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「堂島君」の話。
「入らずの間」 終
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菊池の友人が一人、亡くなってすぐの事だった。
まるで後を追うように、別の友人が自ら命を断ったそうだ。
負の連鎖は続き、その半年後
最後に残った友人も病で亡くなった。
そして・・・悲劇はこれだけでは終わらない。
堂島君もいよいよ祖父母宅への宿泊が決まり、調査に励んだのだが
先も語った通り、彼はこの調査で決定的な一部を捉える事が出来なかった。
菊池の祖父が運転する車で最寄り駅まで送ってもらい、1度目の調査は終わった。
日を開けて2度目の調査をお願いしていたそうだが・・・
約束の日、待ち合わせ場所に彼等が現れる事は無かった。
数回、菊池のスマホに電話をかけてみたそうだが
彼が応答することも無く・・・ただ時間だけが過ぎる。
「何か急用ができたに違いない。」
彼はそう考え、帰路に着いた。
だが・・・。
その日、その時。
菊池を乗せた祖父母の車は
盛大な玉突き事故によって、奇しくも命を落としていたのだ。
運が悪かった。と言ってしまえばそこまでになる。
車と車に挟まれるようにして追突された彼等の車は
見るも無残な状態になっていたという。
特定を避けるため、この事故については詳細を語れないが
彼等3名は即死だったと聞く。
後日、事件の全貌を知った堂島君は戦慄したそうだ。
「一歩間違えれば、俺もあぁなっていたのかな・・・。」
そう語る彼の眼には、以前の様な覇気が見えなかった。
件の祖父母宅だが
一気に3人を失った菊池の両親によって引き払われ
そのすぐ後には、解体が進み
現在では、月極の駐車場となってしまったそうだ。
しかし、その月極の駐車場となった今でも
「入らずの間」があったとされる個所については、誰も借り手が付かないのだという。
道を間違えUターンの為だったり、有料駐車場へ止めるのを渋り一時的な駐車を目的とした
迷惑な利用はあるものの、その駐車場を借りたいと申し出る者はいないのだそうだ。
駐車スペースに空きがあると聞きつけ、やって来る者はいるのだが
いざ、スペースの確認段階に移ると「やはり考え直したい」という者が後を絶たないという。
駐車場となった後も、堂島君は現地を訪れ現地の写真を私に送ってくれたのだが・・・。
跡地となってしまったその駐車場には
私の耳は何も働かなかった。
その後、写真は削除されたのだが・・・。
後になって思うのは
その当時の写真を、私の師である「X氏」か視える友人「絢女」に視て貰えば良かったでは?
という・・・後の祭りである。
しかしだ。
ともあれ、新たな友人「堂島君」の身に彼らの様な不幸が無かった事は
一種の救いであろう・・・。
まるで後を追うように、別の友人が自ら命を断ったそうだ。
負の連鎖は続き、その半年後
最後に残った友人も病で亡くなった。
そして・・・悲劇はこれだけでは終わらない。
堂島君もいよいよ祖父母宅への宿泊が決まり、調査に励んだのだが
先も語った通り、彼はこの調査で決定的な一部を捉える事が出来なかった。
菊池の祖父が運転する車で最寄り駅まで送ってもらい、1度目の調査は終わった。
日を開けて2度目の調査をお願いしていたそうだが・・・
約束の日、待ち合わせ場所に彼等が現れる事は無かった。
数回、菊池のスマホに電話をかけてみたそうだが
彼が応答することも無く・・・ただ時間だけが過ぎる。
「何か急用ができたに違いない。」
彼はそう考え、帰路に着いた。
だが・・・。
その日、その時。
菊池を乗せた祖父母の車は
盛大な玉突き事故によって、奇しくも命を落としていたのだ。
運が悪かった。と言ってしまえばそこまでになる。
車と車に挟まれるようにして追突された彼等の車は
見るも無残な状態になっていたという。
特定を避けるため、この事故については詳細を語れないが
彼等3名は即死だったと聞く。
後日、事件の全貌を知った堂島君は戦慄したそうだ。
「一歩間違えれば、俺もあぁなっていたのかな・・・。」
そう語る彼の眼には、以前の様な覇気が見えなかった。
件の祖父母宅だが
一気に3人を失った菊池の両親によって引き払われ
そのすぐ後には、解体が進み
現在では、月極の駐車場となってしまったそうだ。
しかし、その月極の駐車場となった今でも
「入らずの間」があったとされる個所については、誰も借り手が付かないのだという。
道を間違えUターンの為だったり、有料駐車場へ止めるのを渋り一時的な駐車を目的とした
迷惑な利用はあるものの、その駐車場を借りたいと申し出る者はいないのだそうだ。
駐車スペースに空きがあると聞きつけ、やって来る者はいるのだが
いざ、スペースの確認段階に移ると「やはり考え直したい」という者が後を絶たないという。
駐車場となった後も、堂島君は現地を訪れ現地の写真を私に送ってくれたのだが・・・。
跡地となってしまったその駐車場には
私の耳は何も働かなかった。
その後、写真は削除されたのだが・・・。
後になって思うのは
その当時の写真を、私の師である「X氏」か視える友人「絢女」に視て貰えば良かったでは?
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しかしだ。
ともあれ、新たな友人「堂島君」の身に彼らの様な不幸が無かった事は
一種の救いであろう・・・。
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