骸行進

メカ

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長編特集

クダラナイ 4 一軒家

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3日後の事だ。
私は、竜太の友人「大久保君」と会っていた。

竜太の住む街は詳しくなかった為、彼に教えて貰いながら調査に当たったのだ。

そして、我々は件の「街灯下」を訪れていた。

「ここで、竜太が襲われたんだよね?」

「そうです・・・。そこで体育座りみたいに蹲ってたんですよ。老人が。」

「男性?女性?」

「・・・男性だったと思います。でなきゃ、3人係りで引き剥がすなんてしませんよ。」

確かに、老人とは言え男性であれば相応の力はあるだろう。
女性の老人相手に、2,30代の若い男が力負けするとも思えない。
この場合、蹲っていたのは男性だと考えるのが自然だ。

しかし、時間を考えれば夜中の1時頃
老人が一人、街灯の下に居ること自体がおかしな話である。

「この近くに介護施設とかある?」

「いえ・・・ないですね。」

ざっと見は住宅街のど真ん中。
どこかの施設から脱走した人物か?とも思ったがその線も消えた。

職業柄、老人と聞くと真っ先に「幽霊」ではなく「脱走者」を疑ってしまうのだ。
施設からでないとすると、自宅介護の線もある。
しかし、そんなものを虱潰しに調べるのは酷だ。

「この辺、最近になって開発が進んで・・・前と今では見る影もないんですよ。」

「どういう事?」

「この街灯の所、数年前まではゴミ置き場だったんですよ。
それで、奥に続く細い道があって、奥は上り坂になってて・・・一軒家があったんですけど
何年も人が住んでなかったみたいで、道はつぶされて街路樹が・・・。」


「その家は?」

「まだ有るみたいですよ。所有者と連絡が取れないとかで潰すに潰せないって。
ただ、どうやってあの家まで行けばいいやら・・・。」

街灯の場からでも分かるほど、一段高くなった丘の上に一軒家が見える。
だが、その丘に繋がる道は、確認できなかった。

その日は、一度帰宅。
そしてX氏からの連絡を確認する。

だが、そこに書かれていた内容は、私の予想とは違った物であったのだ。

その時、私が考えていた推測が
心霊スポットにいった竜太であるが、その実、問題となるのは「老人」であり
その老人について調べる事が重要である。と私は考えていた。

事実、老人の正体は不明のままであり、幽霊団地においては
私が直接出向いても、何も現象に見舞われなかった事が大きい。

しかし、X氏の判断は

そもそも、その幽霊団地に行くきっかけが問題である可能性が高い。
という見解が始まりであった。
その経緯と老人とが何かしらのつながりがあるのではないか?
というものだった。

私個人としては
「心霊スポット」と「老人」を切り離して考えていたのだが
X氏は
それら二つの出来事が繋がっていると考えていた様だ・・・。
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