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視える友人「絢女」の話
視える様になったきっかけ。 1
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私は且つて、絢女に対しある疑問を投げかけた。
それが「視える体質になったきっかけは?」という問いだ。
だが、彼女からは明確な回答を得られなかった。
というのも、そのきっかけ自体が全くもって身に覚えがないのだという。
そこで、私はより具体的に話を探る為
彼女の過去を少しづつ、聞いていく事にしたのだ。
まず、彼女が「他人と違う」と認識し始めたのは
小学校3年生頃だったという。
彼女曰くその当時は「視えたり視えなかったりしていたのではないか?」との事だった。
そして「例え視えていたとしても、それが何であるかを認識していなかっただろう。」とも。
そんなある日の事だ。
母親に手を引かれ、買い物に出かけていた時。
彼女は、あるワンシーンを目撃する。
「手押し車で歩く小さ目のお婆ちゃんが、歩道を歩いていたの。
ゆっくり歩いていたから、大丈夫かな?って子供ながらに見てたんだよね。
そうしたら、凄い勢いで車が通り過ぎて行った・・・。
でもさ、其処には何もなかったんだよ。
一瞬怖かったよ。おばあちゃんが轢かれた!って思ったからね。」
このワンシーンを彼女は直ぐ、母親には話せなかったそうだ。
そもそも、一瞬の混乱で状況が読めない中、手を引かれ歩いていたのだから。
漸く声を絞り出し母親に伝えたが、母親は大笑いして相手にしなかったそうだ。
この出来事が、彼女の中で尤も印象強く残っている古い記憶なのだそうだが
よく考えてみれば、それ以前から不思議な事があったと語る。
しかし、幼き日に見たその光景はトラウマになっても可笑しくはない。
その事がきっかけで、時折起こる不思議体験が「異質なモノ」なのだと理解したそうだ。
更なる深堀を二人で行っていく中
彼女の小学一年生の時代まで遡る事が出来た。
しかし、流石に幼少期なだけあり、二年生になりたての頃合いから
記憶は曖昧になり、話も前後する事が多くなった。
「一年生の頃には何かなかったの?」
「・・・あったと思う。けど、よく覚えてない。」
「その記憶で、一番強く残ってるイメージは?」
「・・・どこかの遊園地?かな。とにかく、人が一杯居た事しか・・・。」
「・・・人込みか・・・。」
「もう一つ、この話をすると何時もお母さんが怒ってた。しつこいと引っ叩かれてた事も有る。」
「・・・。」
実の所、彼女は且つて信じられない一部を見た事があった。
しかし、その事を彼女が覚えていない事には理由があった。
それに辿り着いた時、彼女はその一部に恐怖する事となった。
それが「視える体質になったきっかけは?」という問いだ。
だが、彼女からは明確な回答を得られなかった。
というのも、そのきっかけ自体が全くもって身に覚えがないのだという。
そこで、私はより具体的に話を探る為
彼女の過去を少しづつ、聞いていく事にしたのだ。
まず、彼女が「他人と違う」と認識し始めたのは
小学校3年生頃だったという。
彼女曰くその当時は「視えたり視えなかったりしていたのではないか?」との事だった。
そして「例え視えていたとしても、それが何であるかを認識していなかっただろう。」とも。
そんなある日の事だ。
母親に手を引かれ、買い物に出かけていた時。
彼女は、あるワンシーンを目撃する。
「手押し車で歩く小さ目のお婆ちゃんが、歩道を歩いていたの。
ゆっくり歩いていたから、大丈夫かな?って子供ながらに見てたんだよね。
そうしたら、凄い勢いで車が通り過ぎて行った・・・。
でもさ、其処には何もなかったんだよ。
一瞬怖かったよ。おばあちゃんが轢かれた!って思ったからね。」
このワンシーンを彼女は直ぐ、母親には話せなかったそうだ。
そもそも、一瞬の混乱で状況が読めない中、手を引かれ歩いていたのだから。
漸く声を絞り出し母親に伝えたが、母親は大笑いして相手にしなかったそうだ。
この出来事が、彼女の中で尤も印象強く残っている古い記憶なのだそうだが
よく考えてみれば、それ以前から不思議な事があったと語る。
しかし、幼き日に見たその光景はトラウマになっても可笑しくはない。
その事がきっかけで、時折起こる不思議体験が「異質なモノ」なのだと理解したそうだ。
更なる深堀を二人で行っていく中
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しかし、流石に幼少期なだけあり、二年生になりたての頃合いから
記憶は曖昧になり、話も前後する事が多くなった。
「一年生の頃には何かなかったの?」
「・・・あったと思う。けど、よく覚えてない。」
「その記憶で、一番強く残ってるイメージは?」
「・・・どこかの遊園地?かな。とにかく、人が一杯居た事しか・・・。」
「・・・人込みか・・・。」
「もう一つ、この話をすると何時もお母さんが怒ってた。しつこいと引っ叩かれてた事も有る。」
「・・・。」
実の所、彼女は且つて信じられない一部を見た事があった。
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