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え?マヂで!?(実話)
しおりを挟む友人の部屋で5人ダラダラ遊んで、そのまま皆で寝る
そんな事をして無駄な人生を送る日々
部屋の主である友人が、何も言わずに部屋を出ていった
トイレかな?
と思ってタバコに火を付けた時、バイクのエンジン音が聞こえた
コンビニ行くんかな?
タバコを吸い終わり、そのまま寝る
翌朝、友人の服がボロボロになってキレている
どしたん?と思って話しを聞いた所、誰かが自分のバイクを勝手に乗って転倒したみたいな傷がある。
と言っている
え?それキミじゃないの?
どう見ても服ボロボロだよね?
と皆で話して、納得いかない顔をしているが、彼以外は全く怪我をしていない
その日から、度々バイクに傷があり、バイクの持ち主も修理しきれなくなったので傷だらけのバイクに乗っている
明らかに友人が変なので、バイクの友人を除いた4人で話し合い、数日間の監視をしようとなった
度々、友人の部屋で泊まったり、夜に家の近くで張り込みしたりした
友人の部屋で泊まった日には、バイクの傷が増えたとか言ってキレている
全員で指をさして[お前だろ]と言っているのだが、どうやら本気で記憶が無いような感じがする
友人が夜にバイクで出かけて行くのを尾行した時には、カーブで普通にコケていてビックリした
エンジン音からしてカーブの途中でギアを下げたのが原因では?
そんな日が1ヶ月続き(みんなニート?暇なの?何してんの?)だんだん体の傷も増えていき、いよいよヤバくなってきた
友人の1人が、これ何か取り憑いてんじゃね?と言い出した
皆なんとなく、そんな気はしてたのが、身近で取り憑かれた者など見た事が無いので誰もクチにしなかった
とりあえず、お祓い行ってみる?との話しになり、お祓いを請け負っている神社を訪ねる事にした
神社に到着し、神主?みたいな人に事情を説明し、友人を見てもらったのだが、強い狐が取り憑いていると言う(マヂでッ!?(⊙⊙) )
しかも当神社ではチカラが及ばず祓う事が出来ないとか(え?ウソッ!!)
神主?みたいな人が紹介状を書くから待っててくれと言い、ちょっと長い時間そのまま放置されていた
神主?みたいな人が戻ってきて、手紙とメモを渡され、それなりの金額は必要と言われ、お祓いの相場が分からない
紹介状と目的地の住所だ
住所を見たら、遠い…
しかし友人を放置しておくワケにもいかず、皆でお祓いしてくれる所まで行く事になった(みんな暇なの?)
とりあえず有り金を持って向かう事に
道中これと言って何も無く、普通に目的地に到着
これ…場所は合ってる?
…これ普通の民家ですやん?
戸惑いながらも民家を訪ねるしか選択は無い
家のチャイムを鳴らして出てきたのは…中学生?高校生?よくワカランが間違いなく可愛い女の子だ
皆が固まるぐらい可愛い
目の前に居る女の子が怪訝な顔になったので、マヂヤバくね!?と思って慌てて紹介状を見てもらった
女の子は、あ~。みたいな顔になり、こっちへ。と言って家の裏へ案内してくれた
家の裏には小さな社があり、そこで座って待っててと言われた
お祓いする人を連れて戻ってくるのだろうか?と思い、どんな人なんだろうと、しわくちゃ婆さんを想像していた
そして戻ってきたようで、振り返って見てみたら、さっきの女の子が巫女服?を着て戻ってきた
おや?婆さんは?
女の子は、真っ直ぐ狐の友人を見て(狐?)と言った
自分達は紹介状の中身を見ていないので、何が書いてあるのか解らないが、やはり狐が取り憑いているのだろう
いや、それより、キミがお祓いするのか?なにか神通力とか持ってたり?異世界から帰ってきた子とか?
状況が分からずに黙って座っている事しか出来ず、女の子の顔を見て可愛いなぁ。と暇潰しした
女の子は、通いと即日とあるが、どうする?と聞いてきた
通い?いや(ヾノ・∀・`)ムリムリ
通えないので即日でと言ったら、お布施は安くない。と言われた
これ騙されてる?
いや、所在地が分かっているから、詐欺だと引越しまくってるはず、こんな社が有るんだから、効き目は有ると思ってみよう
皆に意見を求めたら、俺ワカンネ。とか、お前に任せる。とか言って逃げた
ちょっとイラっとしたので、全員の手持ちを出させ、これで足りるか聞いてみた所、希望金額には届いていたらしい
そして、お祓いの儀式?が始まり、意味不明の呪文?みたいな事を呟いて暫く
女の子は(取り憑いていた狸は祓い終わりましたが、廃病院に不用意に近付かない様に。)と言った
え?狸?狐じゃなくて狸?
廃病院?あ、行ったわ廃病院に、肝試しとか言って
うわ、これマジなヤツ、廃病院とか言ってないのに(怖ッ)
女の子は、この場所は秘密でお願いしますと言っている
そして5万円を払って、2万円が口止め料として手元に戻され、地元に帰った
それから友人は夜に記憶が無くバイクでコケる事は無くなった
あの女の子は本物の霊能力者?だったのだろうか…
嘘のような本当にあった話
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