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6話 旅立ちと賊
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旅の準備を終え、ついに魔王の元へ向かうことにした。
魔王の領地に行くには森を通るルートが一番早いが、森は中央に近くなる程強い魔物が居る。
中心だけ避けて進めばいいと考えるかもしれないが、森の中は同じような光景が続くため目的の方向から逸れてしまう。出来るだけ複雑な進み方をせず、直線的に進むのが望ましい。
森を避けて遠回りするルートも考えはしたが、特に目印もない平地を迷わず歩く事は僕には出来ない。
......森の中心を通り抜けよう。
強い魔物と言っても倒せないほどではない。3体同時に戦って勝つのは流石に難しいかも知れないが、この世界......じゃなくて元の世界には逃げるが勝ちと言う素晴らしい言葉がある。相手が多ければ逃げるのが得策だろう。
世界地図を見る限り、真っ直ぐ森を抜けることが出来れば橋があるはずだ。
......橋の近くには人の住んでいそうな場所はない。一体誰が橋をかけたのか、なんの為にかけたのか少し疑問に思ってしまう。
余計なことを考えてないで出発しよう。
手短に方針をいつの間にか尻尾が4本になっていた黒猫に伝えておく。
じゃあ行くか。
「空間把握」と「危機察知」を使用しながら森の中を進んで行く。
今の内に町で得た魔王の情報を整理しておく。魔王の容姿はゲームによく出てくる魔王と大差ないようだ。
魔力量に関してはこの世界の歴史の中でも一番低いそうだ。だが今までの魔王の中で一番低いと言っても最古の勇者の魔力の100倍以上はあるそうだ。最古の勇者は人類最高の魔力量を誇っているらしい。つまり魔力量ではどう頑張っても勝てないということだな。
ついでに、今の魔王は魔法陣を作るのが得意らしい。哀彩を攫った時に使われていた魔法陣も魔王が作ったのかもしれないな。
次は魔王の性格だ。これに関しては何故か遊び好きだという情報しかない。
そもそも何でそんな情報が出回っているのかというと、勇者が魔王討伐に行ったかららしい。だが魔王は奇妙な魔法を使って勇者グループを撃退した。その奇妙な魔法については詳細は分からない。勇者達はそれに対抗出来るかもしれない人を探すため情報を流してるらしい。まぁそんな事しても誰も来ないだろうけどな。
あ、そうだ。魔王が最近何かでかい事をしようとしているらしい。多分哀彩の事だな。哀彩を使って何をする気なんだ? 早く助けなければ.....
突如「危機察知」が警告を発した。首が狙われているみたいだな。
魔剣に魔力を流し込み、上がった身体能力を使い真上に飛ぶ。直後、僕の首があった場所に短剣が通り過ぎた。
短剣......相手は人間か。まさかアレなのか? この世界にもいるのか!
相手は間違いなく山賊だな。9m以内にはいないか......
少し丈夫そうな枝を足場にして山賊達がいる方向へ飛ぶ。
さぁ、山賊狩り開始だ!
魔王の領地に行くには森を通るルートが一番早いが、森は中央に近くなる程強い魔物が居る。
中心だけ避けて進めばいいと考えるかもしれないが、森の中は同じような光景が続くため目的の方向から逸れてしまう。出来るだけ複雑な進み方をせず、直線的に進むのが望ましい。
森を避けて遠回りするルートも考えはしたが、特に目印もない平地を迷わず歩く事は僕には出来ない。
......森の中心を通り抜けよう。
強い魔物と言っても倒せないほどではない。3体同時に戦って勝つのは流石に難しいかも知れないが、この世界......じゃなくて元の世界には逃げるが勝ちと言う素晴らしい言葉がある。相手が多ければ逃げるのが得策だろう。
世界地図を見る限り、真っ直ぐ森を抜けることが出来れば橋があるはずだ。
......橋の近くには人の住んでいそうな場所はない。一体誰が橋をかけたのか、なんの為にかけたのか少し疑問に思ってしまう。
余計なことを考えてないで出発しよう。
手短に方針をいつの間にか尻尾が4本になっていた黒猫に伝えておく。
じゃあ行くか。
「空間把握」と「危機察知」を使用しながら森の中を進んで行く。
今の内に町で得た魔王の情報を整理しておく。魔王の容姿はゲームによく出てくる魔王と大差ないようだ。
魔力量に関してはこの世界の歴史の中でも一番低いそうだ。だが今までの魔王の中で一番低いと言っても最古の勇者の魔力の100倍以上はあるそうだ。最古の勇者は人類最高の魔力量を誇っているらしい。つまり魔力量ではどう頑張っても勝てないということだな。
ついでに、今の魔王は魔法陣を作るのが得意らしい。哀彩を攫った時に使われていた魔法陣も魔王が作ったのかもしれないな。
次は魔王の性格だ。これに関しては何故か遊び好きだという情報しかない。
そもそも何でそんな情報が出回っているのかというと、勇者が魔王討伐に行ったかららしい。だが魔王は奇妙な魔法を使って勇者グループを撃退した。その奇妙な魔法については詳細は分からない。勇者達はそれに対抗出来るかもしれない人を探すため情報を流してるらしい。まぁそんな事しても誰も来ないだろうけどな。
あ、そうだ。魔王が最近何かでかい事をしようとしているらしい。多分哀彩の事だな。哀彩を使って何をする気なんだ? 早く助けなければ.....
突如「危機察知」が警告を発した。首が狙われているみたいだな。
魔剣に魔力を流し込み、上がった身体能力を使い真上に飛ぶ。直後、僕の首があった場所に短剣が通り過ぎた。
短剣......相手は人間か。まさかアレなのか? この世界にもいるのか!
相手は間違いなく山賊だな。9m以内にはいないか......
少し丈夫そうな枝を足場にして山賊達がいる方向へ飛ぶ。
さぁ、山賊狩り開始だ!
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