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第一章 0歳児の勇者
EP 13
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寝室のドアの陰。
センチネル(リアン)は、物色を続ける泥棒の背中を冷ややかに見つめていた。
(……ふざけやがって。俺の家で、好き勝手やりやがる)
正面から挑めば、木の体ごと踏み潰されるリスクがある。
元A級冒険者の家らしく、ここには「武器」になりそうな小物がいくらでも転がっている。
(まずは足止めだ。挨拶代わりにな)
センチネルは、アークスが「リアンが大きくなったら遊ぶんだ」と言って買っておいた玩具箱から、ガラス製のビー玉を数個取り出した。
そして、泥棒が足を一歩踏み出すタイミングに合わせて、そっと床に転がした。
コロコロ……
「ん? なんだ……」
男が振り返り、足を着地させた瞬間。
ズリュッ!
「うおっ!?」
革のブーツがビー玉に乗り上げ、男の体が宙に浮いた。
ドスーン!!
背中から床に叩きつけられる鈍い音が響く。
「いってええ!? な、何だよ!?」
男は涙目で起き上がり、足元のビー玉を睨みつけた。
「ビー玉? チッ! 散らかった部屋だぜ!」
(お前が散らかしたんだよ、三流が)
センチネルは物陰で毒づいた。
男は腰をさすりながらも、懲りずにタンスの方へ向かおうとする。
(畜生……。まだやる気か。なら、次は少し痛い目を見てもらうぞ)
センチネルは音もなく移動し、部屋の入り口へ先回りした。
近くにあったカーテンのタッセル(留め紐)を外し、ドア枠の足元、ちょうど足首の高さにピンと張って固定する。
やがて、金目の物をポケットに詰め込んだ男が、部屋を出ようと歩いてきた。
「へっ、こんなもんか。次は台所でも……」
男が敷居を跨ごうとした、その瞬間。
バッ!
センチネルが紐の端を全力で引っ張った。
「うぐぅっ!?」
完璧なタイミングでの足払い。
男は前のめりに突っ込み、廊下の床に顔面から着地した。
ゴッ! と鼻を打つ嫌な音がする。
「さ、さっきから……な、何だよ!? 誰かいんのか!? 畜生!」
男は鼻血を抑えながら周囲を見回す。
だが、そこには誰もいない。ただ静まり返った廊下があるだけだ。
薄気味悪さが男を襲う。
(ここまでは前菜だ。……メインディッシュは、俺の城(キッチン)で食わせてやる)
センチネルは男の死角を駆け抜け、一階の台所へと先回りした。
台所の調理台の上。
センチネルは直立不動の姿勢を取り、背中のレバーを操作して顎を動かした。
カチッ、カチッ、カチッ……
静寂な家に、乾いた木質の音が響き渡る。
胡桃割り人形特有の、硬質な咀嚼音。
「……何だ!? 誰か居るのか!?」
男が怯えた声で近づいてくる。
音の正体を探ろうと、台所へ入ってきた。
(来たな。さあ、餌の時間だ)
センチネルは、自身の大きく開いた口の中に、ポケットから取り出した「銅貨」を一枚セットした。
薄暗い台所の中で、銅貨だけが鈍く光る。
男の視線が、調理台の上のセンチネルに止まった。
「お? なんだ、ただの胡桃割り人形か……。驚かせやがって」
男は安堵の息を吐き、近づいてきた。
そして、人形の口の中にある光るものに気づく。
「ん? 口の中に銅貨があるじゃねぇか。ラッキー」
男の顔に下卑た笑みが戻る。
たかが銅貨一枚。だが、泥棒の性分か、目の前の金を見逃すことはできない。
男は警戒もせず、無防備な指を、センチネルの口の中へと伸ばした。
(……馬鹿が!)
男の指が、銅貨に触れた瞬間。
リアンは全魔力をセンチネルの顎のバネに集中させた。
胡桃の硬い殻すら粉砕する機構に、強化魔法並みのトルクが加わる。
(食らえ!!)
バキィィッ!!
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!?」
絶叫が弾けた。
センチネルの顎が、男の人差し指を第一関節ごと挟み込み、容赦なく骨を粉砕したのだ。
「指がぁぁ! 指がぁぁぁ!! 放せ! この野郎!!」
男は狂ったように腕を振り回す。
だが、センチネルはスッポンのように食らいついて離れない。
その重みと激痛が、男の思考を奪う。
その時だった。
バンッ!!
玄関の扉が勢いよく開いた。
「な、何なの!? 今の悲鳴は!」
買い物袋を抱えたマーサが帰ってきたのだ。
彼女は台所の惨状――暴れる男と、その指に噛み付く人形――を一瞬で視認した。
そして、散乱した自分の宝石類を見て、瞬時に状況を理解した。
「貴方は……泥棒ね?」
「ひ、ひいいい!! た、助け……!」
男は涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔で、マーサに助けを求めた。
だが、彼が見たのは慈悲深い母親の顔ではなかった。
かつて「爆炎の賢者」と呼ばれ、魔獣たちを震え上がらせた、S級冒険者の氷の瞳だった。
マーサは買い物袋を床に置き、愛用の杖を掲げた。
詠唱など必要ない。激情がそのまま魔力となる。
「私の家を荒らし、あまつさえ……リアンのいる家で騒ぎを起こすなんて……」
空気がビリビリと振動する。
「地の力よ! かの者の動きを封じよ! 『グラビティ・プレス(重力圧殺)』!!」
ズンッ!!!!
「ぐべぇっ!?」
男の体の上に、見えない巨岩が落ちてきたかのように、強烈な重力がのしかかった。
男はカエルのように床にへばりつき、指一本動かせなくなる。
「ひ……ぎ……」
「動かないで。騎士団が来るまで、そこで反省していなさい」
マーサの冷徹な宣告。
センチネル(リアン)は、男が動かなくなったのを確認すると、ようやく顎の力を緩めてポトリと調理台に着地した。
(……ふぅ。母さん、ナイスタイミングだ。……しかし、怖ぇな、うちの母ちゃん)
リアンは密かに冷や汗をかきつつ、急いで二階の本体へと意識を戻す準備を始めた。
泥棒撃退完了。
今日の勝利者は、赤ん坊と人形、そして最強の母親だった。
センチネル(リアン)は、物色を続ける泥棒の背中を冷ややかに見つめていた。
(……ふざけやがって。俺の家で、好き勝手やりやがる)
正面から挑めば、木の体ごと踏み潰されるリスクがある。
元A級冒険者の家らしく、ここには「武器」になりそうな小物がいくらでも転がっている。
(まずは足止めだ。挨拶代わりにな)
センチネルは、アークスが「リアンが大きくなったら遊ぶんだ」と言って買っておいた玩具箱から、ガラス製のビー玉を数個取り出した。
そして、泥棒が足を一歩踏み出すタイミングに合わせて、そっと床に転がした。
コロコロ……
「ん? なんだ……」
男が振り返り、足を着地させた瞬間。
ズリュッ!
「うおっ!?」
革のブーツがビー玉に乗り上げ、男の体が宙に浮いた。
ドスーン!!
背中から床に叩きつけられる鈍い音が響く。
「いってええ!? な、何だよ!?」
男は涙目で起き上がり、足元のビー玉を睨みつけた。
「ビー玉? チッ! 散らかった部屋だぜ!」
(お前が散らかしたんだよ、三流が)
センチネルは物陰で毒づいた。
男は腰をさすりながらも、懲りずにタンスの方へ向かおうとする。
(畜生……。まだやる気か。なら、次は少し痛い目を見てもらうぞ)
センチネルは音もなく移動し、部屋の入り口へ先回りした。
近くにあったカーテンのタッセル(留め紐)を外し、ドア枠の足元、ちょうど足首の高さにピンと張って固定する。
やがて、金目の物をポケットに詰め込んだ男が、部屋を出ようと歩いてきた。
「へっ、こんなもんか。次は台所でも……」
男が敷居を跨ごうとした、その瞬間。
バッ!
センチネルが紐の端を全力で引っ張った。
「うぐぅっ!?」
完璧なタイミングでの足払い。
男は前のめりに突っ込み、廊下の床に顔面から着地した。
ゴッ! と鼻を打つ嫌な音がする。
「さ、さっきから……な、何だよ!? 誰かいんのか!? 畜生!」
男は鼻血を抑えながら周囲を見回す。
だが、そこには誰もいない。ただ静まり返った廊下があるだけだ。
薄気味悪さが男を襲う。
(ここまでは前菜だ。……メインディッシュは、俺の城(キッチン)で食わせてやる)
センチネルは男の死角を駆け抜け、一階の台所へと先回りした。
台所の調理台の上。
センチネルは直立不動の姿勢を取り、背中のレバーを操作して顎を動かした。
カチッ、カチッ、カチッ……
静寂な家に、乾いた木質の音が響き渡る。
胡桃割り人形特有の、硬質な咀嚼音。
「……何だ!? 誰か居るのか!?」
男が怯えた声で近づいてくる。
音の正体を探ろうと、台所へ入ってきた。
(来たな。さあ、餌の時間だ)
センチネルは、自身の大きく開いた口の中に、ポケットから取り出した「銅貨」を一枚セットした。
薄暗い台所の中で、銅貨だけが鈍く光る。
男の視線が、調理台の上のセンチネルに止まった。
「お? なんだ、ただの胡桃割り人形か……。驚かせやがって」
男は安堵の息を吐き、近づいてきた。
そして、人形の口の中にある光るものに気づく。
「ん? 口の中に銅貨があるじゃねぇか。ラッキー」
男の顔に下卑た笑みが戻る。
たかが銅貨一枚。だが、泥棒の性分か、目の前の金を見逃すことはできない。
男は警戒もせず、無防備な指を、センチネルの口の中へと伸ばした。
(……馬鹿が!)
男の指が、銅貨に触れた瞬間。
リアンは全魔力をセンチネルの顎のバネに集中させた。
胡桃の硬い殻すら粉砕する機構に、強化魔法並みのトルクが加わる。
(食らえ!!)
バキィィッ!!
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!?」
絶叫が弾けた。
センチネルの顎が、男の人差し指を第一関節ごと挟み込み、容赦なく骨を粉砕したのだ。
「指がぁぁ! 指がぁぁぁ!! 放せ! この野郎!!」
男は狂ったように腕を振り回す。
だが、センチネルはスッポンのように食らいついて離れない。
その重みと激痛が、男の思考を奪う。
その時だった。
バンッ!!
玄関の扉が勢いよく開いた。
「な、何なの!? 今の悲鳴は!」
買い物袋を抱えたマーサが帰ってきたのだ。
彼女は台所の惨状――暴れる男と、その指に噛み付く人形――を一瞬で視認した。
そして、散乱した自分の宝石類を見て、瞬時に状況を理解した。
「貴方は……泥棒ね?」
「ひ、ひいいい!! た、助け……!」
男は涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔で、マーサに助けを求めた。
だが、彼が見たのは慈悲深い母親の顔ではなかった。
かつて「爆炎の賢者」と呼ばれ、魔獣たちを震え上がらせた、S級冒険者の氷の瞳だった。
マーサは買い物袋を床に置き、愛用の杖を掲げた。
詠唱など必要ない。激情がそのまま魔力となる。
「私の家を荒らし、あまつさえ……リアンのいる家で騒ぎを起こすなんて……」
空気がビリビリと振動する。
「地の力よ! かの者の動きを封じよ! 『グラビティ・プレス(重力圧殺)』!!」
ズンッ!!!!
「ぐべぇっ!?」
男の体の上に、見えない巨岩が落ちてきたかのように、強烈な重力がのしかかった。
男はカエルのように床にへばりつき、指一本動かせなくなる。
「ひ……ぎ……」
「動かないで。騎士団が来るまで、そこで反省していなさい」
マーサの冷徹な宣告。
センチネル(リアン)は、男が動かなくなったのを確認すると、ようやく顎の力を緩めてポトリと調理台に着地した。
(……ふぅ。母さん、ナイスタイミングだ。……しかし、怖ぇな、うちの母ちゃん)
リアンは密かに冷や汗をかきつつ、急いで二階の本体へと意識を戻す準備を始めた。
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