんどん近くなる。
ゲームの強制力?
何だか、変な方向に進んでいる気がするんだけど。
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
転生ヒロインは悪役令嬢(♂)を攻略したい!!
弥生 真由
恋愛
何事にも全力投球!猪突猛進であだ名は“うり坊”の女子高生、交通事故で死んだと思ったら、ドはまりしていた乙女ゲームのヒロインになっちゃった!
せっかく購入から二日で全クリしちゃうくらい大好きな乙女ゲームの世界に来たんだから、ゲーム内で唯一攻略出来なかった悪役令嬢の親友を目指します!!
……しかしなんと言うことでしょう、彼女が攻略したがっている悪役令嬢は本当は男だったのです!
※と、言うわけで百合じゃなくNLの完全コメディです!ご容赦ください^^;
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした
珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。
色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。
バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。
※全4話。
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
人見知りと悪役令嬢がフェードアウトしたら
渡里あずま
恋愛
転生先は、乙女ゲーの「悪役」ポジション!?
このまま、謀殺とか絶対に嫌なので、絶望中のルームメイト(魂)連れて、修道院へ遁走!!
前世(現代)の智慧で、快適生活目指します♡
「この娘は、私が幸せにしなくちゃ!!」
※※※
現代の知識を持つ主人公と、異世界の幼女がルームシェア状態で生きていく話です。ざまぁなし。
今年、ダウンロード販売を考えているのでタイトル変更しました!(旧題:人見知りな私が、悪役令嬢? しかも気づかずフェードアウトしたら、今度は聖女と呼ばれています!)そして、第三章開始しました!
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる