骸行進

メカ

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掲示板やネットユーザーからの投稿

フリーライターの体験談。 3

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掲示板での報告から数日。

私は、ある事が引っかかり瀬戸にコンタクトを図った。

「夜分、申し訳ありません。一つ気になる事がありまして、ご連絡しました。」

そのメールに対し、彼は間髪入れずに返信をくれた。

私が気になった事。
それは
「件の車いすは何階で見つかったのか?」だ。

大概、病院という物は造りからして
検査室や診察室などの関係から、一階に病室がある事は少ない。

此処まで言えば分かるだろうか?

カメラで捉えられた車いすは「大概の病院であれば二階以上」が妥当なのだ。
そして、その「車いす」は「何処へ」消えた?

「玄関先」である。

即ち、一階にある「入り口」である。

だとするなら・・・「車いす」はどのようにして階数を下ったのか・・・。
階段にはカメラがあったのに。

その疑問をぶつけたのだ。

すると、案の定

「車いすが見つかったのは・・・3階でした・・・。」

私の言いたい事を理解したのか、瀬戸のメッセージにも
不安げな文面が見えた。
そして、瀬戸は続ける。

「ここ2,3日で奇妙な音を聞くようになってます。何か関係ありますかね?」

「奇妙・・・?どんな?」

「すごく小さな音で、小鳥の鳴き声みたいな・・・キュッキュッ。って音ですね。」

「どんな時に気になります?」

「寝起きとか、お風呂に入ってる時にも聞こえた事がありますね。」

直接の因果関係は不明だったが、この時
私も、何かの聞き間違いか?家具?家電?など多くの考えが巡っていた。

暫く会話を進める中、瀬戸は
私の疑問を解消すべく、更なる調査の為
今度は二泊三日の泊まり込みを決行すると言い出した。

しかし、その病院での二回目となる泊まり込み検証は
撮影などの日程も重なり、だいぶ後の事になった。

再びその話が持ち上がった時には、既に8か月が経過していた程だ。

検証自体は前回と同様の形で行ったそうだが
今度は「異変があった場合、携帯カメラで録画を行う」事を決めていたそうだ。

・・・私も、此処で気付いていれば良かった。

そうすれば、彼に降りかかった災難も、もう少し違う形があったかもしれない。

なぜもっと早く、気付かなかったのだろうか?

答えは簡単だ。

彼に「直接」会っていないからだ。
・・・そして「慣れ」だ・・・。

何の違和感も持たず、話を聞いてしまっていたからこそ
忠告が遅れてしまったのだ。

・・・先に結論を述べるが・・・
彼はこの検証の後、行方不明となってしまった。
私の脳裏で、全てが繋がった時には、もう遅かったのだ。

今もまだ、彼から続報があるかも知れないからと
連絡先は残してあるのだが・・・その可能性は極めて低い物だろう・・・。
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