4 / 5
見ちゃった?(実話)
しおりを挟むカーブミラー
とある夜、けっこう遅い時間、少し道端の狭い峠道を走行中
車の右側は道を作るのに山を削ったのか壁になっており、左側はガードレールの外側には崖だ
元々、車の通りは多くなく、深夜という事もあり、たまに走り屋さんがぶっ飛んでくる程度の交通量
そんな道のカーブミラーにヘッドライトが写り込んだので、カーブ手間で停車し、対向車が通り過ぎるのを待っていると、カーブミラーの中の車が移動している様子が伺える
どうやら光の動き具合から見て走り屋さんでは無いみたいだ
少ししてカーブミラーからヘッドライトの光が消えた
あれ?来ないよ?
カーブミラーから光が外れたので、スグに来ると思っていたら、来ない
時間の感覚的に、既にすれ違っていても良い
もう暫く待ってみたが、来る気配が無い
まさか事故ってる?
いや、衝突したっぽい音は無かった
かなり気になったので、自分の車のハザードを付け、車を降りて歩いて見に行ってみた
だが、道に対向車らしき物体は無く、なんの痕跡も無い
ガードレールを見たが、車が当たった感じも無いので、落ちたとは考え難い
そもそもガードレールを破壊して車が落ちるなら、それ相応のクラッシュ音が有って当然なのだが、そんな音はしなかった
ん?あれ?
見ちゃった?
ビビって車に乗り込み、発進させ、命懸けで峠道を爆走
今だけは、どんなヤツにも負けねぇぜッ
ぬおおぉぉ━━ッ(,,꒪ᯅ꒪,,)
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる