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警官の友人「荻野(仮名)」の話
保護された老人 3
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荻野が大林を連れ、マンションへ向かう頃
同僚は、マンションに再度連絡。
これで、現場でもスムーズにやり取りが行われるはずだった・・・。
しかし、スマホのナビに反映された建物は
マンションとは程遠い、ただのコンビニだった。
「はぁ?どういう事だ?・・・俺住所間違えたか?」
再度住所を確認し、ナビに反映させても
目の前が目的地である事を指し示す。
そこに、同僚から電話が入った。
「もしもし?」
「おい、その介護マンション。急に連絡着かなくなったぞ?」
「どういう事だよ?」
「二人が出てから何度も掛けてるんだけどさ、誰も出やしねぇ。そっちはどーなってるんだ?」
「・・・それがさ・・・。」
同僚と情報共有を行った荻野は、大林を連れて再び交番へと戻った。
「何がどうなってるんだよ?マンションなんて無かったぞ?」
「でもよ、前の調書だと住所は其処になってるんだよ。ほら。」
「前のって・・・お前コレ!6年も前の話じゃねぇか!」
「いや、別にそこはどうでも良いだろ?」
否。
実際、この6年の間にマンションは老朽化の為、大規模な改修が必要となってしまい
住民は中に入っていた介護企業ごと
別の建物へ移転していた事が分かった。
その後、マンションは取り壊され、跡地にコンビニが建っていたのだ・・・。
「冗談じゃないよ。移転先のマンションは?」
「・・・分からない。」
「は?」
「移転してから・・・多分、管轄外にでも出たんだろう。迷い人も来なくなったし
何処に移転したかまでは・・・。」
「だったら、その介護会社に当たって調べてくれよ。」
「分かった。」
同僚の電話を待つ間、荻野は一呼吸置き冷静さを取り戻す。
すると、ある矛盾に気付いてしまう。
その矛盾は、気のせいかも知れないし、良くある事かも知れない。
だが、ふと気になってしまったのだ。
「おい、二駅先の外れにあるってよ。」
「・・・。」
「おい・・・荻野?」
「・・・マジでお前・・・何処に電話してたんだ・・・?」
「・・・え?」
そもそも、介護用マンションは移転してしまった。
であるならば、最初の電話で「ソレ」に気付くはずだ。
この老人からすれば「駅二つ分」もの大移動だぞ?
その間、介護用マンションで「外出時間の長さ」を気にしなかったのか?
そして、それ以前に
こちらから電話を掛けた時点で、施設職員の対応も変だ。
「駅二つ」離れた元の場所に来てしまった旨、どうして伝えなかったのだろうか?
更に、再度電話を掛けた時
あたかも「今初めて知った」という様な素振りだった。
職員を迎えにやる。といいつつ誰も来なかった事。
急に連絡が付かなくなった事・・・。
明らかに「何かがおかしい」。
荻野は大林をパトカーに乗せ、移転先のマンションへ向かった・・・。
同僚は、マンションに再度連絡。
これで、現場でもスムーズにやり取りが行われるはずだった・・・。
しかし、スマホのナビに反映された建物は
マンションとは程遠い、ただのコンビニだった。
「はぁ?どういう事だ?・・・俺住所間違えたか?」
再度住所を確認し、ナビに反映させても
目の前が目的地である事を指し示す。
そこに、同僚から電話が入った。
「もしもし?」
「おい、その介護マンション。急に連絡着かなくなったぞ?」
「どういう事だよ?」
「二人が出てから何度も掛けてるんだけどさ、誰も出やしねぇ。そっちはどーなってるんだ?」
「・・・それがさ・・・。」
同僚と情報共有を行った荻野は、大林を連れて再び交番へと戻った。
「何がどうなってるんだよ?マンションなんて無かったぞ?」
「でもよ、前の調書だと住所は其処になってるんだよ。ほら。」
「前のって・・・お前コレ!6年も前の話じゃねぇか!」
「いや、別にそこはどうでも良いだろ?」
否。
実際、この6年の間にマンションは老朽化の為、大規模な改修が必要となってしまい
住民は中に入っていた介護企業ごと
別の建物へ移転していた事が分かった。
その後、マンションは取り壊され、跡地にコンビニが建っていたのだ・・・。
「冗談じゃないよ。移転先のマンションは?」
「・・・分からない。」
「は?」
「移転してから・・・多分、管轄外にでも出たんだろう。迷い人も来なくなったし
何処に移転したかまでは・・・。」
「だったら、その介護会社に当たって調べてくれよ。」
「分かった。」
同僚の電話を待つ間、荻野は一呼吸置き冷静さを取り戻す。
すると、ある矛盾に気付いてしまう。
その矛盾は、気のせいかも知れないし、良くある事かも知れない。
だが、ふと気になってしまったのだ。
「おい、二駅先の外れにあるってよ。」
「・・・。」
「おい・・・荻野?」
「・・・マジでお前・・・何処に電話してたんだ・・・?」
「・・・え?」
そもそも、介護用マンションは移転してしまった。
であるならば、最初の電話で「ソレ」に気付くはずだ。
この老人からすれば「駅二つ分」もの大移動だぞ?
その間、介護用マンションで「外出時間の長さ」を気にしなかったのか?
そして、それ以前に
こちらから電話を掛けた時点で、施設職員の対応も変だ。
「駅二つ」離れた元の場所に来てしまった旨、どうして伝えなかったのだろうか?
更に、再度電話を掛けた時
あたかも「今初めて知った」という様な素振りだった。
職員を迎えにやる。といいつつ誰も来なかった事。
急に連絡が付かなくなった事・・・。
明らかに「何かがおかしい」。
荻野は大林をパトカーに乗せ、移転先のマンションへ向かった・・・。
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