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しおりを挟むけっこうな金額なので城で支払う事になり、13人の奴隷が引き渡された。
アルザも魔獣を買ってもらえたのでゴキゲンである。
ユーリ»「アルザの機嫌が治ってよかったけど、この子かなり食べるんじゃないの?」
アルザ»「食べると思います、アカガネが魔獣を食べてると言っていたので、この子にも魔獣を食べさせようと思ってるんですけど、焼肉のついでに誰かに狩って来てもらえないでしょうか?」
シルフ»「では頼んどくわね。」
アルザ»「有難うございますシルフ様。」
ユーリ»「問題はこっちだな…。」
ラナ»「さすがに多いです(笑)」
ユーリ»「この中で娼婦は嫌だって人は居るかな?」
誰も手を上げないな…。居ないのかな?
ユーリ»「誰も居ないんなら、そのまま娼婦にするけどいいのね?」
女»「あの…。」
ユーリ»「ん?どした?」
女»「私は娼館に売られるのでしょうか?」
ユーリ»「売るんじゃなくて使うのよ、嫌なら嫌って言わないと娼婦にするからね?」
幼女»「私は嫌です。」
ユーリ»「分かった、でも違う仕事はしてもらうよ?」
女»「私も…。」
ユーリ»「貴女は何か出来る?」
女»「いえ…特には…。」
ユーリ»「はい締め切ります。そこの子供2人も娼婦でいいんだね?」
怯えて話せないみたいだ。
暫く様子を見てダメなら娼婦だね。
ユーリ»「リーゼ、この3人の子供を屋根裏へ連れてって訓練させてって言ってきて?」
リーゼ»「あ、なるほど、承知致しました。」
ユーリ»「あ…宿屋とか無かったっけ?」
ラナ»「宿屋の廃屋ぐらい有ると思いますよ?」
ユーリ»「あ…値段…。」
ラナ»「だいたいなら分かりますが、今の相場は分かりません。」
ユーリ»「王都に見に行ってみる?」
シルフ»「…。」
ユーリ»「そか、とりあえず宿屋だな。」
しまった、子供の首輪ついたままだったわ、ありゃ~。
娼婦を拒否した者は兵士に渡し、あの親子と同じ仕事をしてもらう。
奴隷さん達を呼び、宿屋が無いか聞いてみた所、何件か有るとの事。
大きい宿屋の場所を奴隷さん達の案内で徒歩で移動させる。
見た所、建物は古いが造りはしっかりしてるので、そのまま使えそう。
奴隷さん達に女達が逃げないように見張っててもらい、城へ戻ってリーゼと合流。
密偵達に念話で首輪を外す指示を出してから王都の娼館へ偵察に。
ユーリ»「街を歩くの初めてかも。」
ラナ»「街の中も馬車移動でしたからね。」
リーゼ»「……。」
ユーリ»「リーゼ、被り物どしたのよ?」
リーゼ»「最近あまり気にならなくなってましたので城に置いてきてしまいました…。」
ラナ»「無い物は仕方ないでしょう。」
ユーリ»「でもさ、すごい見られてない?こんな見られるもんなの?」
ラナ»「私はリーゼが街を歩くのを初めて見たので分かりません。」
リーゼ»「…。」
ユーリ»「これリーゼ耐えられないかも、ちょっとロズ邸に戻ろうか。」
女»「あの…。」
ラナ»「なにか?」
女»「ジークリーゼ様ではないでしょうか?ロズグランデ国の。」
ユーリ»「そうですが?」
女»「やっぱりジークリーゼ様ですよね、あの人形と同じ色だったので、もしかしてと思ったんですよ、本物だぁ♪可愛い~♪」
お?リーゼを可愛いですと?
ユーリ»「この子は可愛いですか?」
女»「私は好きです、すごく可愛いと思いますよ?もちろんジークリーゼ様の人形も持ってますよぉ~♪ご本人にお会いできるとか幸せですぅ~♪」
とか話してたら、ワラワラ寄ってきて逃げ場が無くなり魔法障壁でブロックするしか無くなった。
ジークリーゼいつの間にか大人気になっておりました。
リーゼが護衛ではなくリーゼを護衛しなきゃな展開にアワアワ状態である。
応援ありがとうございます!
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