172 / 180
第十七章 金塊、、そしてヤニ、、海鮮鍋へ
EP 2
しおりを挟む
漬物石を巡る仁義なき戦い
「非常事態よぉぉぉッ!! 全員集合ぉぉぉッ!!」
早朝のシェアハウス・リビングに、リーザの絶叫が木霊した。
まだ眠い目をこすりながら、あるいは朝の優雅なコーヒータイムを過ごしていた住人たちが、何事かと顔を上げる。
ジャージ姿でポテチを齧る創造神、ルチアナ。
最新のコスメ雑誌を熟読する魔王、ラスティア。
自分の羽の手入れに余念がない不死鳥、フレア。
「……何よ朝から。私の肌のゴールデンタイムを邪魔しないでくれる?」
ルチアナが不機嫌そうに睨むが、今のリーザには神の威光など通じない。彼女は血走った目で、窓の外の農場を指差した。
「肌とか言ってる場合じゃないわよルチアナ! 今すぐ外を見て! カイトが! 私たちの『夢』と『希望』と『欲望』を、白菜と一緒に塩漬けにしてるのよぉ!!」
「ハァ? 意味が分からな……って、ええええッ!?」
窓から覗き込んだルチアナが、ポテチを落として硬直する。
続いてラスティア、フレアも窓辺に殺到し、そして息を呑んだ。
そこには、納屋の軒先で楽しそうに鼻歌を歌うカイトの姿。
そして、その手元の樽の上に鎮座する、眩いばかりの巨大な金塊。
「あ、あれは……!!」
「推定20キロ……今の金相場で計算すると……ごくり」
「なんて輝きですの……! 私のコレクションルームに飾るべき至宝!」
三者三様の瞳に、「¥(エン)」マークが浮かび上がる。
リーザが畳み掛けるように叫んだ。
「でしょ!? あの金塊があれば、私の借金完済どころか、ドームツアーだって開催できるのよ! なのにカイトったら、『ちょうどいい重さだから』って漬物石にしてるのよ! 信じられる!?」
その瞬間、リビングに戦慄が走った。
国が買えるほどの財宝を、ただの「重石」として使う。
それは、金欠に喘ぐリーザや、物欲まみれの女神たちに対する、最大級の冒涜だった。
「許せない……! 日本の最高級大吟醸『獺祭』が何千本買えると思ってるのよ!」
「天魔窟のエステサロン、VIPロイヤルコース(全身金粉パック付き)が一生通い放題だわ……!」
ガタッ。
ルチアナとラスティアが同時に立ち上がった。
その背後には、修羅のようなオーラが立ち昇っている。
「行くわよ、みんな。あの哀れな金塊を、私たちの手で『正しく』使ってあげるのよ」
「ええ。カイトには、あの石の芸術的価値(と換金率)は分からないでしょうからね」
「そうですわ! 私が磨いて差し上げますわ!」
ここに、『漬物石奪還・女子連合軍』が結成された。
彼女たちは鼻息荒く、カイトのいる納屋へと進軍を開始する。
◇ ◇ ◇
「ふふふ~ん♪ 美味しくなぁれ、美味しくなぁれ♪」
カイトは樽の中の白菜に愛を囁いていた。
Sランク白菜は、金塊の重みでいい具合に水分が抜け、極上の浅漬けへと進化しつつある。
「カイト! ちょっと話があるの!」
そこへ、ズカズカとルチアナたちが現れた。
カイトは屈託のない笑顔で振り返る。
「おや、みんな揃ってどうしたの? 朝ごはん? もうすぐできるよ」
「ご飯の話じゃないわよ! その……石のことよ!」
ルチアナは指を突きつけた。
「あんたねぇ、それを何だと思ってるの? それは神である私が創造した(ことになっている)神聖な鉱石よ! 漬物なんかに乗せていい代物じゃないわ!」
「え? そうなの?」
カイトはきょとんとして、金塊をポンポンと叩いた。
「でもルチアナ、これすごいんだよ。底の窪みが樽の蓋にジャストフィットしてて、重さも均一にかかるんだ。こんなに優秀な漬物石、初めてだよ」
「だから石じゃないって言ってるでしょ! それを私に渡しなさい! 地球から最高級の酒を取り寄せるための……い、いや、研究のために必要なのよ!」
ルチアナが手を伸ばそうとするが、カイトはひょいと体をずらしてガードした。
「だめだよ」
その声は、普段のほのぼのとしたトーンとは違い、どこか芯の通った「生産者の威厳」を帯びていた。
「え?」
「今動かしたら、空気が入っちゃうじゃないか」
カイトは真剣な眼差しで説いた。
「漬物はね、最初の数時間の加圧が命なんだ。ここで重石を外したら、塩の浸透圧が狂って、味がボケちゃうんだよ。Sランク白菜に対して、そんな失礼なことできないよね?」
「ぐぬっ……!」
「味……味と言われては……」
ルチアナとラスティアがたじろぐ。
彼女たちもまた、カイトの料理の虜。
「味が落ちる」という言葉は、呪文のように彼女たちの動きを封じた。
そこで、フレアがお嬢様口調で切り込む。
「で、ですがカイト様! 代わりの石なら、わたくしが持ってきますわ! だからその輝く石をわたくしに……!」
「うーん、でもフレアちゃん。この金塊、ほのかに温かいんだよね。たぶん魔力を含んでると思うんだけど、この微熱が発酵を促進してる気がするんだ」
カイトは愛おしそうに金塊を撫でた。
「この石のおかげで、今日の夕飯の『豚バラと白菜のミルフィーユ鍋』は、過去最高傑作になる予感がするよ」
「「「っ!?」」」
ミルフィーユ鍋。
その単語が出た瞬間、連合軍の連携が崩れた。
豚バラの脂と、とろとろになった白菜。それがSランク野菜とSランク漬物で作られるとなれば……。
(……金塊は欲しい。でも、今夜の鍋が不味くなるのは嫌!)
ラスティアがゴクリと喉を鳴らす。
リーザが涙目で訴える。
「で、でもぉ! 夕飯の後ならいいのよね!? 漬け終わったら、その石くれるのよね!?」
「えー? どうしようかなぁ。これ、形がいいから『ずっと』使いたいんだけど……」
カイトの天然発言に、女性陣が膝から崩れ落ちる。
数億円の漬物石。恒久使用宣言。
「ま、まあ、とりあえず夕飯まで待っててよ。最高の漬物をご馳走するからさ!」
爽やかな笑顔でトドメを刺され、女子連合軍は敗走を余儀なくされた。
畑の真ん中で、リーザの叫びだけが虚しく響く。
「私の借金返済計画がぁぁぁ! 白菜に負けたぁぁぁ!!」
「非常事態よぉぉぉッ!! 全員集合ぉぉぉッ!!」
早朝のシェアハウス・リビングに、リーザの絶叫が木霊した。
まだ眠い目をこすりながら、あるいは朝の優雅なコーヒータイムを過ごしていた住人たちが、何事かと顔を上げる。
ジャージ姿でポテチを齧る創造神、ルチアナ。
最新のコスメ雑誌を熟読する魔王、ラスティア。
自分の羽の手入れに余念がない不死鳥、フレア。
「……何よ朝から。私の肌のゴールデンタイムを邪魔しないでくれる?」
ルチアナが不機嫌そうに睨むが、今のリーザには神の威光など通じない。彼女は血走った目で、窓の外の農場を指差した。
「肌とか言ってる場合じゃないわよルチアナ! 今すぐ外を見て! カイトが! 私たちの『夢』と『希望』と『欲望』を、白菜と一緒に塩漬けにしてるのよぉ!!」
「ハァ? 意味が分からな……って、ええええッ!?」
窓から覗き込んだルチアナが、ポテチを落として硬直する。
続いてラスティア、フレアも窓辺に殺到し、そして息を呑んだ。
そこには、納屋の軒先で楽しそうに鼻歌を歌うカイトの姿。
そして、その手元の樽の上に鎮座する、眩いばかりの巨大な金塊。
「あ、あれは……!!」
「推定20キロ……今の金相場で計算すると……ごくり」
「なんて輝きですの……! 私のコレクションルームに飾るべき至宝!」
三者三様の瞳に、「¥(エン)」マークが浮かび上がる。
リーザが畳み掛けるように叫んだ。
「でしょ!? あの金塊があれば、私の借金完済どころか、ドームツアーだって開催できるのよ! なのにカイトったら、『ちょうどいい重さだから』って漬物石にしてるのよ! 信じられる!?」
その瞬間、リビングに戦慄が走った。
国が買えるほどの財宝を、ただの「重石」として使う。
それは、金欠に喘ぐリーザや、物欲まみれの女神たちに対する、最大級の冒涜だった。
「許せない……! 日本の最高級大吟醸『獺祭』が何千本買えると思ってるのよ!」
「天魔窟のエステサロン、VIPロイヤルコース(全身金粉パック付き)が一生通い放題だわ……!」
ガタッ。
ルチアナとラスティアが同時に立ち上がった。
その背後には、修羅のようなオーラが立ち昇っている。
「行くわよ、みんな。あの哀れな金塊を、私たちの手で『正しく』使ってあげるのよ」
「ええ。カイトには、あの石の芸術的価値(と換金率)は分からないでしょうからね」
「そうですわ! 私が磨いて差し上げますわ!」
ここに、『漬物石奪還・女子連合軍』が結成された。
彼女たちは鼻息荒く、カイトのいる納屋へと進軍を開始する。
◇ ◇ ◇
「ふふふ~ん♪ 美味しくなぁれ、美味しくなぁれ♪」
カイトは樽の中の白菜に愛を囁いていた。
Sランク白菜は、金塊の重みでいい具合に水分が抜け、極上の浅漬けへと進化しつつある。
「カイト! ちょっと話があるの!」
そこへ、ズカズカとルチアナたちが現れた。
カイトは屈託のない笑顔で振り返る。
「おや、みんな揃ってどうしたの? 朝ごはん? もうすぐできるよ」
「ご飯の話じゃないわよ! その……石のことよ!」
ルチアナは指を突きつけた。
「あんたねぇ、それを何だと思ってるの? それは神である私が創造した(ことになっている)神聖な鉱石よ! 漬物なんかに乗せていい代物じゃないわ!」
「え? そうなの?」
カイトはきょとんとして、金塊をポンポンと叩いた。
「でもルチアナ、これすごいんだよ。底の窪みが樽の蓋にジャストフィットしてて、重さも均一にかかるんだ。こんなに優秀な漬物石、初めてだよ」
「だから石じゃないって言ってるでしょ! それを私に渡しなさい! 地球から最高級の酒を取り寄せるための……い、いや、研究のために必要なのよ!」
ルチアナが手を伸ばそうとするが、カイトはひょいと体をずらしてガードした。
「だめだよ」
その声は、普段のほのぼのとしたトーンとは違い、どこか芯の通った「生産者の威厳」を帯びていた。
「え?」
「今動かしたら、空気が入っちゃうじゃないか」
カイトは真剣な眼差しで説いた。
「漬物はね、最初の数時間の加圧が命なんだ。ここで重石を外したら、塩の浸透圧が狂って、味がボケちゃうんだよ。Sランク白菜に対して、そんな失礼なことできないよね?」
「ぐぬっ……!」
「味……味と言われては……」
ルチアナとラスティアがたじろぐ。
彼女たちもまた、カイトの料理の虜。
「味が落ちる」という言葉は、呪文のように彼女たちの動きを封じた。
そこで、フレアがお嬢様口調で切り込む。
「で、ですがカイト様! 代わりの石なら、わたくしが持ってきますわ! だからその輝く石をわたくしに……!」
「うーん、でもフレアちゃん。この金塊、ほのかに温かいんだよね。たぶん魔力を含んでると思うんだけど、この微熱が発酵を促進してる気がするんだ」
カイトは愛おしそうに金塊を撫でた。
「この石のおかげで、今日の夕飯の『豚バラと白菜のミルフィーユ鍋』は、過去最高傑作になる予感がするよ」
「「「っ!?」」」
ミルフィーユ鍋。
その単語が出た瞬間、連合軍の連携が崩れた。
豚バラの脂と、とろとろになった白菜。それがSランク野菜とSランク漬物で作られるとなれば……。
(……金塊は欲しい。でも、今夜の鍋が不味くなるのは嫌!)
ラスティアがゴクリと喉を鳴らす。
リーザが涙目で訴える。
「で、でもぉ! 夕飯の後ならいいのよね!? 漬け終わったら、その石くれるのよね!?」
「えー? どうしようかなぁ。これ、形がいいから『ずっと』使いたいんだけど……」
カイトの天然発言に、女性陣が膝から崩れ落ちる。
数億円の漬物石。恒久使用宣言。
「ま、まあ、とりあえず夕飯まで待っててよ。最高の漬物をご馳走するからさ!」
爽やかな笑顔でトドメを刺され、女子連合軍は敗走を余儀なくされた。
畑の真ん中で、リーザの叫びだけが虚しく響く。
「私の借金返済計画がぁぁぁ! 白菜に負けたぁぁぁ!!」
11
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
転生辺境の雑用兵、知らぬ間に世界最強になっていた件 〜追放されたけど美女たちに囲まれて安寧生活〜
eringi
ファンタジー
辺境軍の雑用兵として転生した青年・レオン。異世界に転生したのに、剣も魔法も地味でパッとしない日々。ところが彼の“地味な努力”が、実は世界の理をゆるがすほどの能力だと気づく者が次々と現れる。貴族令嬢、魔族の姫、神官少女──気づけばハーレム状態に。追放された元仲間が破滅していく流れの中、本人だけは「俺、そんな強いかな?」と首をかしげる。無自覚最強×ざまぁ×追放後スローライフ×英雄伝説が交錯する、異世界逆転ストーリー。
異世界で無自覚に最強だった俺、追放されたけど今さら謝られても遅い
eringi
ファンタジー
「お前なんかいらない」と言われ、勇者パーティーを追放された青年ルーク。だが、彼のスキル【成長限界なし】は、実は世界でも唯一の“神格スキル”だった。
追放された先で気ままに生きようとした彼は、助けた村娘から崇められ、魔王を片手で倒し、知らぬ間に国家を救う。
仲間だった者たちは、彼の偉業を知って唖然とし、後悔と嫉妬に沈んでいく──
無自覚な最強男が歩む、ざまぁと逆転の異世界英雄譚!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
最弱職〈祈祷士〉だった俺、実は神々の加護持ちでした~追放されたけど無自覚チートで世界最強~
eringi
ファンタジー
パーティから「役立たず」と言われ追放された祈祷士ルーク。だが彼の祈りは神々に届いており、あらゆる奇跡を現実にする「神の権能」だった。本人は気づかぬまま無双し、救った相手や元パーティの女性たちから次々想いを寄せられる。裏切った者たちへの“ざまぁ”も、神の御業のうちに。無自覚チート祈祷士が、神々さえも動かす伝説を紡ぐ──!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる