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視える友人「絢女」の話
ミニクイ男
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某年、10月。
絢女から、一枚の写メが送られてきた。
それは、彼女が友達グループととある湖で釣りを行っていた時の写真だという。
最初にその写真が送られてきた時、私は
仲の良い友人との写真で近況報告の為、送って来たのだろうと思っていた。
しかし、彼女の反応は違った。
「え・・・ねぇこれ視えてないの?」
彼女曰く、その写真は心霊写真だという。
写真中央に、友人が写り
その友人が釣りあげた魚を右側に持ち上げながら撮られている。
しかし、彼女が言うには
「左上の端(湖面)に男の顔が写ってるんだけど・・・。」
そして、その男の顔が苦痛に歪んだように視え、あまりよくないかも知れない。
と彼女は言う。
しかし、この時点では私の眼から見て、男の顔など写っているようには見えなかった。
むしろ、それよりも重要かもしれない部分に目が行った。
中央に映っている友人の口元が、まるで加工に失敗でもしたのか?と言わんばかりに
vの字型に尖っていたのだ。
それに合わせる様に、唇もvの字に折れ曲がっていた・・・。
だが、何度お互いの意見を擦り合わせても
互いに主張する「ソレ」は視えていなかったのだ。
ここで、私は一つの仮説を立てた。
彼女の携帯に残されている画像と、私の元に届いた画像とで
差異が生まれているのではないか?
数日後、予定を合わせ互いに直接、画像を確認し合うこととなった。
当日、やはりというべきか
画像は両者間で若干の違いがあった。
絢女の見せて来た写真には
左上に湖面の波が反射し、まるで「男のような顔」が浮かび上がっている。
だが、私の写真には
そもそも、左上で波の反射によって白くなっている部分が存在しなかった。
・・・「男のような顔」と表記した事には理由がある・・・。
直接、写真を見ても
私は彼女の言う様な「顔」に視えなかったのだ。
光の反射によって、ややそれっぽい感じの部分はあるものの
「これか!」という確証がえられなかった。
彼女が言う「醜い男」ではなく、ただ単に「見難い男」の顔だった。
互いに写真の異変について、あれこれ意見を交わしたが
明確な道筋が見えず、2年が経過した。
久々に、オフ会で再開した我々は、当時の写真について
もう一度語り、オフ会メンバーにも意見を仰ごうとした。
だが・・・互いに写真を確認した我々は絶句した・・・。
絢女有する写真には
左上の男の顔が大きく、クッキリと現れ・・・
最早、私でも「苦痛の表情だ」と言える程、その存在を主張していた。
そして・・・
私有する写真では
写真中央に映る友人の顔が、完全に消えていた。
黒いモヤのような・・・カビのような斑点が顔全体を覆い切ってしまっていたのだ。
そこから数日後
写真に写っていた友人が亡くなったと一報を受けた。
バイク通勤中、トラックに跳ねられた上
後続車によって顔面を潰されてしまったそうだ・・・。
絢女から、一枚の写メが送られてきた。
それは、彼女が友達グループととある湖で釣りを行っていた時の写真だという。
最初にその写真が送られてきた時、私は
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しかし、彼女の反応は違った。
「え・・・ねぇこれ視えてないの?」
彼女曰く、その写真は心霊写真だという。
写真中央に、友人が写り
その友人が釣りあげた魚を右側に持ち上げながら撮られている。
しかし、彼女が言うには
「左上の端(湖面)に男の顔が写ってるんだけど・・・。」
そして、その男の顔が苦痛に歪んだように視え、あまりよくないかも知れない。
と彼女は言う。
しかし、この時点では私の眼から見て、男の顔など写っているようには見えなかった。
むしろ、それよりも重要かもしれない部分に目が行った。
中央に映っている友人の口元が、まるで加工に失敗でもしたのか?と言わんばかりに
vの字型に尖っていたのだ。
それに合わせる様に、唇もvの字に折れ曲がっていた・・・。
だが、何度お互いの意見を擦り合わせても
互いに主張する「ソレ」は視えていなかったのだ。
ここで、私は一つの仮説を立てた。
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差異が生まれているのではないか?
数日後、予定を合わせ互いに直接、画像を確認し合うこととなった。
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左上に湖面の波が反射し、まるで「男のような顔」が浮かび上がっている。
だが、私の写真には
そもそも、左上で波の反射によって白くなっている部分が存在しなかった。
・・・「男のような顔」と表記した事には理由がある・・・。
直接、写真を見ても
私は彼女の言う様な「顔」に視えなかったのだ。
光の反射によって、ややそれっぽい感じの部分はあるものの
「これか!」という確証がえられなかった。
彼女が言う「醜い男」ではなく、ただ単に「見難い男」の顔だった。
互いに写真の異変について、あれこれ意見を交わしたが
明確な道筋が見えず、2年が経過した。
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もう一度語り、オフ会メンバーにも意見を仰ごうとした。
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最早、私でも「苦痛の表情だ」と言える程、その存在を主張していた。
そして・・・
私有する写真では
写真中央に映る友人の顔が、完全に消えていた。
黒いモヤのような・・・カビのような斑点が顔全体を覆い切ってしまっていたのだ。
そこから数日後
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