286 / 415
277
しおりを挟む次の日、マーミルを迎えにステリアラ王都へ。
ユーリ»「おはよマーミル、待たせたかな?」
マーミル»「いえ、ワクワクして寝れなかっただけですので。」
ユーリ»「ワクワクするほど楽しいかは分からないよ?」
マーミル»「ロズ国は今けっこう注目されてる国なんですよ、引越しの準備してる時に友人が来て、私がロズ国に引越すって言ったら羨ましがってましたよ?」
ユーリ»「え?人形の人気で注目されてるのかな?」
マーミル»「それも大いにありますけど、ロズグランデ国王陛下の世界征服の拠点ですから皆は注目してるんですよ。」
ユーリ»「ぬ"ッ!? 」
ラナ»「世界征服(笑)夢では無いですよ(笑)やっちゃいます?(笑)」
とんでもない注目されてるじゃないの?世界征服とか面倒でしかない。
ユーリ»「あ~。世界に興味は御座いませんので、え~。やりません。」
マーミル»「既に2つの国を支配下に置いたのにですか?」
ラナ»「昨日マイズトーレ潰してきましたので3つです。」
マーミル»「着々と進んでますね世界征服。」
ユーリ»「…。」
とりあえずマーミルが住むと言う部屋と、荷物の有る今の部屋とをゲートで繋いで引越し荷物は移動させた。
ユーリ»「店に品物は有るんだけど、何もしてないんだよ。」
マーミル»「どなたか居らっしゃるのでしょうか?私が品物を並べても良いのでしょうか?」
ユーリ»「手が必要なら連れて来るよ。」
マーミル»「いえ、私が品物を並べて良いのでしたら大丈夫だと思います。」
ユーリ»「ではロズ商会2号店の店長、後は頼みます。」
マーミル»「てんちょ…はいッ!!頑張りますッ!!」
なんかヤル気になってるけど、客なんて来ないからね?
とかやってたらコロモリが飛んできた。
誰の?と思ってたらぜリア?
ゼリア»「ご主人様のご主人様が戻ってきてって言ってるの。」
ゼリアの主人の主人ってアルザじゃない。
ユーリ»「わかった、おいでゼリア。」
ゲートで執務室に戻った。
ユーリ»「アルザどしたの?」
アルザ»「お義母様、この子が窓から来て母親を助けてって。」
コロモリ»「ママを助けてほしいのッ 」
ユーリ»「どこに居るの?」
コロモリ»「こっちッ」
窓から行くの?
ユーリ»「ラナ、飛ぶの平気?」
ラナ»「行きます。」
ユーリ»「リーゼも来なさい。」
リーゼ»「はい。」
コロモリに案内された場所には、狐の家族が居て、母親がベッドに寝かされていた。
ユーリ»「窓からごめんね。」
狐»「こッ!? 国王様ッ!? 」
ユーリ»「ちょっと見てみるね?」
寝かされた狐母の顔色が良くない、病状の解る魔法なんて無い…。
ユーリ»「こうなる前に何か食べたり飲んだりした?」
狐»「はい、夕ご飯を食べました。」
ユーリ»「みんな同じ物を食べた?」
狐»「はい、みな同じ物です。」
全員が同じ物を食べて1人だけ苦しむって、食中毒では無いと思う…なら何だ?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
33
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる