2 / 8
EP 2
しおりを挟む
ポポロ村を目指し、のどかな街道を歩いていた時のことだ。
「……チッ。またか」
風に乗って、金属がぶつかり合う硬質な音と、怒号が聞こえてきた。
剣戟の音だ。
スローライフを志す俺としては、関わり合いになりたくないのが本音だ。だが、その音の中に、明らかに幼い子供の悲鳴が混じっていた。
「……晩飯の仕込み前に、一運動するか」
俺はため息をつき、音がする藪の方へと足を踏み入れた。
◇ ◇ ◇
森の開けた場所で、一人の少女が囲まれていた。
白銀の髪に、長く美しい兎の耳。身の丈に合わない剛鉄のダブルトンファーを構え、背後には震える人間の子供を庇っている。
(あれは……月兎族か?)
対するは、屈強な体躯を持つ虎柄の獣人兵たち。数は5人。
明らかに正規の訓練を受けた動きだ。
「貴方達の目的は何!? 人攫い!?」
少女――キャルルが鋭い声で問いただす。
リーダー格の獣人兵が、下卑た笑みを浮かべて剣を弄ぶ。
「へへ……それはアンタが胸に手を当てて考えれば分かるだろ? 『元・近衛騎士候補』のキャルル嬢?」
「っ……!(やっぱり、国からの追手か。でも、この子を庇いながらだとキツイ……!)」
キャルルは脂汗を流していた。
彼女の実力なら単独で突破できるだろう。だが、背後の子供を守りながらでは、あの一瞬の隙を突かれて子供が殺される。
獣人兵たちが、じりじりと包囲を狭める。
その時だ。
「やれやれ。女と子供相手に複数で襲いかかるとはな。どう見ても、獣人達が悪役(ヒール)の構図だぞ」
俺は木陰から姿を現した。
「あ、あんたは……!?」
「な、なんだ貴様は!?」
キャルルと獣人兵が同時にこちらを向く。
俺は肩をすくめ、冷ややかな視線を獣人兵に向けた。
「悪に名乗る名は無い。――『影丸(かげまる)』、拘束しろ」
俺の影が、意思を持ったように伸びた。
足元から漆黒の騎士のシルエットが音もなく立ち上がり、地面を滑るように獣人兵たちの影へと潜り込む。
「な、なんだ影が動か――!?」
影丸の拘束術(シャドウ・バインド)。
獣人兵たちの影から黒い蔦のようなものが伸び、彼らの四肢を強引に縫い止めた。
「ぐ、動けねぇ!?」
「今だ!」
キャルルの兎耳がピクリと動く。彼女はその好機を見逃さなかった。
「わ、分かんないけど……好機! ――月影流『乱れ鐘打ち』!!」
ドォォォォォン!!
キャルルの足がブレた。
闘気を纏った回し蹴りが、豪快な鐘の音のような衝撃音を立てて炸裂する。
一人、二人、三人――。
拘束されて回避できない獣人兵たちの頭部に、的確かつ慈悲のない連撃が叩き込まれた。
「ぐえっ……!」
数秒後。
白目を剥いて泡を吹いた獣人兵たちが、折り重なるように倒れていた。
「……終わったか」
「ふぅ……」
俺が影丸を戻すと、キャルルは荒い息を吐きながらトンファーを下ろした。
そして、警戒心丸出しの赤い瞳で俺を睨みつけてくる。
「あ、貴方は何者なの!? その影……ただの人間じゃないわよね?」
「俺か? 俺はただの料理人だ」
「はぁ!?」
キャルルの兎耳がピンと立った。
「う、嘘!? 召喚獣をあんな風に操る料理人がいてたまるもんですか!」
「本当だ。証拠を見せてやる」
俺は腰の魔法ポーチに手を突っ込んだ。
キャルルがビクリと身構えるが、俺が取り出したのは武器ではない。
半透明のパラフィン紙に包まれた、琥珀色の直方体だ。
「これは俺が手作りした『生キャラメル』だ。さっきの国境の街で仕入れた新鮮なミルクと蜂蜜を煮詰めてある」
「な、生……キャラメル……?」
フワッ。
包み紙を開いた瞬間、濃厚で甘いバニラの香りが森に漂った。
ピクピク。キャルルの鼻と耳が正直に反応する。
「食ってみろ。毒なんて入ってない」
「……い、いただきます」
キャルルはおずおずと一つ摘み、口に放り込む。ついでに、背後の子供にも一つ渡した。
「んっ……!」
その瞬間、キャルルの表情が溶けた。
口の中で体温と共にほどけ、濃厚なミルクの甘みが爆発的に広がる。
「おいしぃぃぃぃ……♡」
「あまぁぁい……!」
子供と二人、頬を押さえて悶絶している。
さっきまでの殺伐とした空気はどこへやら。チョロい。いや、素直でよろしい。
「あ、貴方……悪い人じゃない、みたいね」
キャルルは口元の緩みを慌てて引き締め、居住まいを正した。
「ごめんね、疑って。助けて貰ったのにお礼も言って無かったし……ありがとう! 私はキャルル。こっちは村の子供のティムよ」
「俺はリアンだ。気にするな、悲鳴が聞こえたから来ただけだ」
俺は倒れている獣人兵たちを見下ろした。こいつらは後で自警団に突き出すか、あるいは……。
「それより、何故こんな森の中に女と子供だけでいた? ここは魔物も出るぞ」
「……実はね、前の村長のロップさんが亡くなって、今日でちょうど一週間だったの」
キャルルは少し寂しげに、森の奥にある小さな石碑に視線をやった。
「お墓にお花を添えようと思って来たんだけど、帰り道で待ち伏せされちゃって」
「そうだったのか」
「村のみんなもゴタゴタしてて……なりゆきで、私が新しい村長になったばかりなのよ」
キャルルは「えへへ」と困ったように笑いながら、人参柄の刺繍が入ったハンカチで額の汗を拭った。
なるほど、この実力と責任感。村長に推されるのも納得だ。
「君が村長か。それは丁度いい」
俺はリュックを背負い直し、ニヤリと笑った。
「俺をその村――ポポロ村に案内してくれないか? 美味い食材と、静かな寝床を探してるんだ」
「えっ? あ、うん! もちろんよ! 私の村の恩人だもの、最高のおでんでおもてなしするわ!」
キャルルは嬉しそうに兎耳を揺らすと、俺の手を引いて歩き出した。
どうやら、俺のスローライフの拠点は、思ったよりも賑やかで、そして退屈しなさそうな場所のようだ。
「へへっ、リアンさんの料理も食べてみたいなぁ!」
「ああ、宿の厨房を借りられたら、この生キャラメルより美味いもんを作ってやるよ」
こうして俺は、最強の村長(ウサギ)と共に、ポポロ村の門をくぐることになった。
「……チッ。またか」
風に乗って、金属がぶつかり合う硬質な音と、怒号が聞こえてきた。
剣戟の音だ。
スローライフを志す俺としては、関わり合いになりたくないのが本音だ。だが、その音の中に、明らかに幼い子供の悲鳴が混じっていた。
「……晩飯の仕込み前に、一運動するか」
俺はため息をつき、音がする藪の方へと足を踏み入れた。
◇ ◇ ◇
森の開けた場所で、一人の少女が囲まれていた。
白銀の髪に、長く美しい兎の耳。身の丈に合わない剛鉄のダブルトンファーを構え、背後には震える人間の子供を庇っている。
(あれは……月兎族か?)
対するは、屈強な体躯を持つ虎柄の獣人兵たち。数は5人。
明らかに正規の訓練を受けた動きだ。
「貴方達の目的は何!? 人攫い!?」
少女――キャルルが鋭い声で問いただす。
リーダー格の獣人兵が、下卑た笑みを浮かべて剣を弄ぶ。
「へへ……それはアンタが胸に手を当てて考えれば分かるだろ? 『元・近衛騎士候補』のキャルル嬢?」
「っ……!(やっぱり、国からの追手か。でも、この子を庇いながらだとキツイ……!)」
キャルルは脂汗を流していた。
彼女の実力なら単独で突破できるだろう。だが、背後の子供を守りながらでは、あの一瞬の隙を突かれて子供が殺される。
獣人兵たちが、じりじりと包囲を狭める。
その時だ。
「やれやれ。女と子供相手に複数で襲いかかるとはな。どう見ても、獣人達が悪役(ヒール)の構図だぞ」
俺は木陰から姿を現した。
「あ、あんたは……!?」
「な、なんだ貴様は!?」
キャルルと獣人兵が同時にこちらを向く。
俺は肩をすくめ、冷ややかな視線を獣人兵に向けた。
「悪に名乗る名は無い。――『影丸(かげまる)』、拘束しろ」
俺の影が、意思を持ったように伸びた。
足元から漆黒の騎士のシルエットが音もなく立ち上がり、地面を滑るように獣人兵たちの影へと潜り込む。
「な、なんだ影が動か――!?」
影丸の拘束術(シャドウ・バインド)。
獣人兵たちの影から黒い蔦のようなものが伸び、彼らの四肢を強引に縫い止めた。
「ぐ、動けねぇ!?」
「今だ!」
キャルルの兎耳がピクリと動く。彼女はその好機を見逃さなかった。
「わ、分かんないけど……好機! ――月影流『乱れ鐘打ち』!!」
ドォォォォォン!!
キャルルの足がブレた。
闘気を纏った回し蹴りが、豪快な鐘の音のような衝撃音を立てて炸裂する。
一人、二人、三人――。
拘束されて回避できない獣人兵たちの頭部に、的確かつ慈悲のない連撃が叩き込まれた。
「ぐえっ……!」
数秒後。
白目を剥いて泡を吹いた獣人兵たちが、折り重なるように倒れていた。
「……終わったか」
「ふぅ……」
俺が影丸を戻すと、キャルルは荒い息を吐きながらトンファーを下ろした。
そして、警戒心丸出しの赤い瞳で俺を睨みつけてくる。
「あ、貴方は何者なの!? その影……ただの人間じゃないわよね?」
「俺か? 俺はただの料理人だ」
「はぁ!?」
キャルルの兎耳がピンと立った。
「う、嘘!? 召喚獣をあんな風に操る料理人がいてたまるもんですか!」
「本当だ。証拠を見せてやる」
俺は腰の魔法ポーチに手を突っ込んだ。
キャルルがビクリと身構えるが、俺が取り出したのは武器ではない。
半透明のパラフィン紙に包まれた、琥珀色の直方体だ。
「これは俺が手作りした『生キャラメル』だ。さっきの国境の街で仕入れた新鮮なミルクと蜂蜜を煮詰めてある」
「な、生……キャラメル……?」
フワッ。
包み紙を開いた瞬間、濃厚で甘いバニラの香りが森に漂った。
ピクピク。キャルルの鼻と耳が正直に反応する。
「食ってみろ。毒なんて入ってない」
「……い、いただきます」
キャルルはおずおずと一つ摘み、口に放り込む。ついでに、背後の子供にも一つ渡した。
「んっ……!」
その瞬間、キャルルの表情が溶けた。
口の中で体温と共にほどけ、濃厚なミルクの甘みが爆発的に広がる。
「おいしぃぃぃぃ……♡」
「あまぁぁい……!」
子供と二人、頬を押さえて悶絶している。
さっきまでの殺伐とした空気はどこへやら。チョロい。いや、素直でよろしい。
「あ、貴方……悪い人じゃない、みたいね」
キャルルは口元の緩みを慌てて引き締め、居住まいを正した。
「ごめんね、疑って。助けて貰ったのにお礼も言って無かったし……ありがとう! 私はキャルル。こっちは村の子供のティムよ」
「俺はリアンだ。気にするな、悲鳴が聞こえたから来ただけだ」
俺は倒れている獣人兵たちを見下ろした。こいつらは後で自警団に突き出すか、あるいは……。
「それより、何故こんな森の中に女と子供だけでいた? ここは魔物も出るぞ」
「……実はね、前の村長のロップさんが亡くなって、今日でちょうど一週間だったの」
キャルルは少し寂しげに、森の奥にある小さな石碑に視線をやった。
「お墓にお花を添えようと思って来たんだけど、帰り道で待ち伏せされちゃって」
「そうだったのか」
「村のみんなもゴタゴタしてて……なりゆきで、私が新しい村長になったばかりなのよ」
キャルルは「えへへ」と困ったように笑いながら、人参柄の刺繍が入ったハンカチで額の汗を拭った。
なるほど、この実力と責任感。村長に推されるのも納得だ。
「君が村長か。それは丁度いい」
俺はリュックを背負い直し、ニヤリと笑った。
「俺をその村――ポポロ村に案内してくれないか? 美味い食材と、静かな寝床を探してるんだ」
「えっ? あ、うん! もちろんよ! 私の村の恩人だもの、最高のおでんでおもてなしするわ!」
キャルルは嬉しそうに兎耳を揺らすと、俺の手を引いて歩き出した。
どうやら、俺のスローライフの拠点は、思ったよりも賑やかで、そして退屈しなさそうな場所のようだ。
「へへっ、リアンさんの料理も食べてみたいなぁ!」
「ああ、宿の厨房を借りられたら、この生キャラメルより美味いもんを作ってやるよ」
こうして俺は、最強の村長(ウサギ)と共に、ポポロ村の門をくぐることになった。
0
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
水神飛鳥の異世界茶会記 ~戦闘力ゼロの茶道家が、神業の【陶芸】と至高の【和菓子】で、野蛮な異世界を「癒やし」で侵略するようです~
月神世一
ファンタジー
「剣を下ろし、靴を脱いでください。……茶が入りましたよ」
猫を助けて死んだ茶道家・水神飛鳥(23歳)。
彼が転生したのは、魔法と闘気が支配する弱肉強食のファンタジー世界だった。
チート能力? 攻撃魔法?
いいえ、彼が手にしたのは「茶道具一式」と「陶芸セット」が出せるスキルだけ。
「私がすべき事は、戦うことではありません。一服の茶を出し、心を整えることです」
ゴブリン相手に正座で茶を勧め、
戦場のど真ん中に「結界(茶室)」を展開して空気を変え、
牢屋にぶち込まれれば、そこを「隠れ家カフェ」にリフォームして看守を餌付けする。
そんな彼の振る舞う、異世界には存在しない「極上の甘味(カステラ・羊羹)」と、魔法よりも美しい「茶器」に、武闘派の獣人女王も、強欲な大商人も、次第に心を(胃袋を)掴まれていき……?
「野暮な振る舞いは許しません」
これは、ブレない茶道家が、殺伐とした異世界を「おもてなし」で平和に変えていく、一期一会の物語。
婚約破棄? 私、この国の守護神ですが。
國樹田 樹
恋愛
王宮の舞踏会場にて婚約破棄を宣言された公爵令嬢・メリザンド=デラクロワ。
声高に断罪を叫ぶ王太子を前に、彼女は余裕の笑みを湛えていた。
愚かな男―――否、愚かな人間に、女神は鉄槌を下す。
古の盟約に縛られた一人の『女性』を巡る、悲恋と未来のお話。
よくある感じのざまぁ物語です。
ふんわり設定。ゆるーくお読みください。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる