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視える友人「絢女」の話
地下鉄
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私の友人「絢女」は、普段から「視える」人物だ。
そして、私とは良く「体験談」を語る仲である。
そんな中、私はふと疑問を持った。
「なぁ、視える時ってどう視えてるの?」
自分で聞いておいて何だが、極めて抽象的で答えにくい質問になってしまった事だろう。
しかし、そこは流石と言うべきか、私の知りたい角度の答えが返って来た。
「良くありがちなものだよ?隣に居るのに鏡に映ってない!だとか。」
「へぇ~。やっぱそうなんだ。」
「でも、本当におっかないのは鏡にも映っちゃう時だね。」
「・・・え?」
鏡に映ってしまうなら、最早、人との区別など付き様がないだろう。
だが、彼女はその疑問にもいち早く答えた。
「肉眼とね、鏡映しだと『一致』しないのよ。」
「・・・ん?」
「どこか一部が、違うの。」
「例えば?」
「肉眼では全身ハッキリ見えるのに、鏡に映すと頭がない。とかかな。」
「まるで、心霊写真だな。・・・て心霊だもんな。当然か・・・。」
そして、彼女は語る。
「よく見るのが『地下鉄』だね。」
「マジか。」
「うん、地下鉄って大概トンネルの中だから、窓が鏡みたいに反射するじゃん?」
「おう。」
「で、ふと気づくと隣の人が映ってなかった。なんてザラにあるよ。」
他にも彼女はいくつかのパターンを見た事があるそうだ。
しかし、やはりと言うべきか
どれも「どこかで見聞きしたような良くあるパターン」だ。
だが、彼女はある事を理由に電車には乗りたくないのだという。
それは「地下鉄」に限った事ではないのだが
決まって「空いている時」に「ソレ」は起こる。
電車の床を「仰向け」に寝転んで、足を曲げ伸ばしする事で
まるで芋虫の様に背中で這っていく男が出る。
その男の顔は、終始真顔なのだが・・・。
ある一瞬だけ、ニヤニヤと笑いながら通り過ぎていく。
皆さんも察しが付くだろう、
「覗き」が成功した時、そのニヤけ面に変わるのだそうだ。
本来であれば、そんな奴がいれば即通報ものだが
周囲が騒がない所を見て「あぁ、生きてないのか」と認識するのだそうだ。
それが心底気持ち悪いから、彼女は電車を嫌っている。
皆さんも電車内に居る時、足元に寒気を覚えた事は無いだろうか。
別段、混んでもいないし何かがある訳でもない。
にも拘わらず、何だか足元が気になる。なんて事は無いだろうか?
もしかすると
その違和感を感じた時、既に覗かれているかも知れません。
あるいは、這っているその男が・・・通り過ぎて行った名残かも知れません。
そして、私とは良く「体験談」を語る仲である。
そんな中、私はふと疑問を持った。
「なぁ、視える時ってどう視えてるの?」
自分で聞いておいて何だが、極めて抽象的で答えにくい質問になってしまった事だろう。
しかし、そこは流石と言うべきか、私の知りたい角度の答えが返って来た。
「良くありがちなものだよ?隣に居るのに鏡に映ってない!だとか。」
「へぇ~。やっぱそうなんだ。」
「でも、本当におっかないのは鏡にも映っちゃう時だね。」
「・・・え?」
鏡に映ってしまうなら、最早、人との区別など付き様がないだろう。
だが、彼女はその疑問にもいち早く答えた。
「肉眼とね、鏡映しだと『一致』しないのよ。」
「・・・ん?」
「どこか一部が、違うの。」
「例えば?」
「肉眼では全身ハッキリ見えるのに、鏡に映すと頭がない。とかかな。」
「まるで、心霊写真だな。・・・て心霊だもんな。当然か・・・。」
そして、彼女は語る。
「よく見るのが『地下鉄』だね。」
「マジか。」
「うん、地下鉄って大概トンネルの中だから、窓が鏡みたいに反射するじゃん?」
「おう。」
「で、ふと気づくと隣の人が映ってなかった。なんてザラにあるよ。」
他にも彼女はいくつかのパターンを見た事があるそうだ。
しかし、やはりと言うべきか
どれも「どこかで見聞きしたような良くあるパターン」だ。
だが、彼女はある事を理由に電車には乗りたくないのだという。
それは「地下鉄」に限った事ではないのだが
決まって「空いている時」に「ソレ」は起こる。
電車の床を「仰向け」に寝転んで、足を曲げ伸ばしする事で
まるで芋虫の様に背中で這っていく男が出る。
その男の顔は、終始真顔なのだが・・・。
ある一瞬だけ、ニヤニヤと笑いながら通り過ぎていく。
皆さんも察しが付くだろう、
「覗き」が成功した時、そのニヤけ面に変わるのだそうだ。
本来であれば、そんな奴がいれば即通報ものだが
周囲が騒がない所を見て「あぁ、生きてないのか」と認識するのだそうだ。
それが心底気持ち悪いから、彼女は電車を嫌っている。
皆さんも電車内に居る時、足元に寒気を覚えた事は無いだろうか。
別段、混んでもいないし何かがある訳でもない。
にも拘わらず、何だか足元が気になる。なんて事は無いだろうか?
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その違和感を感じた時、既に覗かれているかも知れません。
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