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アムス草原の死線 ~中編~
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ジュナ一行の目的地。それは、ジュナの育った孤児院である。
先の晩餐会によって、近隣諸国に対し正式にジュナが王族復帰した事が公表され
今や、注目株である。
そして、国王の命により改めて、孤児院へ挨拶を済ませる事が決まった。
馬車の音、遠くから聞き慣れた声
薪割を行っていたエドモンドは振り返った。
。・・・ありゃぁ・・・。誰だ。」
「エ~ドォォ~!」
「ジュ、ジュ・・・ジュナ!大変だ。皆を呼ばねぇと!」
エドモンドは手にしていた斧を地べたに落とすと、慌てて孤児院の中へ走った。
孤児院に着いた馬車、ジュナは馬車から降り身なりを整る。
直後、孤児院の扉が勢いよく開いた。
「ジュナお姉ちゃんが来たってホントッ!?」
「あ、おい、ポウ!もうお姉ちゃんじゃなくて王女様だろ!」
「また、王女に会えるなんて、夢みたい!」
「ポウ!エドにマリー!」
「お姉ちゃん!」
「おい、ポウ!・・・全くよぉ。」
「うわぁ、王女様、ドレス姿も綺麗~。」
「マリー、ここで王女様は辞めてよ。」
「ジュナ・・・様、孤児院に御用で?」
「もう!エドモンドまで!・・・マザーにご挨拶に来たの。」
「そうだったのか。じゃ、じゃあ俺、マザーを呼んでくるよ。」
「ねぇ、ジュナ。後ろの人達は?」
「あ、あぁ、こっちの変な格好の人が私の傍付騎士のブレア。それと、もう一人の護衛の騎士よ」
「す、凄い!本当に騎士を連れて歩くなんて!本物の御姫様!」
「それに、ブレアさん。何だか格好いいわ。」
「え、何処がよぉ~。」
「だって、他の騎士さんは鎧ばっかりでどの人も同じに見えるのよねぇ。でも彼は違うじゃない。」
「東洋の着物で、胴着袴って言うらしいわよ。」
「へぇ~!」
「ブレアがお気に入りなんて、マリーも男を見る目が無いわねぇ。」
「あぁ!ひど~い!」
「ふふふ。」
「ジュナ様!」
「っ!・・・マ、マザー!」
「良くお越しになりました。王女様。」
「会いたかった・・・会いたかったよ、マザー。」
「相変わらずの泣き虫さんねぇ。立派になったのは御姿だけかしら?」
「そ、そんな事ないわ。ちゃんと成長してるもん!」
マザーを一目見たジュナは大粒の涙を流しながら、マザーの腕の中に抱かれた。
そして、ハンカチで涙を拭かれながらも達者に返した。
感動の再会。そこに暗雲をもたらしたのは、馬の蹄の音だ。
「伝令!」
「ん?」
「ジュナ様、並びに護衛騎士に通達!急ぎ王国へ戻られたし!アムス草原にて
晩餐会に参加されていた客人が襲われた可能性あり!王女の身の安否を最優先にされたし!」
「なんて事!」
「やはりか・・・。」
「え?・・・ブレア?」
「ギム老師、馬の準備を!姫様、こちらへ。」
「ちょ、ちょっと!まだ皆に挨拶を・・・。」
「ストレイ卿!姫を。」
「っは!」
「孤児院の皆さま、急ぎの事ゆえ慌ただしく去ってしまう事、お許し頂きたい。では。」
「あ・・・おい!お前・・・。」
「ちょっと、エドモンド!ダメよ。」
「で、でも・・・。」
「・・・すまない。彼女の命に関わる事なんだ。」
「!」
「・・・守ってくれよ!?」
「約束しよう。男として。」
「出しますよ!姫様!」
こうして、伝令に来た早馬と共に、王国へと急ぎ戻ろうとした一行である。
先の晩餐会によって、近隣諸国に対し正式にジュナが王族復帰した事が公表され
今や、注目株である。
そして、国王の命により改めて、孤児院へ挨拶を済ませる事が決まった。
馬車の音、遠くから聞き慣れた声
薪割を行っていたエドモンドは振り返った。
。・・・ありゃぁ・・・。誰だ。」
「エ~ドォォ~!」
「ジュ、ジュ・・・ジュナ!大変だ。皆を呼ばねぇと!」
エドモンドは手にしていた斧を地べたに落とすと、慌てて孤児院の中へ走った。
孤児院に着いた馬車、ジュナは馬車から降り身なりを整る。
直後、孤児院の扉が勢いよく開いた。
「ジュナお姉ちゃんが来たってホントッ!?」
「あ、おい、ポウ!もうお姉ちゃんじゃなくて王女様だろ!」
「また、王女に会えるなんて、夢みたい!」
「ポウ!エドにマリー!」
「お姉ちゃん!」
「おい、ポウ!・・・全くよぉ。」
「うわぁ、王女様、ドレス姿も綺麗~。」
「マリー、ここで王女様は辞めてよ。」
「ジュナ・・・様、孤児院に御用で?」
「もう!エドモンドまで!・・・マザーにご挨拶に来たの。」
「そうだったのか。じゃ、じゃあ俺、マザーを呼んでくるよ。」
「ねぇ、ジュナ。後ろの人達は?」
「あ、あぁ、こっちの変な格好の人が私の傍付騎士のブレア。それと、もう一人の護衛の騎士よ」
「す、凄い!本当に騎士を連れて歩くなんて!本物の御姫様!」
「それに、ブレアさん。何だか格好いいわ。」
「え、何処がよぉ~。」
「だって、他の騎士さんは鎧ばっかりでどの人も同じに見えるのよねぇ。でも彼は違うじゃない。」
「東洋の着物で、胴着袴って言うらしいわよ。」
「へぇ~!」
「ブレアがお気に入りなんて、マリーも男を見る目が無いわねぇ。」
「あぁ!ひど~い!」
「ふふふ。」
「ジュナ様!」
「っ!・・・マ、マザー!」
「良くお越しになりました。王女様。」
「会いたかった・・・会いたかったよ、マザー。」
「相変わらずの泣き虫さんねぇ。立派になったのは御姿だけかしら?」
「そ、そんな事ないわ。ちゃんと成長してるもん!」
マザーを一目見たジュナは大粒の涙を流しながら、マザーの腕の中に抱かれた。
そして、ハンカチで涙を拭かれながらも達者に返した。
感動の再会。そこに暗雲をもたらしたのは、馬の蹄の音だ。
「伝令!」
「ん?」
「ジュナ様、並びに護衛騎士に通達!急ぎ王国へ戻られたし!アムス草原にて
晩餐会に参加されていた客人が襲われた可能性あり!王女の身の安否を最優先にされたし!」
「なんて事!」
「やはりか・・・。」
「え?・・・ブレア?」
「ギム老師、馬の準備を!姫様、こちらへ。」
「ちょ、ちょっと!まだ皆に挨拶を・・・。」
「ストレイ卿!姫を。」
「っは!」
「孤児院の皆さま、急ぎの事ゆえ慌ただしく去ってしまう事、お許し頂きたい。では。」
「あ・・・おい!お前・・・。」
「ちょっと、エドモンド!ダメよ。」
「で、でも・・・。」
「・・・すまない。彼女の命に関わる事なんだ。」
「!」
「・・・守ってくれよ!?」
「約束しよう。男として。」
「出しますよ!姫様!」
こうして、伝令に来た早馬と共に、王国へと急ぎ戻ろうとした一行である。
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