80 / 94
80話
しおりを挟む
(講習辛かったなぁー)
無事食品衛生講習を終えることができた、これで資格をもらえたので、後は営業許可だ これは前回の絶品空間のときと同じ段取りだ、後決めるのはお店の名前だ、何にしよう、オーク肉のカツ丼屋だと唐揚げだすのもおかしいし
異世界フライ店でいいや、どうせナマ物は出すことないし、余りたくさんメニューを出すのは好きじゃない、本当はカツ丼一本で勝負してもいいけど、コカトリスの肉も使わないのはもったいない、ブルの肉は保留にしておく、すると米本から電話がきた
「前に言われていた料理屋の人材、紹介できるけどどうする?」
「勿論会わせてくれ」
「返事が早いな、どんな人か聞かなくてもいいのか?」
「本人から直接聞くからいいよ、名前と年齢だけ教えてくれればいいよ」
「名前は田所淳一、年齢は38歳だよ」
「もちろん経験者だよな?」
「ああ、もちろん、俺の先輩の友達だ」
「いつ会える?」
「今何にもやってないからいつでも良いと思うよ」
「できれば今日がいいんだよね、普段は俺異世界に居るから、こっちに居るのって用事がある時じゃないとこっち来ないんだよね」
「文字通り世界を股に掛けた大活躍だな」
「そうなんだよ、だから今日がダメなら次は来週かな」
「わかった、連絡してみるよ」
その後米本からさすがに今日はダメと言われ、来週会うことにした、今日は買い物だけして帰るか、向こうで使う調味料とかアステルに渡すお酒とか米とか小麦粉とかね、そこそこの量を買っていくけど前みたいに3,000トンもの小麦粉は用意する必要はない
それにしても眠いと、別に講習だけが原因じゃなくて向こうからこちらに来るとほぼ徹夜に近い状態になる、毎回時差ボケとの戦いだ、俺がしょっちゅう東南アジアでは1時間しか時差がなかったからこんなに苦しむことはなかった
ロンドン辺りにドアが出来るとちょうどよかったかも知れない、異世界では寝るところがないからこっちで少し寝てから戻ることにしよう、祖母の家に行けば寝られるけどそこに行くまでが耐えられない
本気でヘリが買いたい、買えないことはないが操縦の問題と離着陸の場所なんだよな、祖母の家なら場所は有り余って居るが都市部でそんな場所ないし、ヘリの免許ってどう取るんだろう、調べたらわかるとは思うが、そこまで必要なのかと考えるとそこで止まってしまう
でも自分で操縦出来れば向こうでも使うことが出来て便利だよな、王都まで2.3時間で着いてしまう、今までほぼ半日掛かっていたのが嘘のようなスピードだ、すぐに出来ることでもない為定宿にしているホテルに泊まろう
自分のアパートは既に船橋さんも出て行ったのですぐに解約したが早まったかもしれない、一泊8千円のホテルをずっと借りているので24万円も払っている、かなり高く付いている、お金がないわけじゃないが無駄遣いするのは違う気がする
一眠りした後にまずは孤児院に向かった、異世界では朝の6時ぐらいだが入り口でかなり賑わっている、お店は昼からだからお客さんじゃないし、なんだろあの人達は、集団はばかに年寄りが多い
「子供達を返せーわしたちはどうなるんだー」
アンリがその集団と揉めている
「私たちが奪ったわけじゃないですよ、逆に保護してるのに何故そんなこと言われないといけないんですか」
「わしらの飯はどうなるんじゃ、いつもあの子たちが居たから、、、、」
「そんなこと私たちが知ったことではないですよ、自分たちでなんとかしてください」
俺が事情を聞きに
「アンリ どうしたんだ」
「あっご主人様、おはようございます」
深々と頭を下げたが、今はそんな時じゃないだろう
「挨拶は不要だ、事情を話してくれ」
年寄りたちの話はこうだ
今までスラムの子供と年寄りが協力して食べ物を得ていた、主に動ける子供達のほうが身入りが多く、年寄りに分けていたことが多かったのだが、俺が孤児院を建てて子供達を住まわせた為に自分たちの食べ物がかなり減ってしまい、最初の頃はなんとかやりくりしていたようだがとうとう限界を迎えてしまったようだ
俺がスラムのバランスを崩してしまったようだ、改革ってもんは急激に行うことによって歪みを起こしてしまうようだ、でも問題は食事だけなら問題解決は簡単だ
年寄りたちを待つように伝えすぐにテレサを呼びに行く、寝ているところを起こしたので多少は機嫌が悪くなっていたが大人しく従ってくれた
テレサと俺が孤児院に着くまではみんなその場で座って待っていてくれた
「テレサ朝と晩だけでいいから炊き出しをしてこの人たちに分けてやってくれないか」
事情ははわかってないようだが
「わかりました」
なんでも素直に従ってくれるテレサ、ほんとにいい子だな、無事解決したら年寄りたちは炊き出しが出来るまでおとなしく待っていて、配ったら文句も言わずに帰って行った
これからも色々な問題は起こり得るなと感じた。
無事食品衛生講習を終えることができた、これで資格をもらえたので、後は営業許可だ これは前回の絶品空間のときと同じ段取りだ、後決めるのはお店の名前だ、何にしよう、オーク肉のカツ丼屋だと唐揚げだすのもおかしいし
異世界フライ店でいいや、どうせナマ物は出すことないし、余りたくさんメニューを出すのは好きじゃない、本当はカツ丼一本で勝負してもいいけど、コカトリスの肉も使わないのはもったいない、ブルの肉は保留にしておく、すると米本から電話がきた
「前に言われていた料理屋の人材、紹介できるけどどうする?」
「勿論会わせてくれ」
「返事が早いな、どんな人か聞かなくてもいいのか?」
「本人から直接聞くからいいよ、名前と年齢だけ教えてくれればいいよ」
「名前は田所淳一、年齢は38歳だよ」
「もちろん経験者だよな?」
「ああ、もちろん、俺の先輩の友達だ」
「いつ会える?」
「今何にもやってないからいつでも良いと思うよ」
「できれば今日がいいんだよね、普段は俺異世界に居るから、こっちに居るのって用事がある時じゃないとこっち来ないんだよね」
「文字通り世界を股に掛けた大活躍だな」
「そうなんだよ、だから今日がダメなら次は来週かな」
「わかった、連絡してみるよ」
その後米本からさすがに今日はダメと言われ、来週会うことにした、今日は買い物だけして帰るか、向こうで使う調味料とかアステルに渡すお酒とか米とか小麦粉とかね、そこそこの量を買っていくけど前みたいに3,000トンもの小麦粉は用意する必要はない
それにしても眠いと、別に講習だけが原因じゃなくて向こうからこちらに来るとほぼ徹夜に近い状態になる、毎回時差ボケとの戦いだ、俺がしょっちゅう東南アジアでは1時間しか時差がなかったからこんなに苦しむことはなかった
ロンドン辺りにドアが出来るとちょうどよかったかも知れない、異世界では寝るところがないからこっちで少し寝てから戻ることにしよう、祖母の家に行けば寝られるけどそこに行くまでが耐えられない
本気でヘリが買いたい、買えないことはないが操縦の問題と離着陸の場所なんだよな、祖母の家なら場所は有り余って居るが都市部でそんな場所ないし、ヘリの免許ってどう取るんだろう、調べたらわかるとは思うが、そこまで必要なのかと考えるとそこで止まってしまう
でも自分で操縦出来れば向こうでも使うことが出来て便利だよな、王都まで2.3時間で着いてしまう、今までほぼ半日掛かっていたのが嘘のようなスピードだ、すぐに出来ることでもない為定宿にしているホテルに泊まろう
自分のアパートは既に船橋さんも出て行ったのですぐに解約したが早まったかもしれない、一泊8千円のホテルをずっと借りているので24万円も払っている、かなり高く付いている、お金がないわけじゃないが無駄遣いするのは違う気がする
一眠りした後にまずは孤児院に向かった、異世界では朝の6時ぐらいだが入り口でかなり賑わっている、お店は昼からだからお客さんじゃないし、なんだろあの人達は、集団はばかに年寄りが多い
「子供達を返せーわしたちはどうなるんだー」
アンリがその集団と揉めている
「私たちが奪ったわけじゃないですよ、逆に保護してるのに何故そんなこと言われないといけないんですか」
「わしらの飯はどうなるんじゃ、いつもあの子たちが居たから、、、、」
「そんなこと私たちが知ったことではないですよ、自分たちでなんとかしてください」
俺が事情を聞きに
「アンリ どうしたんだ」
「あっご主人様、おはようございます」
深々と頭を下げたが、今はそんな時じゃないだろう
「挨拶は不要だ、事情を話してくれ」
年寄りたちの話はこうだ
今までスラムの子供と年寄りが協力して食べ物を得ていた、主に動ける子供達のほうが身入りが多く、年寄りに分けていたことが多かったのだが、俺が孤児院を建てて子供達を住まわせた為に自分たちの食べ物がかなり減ってしまい、最初の頃はなんとかやりくりしていたようだがとうとう限界を迎えてしまったようだ
俺がスラムのバランスを崩してしまったようだ、改革ってもんは急激に行うことによって歪みを起こしてしまうようだ、でも問題は食事だけなら問題解決は簡単だ
年寄りたちを待つように伝えすぐにテレサを呼びに行く、寝ているところを起こしたので多少は機嫌が悪くなっていたが大人しく従ってくれた
テレサと俺が孤児院に着くまではみんなその場で座って待っていてくれた
「テレサ朝と晩だけでいいから炊き出しをしてこの人たちに分けてやってくれないか」
事情ははわかってないようだが
「わかりました」
なんでも素直に従ってくれるテレサ、ほんとにいい子だな、無事解決したら年寄りたちは炊き出しが出来るまでおとなしく待っていて、配ったら文句も言わずに帰って行った
これからも色々な問題は起こり得るなと感じた。
66
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
社畜生活に疲れた俺が転生先で拾ったのは喋る古代ゴーレムだった。のんびり修理屋を開店したら、なぜか伝説の職人だと勘違いされている件
☆ほしい
ファンタジー
過労の末に命を落とした俺、相田巧(アイダタクミ)が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界だった。神様から授かったスキルは「分解」と「再構築」という、戦闘には向かない地味なもの。
もうあくせく働くのはごめんだと、静かな生活を求めて森を彷徨っていると、一体の小さなゴーレムを発見する。古代文明の遺物らしいそのゴーレムは、俺のスキルで修理すると「マスター」と喋りだした。
俺はタマと名付けたゴーレムと一緒に、街で小さな修理屋を開業する。壊れた農具から始まり、動かなくなった魔道具まで、スキルを駆使して直していく日々。ただのんびり暮らしたいだけなのに、俺の仕事が完璧すぎるせいで、いつの間にか「どんなものでも蘇らせる伝説の職人」だと噂が広まってしまい……。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる