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執務室へ戻り、現在マイズトーレがどうなっているか知りたいのだが、誰かを行かせるのは危険なのではと思い黙ってるのものの、やはり気になる。


ユーリ»「ラナ、マイズトーレが今どうなってんのか知りたいのよ、なんかない?」

ラナ»「そう言われましても、誰かが出向いて見てくるしか無いのでは?」


ロズに兵力が少ないので軍隊で行かせる事も出来ない。
王妃が暗部を使いすぎたってのは、これか?自身のチカラで動かせられる軍隊が無いから暗部を多用するしか手段が無かったのかな?

ユーリ»「私が行ってもいぃんだけど、危ないよね?」

ラナ»「危険は有るかと。」

ユーリ»「軍隊を連れて行くほど兵力が無いのよね…。シルフに頼るにしても、あっちも兵力は足りないだろうし…。」

ラナ»「暗部を使いたくないのでしょうか?」

ユーリ»「敵陣の真ん中に行く感じなんだよ?いくら暗部が強いって言っても危険すぎる。」

ラナ»「ではマイズトーレに報告書を送らせるぐらいしか手段は無いのでは?」

ユーリ»「真実を書いて寄こすか解らないね。」


できれば自分も行きたいのだが、さすがに止められるだろう。
誰かを行かせるにしても現地で判断の出来る者を向かわせないと二度手間になるかも…。

あ。確かコスプレ居たな。
あの時アカガネの上に居たからハッキリと姿は見られてないはず。


ユーリ»「ラナ、今メイどうしてる?」

ラナ»「メイなら食堂で食事の準備をしているのではないでしょうか?」

ユーリ»「メイに私の姿でマイズトーレ行ってもらうって出来る?」

ラナ»「それは可能ですが、また変な事を考えてるのでは?」

ユーリ»「メイにロズ王してもらって、私がメイになって国王と一緒にマイズトーレ行くのよ。」

ラナ»「…。ユーリ様はご自身が行きたいだけなのでは?」

ユーリ»「メイが危険だけど皆で守れば大丈夫かなと思って。ダメ?」

ラナ»「ユーリ様は留守番で、メイに支持を出して国王として行かせるのではダメなのでしょうか?」

ユーリ»「留守番ヤダ(-ω-´  )プィ」

ラナ»「…。」

ユーリ»「ロズ兵50人を連れて行く、それとシルフも連れてく。」

ラナ»「シルフ様も連れて行くんですか?」

ユーリ»「ゲイルは城に残すからシルフにマイズトーレの調査を頼みたい。」

ラナ»「もう完全に行く気になってますよね…。」

ユーリ»「暗部に通達、シルフの了承が取れたら決行します。」

ラナ»「はい、畏まりました。」


シルフに鳥を飛ばして返事が来るまで待つ間に準備をする。

メイに耳付きカツラが無いか聞いてみた。

メイ»「耳付きなら御座いますよ。」

ユーリ»「それ私が使ってもいいかな?」

メイ»「はい、ぜひ使って下さい♪陛下と私が入れ替わるのですよね?」

ユーリ»「うん、危険だけど大丈夫?」

メイ»「まったく問題ございません、逆に私からお願いします♪」

ユーリ»「ゴキゲンだね、そんなにレイヤー好きなの?」

メイ»「れいやあ、とは変装の事でしょうか?」

ユーリ»「あ、えとね、私の居た世界ではね、コスチュームプレイって言って、いろんな格好して楽しむ人達が居たのよ、コスプレイヤーとかレイヤーって言い方してたね、私はしなかったから詳しくないけど。」

メイ»「そうなんですね、陛下の居た世界は楽しそうですね。」

ユーリ»「この世界じゃ変装とかしないのかな?」

メイ»「あまり誰かの姿になる人は居ないですね、身代り等で使用する手段ですので。」

ユーリ»「そうか、本来は楽しむ事じゃないんだね。」


そんなんで良くコスプレ好きになったな、ドMか?








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