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第二章 マリアナ攻略
EP 9
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黒鉄(くろがね)の『秋水(しゅうすい)』
1943年5月10日 - 呉工廠・特秘(とくひ)組立工場
その「機体」には、プロペラがなかった。
堀越二郎の「零戦」が持つ、絹のような「優美さ」は、どこにもなかった。
手島秀明の「隼(はやぶさ)」が持つ、「軽快さ」も、なかった。
そこにあったのは、太い「胴体(エンジン)」に、取って付けたような、短く、鋭利な「翼(よく)」。
全てが、坂上真一の「未来知識」――すなわち、
『B-29(てき)の高度1万に、誰よりも速く到達し』
『VT信管搭載の30ミリ機関砲を、一撃(ワンパス)だけ叩き込み』
『音速(スピード)で、逃げ帰る』
という、ただ一つの「目的」のためだけに「最適化」された、「鉄の槍」だった。
試作高高度迎撃機『J4M 局地戦闘機・秋水(しゅうすい)』
(※史実のロケット機とは、名前以外、全くの別物である)
「……美しい」
堀越二郎が、油にまみれた手で、そのリベットの無い、滑らかな「胴体」を撫でた。
「美しくないか、手島さん。
この機体には、『妥協』が、一切ない。
坂上顧問の『要求(スペック)』を満たすためだけに、全てを捨てた、
なんと、『機能的』な、姿だ」
「ああ」
陸軍から「寝返った」手島も、頷く。
「零戦が『剣士』なら、
これは『弾丸』そのものだ。
……問題は、
この『弾丸』を、乗りこなせる『人間』が、
本当に、いるのかどうか、だが」
二人の視線の先には、この「怪物」の初飛行に、自ら志願した男が立っていた。
笹井醇一。
ラバウルで坂上の「システム」を学び、志賀の「死」を乗り越えた、「ニュータイプ」のエース。
「……計器類、グリーン」
笹井は、F-35Bの「思想(HOTAS)」を簡略化した、新型の操縦桿を握りしめた。
零戦とは、計器の数も、種類も、まるで違う。
この半年間、坂上の「座学」と「シミュレーション(目隠しで計器の位置を暗唱させられる)」を、西沢と共に、地獄のように繰り返してきた。
「笹井。聞こえるか」
管制塔の坂上から、クリアな無線が入る。(これも『ゴジラ・ネット』の副産物だった)
「緊張しているか?」
「……当たり前だ、坂上さん」
笹井は、キャノピーを閉めながら、乾いた笑みを浮かべた。
「心臓(ネ20改)の音が、うるさくて、気が狂いそうだ」
「いいか、笹井」
坂上の声は、冷徹だった。「シミュレーションを、思い出せ。
絶対に、『感覚(エースのカン)』で、飛ばすな。
『数字(メーター)』だけを、信じろ。
――これは、『飛行機』ではない。『システム』だ」
「……了解した。『歯車』に、徹する」
笹井は、スロットルレバーを、ゆっくりと、前に倒した。
キィィィィィ―――ン!!
プロペラ音ではない、
金属が引き裂かれるような、甲高い「咆哮」が、呉の基地に響き渡った。
『ネ20改』が、火を噴いた。
「――行くぞ!」
ブレーキが、解放された。
次の瞬間、笹井の身体は、シートに「叩きつけられた」。
「ぐっ……ぁああああっ!?」
零戦の「離陸」とは、次元が違う。
まるで、カタパルトで「射出」されたかのような、暴力的な「加速(G)」。
滑走路の端が、一瞬で、目の前に迫る。
(……だめだ!『感覚』が、追いつかない!)
体が、本能的に、操縦桿を「引け」と、叫ぶ。
(――『数字』を、信じろ!!)
坂上の「声」が、脳内で響く。
笹井は、目を、固くつぶり、
速度計の「針」が、
訓練で指示された「V1(離陸決心速度)」の『数字』を、超えるのを、
コンマ1秒まで、待った。
(――今だ!!)
操縦桿を、引く。
『秋水』は、呉の空に、
「飛び上がった」のではない。
「突き刺さった」のだ。
「……な、なんだ、あれは……!?」
地上で見守る、西沢広義が、絶句した。
零戦なら、緩やかな弧を描いて上昇する。
だが、『秋水』は、
まるで「ロケット花火」のように、
ほぼ「垂直」に近い角度で、
空に、
「黒い線」を、引いていく。
「……高度、5000! ……8000!」
「離陸から、まだ、2分だぞ!?」
管制塔が、どよめいた。
そして、当の笹井は、
「……ここが」
蒼穹(そうきゅう)を突き抜け、
「紺碧(こんぺき)」の、成層圏に達していた。
「……ここが、B-29が、飛ぶ『空』か」
零戦では、決して、たどり着けない「高み」。
静かで、恐ろしいほどの、「孤独」な世界だった。
「笹井。気分はどうだ」
坂上の、冷静な無線だけが、命綱だった。
「……最高だ、と言いたいが。
正直、怖い。
……まるで、
神様の、領域に、
踏み込んだみたいだ」
「テストを、開始する」
坂上は、感傷を、許さなかった。
「訓練(シミュレーション)通り。
『緩降下』による、加速テスト。
『時速800キロ』の壁を、超えてみろ」
「……了解」
笹井は、機首を、わずかに、下げた。
『ネ20改』の「咆哮」が、消え、
風切り音だけが、支配する。
速度計の針が、上がる。
時速、700…… 750……
零戦では、体験したことのない「速度」だ。
そして、
針が「800」を、指そうとした、
その瞬間。
ガガガガガガガッ!!
ドゴォォン!!
「―――!?」
機体が、爆発したかと思った。
『秋水』は、
見えない「壁」に、叩きつけられたように、
凄まじい「振動(バイブレーション)」に、襲われた。
「……き、機体が、
バラバラになるっ!!」
笹井は、本能的に、操縦桿を「引いた」。
だが、機体は、反応しない。
「だめだ! 操縦不能(コントロール・ロスト)!!
坂上さ―――ん!!」
「――落ち着け!!」
坂上の「怒声」が、鼓膜を叩いた。
「それが『音の壁(ソニックバリア)』の『入口』だ!
『カン』で、引くな!
『システム』で、飛ばせ!」
坂上は、叩き込むように「指示(マニュアル)」を、叫んだ。
「スロットルを、絞れ!
ダイブブレーキ(抵抗板)を、開け!
速度(エネルギー)を、殺せ!」
「……っ!」
志賀大尉の「最期(し)」が、脳裏をよぎった。
『個の技(カン)』で、突っ込み、死んだ、
あの「古い戦い方」の、
「限界」。
(……俺は、
『歯車』だ……っ!!)
笹井は、絶叫しながら、
震える手で、
「操縦桿」から、
力を、抜き、
「スロットル」と「ブレーキ」の『レバー(システム)』を、
マニュアル通りに、
操作した。
「……ぐ、ぐ……!」
あれほど、暴れ狂った「怪物」が、
すぅっ……と、
「振動」を、収めていく。
『秋水』は、再び、笹井の「制御下」に、戻った。
「……はぁ」
「……はぁ」
笹井は、酸素マスクの下で、荒い息を、繰り返した。
生きて、いる。
「……おかえり、笹井」
坂上の、静かな声が、聞こえた。「『最初の壁』は、超えたな」
1943年5月10日・夕刻。呉基地。
無事に、着陸した『秋水』から、
笹井は、地上クルーに、引きずり出されるように、降り立った。
彼は、西沢の前に、
よろよろと、歩み寄り、
ヘルメットを、脱いだ。
「……どうだった」
西沢が、ライバルの「答え」を、待った。
笹井は、顔面蒼白のまま、
だが、
恍惚とした「笑み」を、浮かべた。
「……あれは」
笹井は、西沢の肩を、掴んだ。
「……『飛行機』じゃない。
……『砲弾』だ」
彼は、天を、
B-29が「来る」はずの、空を、
睨みつけた。
「……西沢。
俺たちは、
B-29を、
『撃ち落とす』んじゃない。
――俺たち自身が、
『人間砲弾』になって、
あの『空中要塞』を、
『突き破る』んだ」
日本の「航空戦」の「常識」が、
完全に、
「死んだ」、
一日だった。
1943年5月10日 - 呉工廠・特秘(とくひ)組立工場
その「機体」には、プロペラがなかった。
堀越二郎の「零戦」が持つ、絹のような「優美さ」は、どこにもなかった。
手島秀明の「隼(はやぶさ)」が持つ、「軽快さ」も、なかった。
そこにあったのは、太い「胴体(エンジン)」に、取って付けたような、短く、鋭利な「翼(よく)」。
全てが、坂上真一の「未来知識」――すなわち、
『B-29(てき)の高度1万に、誰よりも速く到達し』
『VT信管搭載の30ミリ機関砲を、一撃(ワンパス)だけ叩き込み』
『音速(スピード)で、逃げ帰る』
という、ただ一つの「目的」のためだけに「最適化」された、「鉄の槍」だった。
試作高高度迎撃機『J4M 局地戦闘機・秋水(しゅうすい)』
(※史実のロケット機とは、名前以外、全くの別物である)
「……美しい」
堀越二郎が、油にまみれた手で、そのリベットの無い、滑らかな「胴体」を撫でた。
「美しくないか、手島さん。
この機体には、『妥協』が、一切ない。
坂上顧問の『要求(スペック)』を満たすためだけに、全てを捨てた、
なんと、『機能的』な、姿だ」
「ああ」
陸軍から「寝返った」手島も、頷く。
「零戦が『剣士』なら、
これは『弾丸』そのものだ。
……問題は、
この『弾丸』を、乗りこなせる『人間』が、
本当に、いるのかどうか、だが」
二人の視線の先には、この「怪物」の初飛行に、自ら志願した男が立っていた。
笹井醇一。
ラバウルで坂上の「システム」を学び、志賀の「死」を乗り越えた、「ニュータイプ」のエース。
「……計器類、グリーン」
笹井は、F-35Bの「思想(HOTAS)」を簡略化した、新型の操縦桿を握りしめた。
零戦とは、計器の数も、種類も、まるで違う。
この半年間、坂上の「座学」と「シミュレーション(目隠しで計器の位置を暗唱させられる)」を、西沢と共に、地獄のように繰り返してきた。
「笹井。聞こえるか」
管制塔の坂上から、クリアな無線が入る。(これも『ゴジラ・ネット』の副産物だった)
「緊張しているか?」
「……当たり前だ、坂上さん」
笹井は、キャノピーを閉めながら、乾いた笑みを浮かべた。
「心臓(ネ20改)の音が、うるさくて、気が狂いそうだ」
「いいか、笹井」
坂上の声は、冷徹だった。「シミュレーションを、思い出せ。
絶対に、『感覚(エースのカン)』で、飛ばすな。
『数字(メーター)』だけを、信じろ。
――これは、『飛行機』ではない。『システム』だ」
「……了解した。『歯車』に、徹する」
笹井は、スロットルレバーを、ゆっくりと、前に倒した。
キィィィィィ―――ン!!
プロペラ音ではない、
金属が引き裂かれるような、甲高い「咆哮」が、呉の基地に響き渡った。
『ネ20改』が、火を噴いた。
「――行くぞ!」
ブレーキが、解放された。
次の瞬間、笹井の身体は、シートに「叩きつけられた」。
「ぐっ……ぁああああっ!?」
零戦の「離陸」とは、次元が違う。
まるで、カタパルトで「射出」されたかのような、暴力的な「加速(G)」。
滑走路の端が、一瞬で、目の前に迫る。
(……だめだ!『感覚』が、追いつかない!)
体が、本能的に、操縦桿を「引け」と、叫ぶ。
(――『数字』を、信じろ!!)
坂上の「声」が、脳内で響く。
笹井は、目を、固くつぶり、
速度計の「針」が、
訓練で指示された「V1(離陸決心速度)」の『数字』を、超えるのを、
コンマ1秒まで、待った。
(――今だ!!)
操縦桿を、引く。
『秋水』は、呉の空に、
「飛び上がった」のではない。
「突き刺さった」のだ。
「……な、なんだ、あれは……!?」
地上で見守る、西沢広義が、絶句した。
零戦なら、緩やかな弧を描いて上昇する。
だが、『秋水』は、
まるで「ロケット花火」のように、
ほぼ「垂直」に近い角度で、
空に、
「黒い線」を、引いていく。
「……高度、5000! ……8000!」
「離陸から、まだ、2分だぞ!?」
管制塔が、どよめいた。
そして、当の笹井は、
「……ここが」
蒼穹(そうきゅう)を突き抜け、
「紺碧(こんぺき)」の、成層圏に達していた。
「……ここが、B-29が、飛ぶ『空』か」
零戦では、決して、たどり着けない「高み」。
静かで、恐ろしいほどの、「孤独」な世界だった。
「笹井。気分はどうだ」
坂上の、冷静な無線だけが、命綱だった。
「……最高だ、と言いたいが。
正直、怖い。
……まるで、
神様の、領域に、
踏み込んだみたいだ」
「テストを、開始する」
坂上は、感傷を、許さなかった。
「訓練(シミュレーション)通り。
『緩降下』による、加速テスト。
『時速800キロ』の壁を、超えてみろ」
「……了解」
笹井は、機首を、わずかに、下げた。
『ネ20改』の「咆哮」が、消え、
風切り音だけが、支配する。
速度計の針が、上がる。
時速、700…… 750……
零戦では、体験したことのない「速度」だ。
そして、
針が「800」を、指そうとした、
その瞬間。
ガガガガガガガッ!!
ドゴォォン!!
「―――!?」
機体が、爆発したかと思った。
『秋水』は、
見えない「壁」に、叩きつけられたように、
凄まじい「振動(バイブレーション)」に、襲われた。
「……き、機体が、
バラバラになるっ!!」
笹井は、本能的に、操縦桿を「引いた」。
だが、機体は、反応しない。
「だめだ! 操縦不能(コントロール・ロスト)!!
坂上さ―――ん!!」
「――落ち着け!!」
坂上の「怒声」が、鼓膜を叩いた。
「それが『音の壁(ソニックバリア)』の『入口』だ!
『カン』で、引くな!
『システム』で、飛ばせ!」
坂上は、叩き込むように「指示(マニュアル)」を、叫んだ。
「スロットルを、絞れ!
ダイブブレーキ(抵抗板)を、開け!
速度(エネルギー)を、殺せ!」
「……っ!」
志賀大尉の「最期(し)」が、脳裏をよぎった。
『個の技(カン)』で、突っ込み、死んだ、
あの「古い戦い方」の、
「限界」。
(……俺は、
『歯車』だ……っ!!)
笹井は、絶叫しながら、
震える手で、
「操縦桿」から、
力を、抜き、
「スロットル」と「ブレーキ」の『レバー(システム)』を、
マニュアル通りに、
操作した。
「……ぐ、ぐ……!」
あれほど、暴れ狂った「怪物」が、
すぅっ……と、
「振動」を、収めていく。
『秋水』は、再び、笹井の「制御下」に、戻った。
「……はぁ」
「……はぁ」
笹井は、酸素マスクの下で、荒い息を、繰り返した。
生きて、いる。
「……おかえり、笹井」
坂上の、静かな声が、聞こえた。「『最初の壁』は、超えたな」
1943年5月10日・夕刻。呉基地。
無事に、着陸した『秋水』から、
笹井は、地上クルーに、引きずり出されるように、降り立った。
彼は、西沢の前に、
よろよろと、歩み寄り、
ヘルメットを、脱いだ。
「……どうだった」
西沢が、ライバルの「答え」を、待った。
笹井は、顔面蒼白のまま、
だが、
恍惚とした「笑み」を、浮かべた。
「……あれは」
笹井は、西沢の肩を、掴んだ。
「……『飛行機』じゃない。
……『砲弾』だ」
彼は、天を、
B-29が「来る」はずの、空を、
睨みつけた。
「……西沢。
俺たちは、
B-29を、
『撃ち落とす』んじゃない。
――俺たち自身が、
『人間砲弾』になって、
あの『空中要塞』を、
『突き破る』んだ」
日本の「航空戦」の「常識」が、
完全に、
「死んだ」、
一日だった。
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