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長編特集
クダラナイ 5 調査
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X氏と話を擦り合わせた私は
再び、「大久保君」と会う事となった。
件の幽霊団地に纏わる「曰く」を知る為だ。
その幽霊団地では、数十年前
ある一家が凄惨な最後を遂げたという。
一家五人が一人を残し、皆亡くなったというのだ。
始まりは、一家の大黒柱である父親が
交通事故で後遺症を抱えた事がきっかけだったそうだ。
その後、父親は早々に自殺を図った。
次に亡くなったのは、長女だったそうだ。
中学生だったそうだ。
彼女の父がその様な亡くなり方をした事は、あっという間に噂で広がった。
結果として、彼女は周囲から向けられる目線に耐え切れず
父と同じ道を辿ってしまった。
次に亡くなったのは、母親だった。
夫・娘を一度に亡くし、それでも残った家族を養う為に
彼女は働いた。
だが、ソレは長くは続かなかった。
必死に働き過ぎた代償か、彼女は精神病に罹り、仕事を辞めた。
その直後だ。
彼女は性病で亡くなった。
・・・働けなくなっても、家族を養う為にと、体を売っていたそうだ。
最後に亡くなったのは、長男だった。
大学受験を控えた受験生だったという。
だが・・・彼は思いがけず家族を失い、一時的に親戚の家に引き取られた。
しかし、家族を失った悲しみ・環境の変化が追い打ちをかけ
受験は失敗。
そのまま、社会人として働きに出たそうだが
ある年に、交通事故で亡くなった。
不幸な事に事故を起こした相手も即死、目撃者も居らず
事故なのか事件なのかさえ、あやふやなまま時が流れた。
そうして、一家が住んでいた部屋は「空き部屋」として周囲には認識されるようになった。
・・・が、これが更なる不幸の連鎖だった・・・。
その家には、もう一人。
介護が必要であった「祖父」がいたそうだ。
高齢につき、足腰も弱くなり、一人では歩けない。
車いすにすら一人では乗れない。
そして、認知症の進んだ・・・祖父が。
その祖父が見つかったのが、一家が全員亡くなってから一ヶ月以上も後だったそうだ。
なぜ、そこまで発見が遅れたのか・・・。
それは、長男が亡くなってから
自宅の遺品整理を、親戚が行う事になっていたそうだ。
しかし・・・その親戚はその部屋を気味悪がって訪れていなかったそうだ。
祖父が発見されたのは、玄関の外。
扉を出て直ぐの階段で倒れていたそうだ。
恐らく、最後の力を振り絞り、自宅から這って出て来たのだろう。
そして、階段の直前で息絶えたのだろう・・・。
尤も不幸だったのは、その一家が住んでいたのが
最上階の5階であった事。
そして、その五階には、その一家以外には誰も住んでいなかった事。
結果として、一ヶ月以上もそのままの状態が続き
異臭に耐え兼ねた階下の住人の通報で発覚したそうだ・・・。
再び、「大久保君」と会う事となった。
件の幽霊団地に纏わる「曰く」を知る為だ。
その幽霊団地では、数十年前
ある一家が凄惨な最後を遂げたという。
一家五人が一人を残し、皆亡くなったというのだ。
始まりは、一家の大黒柱である父親が
交通事故で後遺症を抱えた事がきっかけだったそうだ。
その後、父親は早々に自殺を図った。
次に亡くなったのは、長女だったそうだ。
中学生だったそうだ。
彼女の父がその様な亡くなり方をした事は、あっという間に噂で広がった。
結果として、彼女は周囲から向けられる目線に耐え切れず
父と同じ道を辿ってしまった。
次に亡くなったのは、母親だった。
夫・娘を一度に亡くし、それでも残った家族を養う為に
彼女は働いた。
だが、ソレは長くは続かなかった。
必死に働き過ぎた代償か、彼女は精神病に罹り、仕事を辞めた。
その直後だ。
彼女は性病で亡くなった。
・・・働けなくなっても、家族を養う為にと、体を売っていたそうだ。
最後に亡くなったのは、長男だった。
大学受験を控えた受験生だったという。
だが・・・彼は思いがけず家族を失い、一時的に親戚の家に引き取られた。
しかし、家族を失った悲しみ・環境の変化が追い打ちをかけ
受験は失敗。
そのまま、社会人として働きに出たそうだが
ある年に、交通事故で亡くなった。
不幸な事に事故を起こした相手も即死、目撃者も居らず
事故なのか事件なのかさえ、あやふやなまま時が流れた。
そうして、一家が住んでいた部屋は「空き部屋」として周囲には認識されるようになった。
・・・が、これが更なる不幸の連鎖だった・・・。
その家には、もう一人。
介護が必要であった「祖父」がいたそうだ。
高齢につき、足腰も弱くなり、一人では歩けない。
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そして、認知症の進んだ・・・祖父が。
その祖父が見つかったのが、一家が全員亡くなってから一ヶ月以上も後だったそうだ。
なぜ、そこまで発見が遅れたのか・・・。
それは、長男が亡くなってから
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しかし・・・その親戚はその部屋を気味悪がって訪れていなかったそうだ。
祖父が発見されたのは、玄関の外。
扉を出て直ぐの階段で倒れていたそうだ。
恐らく、最後の力を振り絞り、自宅から這って出て来たのだろう。
そして、階段の直前で息絶えたのだろう・・・。
尤も不幸だったのは、その一家が住んでいたのが
最上階の5階であった事。
そして、その五階には、その一家以外には誰も住んでいなかった事。
結果として、一ヶ月以上もそのままの状態が続き
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