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259 王の権限

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次の日。


ユーリ»「ロザリカ、いま大丈夫かな?」

ロザリカ»「陛下、おはようございます。」

ユーリ»「おはよ、彫刻どんな感じ?」

ロザリカ»「なかなか難しいです、くり抜いている中が合わせると見えないので、合わせている部分がズレているかもです。」

ユーリ»「そうか、2分割なら中は見えないね、4分割なら見えたんだな、失敗したかな…。」

ロザリカ»「4分割…?あ、2個ずつ順に合わせたら見えるのですね、なるほど。」

ユーリ»「ロザリカ頭いいんだね、4分割って言っただけで理解できるんだ。」

ロザリカ»「私は普通だと思いますが。」

ユーリ»「そう?で、本題です。ゲイルに嫁入りの覚悟は出来てるかな?」

ロザリカ»「うッ!?  真っ直ぐ言葉が飛んで来ました、はぃ、最初に陛下からお話を頂いた時に覚悟は致しました。」

ユーリ»「ならいい、嫁入りの祝儀に地下牢の4人を追加してあげるわよ。」

ロザリカ»「有難うございます陛下( ・∇・)♡」

ラナ»「これで犠牲者11人…。」

リーゼ»「最初の洞窟のヤツ忘れてるぞ?12人だ、まだ増えそうだ。」

リゼル»「ロザリカ凄い可愛がられてるわね、生贄12人に宰相夫人って…。」

ユーリ»「それね、思ったんだけどさ、王妃様に権限が無かっただけなんじゃないの?」

ラナ»「確かに。いくら王妃陛下でも表立って拷問趣味を許可できないです。」

ユーリ»「私はする。だって王様だもの。」

ラナ»「とんでもない人に権力を持たせてしまいましたねカルバス国王陛下…。」

ロザリカ»「♡( ・∇・)♪」


執務室へ行き、ゲイルと話をした。


ユーリ»「ゲイル、ロズの紋章と準男爵の賞状を4つ用意して欲しいんだけど。」

ゲイル»「4つと言う事は、陛下の子飼い奴隷でしょうか?多めに見て褒美として、まず騎士爵位ではないでしょうか?」

ユーリ»「どう見ても騎士には見えんでしょ?」

ゲイル»「階級の話です、階級では準男爵位は騎士爵位より上ですよ?」

ユーリ»「ダメなの?」

ゲイル»「そこまで国に貢献したとは言い難いですので騎士爵位でも過分かと。」

ユーリ»「ロザリカの太腿を4秒だけ触らせてやる。」

ゲイル»「かなりグラっと来ましたが、ロザリカを変な事に使わないで頂きたいです。」

レイラ»「グラっと来たのかよ(笑)よく耐えられたな(笑)」

アルザ»「レイラ…。」

ユーリ»「じゃ騎士爵ならいいの?」

ゲイル»「そうですね、けっこう陛下の役に立っているようですし、騎士爵位なら陛下の直属扱いに出来なくもないです、悪くないかと。」

ユーリ»「では国王直属の街の管理役にする、焼肉パーティー会場で授与するので手配を頼みます。」

ゲイル»「そんな場所で???承知致しました。」


あらら、ロザリカお預けになっちゃったじゃないのゲイル君♪








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