終焉の支配者 =Regina Delle Streghe=

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なに？2人はそうゆうアブノーマルな関係？

「隊長…ご褒美キツすぎ…俺もっと優しい隊長がいぃ。」

おや？なんだかダメージ受けてない？と思ってシルフを見てみた。

「ガイツの私室を見れば、私の対応が間違いではないとご理解して頂けると思います、コイツの部屋…私の姿絵いっぱい飾ってあるんですよ、気持ち悪いですよね。」

シルフが笑顔なのだが、目が汚物を見るかの如くガイツさんを見ている。

「恋焦がれる姫君を、ずっと見ていたいと姿絵を飾るのが悪い事なのですかｯ   俺はずっと貴女だけを  びぎゃｯｯ」

顔面パンチｯ!?  膝立ち状態だったから、いい位置に顔があった。

「よくそんな台本でも読んでるみたいなセリフを恥ずかしげもなく人前で平然と吐けるな、練習してたのか変態、そんな悪寒の走るセリフで落ちる女なんか頭ん中が花畑で使い物にならんぞ、今からユーリ様の衣装合わせだから出てけｯ!  」

シルフがガイツさんの襟首を掴んでズルズル引きずって部屋の外にポイっと捨てて扉を閉めた。小柄なのに凄い力あるんだな…。

「しくったぁーーーーーーーーーーーｯ!!!」
ガイツさんが何やら廊下で叫んでいる。

「なんか…ちょっと可哀想な気がするのは私だけ？」
「私も…気持ち悪いですがちょっとだけ彼が可哀想だとは思うのです、ですが  いくらガイツ殿がシルフ様を口説こうが、当人同士だけで話しをして済む問題ではないですから…」

ん？ラナが何か含みのある言葉を吐きましたよ？なんでしょう？

するとシルフが服や小物など準備してる人に指示しながら話しだした。
「ガイツは気持ち悪くて変な奴ですが、あれでも若くして子爵家の当主なんですよ、で、当然ながらガイツと結婚した相手は子爵婦人となります、貴族には様々な義務や、仕来り、身近で発生した問題などを家の名に傷が付かないように解決しなければなりません、当主の妻になるには、それなりに資質が必要なのですよ。」

「シルフなら問題ないように見えるんだけど？」
「確かにシルフ様ならば、家格の問題さえ無ければ子爵婦人を熟すのは容易いでしょうね、侯爵令嬢ですので現実的ではないですが。」
「のぉｯ!?   シルフって侯爵令嬢なのｯ!?   なんか雰囲気は有ると思ってたけど、そんな高貴な人がメイド服なんて着るものではないのではｯ!?」

驚いてシルフを見たら、なんとなく困ったような顔？

「私は、騎士になりたいと父に話した所、絶対ダメとか言って本気で話しを聞いてもらえなかったので、絶縁状を置いて家を出た身です、受理はされてないでしょうから、年齢的に欠陥品の扱いされますが、一応は侯爵家の令嬢になります。  そのあたりラナは上手く立ち回ったと思います、この子も元は伯爵令嬢ですから。」
「この世界の貴族令嬢って、みんなそんななの？ なんか私が思ってたのと違う…」
「私達みたいなのは少ないです、それに伯爵令嬢と言っても四女でしたので、そのまま居ても変な相手と結婚させられて不幸だったかもですね、例えばガイツとかガイツとかガイツとかガイツなんかも危険を感じます。シルフ様の姿絵に囲まれての夜伽とか、どんな拷問よりも酷いかと。」


想像してしまった………




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友人に、友人出しすぎ～。とのプチクレームを頂きまして、更に出してやろうとかと画策中。


お盆なので、もう1度更新します。
お盆クラッシュ(意味不明)