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第1幕
王子達との出会い
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今、私の目の前で何が起こっているのですか?
「何でぇこんなことになっちゃったのかな?」
「じ、実はそこの女が突然前に飛び出してきて…」
「コイツのせい?」
メガネ…といっても片眼鏡というものをかけた人が顔をズイっと近づけてきた。
白髪で端正な顔立ちですが、目が冷たく怖いです。
・・・・・
そして数秒程私を眺めると、スっと立ち
「ふーん…おい、レオン。」
「う~ん?なにぃー?」
「もしかしたら、コイツ…」
何やらコソコソと話しているが聞こえない。
「…先程はすみませんでした。失礼します。」
くるりと向きを変え、そこを離れようとした…その時。
ガシッ
私の頭より一回り大きな手が私の頭を掴んだ。
「おい待て。お前が元凶らしいな?」
「…ハイ、そうです。(ボーっとしていた私が悪いです。)」
その白髪の男性は何故か笑って言った。
「そうか…罪を認めるのはいい事だぞ?だがな、その罪は重い…。だから、償ってもらうぞ。」
「ハイ、そうです…ね??!」
償う、ですか?一体何をすれば…あいにくお金は今持って…
「金で償えとはいわん。」
この人はエスパーですか。まあ良かった。
ホッと一息ついたところでグイッと腕を引っ張られた。
「とりあえずこれに乗れ。話はその後だ。」
と、無理やり乗せられた。
なんて自分勝手な。
愚痴を頭の中で連呼していたら馬車が動いた。
ガタガタ
少しの間馬車のゆれる音だけが聞こえていた。すると…
「おいチビ、お前にはカラダで払ってもらうからな。」
チビとは…初対面の人に対して失礼じゃないですか?
って…カラダで払う…とは!?
・~・~・~・~・~・
その後、大きなお城の中へと連れていかれて、「着替えろ」と服と一緒に更衣室的な所へ放り投げられた。
「できました。」
シャー
その衣装は、黒で統一されたワンピースに白いエプロン、長めの手袋。ワンピースの下には白いタイツで黒い靴。これは私の世界で言う`メイド服´では?
「カラダで払えと言いメイド服を着せる…メガネさん。貴方は変態ですか?」
ペシッ
デコピンをくらった。
「アホなことをぬかすな。」
「ねーねーリゲルー、着替えできたのー?」
すると後ろから残りの3人が顔を覗かせた。
「わぁ!かっわい~!ねーねー見てよ!シャルロ!」
「もう見てるよ?レオン。」
「ま、まぁさっきよりはいいんじゃねえか?」
3人はわきあいあいと会話をしている。
「……っと、言い忘れてたな。お前は今日から私たちの下僕だ。」
下……僕?
「主に私たちの生活の面倒を見てもらう。辞めるという選択肢は…ないな。」
「ちなみに逃げるという選択肢は、」
「ない。」
間髪入れずに答えられました…。
「あぁ、それと私たちの執事のカーラ・ネイソンを紹介しておく。カーラ。」
「はい、リゲル様。」
白髪メガネさんの後ろから現れたのは、紫髪を頭の後ろで束ねている私と歳が同じぐらいの人だった。
黒いスーツと白いワイシャツ。
それに手袋がよく似合っている。
胸ポケットには赤と金の紋章のようなバッジが付けてあった。
表情は、斜めに切られている前髪でよく見えない。
「お前と一緒に働く女だ。後でここの仕事について後で教えてやれ。」
「かしこまりました。」
そういうと、紫髪の男の子は自分の仕事へ戻っていった。
「さて、仕事については後でカーラに教えて貰え。私からはお前にこの国について教えてや…」
そう言いかけた時、
「リゲルリゲル!僕もこのメイドさんと話していい?いいよね?」
横から金髪のロングヘアーのいかにも王子様という人がでてきた。
「レオン、今じゃなくて後に…」
「こんにちは!メイドさん!僕はレオン・ギルバレン!レオンでいいよー!」
メガネさんの言うことを、無視してthe王子様は挨拶をしてきた。メガネさん、顔が怖いです。
「おい!レオン!俺様にも挨拶させろよ!」
と、強引に出てきたのは赤茶のツンツンヘアーの人だった。
「俺はカシオス・ネイド様だ!光栄に思えよ?なんてったってこーんなイケメンな俺様の挨拶を聞けるんだからなぁ?」
キメ顔をしている…。あ、この人ナルシストですね。
そう思い呆れていると、
サラァ…
……ん?誰か私の髪の毛を触っていますか?
「うわぁ、ツヤツヤで綺麗な髪だね。」
振り向くと、透き通るような水色の髪をしたボブヘアーの男の子が立っていた。
「あ、突然すみません。僕はシャルロ・エフェクリー。以後お見知りおきを。」
と、礼儀正しく紳士のように挨拶をしてきた。
「(この人はまともですね。)」
そう思った瞬間、
グイッ
「ところで、これから僕とお茶にしませんか?」
手を握られてお茶に招待された。
これは、口説かれてる?この人もまともじゃなかったですね。
「全く、3人は無礼を知らないのか。」
ため息をしながらでてきたのはメガネさんだった。
「私はリゲル・バックラー。リゲル様と呼べ。」
様呼びとは、そちらの趣味もあったのですね。
「こんなに話していたが、お前の名を聞いていなかったな。名をなんという?」
「川岸 成(かわぎし なる)です。」
「なる…そうか。では成、早速本題に入るが、」
「へぇー!成って言うんだ~!よろしくね!」
「レオン!少し黙ってろ!」
はしゃいでいるレオン様をなだめるリゲル様。
「ゴホン、すまない。じゃあ今から簡単に私たちについて説明する。よく聞いておけ。」
するとリゲルはどこからか分厚い本を取り出した。
「遥か昔。この国の神〔サルトバ神〕は、人類の進化によって繰り返される争いを避けるべく、国を五つに分けた。東の地のカルステ、西の地のネルシィ、南の地のコナセル、北の地のウィカルデ、そして今私たちがいる中央の地ウォルセント。それぞれにはそこを納めるため代々受け継いできた王族がいて、」
「それが僕たちってわけ。」
話の途中でレオン様が言った。
「東の地はネイド王。つまりカシオスの父親が国王だ。それに続いて、西の地はエフェクリー王。南の地はバックラー王。そして、北と中央を納めるのが、」
「この僕の父親、ギルバレン国王ってこと。」
「その通り。今私たちがいるのは中央の地ウォルセントにあるギルバレン家が所持している城にいる。」
「俺達はこうしてレオンの城に集まって色々してるんだぜ?」
「はい。ここが皆が集まるのに1番早いからねー。」
カシオス様に続いてシャルロ様が口々に言った。
「私達はみな、それぞれの国の次期国王候補なのだ。」
「なるほど…。でも、なんで北の地と中央の地の二つを納めているのですか?」
「それは…」
すると、リゲル様は気にくくそうにレオン様を見た。
「まっ、そんなことはどーでもいいよ!ねーねー!これから君の部屋を案内するよ!」
「ちょっ、まだ教えることが!」
レオン様はリゲル様の声も聞かず、その話に飽きたと言わんばかりに私の手を引っ張って部屋をでた。
なぜ話しをそらしたのでしょうか?
考えていると既に部屋の前に着いていた。
「さっ!開けてみて!」
私をドアノブを握りしめ、言われた通りドアを開ける。
キイィィィ
扉の先には、城で統一されたシンプルな部屋があった。
「気に入ったか?さっき話してる間にカーラとほかの使用人に頼んで用意させた。」
私が白が好きというのを把握していたのは怖いですが、とても嬉しいです。
「なんだ?嬉しくないのか?」
リゲル様が上から私を見下ろして言った。
嬉しくない?私的にはとてもうれしいのですが…
ふと、あることを思い出した。
「おい成。お前もっと表情つくってくれよ~!兄さん悲しいなー。」
奈古兄が私の顔を見てよく言っていた光景。
そう。私、川岸成は、表情があまり表にでない無表情フェイスなのです。ポーカーフェイスと言ってもいいですよ?
「いえ、とても嬉しいです。」
「ならば表情の一つや二つ変えろ!全く…。」
リゲル様はため息をつくと改まって言った。
「今日からここで暮らしをしてもらうことになるがまぁ、なんだ、そのよろし、くな。成。」
照れ隠しなのか、本を顔まで持ち上げ表情を隠している。
可愛いところもあるのですね。変態リゲル様。
「ムッ、貴様今私に対して失礼なことを考えてただろ?」
本当にそのエスパー治らないんですか?心が読まれていないかヒヤヒヤするのですが。
「あーまた!二人で話してる!僕も混ぜてよー!」
レオン様が入ってきた。
「ったく、レオン、次はなんのふざけ話をしに来たんだ?」
「違うよ!ちゃんと僕話があって来たんだよ!」
「なんだ?あのレオンが真剣だと?ぷっはっ、こりゃ見ものだぜ!」
「真剣な話とは興味深いなぁ。」
残りの二人も部屋に集まった。
「う、うん。あのさ僕考えたんだけど、もし成がここに住むならリゲルとかカシアはあまり会えないじゃん?だから、僕国王…じゃなくて、父様に頼んで皆でこの城に住んでもいいか聞こうかと思うんだ!」
シーン…
辺りは静かになった。
「……な。」
「え?」
「それいい考えだな!レオンのくせにやるじゃねえか!」
「確かに、その方が私たちも効率的に下僕を扱えますね。」
「わーい!これで毎日成と二人きりになれるね♡」
「あの、ちょっ…」
「下僕に拒否権などないぞ。」
ウッ!
リゲル様の冷ややかな目で命令されては、断った後に何をされるか分からないので、抵抗することを私は断念した。
「分か、りました…。」
「よしっ!そうと決まったら準備だ!」
リゲル様が声をかけると、一同は一斉に動き出した。
とりあえず1人になれる…。
そう思い、ホッとしていると
「「 成 」」
四人に名前を呼びれ扉の方を見ると
ニヤァ
四人が満面の(悪い)笑みで
「「これからよろしくね(な)」」
と言い残し、部屋を出ていってしまった。
奈古兄、助けてください。
これから絶対良くないことが起こる予感がします…いえ予感ではなく絶対に起きます!!
私は精神的ダメージをおいベッドに倒れ込んだ。
今後、どうなるんだろう。
そんなことを考え、今日起こった出来事を思い出していたら、いつのまにか私は眠りに落ちていたのだった……。
~次回予告~
「次はぁ、成がはじめてのお仕事で大苦戦!?と、思いきや案外家事を上手くこなしてるっぽいねぇ…。」
「あんな小せぇ奴なのによくやるよなぁ。」
「全くぅ、カシアはもっと褒めるってこと出来ないの~?」
「うっせー!レオン!」
「ってことでぇ、次回は成が頑張っちゃうからちゃんと見・て・ね?♡」
「何でぇこんなことになっちゃったのかな?」
「じ、実はそこの女が突然前に飛び出してきて…」
「コイツのせい?」
メガネ…といっても片眼鏡というものをかけた人が顔をズイっと近づけてきた。
白髪で端正な顔立ちですが、目が冷たく怖いです。
・・・・・
そして数秒程私を眺めると、スっと立ち
「ふーん…おい、レオン。」
「う~ん?なにぃー?」
「もしかしたら、コイツ…」
何やらコソコソと話しているが聞こえない。
「…先程はすみませんでした。失礼します。」
くるりと向きを変え、そこを離れようとした…その時。
ガシッ
私の頭より一回り大きな手が私の頭を掴んだ。
「おい待て。お前が元凶らしいな?」
「…ハイ、そうです。(ボーっとしていた私が悪いです。)」
その白髪の男性は何故か笑って言った。
「そうか…罪を認めるのはいい事だぞ?だがな、その罪は重い…。だから、償ってもらうぞ。」
「ハイ、そうです…ね??!」
償う、ですか?一体何をすれば…あいにくお金は今持って…
「金で償えとはいわん。」
この人はエスパーですか。まあ良かった。
ホッと一息ついたところでグイッと腕を引っ張られた。
「とりあえずこれに乗れ。話はその後だ。」
と、無理やり乗せられた。
なんて自分勝手な。
愚痴を頭の中で連呼していたら馬車が動いた。
ガタガタ
少しの間馬車のゆれる音だけが聞こえていた。すると…
「おいチビ、お前にはカラダで払ってもらうからな。」
チビとは…初対面の人に対して失礼じゃないですか?
って…カラダで払う…とは!?
・~・~・~・~・~・
その後、大きなお城の中へと連れていかれて、「着替えろ」と服と一緒に更衣室的な所へ放り投げられた。
「できました。」
シャー
その衣装は、黒で統一されたワンピースに白いエプロン、長めの手袋。ワンピースの下には白いタイツで黒い靴。これは私の世界で言う`メイド服´では?
「カラダで払えと言いメイド服を着せる…メガネさん。貴方は変態ですか?」
ペシッ
デコピンをくらった。
「アホなことをぬかすな。」
「ねーねーリゲルー、着替えできたのー?」
すると後ろから残りの3人が顔を覗かせた。
「わぁ!かっわい~!ねーねー見てよ!シャルロ!」
「もう見てるよ?レオン。」
「ま、まぁさっきよりはいいんじゃねえか?」
3人はわきあいあいと会話をしている。
「……っと、言い忘れてたな。お前は今日から私たちの下僕だ。」
下……僕?
「主に私たちの生活の面倒を見てもらう。辞めるという選択肢は…ないな。」
「ちなみに逃げるという選択肢は、」
「ない。」
間髪入れずに答えられました…。
「あぁ、それと私たちの執事のカーラ・ネイソンを紹介しておく。カーラ。」
「はい、リゲル様。」
白髪メガネさんの後ろから現れたのは、紫髪を頭の後ろで束ねている私と歳が同じぐらいの人だった。
黒いスーツと白いワイシャツ。
それに手袋がよく似合っている。
胸ポケットには赤と金の紋章のようなバッジが付けてあった。
表情は、斜めに切られている前髪でよく見えない。
「お前と一緒に働く女だ。後でここの仕事について後で教えてやれ。」
「かしこまりました。」
そういうと、紫髪の男の子は自分の仕事へ戻っていった。
「さて、仕事については後でカーラに教えて貰え。私からはお前にこの国について教えてや…」
そう言いかけた時、
「リゲルリゲル!僕もこのメイドさんと話していい?いいよね?」
横から金髪のロングヘアーのいかにも王子様という人がでてきた。
「レオン、今じゃなくて後に…」
「こんにちは!メイドさん!僕はレオン・ギルバレン!レオンでいいよー!」
メガネさんの言うことを、無視してthe王子様は挨拶をしてきた。メガネさん、顔が怖いです。
「おい!レオン!俺様にも挨拶させろよ!」
と、強引に出てきたのは赤茶のツンツンヘアーの人だった。
「俺はカシオス・ネイド様だ!光栄に思えよ?なんてったってこーんなイケメンな俺様の挨拶を聞けるんだからなぁ?」
キメ顔をしている…。あ、この人ナルシストですね。
そう思い呆れていると、
サラァ…
……ん?誰か私の髪の毛を触っていますか?
「うわぁ、ツヤツヤで綺麗な髪だね。」
振り向くと、透き通るような水色の髪をしたボブヘアーの男の子が立っていた。
「あ、突然すみません。僕はシャルロ・エフェクリー。以後お見知りおきを。」
と、礼儀正しく紳士のように挨拶をしてきた。
「(この人はまともですね。)」
そう思った瞬間、
グイッ
「ところで、これから僕とお茶にしませんか?」
手を握られてお茶に招待された。
これは、口説かれてる?この人もまともじゃなかったですね。
「全く、3人は無礼を知らないのか。」
ため息をしながらでてきたのはメガネさんだった。
「私はリゲル・バックラー。リゲル様と呼べ。」
様呼びとは、そちらの趣味もあったのですね。
「こんなに話していたが、お前の名を聞いていなかったな。名をなんという?」
「川岸 成(かわぎし なる)です。」
「なる…そうか。では成、早速本題に入るが、」
「へぇー!成って言うんだ~!よろしくね!」
「レオン!少し黙ってろ!」
はしゃいでいるレオン様をなだめるリゲル様。
「ゴホン、すまない。じゃあ今から簡単に私たちについて説明する。よく聞いておけ。」
するとリゲルはどこからか分厚い本を取り出した。
「遥か昔。この国の神〔サルトバ神〕は、人類の進化によって繰り返される争いを避けるべく、国を五つに分けた。東の地のカルステ、西の地のネルシィ、南の地のコナセル、北の地のウィカルデ、そして今私たちがいる中央の地ウォルセント。それぞれにはそこを納めるため代々受け継いできた王族がいて、」
「それが僕たちってわけ。」
話の途中でレオン様が言った。
「東の地はネイド王。つまりカシオスの父親が国王だ。それに続いて、西の地はエフェクリー王。南の地はバックラー王。そして、北と中央を納めるのが、」
「この僕の父親、ギルバレン国王ってこと。」
「その通り。今私たちがいるのは中央の地ウォルセントにあるギルバレン家が所持している城にいる。」
「俺達はこうしてレオンの城に集まって色々してるんだぜ?」
「はい。ここが皆が集まるのに1番早いからねー。」
カシオス様に続いてシャルロ様が口々に言った。
「私達はみな、それぞれの国の次期国王候補なのだ。」
「なるほど…。でも、なんで北の地と中央の地の二つを納めているのですか?」
「それは…」
すると、リゲル様は気にくくそうにレオン様を見た。
「まっ、そんなことはどーでもいいよ!ねーねー!これから君の部屋を案内するよ!」
「ちょっ、まだ教えることが!」
レオン様はリゲル様の声も聞かず、その話に飽きたと言わんばかりに私の手を引っ張って部屋をでた。
なぜ話しをそらしたのでしょうか?
考えていると既に部屋の前に着いていた。
「さっ!開けてみて!」
私をドアノブを握りしめ、言われた通りドアを開ける。
キイィィィ
扉の先には、城で統一されたシンプルな部屋があった。
「気に入ったか?さっき話してる間にカーラとほかの使用人に頼んで用意させた。」
私が白が好きというのを把握していたのは怖いですが、とても嬉しいです。
「なんだ?嬉しくないのか?」
リゲル様が上から私を見下ろして言った。
嬉しくない?私的にはとてもうれしいのですが…
ふと、あることを思い出した。
「おい成。お前もっと表情つくってくれよ~!兄さん悲しいなー。」
奈古兄が私の顔を見てよく言っていた光景。
そう。私、川岸成は、表情があまり表にでない無表情フェイスなのです。ポーカーフェイスと言ってもいいですよ?
「いえ、とても嬉しいです。」
「ならば表情の一つや二つ変えろ!全く…。」
リゲル様はため息をつくと改まって言った。
「今日からここで暮らしをしてもらうことになるがまぁ、なんだ、そのよろし、くな。成。」
照れ隠しなのか、本を顔まで持ち上げ表情を隠している。
可愛いところもあるのですね。変態リゲル様。
「ムッ、貴様今私に対して失礼なことを考えてただろ?」
本当にそのエスパー治らないんですか?心が読まれていないかヒヤヒヤするのですが。
「あーまた!二人で話してる!僕も混ぜてよー!」
レオン様が入ってきた。
「ったく、レオン、次はなんのふざけ話をしに来たんだ?」
「違うよ!ちゃんと僕話があって来たんだよ!」
「なんだ?あのレオンが真剣だと?ぷっはっ、こりゃ見ものだぜ!」
「真剣な話とは興味深いなぁ。」
残りの二人も部屋に集まった。
「う、うん。あのさ僕考えたんだけど、もし成がここに住むならリゲルとかカシアはあまり会えないじゃん?だから、僕国王…じゃなくて、父様に頼んで皆でこの城に住んでもいいか聞こうかと思うんだ!」
シーン…
辺りは静かになった。
「……な。」
「え?」
「それいい考えだな!レオンのくせにやるじゃねえか!」
「確かに、その方が私たちも効率的に下僕を扱えますね。」
「わーい!これで毎日成と二人きりになれるね♡」
「あの、ちょっ…」
「下僕に拒否権などないぞ。」
ウッ!
リゲル様の冷ややかな目で命令されては、断った後に何をされるか分からないので、抵抗することを私は断念した。
「分か、りました…。」
「よしっ!そうと決まったら準備だ!」
リゲル様が声をかけると、一同は一斉に動き出した。
とりあえず1人になれる…。
そう思い、ホッとしていると
「「 成 」」
四人に名前を呼びれ扉の方を見ると
ニヤァ
四人が満面の(悪い)笑みで
「「これからよろしくね(な)」」
と言い残し、部屋を出ていってしまった。
奈古兄、助けてください。
これから絶対良くないことが起こる予感がします…いえ予感ではなく絶対に起きます!!
私は精神的ダメージをおいベッドに倒れ込んだ。
今後、どうなるんだろう。
そんなことを考え、今日起こった出来事を思い出していたら、いつのまにか私は眠りに落ちていたのだった……。
~次回予告~
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「あんな小せぇ奴なのによくやるよなぁ。」
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