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長編特集
クダラナイ 1 口癖
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これは、私が心霊系のとあるグループLINEに参加し、その中で出会った
年下の弟分が経験したものです。
彼の名は「竜太(仮名)」。
私がグループに参加してから、直ぐに「にーやん」と呼び始めて来た。
私はそのグループと共に、心霊スポットなどを巡ったり
スポットの話や、体験談など多くの事で盛り上がっていた。
そんな中、数日の間
竜太がグループの会話に入って来なくなった。
グループLINEの中で、彼に呼び掛けても返事は帰って来ず・・・。
数週間が過ぎた。
「ごめん、俺このグルから抜けるわ・・・。」
彼が久方ぶりに発言したのは、この一言が最初だった。
メンバーが理由を問うも、彼の説明は何処か的を得ず
私は、彼と個人的なやり取りを行う事とした。
それから、三日間かけて理由について聞き出す事に成功したのだ。
彼がグループ内で沈黙を始める数日前
グループではとあるやり取りが行われていた。
それが、彼が学友と共に行く心霊スポット巡りで
何処に行くのがおすすめか。という話題だった。
竜太は事前に、その場所についてメンバーにアドバイスをもらう為
相談していたのだ。
予定日となり、彼は友人とアドバイスを受けたスポットへと足を運ぶ。
・・・そして「その場で何かがあった」。
具体的な内容は三日かけても聞き出す事は出来なかったのだが
その「何か」の影響か
彼は、自宅の自室で「引き篭もり」になってしまったそうだ。
彼は言う。
「外が怖い」のだと。
「日の光が恐ろしい」と、丸一日、部屋のカーテンも閉め切っていたそうだ。
挙句、カーテンから漏れる光すらも恐れ、窓を段ボールで塞いでしまったのだという。
彼とやり取りをして、私は一つの変化が気になった。
それは、彼が頻繁に使うようになった口癖だ。
「クダラナイ」
何かにつけて、彼は世を拗ねたようにその言葉を吐き捨てる様になっていた。
それでも、私を兄と慕う彼を放っておけず
彼と会う事にしたのだ。
といっても、彼は極端に外に出たがらなかった為
彼の家に出向く事となった。
数日後、彼の家に行くと
最初に出迎えてくれたのは、彼の母だった。
「どちら様ですか?」
「竜太君の知り合いで、家から出るのが怖いと相談を聞いたもので・・・。」
その一言をかけただけで、彼の母は私をリビングまで迎え入れた。
彼の母も、突然に人が変わってしまった息子に困惑していた様だ。
「竜太!友達が来てくれたよ!早く来なさい!」
「・・・。」
彼の母はリビングから声を掛けるも無言だった。
痺れを切らした母親が、彼の部屋の前で扉をノックするも
内側から物を投げつけているのか、鈍く激しい音が響くだけだった。
その対応に彼の母も
「いい加減にしなさいよ!」
と応戦するも
「ウルセェ!クダラナイ!話かけんな!」
と冷戦状態になってしまった。
その後
私は、LINEで彼に連絡を取り、扉越しの会話を試みるのである・・・。
年下の弟分が経験したものです。
彼の名は「竜太(仮名)」。
私がグループに参加してから、直ぐに「にーやん」と呼び始めて来た。
私はそのグループと共に、心霊スポットなどを巡ったり
スポットの話や、体験談など多くの事で盛り上がっていた。
そんな中、数日の間
竜太がグループの会話に入って来なくなった。
グループLINEの中で、彼に呼び掛けても返事は帰って来ず・・・。
数週間が過ぎた。
「ごめん、俺このグルから抜けるわ・・・。」
彼が久方ぶりに発言したのは、この一言が最初だった。
メンバーが理由を問うも、彼の説明は何処か的を得ず
私は、彼と個人的なやり取りを行う事とした。
それから、三日間かけて理由について聞き出す事に成功したのだ。
彼がグループ内で沈黙を始める数日前
グループではとあるやり取りが行われていた。
それが、彼が学友と共に行く心霊スポット巡りで
何処に行くのがおすすめか。という話題だった。
竜太は事前に、その場所についてメンバーにアドバイスをもらう為
相談していたのだ。
予定日となり、彼は友人とアドバイスを受けたスポットへと足を運ぶ。
・・・そして「その場で何かがあった」。
具体的な内容は三日かけても聞き出す事は出来なかったのだが
その「何か」の影響か
彼は、自宅の自室で「引き篭もり」になってしまったそうだ。
彼は言う。
「外が怖い」のだと。
「日の光が恐ろしい」と、丸一日、部屋のカーテンも閉め切っていたそうだ。
挙句、カーテンから漏れる光すらも恐れ、窓を段ボールで塞いでしまったのだという。
彼とやり取りをして、私は一つの変化が気になった。
それは、彼が頻繁に使うようになった口癖だ。
「クダラナイ」
何かにつけて、彼は世を拗ねたようにその言葉を吐き捨てる様になっていた。
それでも、私を兄と慕う彼を放っておけず
彼と会う事にしたのだ。
といっても、彼は極端に外に出たがらなかった為
彼の家に出向く事となった。
数日後、彼の家に行くと
最初に出迎えてくれたのは、彼の母だった。
「どちら様ですか?」
「竜太君の知り合いで、家から出るのが怖いと相談を聞いたもので・・・。」
その一言をかけただけで、彼の母は私をリビングまで迎え入れた。
彼の母も、突然に人が変わってしまった息子に困惑していた様だ。
「竜太!友達が来てくれたよ!早く来なさい!」
「・・・。」
彼の母はリビングから声を掛けるも無言だった。
痺れを切らした母親が、彼の部屋の前で扉をノックするも
内側から物を投げつけているのか、鈍く激しい音が響くだけだった。
その対応に彼の母も
「いい加減にしなさいよ!」
と応戦するも
「ウルセェ!クダラナイ!話かけんな!」
と冷戦状態になってしまった。
その後
私は、LINEで彼に連絡を取り、扉越しの会話を試みるのである・・・。
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