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しおりを挟むラナ»「今はユーリ様に仕えさせて頂いておりますので、のんびりとした日々を過ごさせて頂いてます。」
ユーリ»「えッ それって私が主って事ッ!?」
ラナ»「はい、以前は主様が居ませんでしたので、周囲の目もあり、居心地が悪かったのですが、今はユーリ様のお側で緩く過ごさせて頂いてます。」
驚愕の事実…この子、私が主なんだ…
なんとなく納得してるみたいだから…いいか…
シルフは違うっぽいけど…聞かないでおこう…
とりあえず帝国の兵士らしき人達が、何の目的で魔族の地に来たのか気になる。
戻って取り調べ室の隠し窓から帝国兵を見てみる、自分達が帝国兵だとバレた途端に何も話さなくなったみたいだ、このままでは埒が明かないので、ちょっと揺さぶってみようとか企んだ。
ユーリ»「ガイツさん、私が帝国の人と話しはできますか?」
ガイツ»「……シルフ隊長とラナ様をお連れするのであれば可能です。」
私は2人を見た、2人は私に何か考えがあるのだと気付いて頷いてくれた。
緊張しながら取り調べ室に入ると、帝国兵が私を見て驚いている、なんでしょう?
ユーリ»「少し質問させて頂きます。」
捕虜»「あんた人間だろ、なんで魔領に居る。」
ユーリ»「んー、質問するのは私で、貴方ではありません。ですが貴方の質問には答えましょうか、私は[人類]です、私は私の意思でここに居ます。」
意味不明だが、ちょっと上から目線で言ってみた。
ユーリ»「まず、貴方達は、あの周辺で何を探していたのです?あまり移動していなかったので、あの辺りに何かあるのですか?」
試してます的な笑顔で聞いてみた、多分、失敗。
捕虜»「あの辺りには何もない」
ん?
ユーリ»「では違う場所に用があるのですね?」
捕虜»「…俺達は魔領の偵察に来ただけだ。」
ユーリ»「偵察するのに、装備に細工が必要だったんですか?わざわざ帝国兵指定の装備品を加工しなくても、普通の装備でも問題ないのでは?」
捕虜»「………俺は何も聞かされていない…」
ユーリ»「って事は、他の人が知っていると。」
捕虜»「……………」
ユーリ»「で、あの探知装置は、こちらで預からせて頂きますね。」
捕虜»「お前達に使い方が分かるなら好きにしろ。」
ユーリ»「ほぅ、やはり探知機でしたか。」
捕虜»「ッ!! 」
ユーリ»「まぁ、私は使わなくても場所は分かりますけどね」
捕虜»「適当な事を言うなッ」
ユーリ»「今の貴方達には見つける事は不可能でしょう、私なら可能なのです、探してるのは鉱石あたりですかね?」
捕虜»「ッ!? 」
ユーリ»「顔に出すぎ~、では私は失礼しますね、行きましょうか。」
「「はい」」
ラナとシルフを連れて部屋を出た所で、2人からガン見されている…
ユーリ»「……なにかな?」
シルフ»「なぜあの者の捜している物が鉱石だと分かったのです?」
ラナ»「そうですよ、あの石みたいなのが探知装置なのも、なぜ分かったのです?」
ユーリ»「んー。分かったってより、あの人の顔色で探った感じ?」
なんか、凄い見てくる…
▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
この物語は、自由な解釈で読んで下さい。
作者の基本設定は御座いますが、読んでいて、ん?とか思ったら適当にご自分なりの解釈で華麗にスルーして下さい。
暴露〗友人はしっかり読んでくれておらず、シルフの年齢等の設定を知りませんでした...
(lll-ω-)チーン
友人を物語に登場させ、酷い目に会わせてやろうかと画策中。。。
応援ありがとうございます!
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