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長編特集
クダラナイ 3 空白
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竜太の友人達から話を聞いた私だが
一言で「誘われているな。」と感じた。
というのも、本来私は「調査」と言えども
「一人で心霊スポット」へ訪れる事をしないのだ。
そういった場は「物理的にも」危険な場所が多い。
故に
必ず、調査の関係者や友人といった者達と訪れる事が多いのだが・・・。
その時の私は
「直ぐにその場に行ってみたい。」
・・・そう思ったのだ。
しかも、一度それを思ってしまったが為に
以降も、暫くの間「行かなきゃ」という「使命感・焦燥感」に近い感覚を覚えていた。
ついに、私は
X氏からの返信も待てず、その場を訪れていた。
彼等が行ったのは、とある幽霊団地であった。
五階建てマンションが並ぶ地帯だ。
幽霊団地といっても、今現在も人が住んでいる。
だが、その住人たちの殆どが何かしらの現象を目の当たりにした事があるそうだ。
結論から述べると、現場では何かが起こる事は無かった。
しかし、現場を見終わっても「焦燥感」が無くなる事は無かった。
「もう一度行こうか・・・。」
一人でそんな事を考えながら、目の前のマンションを呆然と眺める葛藤。
そんな時間が体感では5分ほど続いていた。
その時、竜太からLINEが届いたのだ。
「にーやん、今何してる?」
「竜太たちが来た心霊スポットに来てたんだよ。」
「え!?なんで!!」
「調査の為に来てたんだけどさ・・・。竜太が連絡くれなかったら
ドツボにハマってたかもしれない・・・ありがとう。」
竜太から連絡が来た事で、私は何かに引き留められているのだと
そう思い込む事にしたのだ。
そして・・・
彼等が当日、辿ったであろう道順を聞きながら
私は竜太の家を目指す事にしたのだ。
だが・・・
その行いは途中で暗礁に乗り上げた。
そう。竜太は道中で絡まれた老人の一件から
その先、どの様に帰ったのかをおぼえていなかったのだ。
そこで、私は私が考えられる最短の道のりで彼の家を目指した。
彼の家には徒歩で20分ほど歩き到着した事を覚えている。
私は彼の母親に会った時に素朴な疑問をぶつけた。
「竜太が可笑しくなる前日、友達と遊びに行きましたよね?」
「えぇ・・・その翌朝から酷く怯えた様子で・・・。」
「その日、帰りは何時ごろになりましたか?」
「そうね・・・夜中の2時ごろだったわ。」
それを聞いた時、私の中である疑問が増えた。
その疑問を解消する為、今度は竜太にLINEで質問を行ったのだ。
「竜太、心霊スポットに行ったのは何時ごろだった?」
「夜の10時頃だったよ。」
ざっと計算しただけでも、1時間の空白があるのだ。
竜太たちの証言を元に、時系列を整理すると
竜太が老人に襲われた後に、その空白の1時間があったのだ。
そして、そのⅠ時間に何かがあったのだ。
私は改めて、その1時間を調べ直す事にした。
一言で「誘われているな。」と感じた。
というのも、本来私は「調査」と言えども
「一人で心霊スポット」へ訪れる事をしないのだ。
そういった場は「物理的にも」危険な場所が多い。
故に
必ず、調査の関係者や友人といった者達と訪れる事が多いのだが・・・。
その時の私は
「直ぐにその場に行ってみたい。」
・・・そう思ったのだ。
しかも、一度それを思ってしまったが為に
以降も、暫くの間「行かなきゃ」という「使命感・焦燥感」に近い感覚を覚えていた。
ついに、私は
X氏からの返信も待てず、その場を訪れていた。
彼等が行ったのは、とある幽霊団地であった。
五階建てマンションが並ぶ地帯だ。
幽霊団地といっても、今現在も人が住んでいる。
だが、その住人たちの殆どが何かしらの現象を目の当たりにした事があるそうだ。
結論から述べると、現場では何かが起こる事は無かった。
しかし、現場を見終わっても「焦燥感」が無くなる事は無かった。
「もう一度行こうか・・・。」
一人でそんな事を考えながら、目の前のマンションを呆然と眺める葛藤。
そんな時間が体感では5分ほど続いていた。
その時、竜太からLINEが届いたのだ。
「にーやん、今何してる?」
「竜太たちが来た心霊スポットに来てたんだよ。」
「え!?なんで!!」
「調査の為に来てたんだけどさ・・・。竜太が連絡くれなかったら
ドツボにハマってたかもしれない・・・ありがとう。」
竜太から連絡が来た事で、私は何かに引き留められているのだと
そう思い込む事にしたのだ。
そして・・・
彼等が当日、辿ったであろう道順を聞きながら
私は竜太の家を目指す事にしたのだ。
だが・・・
その行いは途中で暗礁に乗り上げた。
そう。竜太は道中で絡まれた老人の一件から
その先、どの様に帰ったのかをおぼえていなかったのだ。
そこで、私は私が考えられる最短の道のりで彼の家を目指した。
彼の家には徒歩で20分ほど歩き到着した事を覚えている。
私は彼の母親に会った時に素朴な疑問をぶつけた。
「竜太が可笑しくなる前日、友達と遊びに行きましたよね?」
「えぇ・・・その翌朝から酷く怯えた様子で・・・。」
「その日、帰りは何時ごろになりましたか?」
「そうね・・・夜中の2時ごろだったわ。」
それを聞いた時、私の中である疑問が増えた。
その疑問を解消する為、今度は竜太にLINEで質問を行ったのだ。
「竜太、心霊スポットに行ったのは何時ごろだった?」
「夜の10時頃だったよ。」
ざっと計算しただけでも、1時間の空白があるのだ。
竜太たちの証言を元に、時系列を整理すると
竜太が老人に襲われた後に、その空白の1時間があったのだ。
そして、そのⅠ時間に何かがあったのだ。
私は改めて、その1時間を調べ直す事にした。
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