骸行進

メカ

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筆者(メカ)の経験談。

見知った顔 1

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今回お話するのは、あるトンネルについての話だ。
そのトンネルのつくりは少し変わっていて、二つのトンネルを総称して
とある通り名で呼ばれている有名なトンネルだ。
だが、これから話す数々の特徴の中から、そのトンネルを決して特定しないで欲しい。
というのも、本当に危険だと感じているからである。

これは、私が二十歳の頃
仕事の為、成人式に行けなかった私を
代わりにお祝いだ。と
友人の「遠藤」が企画した遊びだ。

高校時代、何時もつるんでいたメンバーを呼び集め
お昼ごろから、カラオケを楽しんだ。

そんな中、メンバーの一人「杉本(仮名)」がある事を提案してきた。

それが、今回のトンネルの話だ。

そのトンネルの名が出た時、私は一瞬にして酔いが覚めた。
それほど、行きたくないと思っていた場所なのだ。
写真や動画でも分かる程の「違和感・異質感」を覚えていたからだ。

長年共に過ごしてきた友人の「遠藤」は私の引きつった顔を見て
即座に
「止めて置こう」と提案した。
だが、酔いの回った仲間たちの悪ノリは最高潮だった。

「いいじゃんいいじゃん。そんなに嫌なら(筆者)をセンサー代わりにすればいいんだし。」

「そうだよ、これ以上無理ってなったら俺達も引き上げるからさぁ!」

「な?とりあえず行こうぜ!もう決定な!杉本ぉ~、予定組むの宜しくぅ!」

周囲の仲間は顔面蒼白の私を置き去りに、どんどんと話を進めていった。

その後、数日の間を開けて、杉本から連絡が入り
数人のメンバーが行ける事となり、予定日などの知らせがメールで届いたのだ。

そして、約束の日・・・。

「いやぁ、すまん。俺がもっと止めてれば・・・。」

「気にするなよ。仕方ない。ちゃちゃっと見るだけにしてさっさと帰って来ようぜ。」

「・・・あぁ。」

何度も謝る遠藤に対し、私は過ぎた事だと彼を許し
他のメンバーを待っていた。
今回参加するメンバーは5人。
言い出しっぺの杉本が車を用意する事となり、我々は、杉本の迎えを待っていたのだ。

そして、件のトンネルなのだが
この時、写真や動画では見た事がある場なのだが・・・。
どんな曰くがあるのか。という点については、この時点では私は無知だった。
ただただ、写真や動画から伝わって来る「念」のような物に
怯えていただけなのだ。

そうして、杉本の迎えで5人が集まる頃には
既に、残った二人は酒に酔い、いわるゆ「出来上がった」状態であった。

私と遠藤は、先のやり取りもあり
とても飲もうという気にはなれなかった。

だが、そんな事はお構いなしだ。と言わんばかりに
5人の乗った車は目的地へと進みだすのだ。
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