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筆者メカの収集話・体験談
「楽しんで・・・」
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投稿者「ゆう君」より・・・。
その日、いつも通りパソコンを起動しメールの確認を行っていた所
一通のメールが目に留まる。
「友人が一人、消えました。」
タイトルから既に物騒極まりないメール。
今回、メールを送ってくれたのは「ゆう君」と呼ばれる男性である。
・・・それ以上の事は当人が話したがらず、一切の詳細は不明のままだ。
彼には親しい友人が居た。
友人の名前は「彰吾」。(本名かは定かではない)
・・・というのも、彼等はネットを通じて知り合った友人であった様で
互いに、当時使われていたハンドルネームで呼び合っていたそうだ。
そして、そのハンドルネームこそが「彰吾」だった。
そして・・・意外な事に
彼等の住んでいる場所は近く、徒歩圏内で充分に会える程の距離だったという。
そこから意気投合した彼等は「友人」と呼ぶのにそう時間が掛からなかった。
そんなある日の事だ。
偶々、ネットで知り合ったもう一人の友人。
自称「花屋」経営者の「瑞枝」と名乗る女性と彼等は知り合う事となった。
「瑞枝」の住む場所は電車で数十分と時間はかかる物の
会いに行く事は可能な距離だったそうだ。
週末になると、決まって3人は揃い
その週の愚痴などを語り合う仲となった。
・・・そして1年が経った。
「俺、瑞枝ちゃんに告白するわ。」
彰吾が、彼に相談をしてきたという。
「やっとかよ!おせぇっての!」
傍から見ても、彰吾の好意はバレバレで
その言葉を何時言い出すのかと、内心ではハラハラしていたという。
「で、でもさ?いきなりってのもアレだから・・・ちょっと一日付き合ってくれねぇか?」
「え?」
彰吾は、3人で「夢の国」へ遊びに行き
その帰りに、告白したいのだと計画を話してきた。
友人の恋路だ、当然応援はする。
当日、帰り際になっても、彰吾は決心が付けられず一人ソワソワしていた。
とうとう、帰りの駅に付いてしまい、ホームで電車を待つ3人。
一人、顔を真っ赤にする友人を見て、ゆう君は助け舟を出した。
「まだ時間も早いし、夕飯でもどう?」
「え?いいじゃん。行こうよ!」
瑞枝が乗って来た事で、3人は夕食へ・・・。
その夕食の席でも、彰吾はガチガチに緊張していた。
その所為だったのだろう・・・会計を済ませる頃には彰吾はデキあがっていた。
これでは告白処ではないだろう。
そう思い、彼を連れて帰ろうとした。
「まって、ウチ近くだし二人共休んで行ったら?」
瑞枝の提案。
確かに、ベロベロに酔っぱらった友人を抱え、数十分も電車に乗るのはツラい。
その申し出に甘え、家にお邪魔すると
今度は、彼女まで自宅で缶ビールを飲み酔い出した。
流石にこれではもうダメだ。
「お、俺達・・・そろそろ帰るよ。女性の部屋に長居するのも迷惑だろう?」
「何言ってんのよぉ~・・・良いから泊ってけぇ~!」
強引に肩を組む彼女を、ベットに寝かせ帰り支度を始めた。
・・・その時だった。
「楽しんで行ってね。」
女の声がする。
慌てて振り返るも、彼女はもう爆睡している。
彰吾も床で廃人の様に寝てしまっている。
明日、起きた二人の為に
これまでの経緯をメモに残し、机において一人帰路に就いた。
瑞枝ちゃんには「夕食時、彰吾は先に酔ってしまい、何もしていない事」
彰吾には「酔った彼を連れ帰るのが大変で休憩させてもらった事、彼女も酔って寝てしまった事」
自分自身は、明日も仕事がある為、先に帰った旨。
その全てを箇条書きにして残した。
後日、瑞枝ちゃんから謝罪のメールが届いたそうだが・・・。
あの日以来、彰吾とは連絡が取れなくなってしまったという。
瑞枝ちゃんにその後を聞いても
彼女が目覚めた時、彼は既に居なかった。との事だった。
残されたメモも彼の分のみ、消えており
二人で「先に帰ったのか?」とも話していたそうだが・・・。
それ以来、彼とは音信不通のままだそうだ・・・。
一度、探偵に話をしたそうだが
調査の結果、彼はあの日以降、自宅にも帰っていないそうだ・・・。
探偵には引き続きの調査を依頼したそうだが・・・。
現在までに、目新しい情報は上がっていない。との事だ・・・。
その日、いつも通りパソコンを起動しメールの確認を行っていた所
一通のメールが目に留まる。
「友人が一人、消えました。」
タイトルから既に物騒極まりないメール。
今回、メールを送ってくれたのは「ゆう君」と呼ばれる男性である。
・・・それ以上の事は当人が話したがらず、一切の詳細は不明のままだ。
彼には親しい友人が居た。
友人の名前は「彰吾」。(本名かは定かではない)
・・・というのも、彼等はネットを通じて知り合った友人であった様で
互いに、当時使われていたハンドルネームで呼び合っていたそうだ。
そして、そのハンドルネームこそが「彰吾」だった。
そして・・・意外な事に
彼等の住んでいる場所は近く、徒歩圏内で充分に会える程の距離だったという。
そこから意気投合した彼等は「友人」と呼ぶのにそう時間が掛からなかった。
そんなある日の事だ。
偶々、ネットで知り合ったもう一人の友人。
自称「花屋」経営者の「瑞枝」と名乗る女性と彼等は知り合う事となった。
「瑞枝」の住む場所は電車で数十分と時間はかかる物の
会いに行く事は可能な距離だったそうだ。
週末になると、決まって3人は揃い
その週の愚痴などを語り合う仲となった。
・・・そして1年が経った。
「俺、瑞枝ちゃんに告白するわ。」
彰吾が、彼に相談をしてきたという。
「やっとかよ!おせぇっての!」
傍から見ても、彰吾の好意はバレバレで
その言葉を何時言い出すのかと、内心ではハラハラしていたという。
「で、でもさ?いきなりってのもアレだから・・・ちょっと一日付き合ってくれねぇか?」
「え?」
彰吾は、3人で「夢の国」へ遊びに行き
その帰りに、告白したいのだと計画を話してきた。
友人の恋路だ、当然応援はする。
当日、帰り際になっても、彰吾は決心が付けられず一人ソワソワしていた。
とうとう、帰りの駅に付いてしまい、ホームで電車を待つ3人。
一人、顔を真っ赤にする友人を見て、ゆう君は助け舟を出した。
「まだ時間も早いし、夕飯でもどう?」
「え?いいじゃん。行こうよ!」
瑞枝が乗って来た事で、3人は夕食へ・・・。
その夕食の席でも、彰吾はガチガチに緊張していた。
その所為だったのだろう・・・会計を済ませる頃には彰吾はデキあがっていた。
これでは告白処ではないだろう。
そう思い、彼を連れて帰ろうとした。
「まって、ウチ近くだし二人共休んで行ったら?」
瑞枝の提案。
確かに、ベロベロに酔っぱらった友人を抱え、数十分も電車に乗るのはツラい。
その申し出に甘え、家にお邪魔すると
今度は、彼女まで自宅で缶ビールを飲み酔い出した。
流石にこれではもうダメだ。
「お、俺達・・・そろそろ帰るよ。女性の部屋に長居するのも迷惑だろう?」
「何言ってんのよぉ~・・・良いから泊ってけぇ~!」
強引に肩を組む彼女を、ベットに寝かせ帰り支度を始めた。
・・・その時だった。
「楽しんで行ってね。」
女の声がする。
慌てて振り返るも、彼女はもう爆睡している。
彰吾も床で廃人の様に寝てしまっている。
明日、起きた二人の為に
これまでの経緯をメモに残し、机において一人帰路に就いた。
瑞枝ちゃんには「夕食時、彰吾は先に酔ってしまい、何もしていない事」
彰吾には「酔った彼を連れ帰るのが大変で休憩させてもらった事、彼女も酔って寝てしまった事」
自分自身は、明日も仕事がある為、先に帰った旨。
その全てを箇条書きにして残した。
後日、瑞枝ちゃんから謝罪のメールが届いたそうだが・・・。
あの日以来、彰吾とは連絡が取れなくなってしまったという。
瑞枝ちゃんにその後を聞いても
彼女が目覚めた時、彼は既に居なかった。との事だった。
残されたメモも彼の分のみ、消えており
二人で「先に帰ったのか?」とも話していたそうだが・・・。
それ以来、彼とは音信不通のままだそうだ・・・。
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現在までに、目新しい情報は上がっていない。との事だ・・・。
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