年下の幼馴染が男になりました。

弌壱弐撥

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未来への一歩

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祐哉からのプロポーズを受けてから半年を過ぎようとしていた。

友人は予定日より少し早く、男の子を出産した。

母子共に元気。
部長は我が社では前代未聞の育休を獲得し床上げまでまで会社を休んでいる。

って言うよりリモートで働いてますが…

妹夫婦にも妊娠新しい家族の知らせが届きお祝いムードに溢れかえる。

「次は梨花達の番だね」

生まれたばかりの子供を抱きながら友人は嬉しそうに話す。

「あっ。梨花、私。結婚式には参加できないから祐哉君未来の旦那様にこれを渡して」

友人から服だと思わしき箱を渡される。

「渡しとくね」

「中身は秘密。祐哉君に聞いてね♪しかし、超スピード婚よね?再開してからだと…10ヶ月?」

「我ながら早いと感じてる。お父さんは大泣きよ(汗)」

「何はともあれ梨花、結婚おめでとう」

「ありがとう」

誰かに祝ってもらうのが、むず痒く暖かいものなんだと噛み締めた。

久々に祐哉に会い友人から貰った箱を祐哉へ渡す。

「中、一緒にみる?」

「ううん。祐哉宛に送られたものでしょ?後からでいいよ」

中身は気になったが、流石に厚かましく見る勇気は私にはなかった。

本社に戻った祐哉は、かなり忙しい。2人で会う機会は月2回あるかないか…

「自分の為にしている事だから大丈夫」

笑顔で答えるから身体の事を心配してしまう。

「梨花、しばらく会えてなかったから充電させて」

ギュッと抱きしめられる。
キスをしようと唇が近付くと祐哉のスマホが鳴る。

「ーーっクソっ…もしもし…」

スマホを取り席を外す。

「梨花ごめん。出ないといけなくなった」

「仕事だから仕方ないよ。祐哉、無理だけは呉々もしないでね」

私から頬に唇を落とす。

「それ反則。どこで覚えたの?俺、教えてないよ」

照れながら祐哉はスーツに着替え、一緒に部屋を後にした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*祐哉視点*

急な要件が入り、梨花との時間を壊され機嫌が悪い。

「桂木係長、お休みの所すみません」

トラブルの状況の説明を聞く。
俺は梨花の会社へ応援に行き、その後の業績を認められ25歳で係長に昇進した。

〝社長の息子〟と妬む奴もいるが気にも留めてない。
       悔 結 ば
       し 果 い
       い を い
       な 出 話
       ら せ だ

人を妬む時間が〝無駄〟となぜ思わないのか不思議に感じる。

今は梨花との結婚後の時間を作るために仕事を詰め込んでる。

「ただいまー」

誰もいない部屋。
もうすぐしたら「おかえりなさい」と愛しい人の言葉が聞ける事が楽しみになる。

ふと、リビングテーブルに置かれた箱を目にする。

梨花の友人が俺宛に寄越したもの。

包みを剥がすと封筒に〝梨花にねだってね〟と書いてある。

封筒の中身を読まずに先に品物を見て♬グッジョブ♬さっき迄の疲れが一気に吹き飛んだ。

中身を拝読すると、直接本人に渡しても絶対に着ないので〝俺経由〟で渡して欲しいとの事。

末尾に〝いいスパイスになります様に〟と書いていた。

どう、梨花にを渡すか楽しみが増えた。
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