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第二章 マリアナ攻略
EP 2
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市ヶ谷の『強奪』
1942年7月22日 - ラバウル基地(撤収)
「……本当に、行くのか。二人とも」
ラバウルの残存部隊の指揮官が、名残惜しそうに声をかけた。
ラバウル航空隊の「両翼」――笹井醇一と西沢広義。
彼ら(と坂上)が去った今、この最前線は「決戦場」ではなく、単なる「防衛拠点」に格下げとなった。
「ええ」笹井が、新型の飛行帽(坂上のHMDSのコンセプトを元にした試作品)を被り直す。
「坂上さんは言った。『ラバウル(ここ)での勝利は、局所的な勝利でしかない』と」
「俺たちは、B-29(ホンモノ)を叩く」
西沢が、無愛想に、だが確信を込めて付け加えた。
彼らは、志賀淑雄の「死」を経て、「個の技」で戦うエースから、坂上の「システム」を回す「歯車」へと、自ら望んで変貌していた。
彼らの隣には、防弾チョッキを整備服の下に着込んだ、源田実の姿があった。
「俺は一足先に呉に戻る」
源田は、坂上から託された「魔改造レーダー」の設計図を叩いた。
「坂上顧問は、俺に『日本の“目”を、全て作れ』と命令した。
――『ゴジラ・ネット』。
本土からマリアナまで、PBY一機、B-17一機たりとも、見逃さない『巨大な網』だ。
笹井、西沢。貴様らは呉に着き次第、『新しい戦い方(ジェット戦術)』の教官となれ。……二度と、志賀のような犠牲を出すな」
三人は、ラバウルの滑走路から、呉へと飛び立った。
坂上の「プロジェクト」の、中核となる「駒」が、今、呉に集結しつつあった。
1942年7月25日 - 東京・市ヶ谷 首相官邸(旧陸軍省)
重苦しい沈黙が、会議室を支配していた。
海軍側は、山本五十六、嶋田繁太郎。そして、その末席に「最高顧問」坂上真一。
対するは、陸軍大臣にして首相、東條英機。
議題は一つ。
「坂上プロジェクト」――ジェット迎撃機、VT信管、全国土レーダー網――の実現に向けた、「国家予算の再配分」である。
「……馬鹿馬鹿しい」
最初に沈黙を破ったのは、東條だった。
「山本君。君は正気か。
ガダルカナルでの『撤退(しっぱい)』の尻拭いを、海軍にやってもらった『恩』は感じている。
だが、それに乗じて、国家予算の『3割』を、呉の『研究所』に回せだと?」
東條は、坂上が提出した要求仕様書を、侮蔑と共に投げ捨てた。
「タングステン? ニッケル? ボーキサイト?
全て、陸軍が『大陸(シナ)』で戦うために、血を流して確保している資源だ。
それを、君の『神託』が夢見る、『空飛ぶ鉄の筒(ジェット)』だの、『魔法の砲弾(VT信かん)』だのに、くれてやれるか!」
東條の怒りは、当然だった。
辻政信の「精神崩壊」と「更迭」により、彼は陸軍内部での威信を大きく傷つけられた。
ここで海軍の「夢物語」に予算を渡せば、彼は完全に「海軍に屈した首相」として、引きずり下ろされる。
「首相閣下」
山本が、静かに、だが強い意志で反論した。
「これは『夢物語』ではない。
坂上顧問の『予言』は、ミッドウェーで、そしてガダルカナルで、全て『現実』となっている。
彼が『来る』と言う以上、『B-29』は、必ず来る」
「来たら、どうだと言うのだ!」
東條が机を叩く。「来たら、今ある零戦で、高射砲で、竹槍で、迎撃すればよろしい!
『精神』が、『必勝の信念』が足りんから、君たち海軍は、すぐに『鉄(カネ)』に頼る!」
「竹槍、ですか」
それまで黙っていた坂上が、初めて口を開いた。
「……東條閣下」
坂上は、席を立ち、東條の前に進み出た。
「貴官は、根本的な『勘違い』をされている」
「……何だと?」
「俺は、貴官に『許可』を貰いに来たのではない。
『通告』しに来ただけだ」
会議室の空気が、凍りついた。
山本五十六でさえ、坂上の「不敬」な物言いに目を見開いた。
「いいですか、東條さん」
坂上は、官邸の窓に近づき、皇居の森を指差した。
「1944年、B-29は、貴官が今いる、その『市ヶ谷』の上空、高度1万メートルを、悠々と飛ぶ。
貴官の言う『零戦』は、そこまで届かない。
貴官の言う『高射砲』も、当たらない。
貴官の言う『竹槍』は、言うまでもなく、ガラクタだ」
「……貴様っ!」
東條の顔が、怒りで紫色に変わる。
「その結果、どうなるか」
坂上は、東條の目を、真っ直ぐに見据えた。
「東京が、焼ける。
大阪が、焼ける。
名古屋が、焼ける。
――日本が、『焦土』になる」
坂上は、一枚の「写真」を、東條の眼前に叩きつけた。
(スマホのデータを、この時代で現像可能なレベルにダウングレードし、呉で用意させた『未来の証拠』だった)
そこに写っていたのは、1945年3月10日、東京大空襲の「後」。
見渡す限り、全てが炭化した、瓦礫の山だった。
「…………っ」
東條は、その「地獄」の光景に、息を呑んだ。
ミッドウェーの「映像」と同じだ。この男が持ち出す「証拠」は、常に「現実」だ。
「俺は」
坂上は、冷ややかに続けた。
「この『焦土化』を、回避するために、呉で『迎撃システム』を作る。
貴官(陸軍)が、予算と資材を、出すか、出さないか。
――選ぶのは、貴官だ」
「……脅迫、か」
東條は、絞り出すように言った。「この私を、海軍の『神』が、脅迫するのか」
「いいや、『取引』だ」
坂上は、首を横に振った。
「貴官が、ここで『ノー』と言った場合。
俺は、この『写真』と、『B-29の予言』、そして『陸軍が本土防衛の予算を拒否した』という『事実』を、
しかるべき『筋』――例えば、宮中(きゅうちゅう)――に、報告するだけだ」
「―――!!」
東條は、椅子から立ち上がった。
それは、彼が最も恐れること。
「本土(東京)」を守る気がない、と天皇に思われること。
それこそが、彼の「政権」の、絶対的な「終わり」を意味した。
(……この、若造が……!)
東條は、悟った。
辻政信が、なぜ「精神崩壊」したのかを。
この男は、「軍人」ではない。「政治家」でもない。
「未来」という「絶対的な正義」を盾に、
相手の「最も痛い場所(アキレスけん)」を、
躊躇なく、冷徹に、抉り貫く、「化け物」だ。
「……分かった」
東條は、奥歯を噛み締め、着席した。
「……予算は、承認する。
要求された資材も、陸軍の備蓄から、回そう」
「閣下!」
傍にいた陸軍の経理局長が悲鳴を上げたが、東條は手でそれを制した。
「――だが」
東條の目が、蛇のように、坂上を射抜いた。
「一つ、条件がある。
その『プロジェクト』が、本当に『焦土化』を防ぐに値するものか、
我が陸軍も、監視させてもらう」
「……監視?」
「そうだ。
陸軍航空技術研究所から、最高の『頭脳』を、呉に『常駐』させる。
彼が、貴官の『玩具(ジェット)』が、税金を食うだけの『ガラクタ』ではないか、
この東條の『目』として、判断する」
山本五十六が、息を呑んだ。
「スパイ」を送り込む、という宣言だ。
「結構だ」
坂上は、即答した。
「『ガラクタ』か『救世主』か。
せいぜい、その『目』で、見極めさせるといい」
坂上は、東條に背を向けた。
「では、失礼する、首相閣下。
――俺には、時間が無いんでね」
坂上と山本は、会議室を退出した。
残された東條は、窓の外の「皇居」を睨みつけながら、
「……呼べ」
と、呟いた。
「陸軍(うち)の、『最高の頭脳』を、今すぐ、ここに呼べ。
――『彼』ならば、
あの『神』の、化けの皮を、剥がしてくれるやもしれん……」
坂上は、「政治劇」の第一ラウンドに勝利した。
プロジェクトは、莫大な「予算」と「資材」を得て、今、まさに、呉で、胎動を始めようとしていた。
だが同時に、東條英機という「蛇」が、その『牙』を、プロジェクトの心臓部に、送り込もうとしていた。
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「……本当に、行くのか。二人とも」
ラバウルの残存部隊の指揮官が、名残惜しそうに声をかけた。
ラバウル航空隊の「両翼」――笹井醇一と西沢広義。
彼ら(と坂上)が去った今、この最前線は「決戦場」ではなく、単なる「防衛拠点」に格下げとなった。
「ええ」笹井が、新型の飛行帽(坂上のHMDSのコンセプトを元にした試作品)を被り直す。
「坂上さんは言った。『ラバウル(ここ)での勝利は、局所的な勝利でしかない』と」
「俺たちは、B-29(ホンモノ)を叩く」
西沢が、無愛想に、だが確信を込めて付け加えた。
彼らは、志賀淑雄の「死」を経て、「個の技」で戦うエースから、坂上の「システム」を回す「歯車」へと、自ら望んで変貌していた。
彼らの隣には、防弾チョッキを整備服の下に着込んだ、源田実の姿があった。
「俺は一足先に呉に戻る」
源田は、坂上から託された「魔改造レーダー」の設計図を叩いた。
「坂上顧問は、俺に『日本の“目”を、全て作れ』と命令した。
――『ゴジラ・ネット』。
本土からマリアナまで、PBY一機、B-17一機たりとも、見逃さない『巨大な網』だ。
笹井、西沢。貴様らは呉に着き次第、『新しい戦い方(ジェット戦術)』の教官となれ。……二度と、志賀のような犠牲を出すな」
三人は、ラバウルの滑走路から、呉へと飛び立った。
坂上の「プロジェクト」の、中核となる「駒」が、今、呉に集結しつつあった。
1942年7月25日 - 東京・市ヶ谷 首相官邸(旧陸軍省)
重苦しい沈黙が、会議室を支配していた。
海軍側は、山本五十六、嶋田繁太郎。そして、その末席に「最高顧問」坂上真一。
対するは、陸軍大臣にして首相、東條英機。
議題は一つ。
「坂上プロジェクト」――ジェット迎撃機、VT信管、全国土レーダー網――の実現に向けた、「国家予算の再配分」である。
「……馬鹿馬鹿しい」
最初に沈黙を破ったのは、東條だった。
「山本君。君は正気か。
ガダルカナルでの『撤退(しっぱい)』の尻拭いを、海軍にやってもらった『恩』は感じている。
だが、それに乗じて、国家予算の『3割』を、呉の『研究所』に回せだと?」
東條は、坂上が提出した要求仕様書を、侮蔑と共に投げ捨てた。
「タングステン? ニッケル? ボーキサイト?
全て、陸軍が『大陸(シナ)』で戦うために、血を流して確保している資源だ。
それを、君の『神託』が夢見る、『空飛ぶ鉄の筒(ジェット)』だの、『魔法の砲弾(VT信かん)』だのに、くれてやれるか!」
東條の怒りは、当然だった。
辻政信の「精神崩壊」と「更迭」により、彼は陸軍内部での威信を大きく傷つけられた。
ここで海軍の「夢物語」に予算を渡せば、彼は完全に「海軍に屈した首相」として、引きずり下ろされる。
「首相閣下」
山本が、静かに、だが強い意志で反論した。
「これは『夢物語』ではない。
坂上顧問の『予言』は、ミッドウェーで、そしてガダルカナルで、全て『現実』となっている。
彼が『来る』と言う以上、『B-29』は、必ず来る」
「来たら、どうだと言うのだ!」
東條が机を叩く。「来たら、今ある零戦で、高射砲で、竹槍で、迎撃すればよろしい!
『精神』が、『必勝の信念』が足りんから、君たち海軍は、すぐに『鉄(カネ)』に頼る!」
「竹槍、ですか」
それまで黙っていた坂上が、初めて口を開いた。
「……東條閣下」
坂上は、席を立ち、東條の前に進み出た。
「貴官は、根本的な『勘違い』をされている」
「……何だと?」
「俺は、貴官に『許可』を貰いに来たのではない。
『通告』しに来ただけだ」
会議室の空気が、凍りついた。
山本五十六でさえ、坂上の「不敬」な物言いに目を見開いた。
「いいですか、東條さん」
坂上は、官邸の窓に近づき、皇居の森を指差した。
「1944年、B-29は、貴官が今いる、その『市ヶ谷』の上空、高度1万メートルを、悠々と飛ぶ。
貴官の言う『零戦』は、そこまで届かない。
貴官の言う『高射砲』も、当たらない。
貴官の言う『竹槍』は、言うまでもなく、ガラクタだ」
「……貴様っ!」
東條の顔が、怒りで紫色に変わる。
「その結果、どうなるか」
坂上は、東條の目を、真っ直ぐに見据えた。
「東京が、焼ける。
大阪が、焼ける。
名古屋が、焼ける。
――日本が、『焦土』になる」
坂上は、一枚の「写真」を、東條の眼前に叩きつけた。
(スマホのデータを、この時代で現像可能なレベルにダウングレードし、呉で用意させた『未来の証拠』だった)
そこに写っていたのは、1945年3月10日、東京大空襲の「後」。
見渡す限り、全てが炭化した、瓦礫の山だった。
「…………っ」
東條は、その「地獄」の光景に、息を呑んだ。
ミッドウェーの「映像」と同じだ。この男が持ち出す「証拠」は、常に「現実」だ。
「俺は」
坂上は、冷ややかに続けた。
「この『焦土化』を、回避するために、呉で『迎撃システム』を作る。
貴官(陸軍)が、予算と資材を、出すか、出さないか。
――選ぶのは、貴官だ」
「……脅迫、か」
東條は、絞り出すように言った。「この私を、海軍の『神』が、脅迫するのか」
「いいや、『取引』だ」
坂上は、首を横に振った。
「貴官が、ここで『ノー』と言った場合。
俺は、この『写真』と、『B-29の予言』、そして『陸軍が本土防衛の予算を拒否した』という『事実』を、
しかるべき『筋』――例えば、宮中(きゅうちゅう)――に、報告するだけだ」
「―――!!」
東條は、椅子から立ち上がった。
それは、彼が最も恐れること。
「本土(東京)」を守る気がない、と天皇に思われること。
それこそが、彼の「政権」の、絶対的な「終わり」を意味した。
(……この、若造が……!)
東條は、悟った。
辻政信が、なぜ「精神崩壊」したのかを。
この男は、「軍人」ではない。「政治家」でもない。
「未来」という「絶対的な正義」を盾に、
相手の「最も痛い場所(アキレスけん)」を、
躊躇なく、冷徹に、抉り貫く、「化け物」だ。
「……分かった」
東條は、奥歯を噛み締め、着席した。
「……予算は、承認する。
要求された資材も、陸軍の備蓄から、回そう」
「閣下!」
傍にいた陸軍の経理局長が悲鳴を上げたが、東條は手でそれを制した。
「――だが」
東條の目が、蛇のように、坂上を射抜いた。
「一つ、条件がある。
その『プロジェクト』が、本当に『焦土化』を防ぐに値するものか、
我が陸軍も、監視させてもらう」
「……監視?」
「そうだ。
陸軍航空技術研究所から、最高の『頭脳』を、呉に『常駐』させる。
彼が、貴官の『玩具(ジェット)』が、税金を食うだけの『ガラクタ』ではないか、
この東條の『目』として、判断する」
山本五十六が、息を呑んだ。
「スパイ」を送り込む、という宣言だ。
「結構だ」
坂上は、即答した。
「『ガラクタ』か『救世主』か。
せいぜい、その『目』で、見極めさせるといい」
坂上は、東條に背を向けた。
「では、失礼する、首相閣下。
――俺には、時間が無いんでね」
坂上と山本は、会議室を退出した。
残された東條は、窓の外の「皇居」を睨みつけながら、
「……呼べ」
と、呟いた。
「陸軍(うち)の、『最高の頭脳』を、今すぐ、ここに呼べ。
――『彼』ならば、
あの『神』の、化けの皮を、剥がしてくれるやもしれん……」
坂上は、「政治劇」の第一ラウンドに勝利した。
プロジェクトは、莫大な「予算」と「資材」を得て、今、まさに、呉で、胎動を始めようとしていた。
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