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城に着いた私達は、とりあえず部屋に戻って休憩である。

ラナ»「ユーリ様、陛下より書状を預かってまいりました。」

ラナが手紙らしき物を私に差し出してきた、陛下って…王様の事だよね…なんかめんどくさい…
ってのが顔に出てたらしく、シルフが苦笑いでお茶のオカワリを入れくれている。
彼女達にも悪いので、渋々手紙を読んでみた、のだが……読めん…これは文字なのか?

ラナ»「拝見します。………………謁見の日取りが書かれております、3日後に迎えを寄越すと。」

ラナが代わりに手紙を読んでくれた。

ユーリ»「謁見の日取り? こうゆうのって、王様から来るもんなの?こっちから申請とかじゃないの?」

シルフ»「ユーリ様は、この国にとって有益な御方ですので、国王陛下と同等だと言っても差し支えないかと。」

ちょ…期待めっちゃ重くない…? 召喚されてから私、何もしてないんだけど…
ウルトラフリーズした私を見て、ラナが慌ててシルフが笑っている。

ラナ»「ユーリ様は、居らっしゃるだけで良いのですよ。」

ラナがフォローするかの如く言ってるが…そんなわけなかろう、召喚してまで呼んだ者が、居るだけで良いとか、私に都合よすぎだろ。

シルフ»「あまり気になさらないで、ユーリ様はご自由にしてらして下さい。」

頭の中が真っ白になって、何も考えられなくなった…

シルフ»「陛下との謁見は3日後との事ですので、ごゆっくりしてらして下さい、準備は我々がいたしますので。」

ハッ  いやダメだろ、自分に何が出来るのか不明だけど、何もしないのは、自分的に無い、なんか居辛いし。
王様との謁見が3日後なので、それまで時間がある、何かしないとと思い、シルフに頼んで捕まった人間が、どうなったのか聞いてもらったら、ガイツさんが部屋に来た。

ガイツ»「お呼びとの事でガイツ参上致しましたッ!!」

シルフの笑顔が怖いのは、気のせいではないだろう。

ユーリ»「お忙しいのに申し訳ありません、捕まった人達がどうなったのか、なんの目的で来たのか気になったもので。」
 
ガイツ»「ハッ   現在も取り調べ中ですが、あの者達が我が国に進入した理由は、魔族討伐だとの事です。」

ユーリ»「取り調べしてる所って、私が見てはダメなのかな?」

シルフ»「ユーリ様が見学をご希望であれば可能ですが、ご覧になられますか?」

シルフが心配したような顔で見てくる、酷い事してるのかな、拷問したりとか…

ユーリ»「行きます。」

シルフ»「畏まりました、では、ご案内致しましす。」












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