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彼の前では
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「明日の朝はこれでバッチリだね」
「はい!」
次の日のユウの朝ごはんを作り、夜の家事を終える。
私も先日黒騎士団料理係としての仕事に復帰した。それで私の出る時間が早くなってしまうので、作り置きしているという訳だ。
皆も勿論離乳食は作れるのであくまで交代でだが、皆の疲れて帰ってきた夜と一日の始まりの朝の負担を減らしたいので、私が手を上げて積極的にやらせてもらってる。
「手伝ってくれてありがとう」
「どういたしまして。流石手際も良くなってきましたね」
「ヴェルくんとのチームワークだよ!」
私の行動を読んでサポートしてくれる彼にどれほど助けられていることか。
「じゃあ料理も終わったことですし、サキさん」
名前を呼ばれて彼の方を向くと、腰を抱き寄せ口元にキスされる。
「ベッドに行きましょうか」
「え!?」
「駄目ですか?」
「いいよ!」
凄い大きな声で答えてしまい自分でもびっくりした。
「ふふ、サキさんやる気満々ですね」
「ごめんなさい……声量間違えた……」
実際したいのだから間違っていないけれど顔が赤くなってしまい、照れているうちに彼に部屋まで運ばれた。
「薬を止めたのはちょうど一週間前でしたよね」
「うん、それから三日くらいで効果が切れるから」
ユウも一歳になり育児に余裕も持てたということで、再び妊活を始めることになった。と言ってもほぼ毎日えっちしているのは変わらないので、気持ちを決めて薬を止めたということだ。
横になった私の服を脱がせながらヴェルくんは微笑む。
「妊娠中に無理はできませんから、今のうちに楽しみましょう」
「…?それだと今のうちに無理をするって聞こえるけど」
「その通りですが」
「え!?」
無理ってどういうこと?何をどう無理するの?
「ふふ、冗談です」
「…冗談なの……?」
「……」
急に顎を掴まれ彼の顔が一気に近づく。
「良いですよ。してあげても」
「!」
「サキさんが本当に欲しいなら」
視界が彼のエメラルド色で染まり、胸が高鳴っていく。
「して……ほしい」
「分かりました。じゃあ今のうちにキスしましょう」
また今のうちに?と思ったが、その意味は全く分からないのでとりあえずヴェルくんとのキスを味わう。
食べるかのように角度を変えて唇を何度も求められる。頭がボーっとしてしまうくらい長いキスが終わると、彼は私の晒された肌を優しく撫でながら全身にもキスを降らせていく。
「キスだけでこんなに濡れるなんて、やっぱり敏感ですね」
「っ……あ」
アソコを指で撫でて確かめるようにそう言ったヴェルくんは急に私の股を開き、間に顔を埋めた。
「ひっ……や、ヴェルくん……それは……」
「されたことないんですか?」
「あ、あるけど……恥ずかしいし、そんなとこ……」
言いかけたところで突然中に彼の指が入り、弱い部分をグッと押されて息が一瞬詰まる。
「僕とする時は恥ずかしさなんて捨てて良いんですよ。貴女がどんなにみっともなくても乱れていても、僕が全部愛してあげますから」
「う……」
ヴェルくんはむしろそれを望んでいるかのような笑顔で言うから、私は目をギュっと閉じながら恐る恐る脚を少しだけ開いた。
「偉いですね。でももうちょっと開きましょうか」
「えっ」
普通に彼が無理やり開かせるから思わずまた閉じたくなった。
先程の指はそのまま腟内のお腹側の壁を擦り続け、彼の舌が上の突起を弄り始める。
「あっ、だめ……っ!そこ……」
小さくも硬く勃ったものを転がすみたいに舌を回し、口に含むと強めに吸う。
外側と内側、それぞれの敏感な一点を責め立てられてずっと脚がビクビクと動いてしまっていた。
「ふ…ぅ……っあ、いっしょだめぇ……っ」
熱がそこにだけ異様に強く集まり破裂寸前だった。
「や、イクっ……イッちゃう……!」
体が大きく跳ね脚も勝手に閉じそうになったが、ヴェルくんの手にしっかり押さえられていて動かせなかった。
一度で深くイッたのにヴェルくんは手も口も止めない。
「も……イッた、っ!から……」
相変わらず激しく責められ、その中で先程と違うものが湧いてくるのを感じる。
「ヴェルくん…っ、はなして……」
尿意に似た感覚があり、膣のお腹側を押されることでどんどん追い立てられていく。
「だめっ、でちゃ……うのっ、へんなのぉ……」
「ん……大丈夫です」
ヴェルくんは離してくれるどころか余計強く中を抉る。
「やだ……!おねが……あぁ、やぁっ!」
ついに我慢できなくて腰を浮かせながら絶頂すると同時に、パシャっという軽い水音が聞こえた。
「は…ぁ……うそ……」
自分でもそのことに気づいて、じわじわ涙が溢れてくる。
ヴェルくんは頭を上げて顔にかかった液体を手でグッと拭うと、泣いている私を見て笑った。
「サキさん、気持ちよくて漏らしちゃいました?」
「ご……ごめんなさ……」
大人になって粗相をし、しかもヴェルくんにかけてしまった。
体を小さく丸めポロポロ涙を流す私の頬を、彼は手のひらでそっと包んで涙を拭う。
「ふふ、お漏らしじゃありませんよ。いっぱい気持ち良くなったら出ちゃうものですから」
「ぅ……」
「恥ずかしくない、恥ずかしくない」
「恥ずかしい……」
「じゃあ慣れるまでいっぱいしましょうか」
「や、やだ!」
ヴェルくんがまたアソコに顔を近づけようとしたのを止めて必死にお願いする。
「なか……ヴェルくんのほしいの……っ、いれてくれなきゃやだ……」
「!……ちゃんと自分から言えて、いい子です」
まるで子供を褒める時のように頭を撫で嬉しそうに私を見る。いつも親として子を褒めてばかりだったからどうも不思議な気持ちで、でもいつになっても褒められた時の喜びは無くならない。
私の要望通りに中に自身のモノを入れた彼は少し強めに腰を打ち付ける。
「あっ、ん!ヴェルく……」
「もっと?」
「っ……もっと、して……」
愛液が外に溢れるほど沢山中を掻き混ぜられて体を揺さぶられる。
「んあ!きもち……いっ……!」
「さっきのとどっちが気持ちいいですか?」
「ん……!ぁ……どっちも……っきもち、いいの……」
「ふふ、正直ですね」
まさか自分がそんなことを言っているとは知らず、激しい動きに翻弄され熱が高まっていく。
「っあ、イ……っ……あぁ!」
ヴェルくんの精子を注がれようやく妊活の意味を成した。
口をゆすいだ彼からキスを与えられ最後の一つを満たされる。
二人で横になって、私は彼の胸を弱々しく叩いた。
「ヴェルくん酷い……変態……」
「今更でしょう」
「むー……」
タオルを敷いていたから良かったけど、無かったら今頃ベッドはびしゃびしゃだ。
「気持ち良かったでしょう?」
「良かった……けど」
流石に大人としてあれはみっともないというか……。
「また来年にしましょうか」
「しない!」
彼が言うと本当に毎回の恒例行事みたいになってしまいそうで怖かったが、心の奥底ではやっぱりして欲しいと思っているんだろうな……と認めざるを得なかったのだった。
「はい!」
次の日のユウの朝ごはんを作り、夜の家事を終える。
私も先日黒騎士団料理係としての仕事に復帰した。それで私の出る時間が早くなってしまうので、作り置きしているという訳だ。
皆も勿論離乳食は作れるのであくまで交代でだが、皆の疲れて帰ってきた夜と一日の始まりの朝の負担を減らしたいので、私が手を上げて積極的にやらせてもらってる。
「手伝ってくれてありがとう」
「どういたしまして。流石手際も良くなってきましたね」
「ヴェルくんとのチームワークだよ!」
私の行動を読んでサポートしてくれる彼にどれほど助けられていることか。
「じゃあ料理も終わったことですし、サキさん」
名前を呼ばれて彼の方を向くと、腰を抱き寄せ口元にキスされる。
「ベッドに行きましょうか」
「え!?」
「駄目ですか?」
「いいよ!」
凄い大きな声で答えてしまい自分でもびっくりした。
「ふふ、サキさんやる気満々ですね」
「ごめんなさい……声量間違えた……」
実際したいのだから間違っていないけれど顔が赤くなってしまい、照れているうちに彼に部屋まで運ばれた。
「薬を止めたのはちょうど一週間前でしたよね」
「うん、それから三日くらいで効果が切れるから」
ユウも一歳になり育児に余裕も持てたということで、再び妊活を始めることになった。と言ってもほぼ毎日えっちしているのは変わらないので、気持ちを決めて薬を止めたということだ。
横になった私の服を脱がせながらヴェルくんは微笑む。
「妊娠中に無理はできませんから、今のうちに楽しみましょう」
「…?それだと今のうちに無理をするって聞こえるけど」
「その通りですが」
「え!?」
無理ってどういうこと?何をどう無理するの?
「ふふ、冗談です」
「…冗談なの……?」
「……」
急に顎を掴まれ彼の顔が一気に近づく。
「良いですよ。してあげても」
「!」
「サキさんが本当に欲しいなら」
視界が彼のエメラルド色で染まり、胸が高鳴っていく。
「して……ほしい」
「分かりました。じゃあ今のうちにキスしましょう」
また今のうちに?と思ったが、その意味は全く分からないのでとりあえずヴェルくんとのキスを味わう。
食べるかのように角度を変えて唇を何度も求められる。頭がボーっとしてしまうくらい長いキスが終わると、彼は私の晒された肌を優しく撫でながら全身にもキスを降らせていく。
「キスだけでこんなに濡れるなんて、やっぱり敏感ですね」
「っ……あ」
アソコを指で撫でて確かめるようにそう言ったヴェルくんは急に私の股を開き、間に顔を埋めた。
「ひっ……や、ヴェルくん……それは……」
「されたことないんですか?」
「あ、あるけど……恥ずかしいし、そんなとこ……」
言いかけたところで突然中に彼の指が入り、弱い部分をグッと押されて息が一瞬詰まる。
「僕とする時は恥ずかしさなんて捨てて良いんですよ。貴女がどんなにみっともなくても乱れていても、僕が全部愛してあげますから」
「う……」
ヴェルくんはむしろそれを望んでいるかのような笑顔で言うから、私は目をギュっと閉じながら恐る恐る脚を少しだけ開いた。
「偉いですね。でももうちょっと開きましょうか」
「えっ」
普通に彼が無理やり開かせるから思わずまた閉じたくなった。
先程の指はそのまま腟内のお腹側の壁を擦り続け、彼の舌が上の突起を弄り始める。
「あっ、だめ……っ!そこ……」
小さくも硬く勃ったものを転がすみたいに舌を回し、口に含むと強めに吸う。
外側と内側、それぞれの敏感な一点を責め立てられてずっと脚がビクビクと動いてしまっていた。
「ふ…ぅ……っあ、いっしょだめぇ……っ」
熱がそこにだけ異様に強く集まり破裂寸前だった。
「や、イクっ……イッちゃう……!」
体が大きく跳ね脚も勝手に閉じそうになったが、ヴェルくんの手にしっかり押さえられていて動かせなかった。
一度で深くイッたのにヴェルくんは手も口も止めない。
「も……イッた、っ!から……」
相変わらず激しく責められ、その中で先程と違うものが湧いてくるのを感じる。
「ヴェルくん…っ、はなして……」
尿意に似た感覚があり、膣のお腹側を押されることでどんどん追い立てられていく。
「だめっ、でちゃ……うのっ、へんなのぉ……」
「ん……大丈夫です」
ヴェルくんは離してくれるどころか余計強く中を抉る。
「やだ……!おねが……あぁ、やぁっ!」
ついに我慢できなくて腰を浮かせながら絶頂すると同時に、パシャっという軽い水音が聞こえた。
「は…ぁ……うそ……」
自分でもそのことに気づいて、じわじわ涙が溢れてくる。
ヴェルくんは頭を上げて顔にかかった液体を手でグッと拭うと、泣いている私を見て笑った。
「サキさん、気持ちよくて漏らしちゃいました?」
「ご……ごめんなさ……」
大人になって粗相をし、しかもヴェルくんにかけてしまった。
体を小さく丸めポロポロ涙を流す私の頬を、彼は手のひらでそっと包んで涙を拭う。
「ふふ、お漏らしじゃありませんよ。いっぱい気持ち良くなったら出ちゃうものですから」
「ぅ……」
「恥ずかしくない、恥ずかしくない」
「恥ずかしい……」
「じゃあ慣れるまでいっぱいしましょうか」
「や、やだ!」
ヴェルくんがまたアソコに顔を近づけようとしたのを止めて必死にお願いする。
「なか……ヴェルくんのほしいの……っ、いれてくれなきゃやだ……」
「!……ちゃんと自分から言えて、いい子です」
まるで子供を褒める時のように頭を撫で嬉しそうに私を見る。いつも親として子を褒めてばかりだったからどうも不思議な気持ちで、でもいつになっても褒められた時の喜びは無くならない。
私の要望通りに中に自身のモノを入れた彼は少し強めに腰を打ち付ける。
「あっ、ん!ヴェルく……」
「もっと?」
「っ……もっと、して……」
愛液が外に溢れるほど沢山中を掻き混ぜられて体を揺さぶられる。
「んあ!きもち……いっ……!」
「さっきのとどっちが気持ちいいですか?」
「ん……!ぁ……どっちも……っきもち、いいの……」
「ふふ、正直ですね」
まさか自分がそんなことを言っているとは知らず、激しい動きに翻弄され熱が高まっていく。
「っあ、イ……っ……あぁ!」
ヴェルくんの精子を注がれようやく妊活の意味を成した。
口をゆすいだ彼からキスを与えられ最後の一つを満たされる。
二人で横になって、私は彼の胸を弱々しく叩いた。
「ヴェルくん酷い……変態……」
「今更でしょう」
「むー……」
タオルを敷いていたから良かったけど、無かったら今頃ベッドはびしゃびしゃだ。
「気持ち良かったでしょう?」
「良かった……けど」
流石に大人としてあれはみっともないというか……。
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「しない!」
彼が言うと本当に毎回の恒例行事みたいになってしまいそうで怖かったが、心の奥底ではやっぱりして欲しいと思っているんだろうな……と認めざるを得なかったのだった。
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