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58話
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朝の内に帝都を出て夕方には王都に着くことができた、順調すぎる日程の為多少王都でのんびりすることができる。
(かと言って何も行く所ないんだよな)
ちょっと奮発して高級宿に泊まろうかな、温泉宿とかたまには良いかな、疲れが癒させるかも、肉体的な疲労はポーションで取れる、ただ心労はポーションでもなんともならない
王都の商人ギルドに寄ってみよう
「商人ギルドにようこそ、マスターのトルムンです、本日はどのようなご用件でしょうか」
「ファステルのナオトです、今日は仕事で王都に立ち寄ったのですが、少し時間的に余裕があるので癒される宿を紹介して欲しいのですが」
「それなら新緑の銀杏亭ですね、一泊銀貨10枚はしますよ、そこで宜しいですか?」
「ギルド長がお勧めならそこでいいです、場所だけ教えてください。」
場所を教えてもらうとすぐに行く、一般部屋は空いてなく、スイートルームしかなかった、部屋代が3倍もした、1泊30万なんて凄まじいな、こっちのお金も余ってる状況だ、経済を回す為にも使っていこう
チェックインするとハルクが入ろうとしない
「どうした?」
「無理です」
奴隷の身分の為この部屋に泊まることは無理と言ってるようだ、ハルクの分も払ったので泊まってもらわないともったいない、ただハルクを従わせるのは簡単だ
「命令だ」
「はい」
大人しく従った、命令って言えばなんでもする、誰かをやれと言えば従うかもしれんな、頭に悪女が頭に浮かぶが振り払う、やるほど嫌いではないな
とりあえず目玉の温泉に行ってみよう、中に入ってみるとかなり広い、そして湿気が凄い、声を掛けられた
「ようこそ、垢すりマッサージいかがですか?」
マッチョな男性が待ち構えていた、聞けば銅貨10枚
「なら頼むとしようか」
痛い痛い痛い、かなり強烈だ、ただ手を休めてる時はポカポカと気持ちいい
(これかなり傷になってるだろ)
身体は赤くなってはいるが別に傷にはなっていなかったが、湯船に入る時はヒリヒリした、聞けば湯船に入って垢すりをしてまた湯船に入るというのが定番らしい
そんな上級者のようなことは出来ないのですぐに出た、ただ痛かったのはそうだが、後で考えると気持ち良かった
(王都で来るならここだな)
部屋に戻ると料理が配膳されていた、料金の中に夕飯も入っているようだ
(正直食べたくはないんだよな)
そんな気持ちで一応食べてはみたが、感想は"まずくない"だ、これなら食べられるな、味は薄いが素材の味を活かした感じだ、でも日本の方が美味しい、満足度は50%だな
次の日の朝はすっきりとした気分で宿を出た、半日走ればファステルに着く、気を抜かずに行こう、帰る途中ちょっと心配事ができた、ヒルダさんに相談しないと、勿論負担はさせる、ヒルダさんの提案がなければこんな心配せずに済む
ファステルに着くとその足で商人ギルドに行く
「ちょっと相談があるのですが」
「いきなりどうしたんですか?もう戻ってきたんですか?」
「はい、今戻ってきたところです、帰っている途中で心配事があってそれの相談に」
「随分早く行って帰ってきたんですね、心配とは?」
「うちの店が安価で大量に質の良い服を販売するじゃないですか?他の店の妨害にあったりしません?」
「それは確かに可能性としてはありますね」
「普通の妨害なら良いのですが、襲われたりしたらと思ったら心配でして」
「わかりました、護衛を手配しておきます」
「助かります、それでは次はパンの確保してきますね」
「ありがとうございます、宜しくお願いします。」
最近あんまりヒルダさん大人しいな、かなり切羽詰まっているのかな。
次は小麦粉だな、米本のほうはどうなっているだろう、今は朝の10時だから、向こうだと夜の8時か、連絡できる時間だな、よし
「小麦粉なんだけどさ、いつ用意できる?量で考えたら山奥にコンテナ積んでるのおかしいから、港に運んでもらおうかなって考えてるんだけど」
「そうだな、海外から運ばれている物をお前用に流用しようかなって思ってたからちょうど良いかもな」
「今から海外から輸入なんてしてたら間に合わないよな、どれぐらい掛かる?」
「いや、既に入荷してる分を回すから大丈夫だ、2日後に着くから足りるだろ」
「お前に頼みがあるんだけど、資金がショートしてきてるからサダムさんの所に行こうと思っているんだけど、それでだな、うちの奴隷を港に送迎してもらえるか?」
「それぐらいなら大丈夫だけど、ビザいらなかったか?」
「調べたら現地の空港で取得可能らしいから短期ならって条件は着くけどおそらく4日ぐらいで戻ってくるよ」
「わかった、じゃあ荷物着いたらお前のおばあさんの家に行くよ、気をつけて行ってこいよ」
「ありがとう、じゃあな」
とりあえず中近東に行くことになったが、問題はダイヤの輸送だ、税関で間違えなく捕まる、その点に関してはちゃんと考えてある、それもあってサダムさんのところに行くことにしたのだ、その前にアステルのところに行ってまた仕入れてこよう
そろそろダイヤも用意してくれてると思う、お酒だけは用意して持っていくことにしよう。
(かと言って何も行く所ないんだよな)
ちょっと奮発して高級宿に泊まろうかな、温泉宿とかたまには良いかな、疲れが癒させるかも、肉体的な疲労はポーションで取れる、ただ心労はポーションでもなんともならない
王都の商人ギルドに寄ってみよう
「商人ギルドにようこそ、マスターのトルムンです、本日はどのようなご用件でしょうか」
「ファステルのナオトです、今日は仕事で王都に立ち寄ったのですが、少し時間的に余裕があるので癒される宿を紹介して欲しいのですが」
「それなら新緑の銀杏亭ですね、一泊銀貨10枚はしますよ、そこで宜しいですか?」
「ギルド長がお勧めならそこでいいです、場所だけ教えてください。」
場所を教えてもらうとすぐに行く、一般部屋は空いてなく、スイートルームしかなかった、部屋代が3倍もした、1泊30万なんて凄まじいな、こっちのお金も余ってる状況だ、経済を回す為にも使っていこう
チェックインするとハルクが入ろうとしない
「どうした?」
「無理です」
奴隷の身分の為この部屋に泊まることは無理と言ってるようだ、ハルクの分も払ったので泊まってもらわないともったいない、ただハルクを従わせるのは簡単だ
「命令だ」
「はい」
大人しく従った、命令って言えばなんでもする、誰かをやれと言えば従うかもしれんな、頭に悪女が頭に浮かぶが振り払う、やるほど嫌いではないな
とりあえず目玉の温泉に行ってみよう、中に入ってみるとかなり広い、そして湿気が凄い、声を掛けられた
「ようこそ、垢すりマッサージいかがですか?」
マッチョな男性が待ち構えていた、聞けば銅貨10枚
「なら頼むとしようか」
痛い痛い痛い、かなり強烈だ、ただ手を休めてる時はポカポカと気持ちいい
(これかなり傷になってるだろ)
身体は赤くなってはいるが別に傷にはなっていなかったが、湯船に入る時はヒリヒリした、聞けば湯船に入って垢すりをしてまた湯船に入るというのが定番らしい
そんな上級者のようなことは出来ないのですぐに出た、ただ痛かったのはそうだが、後で考えると気持ち良かった
(王都で来るならここだな)
部屋に戻ると料理が配膳されていた、料金の中に夕飯も入っているようだ
(正直食べたくはないんだよな)
そんな気持ちで一応食べてはみたが、感想は"まずくない"だ、これなら食べられるな、味は薄いが素材の味を活かした感じだ、でも日本の方が美味しい、満足度は50%だな
次の日の朝はすっきりとした気分で宿を出た、半日走ればファステルに着く、気を抜かずに行こう、帰る途中ちょっと心配事ができた、ヒルダさんに相談しないと、勿論負担はさせる、ヒルダさんの提案がなければこんな心配せずに済む
ファステルに着くとその足で商人ギルドに行く
「ちょっと相談があるのですが」
「いきなりどうしたんですか?もう戻ってきたんですか?」
「はい、今戻ってきたところです、帰っている途中で心配事があってそれの相談に」
「随分早く行って帰ってきたんですね、心配とは?」
「うちの店が安価で大量に質の良い服を販売するじゃないですか?他の店の妨害にあったりしません?」
「それは確かに可能性としてはありますね」
「普通の妨害なら良いのですが、襲われたりしたらと思ったら心配でして」
「わかりました、護衛を手配しておきます」
「助かります、それでは次はパンの確保してきますね」
「ありがとうございます、宜しくお願いします。」
最近あんまりヒルダさん大人しいな、かなり切羽詰まっているのかな。
次は小麦粉だな、米本のほうはどうなっているだろう、今は朝の10時だから、向こうだと夜の8時か、連絡できる時間だな、よし
「小麦粉なんだけどさ、いつ用意できる?量で考えたら山奥にコンテナ積んでるのおかしいから、港に運んでもらおうかなって考えてるんだけど」
「そうだな、海外から運ばれている物をお前用に流用しようかなって思ってたからちょうど良いかもな」
「今から海外から輸入なんてしてたら間に合わないよな、どれぐらい掛かる?」
「いや、既に入荷してる分を回すから大丈夫だ、2日後に着くから足りるだろ」
「お前に頼みがあるんだけど、資金がショートしてきてるからサダムさんの所に行こうと思っているんだけど、それでだな、うちの奴隷を港に送迎してもらえるか?」
「それぐらいなら大丈夫だけど、ビザいらなかったか?」
「調べたら現地の空港で取得可能らしいから短期ならって条件は着くけどおそらく4日ぐらいで戻ってくるよ」
「わかった、じゃあ荷物着いたらお前のおばあさんの家に行くよ、気をつけて行ってこいよ」
「ありがとう、じゃあな」
とりあえず中近東に行くことになったが、問題はダイヤの輸送だ、税関で間違えなく捕まる、その点に関してはちゃんと考えてある、それもあってサダムさんのところに行くことにしたのだ、その前にアステルのところに行ってまた仕入れてこよう
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