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ユーリは、たまに弟の所へ行き、話をして戻る。という日々を過していた。

数回の話によると、人間領でタクヤの扱いは良いとは言えず、むしろ奴隷に近い扱いだった事が分かった、タクヤも人間領へは戻らないらしく、ロズグランデ領でケモ耳ハーレムを作るとホザいたのでユーリに叱られ、今だ牢の中。

暫くして王都より使者が参り、ユーリの戦場での多大な功績により、アルザは二階級特進 伯爵位を賜った。



ユーリ»「ロズグランデ伯爵、書類よろしくねぇ。」

アルザ»「お義母様…いくら娘とは言え、7歳になって2ヶ月もたたない子供にさせる事では無いのでは?」

ユーリ»「お誕生日おめでとう、今から覚えなさい。」

ラナ»「酷い母親ですね、普通に笑ってしまいました。」

ユーリ»「難しい書類とか無いから大丈夫ょ。」

アルザ»「解りました。お義母様も手伝って下さいね?」

ユーリ»「仕方ないわね。」

アルザ»「……。」

ユーリ»「そろそろ捕虜を解放しようか、経費が嵩むだけで役に立たないし。」

シルフ»「そうですね、食費もバカになりませんので良いと思います。」

ユーリ»「じゃ、魔領に手を出したら必ず命は無いって思うぐらい恐怖を刻み込んで返そうか。」

シルフ»「ホントの邪神にはならないで下さいね?」

ラナ»「邪神のユーリ様も素敵でしたよ?」

シルフ»「あんたそんなの好きそうだもんね、たまにユーリ様にトキメイてるでしょ。」

ラナ»「凛々しいユーリ様は凄く素敵だと思いますよ、でも普段のヌケたユーリ様もいいです。」

ユーリ»「ヌケたは余計よ」

リーゼ»「お姉様は常に素敵です。」

ユーリ»「ありがとリーゼ。」

頭なでなで。

シルフ»「勇者も解放ですか?」

ユーリ»「そうだね、1人だけ残すのもね…ここに残りたいみたいだけど…。」

シルフ»「ハーレムですか?」

ユーリ»「この屋敷にしかケモ耳は居ないからハーレムなんてムリだけどね?したら去勢する。」


捕虜達を縛って自国に連れて行き、自分の国の王城が爆破消滅する場面を見せ、その後に失禁する程の強烈な恐怖を与え、次に侵攻して来たり策略したり気に入らない事があれば、慈悲なく魔族領以外の国を全て滅ぼす事を各国に通達しろと告げ、手を縛ったまま解放。

タクヤにも捕虜達と一緒に恐怖を与え、姉に逆らうと弟でも容赦なく始末すると言って脅し、ロズグランデ領に連れて帰って自由にした。

タクヤはリーゼを口説こうとして嫌われてフラれ、かなりヘコんだらしい。

ユーリ»「タクヤ、リーゼは私にしか懐かないみたいだから諦めな?」

タクヤ»「リーゼちゃん可愛いから欲しかったのに…。」

ユーリ»「リーゼちゃんって、アンタ17でしょ?リーゼ23で歳上なんだけど?もう24か?」

タクヤ»「えッ!? いや関係ねぇし。」

リーゼ»「  (「 ФωФ)「  シャーッ(おこ)」

ユーリ»「めっちゃ怒ってるんだけど?なにしたのよアンタ?」

タクヤ»「え、普通に付き合ってくれって言っただけだけど…。」

ユーリ»「どこか触ったんでしょ、よく生きてたわね?この子は私の愛玩用護衛だから あげないよ?」

タクヤ»「手を握っただけだよ…。諦める。この町って廃棄なのな…なんもねぇし、毎晩オッサンだけで宴会してるし、他の土地に行くと捕まりそうだから行けねぇし。」

ユーリ»「今の所、この子に触っても怒らないのは、この子が気を許した人だけよ。頑張ったら誰か相手してくれるんじゃない?あんましつこくしたら嫌われるかも知れないし、みんなアンタより遥かに強いから殺されないように気をつけなよ?」

タクヤ»「ココどんだけヤバいのッ!?」





ロズグランデ領が落ち着いた頃。


ユーリ»「気をつけてね。」

シルフ»「出来るだけ早く戻ります。」

ユーリ»「ゆっくりしといでよ、久しぶりの実家なんだし王都で遊んでおいで。」

シルフ»「ガイツに余裕があれば…。」


ガイツはシルフの実家へ結婚の挨拶に行く事になり、まだ出発すらしていないのに既にグロッキー状態だとか。

そして巻きで行きます。
あの戦争から1ヶ月、ロズグランデ領を探り、裏から操ろうとした国があった。
ユーリ配下の者は誰1人として内通する者は居らず、逆に調べ上げられアッサリとユーリにバラされた。
前回は王城の破壊のみで済ませたが、今回は忠告したにも関わらず魔族領に手を出したとして、宣言通りの世界破壊ではないが、ユーリによってその国が為す術もなく、と言うより数分で領民もろとも荒野にされた。

計画した者、計画に賛成した者、計画を知っていて止めなかった者、計画を止めようとして止められなかった者、計画を知らなかった者、全て同罪。計画を知らなかった者は、国が秘匿し、知らなかった者を国が蔑ろにしているので、知らなかった者は国に必要ない者と見なす。
必要の無い醜い人間の国ごと滅ぼす。
と宣言した。

あまりにも理不尽で残酷な制裁だが、誰も逆らう者は現れず、ユーリの存在は人間種の間で酷く恐れられるようになり、少しでも逆らえば国が一瞬で滅ぶと噂され、どの国も魔族領へ手を出さなくなった。

世界は、ユーリの知らない所で、ユーリの無慈悲?で強大な能力の支配を勝手に受けていた。



人は、彼女を

〖終焉の支配者〗

と呼んだ。





▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂




お話は終わっておきます。
ストーリー巻きで行ったら、失敗しちゃいました。
巻きすぎて終わっちゃいましたょ。
ラストが下手くそすぎて涙が出ます。

後からグダグダ続きますが
お気になさらず。
終わってからのが長いのです。



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