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俺はヒーローじゃない
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◇ 知臣視点 ◇
今回はマジ肝が冷えた。
手下から連絡無かったら菜穂は身も心も穢されて壊れる所だった。
普段から気が強く女にモテるから自分の容姿に鈍感な菜穂。
だから同僚に告白され、少し舞い上がってたかもしれない。
あの男、下半身が別物だったから、あいつに好意を持つ女に仕掛けさせたら、直ぐに陥落した。
まぁ菜穂も本気じゃなかったから、嫉妬はせず仕事を選んだと思う。
いつもなら、俺から菜穂のプライベート写真を要求するんだが珍しく手下からメールが届く。
「菜穂、体調が悪くて、家に誰もいないみたい。帰りが心配だから様子を見てもらえませんか?」
俺達は菜穂に内緒で〝安全確認〟を理由にスマホにGPSを付けている。
いつもと違うルートを辿っている。
胸騒ぎがして仕事其方退けでGPSを見ながら彼女を追う。
普段の菜穂なら、自分で対応していただろう。
体調不良の所為もあり、数人の男達が車に菜穂を乗せ込むのを発見する。
居場所を突き止め救出。
後から来た部下達に任せて菜穂を、とりあえず俺の自宅へ連れて行く。
体調不良もあるが様子がおかしい。
目は虚ろだが艶を帯びてる。
少し触れただけで過敏に反応するし…
暫く様子を見ると部下から電話がかかる
菜穂を襲った奴らは、女性を口説き、催淫薬などを使用して暴行を働く集団と判明。
どうやら菜穂はその薬を飲まされたと分かる。
「菜穂ちゃん大丈夫?」
顔を撫でただけで今まで聴いた事ない甘い声を出す。
「んっぅ…」
思わずドキっとする
何コレ?蛇の生殺し?
襲いたくなるくらいに艶めかしい姿の菜穂。
だけど薬のせいでそうなっているだけとわかっているが、情けない事に菜穂にしか反応しなくなった、俺の身体には毒でしかない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あぁ。
身体が上手く動かせないし熱っぽい。
自分の吐く息すら熱い。
どうやら知臣の家に私はいるらしい。
「菜穂ちゃん大丈夫?」
私の顔を触るが腰からゾワゾワして今まで感じた事ない感覚に今まで出した事ない声が漏れる。
「んっぅ…」
何か、もっと触って欲しくなってる。
コレが、あの薬の効果なのか…
「ね…ねぇ身体がおかしい」
「菜穂ちゃん薬の所為だから心配しないで」
いつも私をからかう奴が妙に優しい。
本当に心配しているんだろう…
「海斗達には連絡したから、今日はうちで休むといい」
ベッドの端に座り私をまた優しく撫でる
「はぅん」
ちょっと撫でられただけで過敏に反応する身体に戸惑う。
「ねぇ、この辛いの、いつになったら治る?」
本当に苦しいのだ。
自身でもお風呂位入る以外直に触った事ない場所が何かを待ち侘びるの様にジンジンする。
「……薬が切れるまで、約30時間」
「さっ30時間?1日跨ぐの?無理ぃ…」
「別の方法もあるよ」
「はぁ…はぁ…何をすれば良い?…んぁぁぅんっ」
知臣は私の首筋から胸の頂がある所まで指先で優しく触り
「俺を受け入れるって事」
普段より低く甘さを帯びた声で囁いた。
今回はマジ肝が冷えた。
手下から連絡無かったら菜穂は身も心も穢されて壊れる所だった。
普段から気が強く女にモテるから自分の容姿に鈍感な菜穂。
だから同僚に告白され、少し舞い上がってたかもしれない。
あの男、下半身が別物だったから、あいつに好意を持つ女に仕掛けさせたら、直ぐに陥落した。
まぁ菜穂も本気じゃなかったから、嫉妬はせず仕事を選んだと思う。
いつもなら、俺から菜穂のプライベート写真を要求するんだが珍しく手下からメールが届く。
「菜穂、体調が悪くて、家に誰もいないみたい。帰りが心配だから様子を見てもらえませんか?」
俺達は菜穂に内緒で〝安全確認〟を理由にスマホにGPSを付けている。
いつもと違うルートを辿っている。
胸騒ぎがして仕事其方退けでGPSを見ながら彼女を追う。
普段の菜穂なら、自分で対応していただろう。
体調不良の所為もあり、数人の男達が車に菜穂を乗せ込むのを発見する。
居場所を突き止め救出。
後から来た部下達に任せて菜穂を、とりあえず俺の自宅へ連れて行く。
体調不良もあるが様子がおかしい。
目は虚ろだが艶を帯びてる。
少し触れただけで過敏に反応するし…
暫く様子を見ると部下から電話がかかる
菜穂を襲った奴らは、女性を口説き、催淫薬などを使用して暴行を働く集団と判明。
どうやら菜穂はその薬を飲まされたと分かる。
「菜穂ちゃん大丈夫?」
顔を撫でただけで今まで聴いた事ない甘い声を出す。
「んっぅ…」
思わずドキっとする
何コレ?蛇の生殺し?
襲いたくなるくらいに艶めかしい姿の菜穂。
だけど薬のせいでそうなっているだけとわかっているが、情けない事に菜穂にしか反応しなくなった、俺の身体には毒でしかない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あぁ。
身体が上手く動かせないし熱っぽい。
自分の吐く息すら熱い。
どうやら知臣の家に私はいるらしい。
「菜穂ちゃん大丈夫?」
私の顔を触るが腰からゾワゾワして今まで感じた事ない感覚に今まで出した事ない声が漏れる。
「んっぅ…」
何か、もっと触って欲しくなってる。
コレが、あの薬の効果なのか…
「ね…ねぇ身体がおかしい」
「菜穂ちゃん薬の所為だから心配しないで」
いつも私をからかう奴が妙に優しい。
本当に心配しているんだろう…
「海斗達には連絡したから、今日はうちで休むといい」
ベッドの端に座り私をまた優しく撫でる
「はぅん」
ちょっと撫でられただけで過敏に反応する身体に戸惑う。
「ねぇ、この辛いの、いつになったら治る?」
本当に苦しいのだ。
自身でもお風呂位入る以外直に触った事ない場所が何かを待ち侘びるの様にジンジンする。
「……薬が切れるまで、約30時間」
「さっ30時間?1日跨ぐの?無理ぃ…」
「別の方法もあるよ」
「はぁ…はぁ…何をすれば良い?…んぁぁぅんっ」
知臣は私の首筋から胸の頂がある所まで指先で優しく触り
「俺を受け入れるって事」
普段より低く甘さを帯びた声で囁いた。
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