13 / 180
EP 13
しおりを挟む
極北の狼と始祖竜、おやつで和解する
夏真っ盛り。
カイト農場は、猛暑に見舞われていた。
「あー、暑い。かき氷食べたい……」
俺、カイトは縁側でぐったりしていた。
隣ではポチも「きゅ……」と暑さで伸びている。
庭にいるフレア(不死鳥)さんは、暑さなんて関係ないとばかりに優雅に洗濯物を干しているが、見ているだけで体感温度が上がる。
その時だった。
ヒュオオオオオオッ……!
突如、強烈な吹雪が巻き起こり、真夏の農場が一瞬で極寒の地に変わった。
トマトの苗に霜が降り、バケツの水が凍りつく。
「ヒャハハハッ! 見つけたぞォォ!! ここに最強の気配があるッ!!」
空から降ってきたのは、銀髪に獣耳の青年――狼王フェンリルだ。
彼は狂気じみた笑みを浮かべ、縁側のポチを指差した。
「テメェだな……! 世界を震わせる覇気の正体は! 俺と殺し合おうぜェェ!!」
ポチが片目を開けた。
その金色の瞳が、面白そうに細められる。
いつもの雑魚(オークやドラゴンゾンビ)とは違う。目の前の狼は、自分と対等に渡り合える「強者」の匂いがしたからだ。
「グルルッ……(いいだろう、遊んでやる)」
ポチが立ち上がった瞬間、二つの巨大な魔力が衝突した。
†
ドゴォォォォォォォンッ!!!!
開戦の合図は、大気の破裂音だった。
フェンリルの爪が空間を引き裂き、ポチの尾がそれを弾き返す。
「オラオラオラァッ! 凍れェェ!!」
「ギャオオオッ!!(燃え尽きろ!!)」
フェンリルが絶対零度の吹雪を放てば、ポチは口から黒い獄炎ブレスを吐き出して相殺する。
氷と炎がぶつかり合い、水蒸気爆発が連鎖する。
農場の空が、右半分は氷河期、左半分は灼熱地獄という異常気象に見舞われた。
「す、すげぇ……!」
見物していたドラグラス(竜王)とラスティア(魔王)は、結界を張りながら震えていた。
「同格……! あの戦闘狂のフェンリルと互角に渡り合うとは!」
「ちょ、ちょっと! このままだと大陸の形が変わっちゃうわよ!?」
二人の心配をよそに、戦いは激化していく。
フェンリルが氷の分身を千体生成して突撃させれば、ポチは時空を歪めてそれを回避し、フェンリルの懐に飛び込んで頭突きをかます。
「ぐはっ! やるなぁテメェ! 最高の喧嘩だぜ!」
「グルルッ!(もっと楽しませろ!)」
お互いに一歩も引かない。
世界最強同士の、次元を超えたじゃれ合い(デスマッチ)。
だが、その光景を見ていたカイトの感想は違った。
「うわあ……。ポチのやつ、新しい友達ができてはしゃいでるなぁ」
カイトには、二匹が庭で転げ回って遊んでいるようにしか見えていなかった。
すごい砂埃だ。元気なのはいいけど、これじゃあ畑が埃まみれになってしまう。
「こらー! 二人とも、遊びはその辺にしておけー!」
カイトの声など届かない。
興奮した二匹は、さらに魔力を高めていく。
フェンリルが「この一撃で終わらせてやる!」と最大出力のブレスを構え、ポチも「受けて立つ!」と口を大きく開けた。
(まずい、農場が消し飛ぶ!)
カイトはため息をつき、お盆を持って縁側から降りた。
「はいはい、休憩! お茶にするぞー!」
カイトが差し出したのは、キンキンに冷えた麦茶と、採れたてのトウモロコシ(茹で)だった。
その甘い匂いが、戦場に漂った瞬間。
ピタリ。
ポチの動きが止まった。
鼻をヒクつかせ、視線がトウモロコシに釘付けになる。
(……トウモロコシだ)
ポチの中で、優先順位が瞬時に入れ替わった。
【最強のライバルとの死闘 <<<< カイトの茹でたてトウモロコシ】
「きゅぅ~!」
ポチは一瞬で殺気を霧散させ、フェンリルに背を向けてカイトの元へ走った。
しっぽを振って「早くくれ」とねだる姿は、ただの愛犬そのものだ。
「あ? おい、待てよ!」
取り残されたのはフェンリルだ。
拳(爪)を振り上げたまま、完全に梯子を外された形になった。
「ふざけんな! これからがいいところだろ!? 無視すんなよオイ!」
フェンリルは納得がいかない。
ポチの肩を掴んで、無理やり振り向かせようとした。
「続きをやろうぜ! 俺はまだ満足してねえんだよぉぉ!!」
ギャンギャンと騒ぎ立てるフェンリル。
せっかくのおやつタイムを邪魔されたポチが「うざい」という顔をした、その時。
「――うるさいわよ、駄犬ッ!!!」
ドォォォォォォンッ!!!
真横から、紅蓮の炎がフェンリルを直撃した。
洗濯物を干し終わったフレア(不死鳥)が、鬼の形相で立っていた。
「せっかくカイト様との優雅なティータイムが始まると思ったのに! あんたの喚き声で台無しじゃない! 静かにしなさいよ!」
「ギャアアアアッ!? あ、熱っ!? フレア、テメェ何しやがる!」
フェンリルは黒焦げになって吹っ飛んだ。
氷属性の彼にとって、フレアの不死鳥の炎は相性最悪の激痛だ。
「文句ある? これ以上騒ぐなら、あんたを炭にして畑の肥料にするわよ?」
フレアの背後には、八つの炎龍が鎌首をもたげている。
完全に目が据わっていた。
「わ、分かったよ! 静かにすりゃいいんだろ……!」
さすがの戦闘狂も、キレたオカン(フレア)と、おやつに夢中なライバル(ポチ)を相手にしては、戦意を維持できなかった。
「……まったく。男の子たちは野蛮なんだから」
フレアはため息をついて髪を直すと、瞬時に「しとやかな美女」の顔に戻ってカイトに向き直った。
「カイト様、お茶が入りましたわ。いただきましょう(はぁと)」
「あ、ありがとうフレアさん。……兄ちゃんも大丈夫か? 喧嘩して腹減ったろ?」
カイトは黒焦げのフェンリルにも、トウモロコシを差し出した。
フェンリルは悔しそうに唸りながらも、その匂いに抗えず、ガブリと齧りついた。
「……ッ!?」
美味い。
なんだこのトウモロコシは。一粒一粒に魔力が凝縮され、甘味が爆発する。
戦いの疲れが一瞬で吹き飛び、力が漲ってくる。
「うめぇ……! なんだこれ、うめぇぞ!」
「だろ? 喧嘩するより、みんなで食べたほうが美味いだろ」
カイトが笑う。
ポチも「きゅぅ(分かったか新入り)」と、先輩風を吹かせてトウモロコシの芯をしゃぶっている。
フェンリルは、口元のトウモロコシと、のんきなカイトの顔を交互に見た。
そして、ため息をついて地面に座り込んだ。
「……負けたぜ。ここではテメェ(ポチ)とやり合うより、この飯を食ってる方が幸せかもしれねえ」
こうして、極北の狼王フェンリルは、トウモロコシ一本で陥落した。
以降、彼はカイト農場の「番犬」として居着くことになるが、たまにポチとじゃれ合っては、フレアに焼かれるのが日常となるのだった。
夏真っ盛り。
カイト農場は、猛暑に見舞われていた。
「あー、暑い。かき氷食べたい……」
俺、カイトは縁側でぐったりしていた。
隣ではポチも「きゅ……」と暑さで伸びている。
庭にいるフレア(不死鳥)さんは、暑さなんて関係ないとばかりに優雅に洗濯物を干しているが、見ているだけで体感温度が上がる。
その時だった。
ヒュオオオオオオッ……!
突如、強烈な吹雪が巻き起こり、真夏の農場が一瞬で極寒の地に変わった。
トマトの苗に霜が降り、バケツの水が凍りつく。
「ヒャハハハッ! 見つけたぞォォ!! ここに最強の気配があるッ!!」
空から降ってきたのは、銀髪に獣耳の青年――狼王フェンリルだ。
彼は狂気じみた笑みを浮かべ、縁側のポチを指差した。
「テメェだな……! 世界を震わせる覇気の正体は! 俺と殺し合おうぜェェ!!」
ポチが片目を開けた。
その金色の瞳が、面白そうに細められる。
いつもの雑魚(オークやドラゴンゾンビ)とは違う。目の前の狼は、自分と対等に渡り合える「強者」の匂いがしたからだ。
「グルルッ……(いいだろう、遊んでやる)」
ポチが立ち上がった瞬間、二つの巨大な魔力が衝突した。
†
ドゴォォォォォォォンッ!!!!
開戦の合図は、大気の破裂音だった。
フェンリルの爪が空間を引き裂き、ポチの尾がそれを弾き返す。
「オラオラオラァッ! 凍れェェ!!」
「ギャオオオッ!!(燃え尽きろ!!)」
フェンリルが絶対零度の吹雪を放てば、ポチは口から黒い獄炎ブレスを吐き出して相殺する。
氷と炎がぶつかり合い、水蒸気爆発が連鎖する。
農場の空が、右半分は氷河期、左半分は灼熱地獄という異常気象に見舞われた。
「す、すげぇ……!」
見物していたドラグラス(竜王)とラスティア(魔王)は、結界を張りながら震えていた。
「同格……! あの戦闘狂のフェンリルと互角に渡り合うとは!」
「ちょ、ちょっと! このままだと大陸の形が変わっちゃうわよ!?」
二人の心配をよそに、戦いは激化していく。
フェンリルが氷の分身を千体生成して突撃させれば、ポチは時空を歪めてそれを回避し、フェンリルの懐に飛び込んで頭突きをかます。
「ぐはっ! やるなぁテメェ! 最高の喧嘩だぜ!」
「グルルッ!(もっと楽しませろ!)」
お互いに一歩も引かない。
世界最強同士の、次元を超えたじゃれ合い(デスマッチ)。
だが、その光景を見ていたカイトの感想は違った。
「うわあ……。ポチのやつ、新しい友達ができてはしゃいでるなぁ」
カイトには、二匹が庭で転げ回って遊んでいるようにしか見えていなかった。
すごい砂埃だ。元気なのはいいけど、これじゃあ畑が埃まみれになってしまう。
「こらー! 二人とも、遊びはその辺にしておけー!」
カイトの声など届かない。
興奮した二匹は、さらに魔力を高めていく。
フェンリルが「この一撃で終わらせてやる!」と最大出力のブレスを構え、ポチも「受けて立つ!」と口を大きく開けた。
(まずい、農場が消し飛ぶ!)
カイトはため息をつき、お盆を持って縁側から降りた。
「はいはい、休憩! お茶にするぞー!」
カイトが差し出したのは、キンキンに冷えた麦茶と、採れたてのトウモロコシ(茹で)だった。
その甘い匂いが、戦場に漂った瞬間。
ピタリ。
ポチの動きが止まった。
鼻をヒクつかせ、視線がトウモロコシに釘付けになる。
(……トウモロコシだ)
ポチの中で、優先順位が瞬時に入れ替わった。
【最強のライバルとの死闘 <<<< カイトの茹でたてトウモロコシ】
「きゅぅ~!」
ポチは一瞬で殺気を霧散させ、フェンリルに背を向けてカイトの元へ走った。
しっぽを振って「早くくれ」とねだる姿は、ただの愛犬そのものだ。
「あ? おい、待てよ!」
取り残されたのはフェンリルだ。
拳(爪)を振り上げたまま、完全に梯子を外された形になった。
「ふざけんな! これからがいいところだろ!? 無視すんなよオイ!」
フェンリルは納得がいかない。
ポチの肩を掴んで、無理やり振り向かせようとした。
「続きをやろうぜ! 俺はまだ満足してねえんだよぉぉ!!」
ギャンギャンと騒ぎ立てるフェンリル。
せっかくのおやつタイムを邪魔されたポチが「うざい」という顔をした、その時。
「――うるさいわよ、駄犬ッ!!!」
ドォォォォォォンッ!!!
真横から、紅蓮の炎がフェンリルを直撃した。
洗濯物を干し終わったフレア(不死鳥)が、鬼の形相で立っていた。
「せっかくカイト様との優雅なティータイムが始まると思ったのに! あんたの喚き声で台無しじゃない! 静かにしなさいよ!」
「ギャアアアアッ!? あ、熱っ!? フレア、テメェ何しやがる!」
フェンリルは黒焦げになって吹っ飛んだ。
氷属性の彼にとって、フレアの不死鳥の炎は相性最悪の激痛だ。
「文句ある? これ以上騒ぐなら、あんたを炭にして畑の肥料にするわよ?」
フレアの背後には、八つの炎龍が鎌首をもたげている。
完全に目が据わっていた。
「わ、分かったよ! 静かにすりゃいいんだろ……!」
さすがの戦闘狂も、キレたオカン(フレア)と、おやつに夢中なライバル(ポチ)を相手にしては、戦意を維持できなかった。
「……まったく。男の子たちは野蛮なんだから」
フレアはため息をついて髪を直すと、瞬時に「しとやかな美女」の顔に戻ってカイトに向き直った。
「カイト様、お茶が入りましたわ。いただきましょう(はぁと)」
「あ、ありがとうフレアさん。……兄ちゃんも大丈夫か? 喧嘩して腹減ったろ?」
カイトは黒焦げのフェンリルにも、トウモロコシを差し出した。
フェンリルは悔しそうに唸りながらも、その匂いに抗えず、ガブリと齧りついた。
「……ッ!?」
美味い。
なんだこのトウモロコシは。一粒一粒に魔力が凝縮され、甘味が爆発する。
戦いの疲れが一瞬で吹き飛び、力が漲ってくる。
「うめぇ……! なんだこれ、うめぇぞ!」
「だろ? 喧嘩するより、みんなで食べたほうが美味いだろ」
カイトが笑う。
ポチも「きゅぅ(分かったか新入り)」と、先輩風を吹かせてトウモロコシの芯をしゃぶっている。
フェンリルは、口元のトウモロコシと、のんきなカイトの顔を交互に見た。
そして、ため息をついて地面に座り込んだ。
「……負けたぜ。ここではテメェ(ポチ)とやり合うより、この飯を食ってる方が幸せかもしれねえ」
こうして、極北の狼王フェンリルは、トウモロコシ一本で陥落した。
以降、彼はカイト農場の「番犬」として居着くことになるが、たまにポチとじゃれ合っては、フレアに焼かれるのが日常となるのだった。
195
あなたにおすすめの小説
『推しの「貧乏騎士」を養うつもりでしたが、正体は「王弟殿下」だったようです。
とびぃ
ファンタジー
応援ありがとうございます。
本作は多くの方にお届けする準備のため、2月6日(金)で、一旦、非公開といたします。
今後の展開については、是非、各電子書籍ストアなどでチェックいただければ幸いです。
短い間でしたが、たくさんのハートとお気に入りを
ありがとうございました。
〜「管理人のふり」をして別荘に連れ込まれましたが、過保護な溺愛が止まりません〜
【作品紹介】社畜根性が染み付いた悪役令嬢、推しの『モブ騎士』を養うつもりが、国の裏支配者に溺愛されていました!?
◆あらすじ
「貴方を、私が養います!」
前世はブラック企業の社畜、現世は借金のカタに「豚侯爵」へ売られそうになっていた伯爵令嬢エリーゼ。
絶望的な状況の中、彼女が起死回生の一手として選んだのは、夜会で誰の目にも留まらずに立っていた「推し」の『背景(モブ)騎士』への求婚だった!
実家を捨て、身分を捨て、愛する推しを支える慎ましいスローライフを夢見て駆け落ちしたエリーゼ。
しかし、彼女は知らなかった。
自分が拾ったその騎士の正体が、実は冷酷無比な『影の宰相』にして、国一番の権力者である王弟殿下レオンハルトその人であることを――!
◆見どころポイント
① 勘違いが止まらない!「福利厚生」という名の規格外な溺愛
逃避行の馬車は王族仕様の超高級車、新居は湖畔の豪華別荘、家事は精鋭部隊(暗殺者)が神速で完遂!
あまりの厚遇に「近衛騎士団の福利厚生ってすごいのね!」と斜め上の解釈で感動する元社畜のエリーゼと、そんな彼女を「俺の全権力を使って守り抜く」と誓うレオンハルト様の、噛み合っているようで全く噛み合っていない甘々な新婚(?)生活は必見です。
② 伝説の魔獣も「わんこ」扱い!?
庭で拾った泥だらけの毛玉を「お洗濯(浄化魔法)」したら、出てきたのは伝説の終焉魔獣フェンリル!
「ポチ」と名付けられ、エリーゼの膝の上を巡ってレオンハルト様と大人気ないマウント合戦を繰り広げる最強のペット(?)との癒やしの日々も見逃せません。
③ 迫りくる追手は、玄関先で「お掃除(物理)」
エリーゼを連れ戻そうと迫る実家の魔手や悪徳侯爵の刺客たち。
しかし、彼らがエリーゼの目に触れることはありません。なぜなら、最強の執事と「お掃除スタッフ」たちが、文字通り塵一つ残さず「処理」してしまうから!
本人が鼻歌交じりにお菓子を焼いている裏で、敵が完膚なきまでに叩き潰される爽快な「ざまぁ」展開をお楽しみください。
◆こんな方におすすめ!
すれ違い勘違いラブコメが好き!
ハイスペックなヒーローによる重すぎる溺愛を浴びたい!
無自覚な主人公が、周りを巻き込んで幸せになる話が読みたい!
悪役たちがコテンパンにされるスカッとする展開が好き!
異世界の底辺村で静かに暮らしたいだけなのに、気づけば世界最強の勇者だった件
fuwamofu
ファンタジー
「村の畑を守りたいだけなんだが…?」──勇者召喚に巻き込まれて異世界に来た青年レオン。しかし才能を測る水晶が“無能”を示したため、勇者パーティから追放される。失意のまま辺境の小村でのんびりスローライフを目指すが、土を耕せば豊穣の奇跡、狩りに出れば魔王級を一撃、助けた少女たちは次々と彼に恋をする。
本人はただ平穏に暮らしたいだけなのに、気づけば国を救い、人々に「救世の英雄」と讃えられていた──。
ざまぁ、逆転、ハーレム、爽快、全部乗せ! 無自覚最強スローライフ・ファンタジー開幕!
もふもふ精霊に愛された召喚士、実はエルフだった!? ~精霊の森の生き残りはやがて英雄となる~
しゃぼてん
ファンタジー
すぐに精霊と仲良しになれる孤児のイーアは、召喚術の才能を最強の召喚士に認められ、帝国の名門魔術学校グランドールに入学した。召喚術だけはすごいけどほかはだめ、そんなイーアは、万能天才少年な幼なじみや、いいところも悪いところもある同級生たちといっしょに学園生活を楽しんでいた。だけど、なぜかいつもイーアのことを見守る黄金色の霊獣がいる。
実はイーアは帝国の魔導士に滅ぼされた精霊とともに生きる民の生き残りだった。記憶がもどったイーアは、故郷を滅ぼした白装束の魔導士たちの正体、そして、学校の地下にかくされた秘密を追う。その結果、自分が世界を大きく変えることになるとは知らずに。
(ゆっくり成長。召喚獣は多いけど、バトルは少なめ、10万字に1回くらい戦闘しますが、主人公が強くなるのはだいぶ後です)
小説家になろう、カクヨムにも投稿しました。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
追放された雑用係、実は神々の隠し子でした~無自覚に世界最強で、気づいたら女神と姫と勇者パーティがハーレム化していた件~
fuwamofu
ファンタジー
異世界ギルドの「雑用係」としてコキ使われていた青年レオン。だが彼は、自分が神々の血を継ぐ存在だとは知らなかった。追放をきっかけに本来の力が目覚め、魔王軍・帝国・勇者をも圧倒する無自覚最強へと覚醒する。
皮肉にも、かつて見下していた仲間たちは再び彼に跪き、女神、聖女、王女までが彼の味方に!? 誰もが予想しなかった「ざまぁ」の嵐が、今、幕を開ける——!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
奪われ系令嬢になるのはごめんなので逃げて幸せになるぞ!
よもぎ
ファンタジー
とある伯爵家の令嬢アリサは転生者である。薄々察していたヤバい未来が現実になる前に逃げおおせ、好き勝手生きる決意をキメていた彼女は家を追放されても想定通りという顔で旅立つのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる