気がついたら兄達の友人の罠に捕まってました。

弌壱弐撥

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早く捕まえないと

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◇ 知臣視点 ◇


以降から菜穂と会っていない、あの手この手と使うがメールや他者に依頼して躱される。

菜穂不足でどうにかなりそうだ。

最近では斎川家の人々に変化が見られる。

と思い違いしていた海斗が、そうでないと気付き絶賛溺愛中ときている。

香織は昔からアイツ海斗一筋なのに気付くかの遅すぎだろ?

侑斗にしてもそうだ。

真斗もマユ手下と、やっとくっついた様だし。

何とか三兄弟アイツら丸く収まったらしい。

「25歳まで散々、女性を食い散らかした貴方が、いつまで片想いを拗らせるつもりですか?社長」

会社立ち上げから俺の右腕として働いている松永から言われる。

「秘書ではなく友人として言うなら知臣、多分あのお嬢さん自分自身の気持ちすら気付いてないと思うよ。試してみるか?」

松永は赤いドレスを見に纏いカツラを被る。

本人はと言うが、俺の秘書は右腕を持つ変わった奴だったりする。

「今日、アポがあったんだろ?」

野朗と頭で分かってるがを整えながら話す姿は相変わらずシュール。

「げっ化粧までするのかよ‼︎」

「やるなら♬」

マジ、こいつノーマルなんだろうか?友人ながら疑いたくなる。

菜穂が来たと連絡が入りエレベーターで降りようと中に入ると松永が俺の腕に絡んできた。

「何が悲しくて男と腕を組まなきゃいけないんだ…」

「演技×2♪雰囲気作り大事だろ?」

身長167㎝と男性としては少し低い方。
パッと見りゃ女に見えなくもない。

エレベーターのドアが開きエントランスにいる菜穂を見かけると松永は見せつけるかの様に俺の首に手を回し顔を近づけたので払い除ける。

「池永社長。また日を改めてお伺い致します」

抑揚のない冷めた声で、お辞儀をした後、菜穂はその場を去っていった。

「お嬢さん、ちゃんとお前に気があるじゃん♬早く追いかけてやりなよ」

一体、誰のせいで、こうなったんだ‼︎
足早に去っていく菜穂を探す。

会社に携帯を忘れた為、行きそうな所ばかり探し時間がかかる。

「知臣、携帯‼︎」

松永から携帯を受け取りGPSで菜穂の居場所ネカフェを、見つけるが、中には入れないときた。
どうにか、こうにかして入れ菜穂を見つけたら泣いたのか目が腫れ、蹲って寝落ちしていた。

PC画面には健気な少年と犬の話フランダースの犬のトップ画面。

だろう。
ツキリと胸が痛んだが痛み。
菜穂を抱き抱え、自宅に連れ帰った。



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